日本語ラップの名曲をランキング形式でまとめました。
このランキングは、1835人の投票結果を元にランキングしています。
ドリブルX
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目次
- 日本語ラップ名曲ランキング厳選40選
- 第1位 TOKONA-X / 知らざぁ言って聞かせやSHOW
- 第2位 BUDDHA BRAND / 人間発電所
- 第3位 舐達麻 / BUDS MONTAGE
- 第4位 OZROSAURUS / AREA AREA
- 第5位 SOUL SCREAM / 蜂と蝶
- 第6位 舐達麻 / 100MILLIONS
- 第7位 TABOO1 feat. 志人 / 禁断の惑星
- 第8位 不可思議/wonderboy / Pellicule
- 第9位 ZORN / My life
- 第10位 Zeebra / Street Dreams
- 第11位 漢 / 紫煙feat.MAKI the MAGIC
- 第12位 Rhymester / B-BOYイズム
- 第13位 NITRO MICROPHONE UNDERGROUND / NITRO MICROPHONE UNDERGROUND
- 第14位 Creepy nuts / 合法的なトビカタノススメ
- 第15位 キングギドラ / 平成維新
- 第16位 Zeebra / Neva Enuff
- 第17位 田我流 / ゆれる
- 第18位 Anarchy / Fate
- 第19位 ¥ellow Bucks / “Yessir” feat. Eric.B. Jr.
- 第20位 D.O / 悪党の詩
- 第21位 SALU / RAP GAME
- 第22位 ZORN / 家庭の事情
- 第23位 般若 / あの頃じゃねえ
- 第24位 Dragon Ash / Deep Impact feat. Rappagariya
- 第25位 舐達麻 / OUTLAW
- 第26位 SEEDA / 花と雨
- 第27位 OZworld a.k.a. R’kuma / あさがたのミートパスタ教
- 第28位 大神 / 大怪我
- 第29位 PETZ / Blue feat. Jin Dogg
- 第30位 Creepy Nuts / かつて天才だった俺たちへ
- 第31位 ラッパ我リヤ / ヤバスギルスキル
- 第32位 Jin Dogg / AM 2:00 feat. 23vrsz
- 第33位 GOKU VIBES feat. Tohji, Elle Teresa
- 第34位 BAD HOP / Suicide
- 第35位 KREVA / 基準
- 第36位 S.L.A.C.K. / Hot Cake
- 第37位 紅桜 / 天下御免xダメな奴
- 第38位 ANGELA feat. 舐達麻 / ANARCHY & BADSAIKUSH
- 第39位 Shurkn Pap / Road Trip
- 第40位 Kダブシャイン / スタア誕生
- 日本語ラップの名曲と言えば?(最大3個まで投票可能)
日本語ラップ名曲ランキング厳選40選
第1位 TOKONA-X / 知らざぁ言って聞かせやSHOW
2004年1月14日にリリースされたシングル「知らざぁ言って聞かせやSHOW」です。
この楽曲は、AK-69や般若など多くのラッパーに絶大な影響を与えたTOKONA-Xの代表曲です。
現在では、フリースタイルバトルでビートとして使われたり、バトルMCがリリックをサンプリングしたりなどで多くの若い世代の人に知られています。
楽曲では、TOKONA-Xの特徴的な名古屋弁のリリックやアグレッシブなアティチュードが凝縮されていて、当時の彼の圧倒的な存在感を感じることができます。
今もなお、楽曲とともに多くにリスナーやラッパーの心に色濃く残っています。
第2位 BUDDHA BRAND / 人間発電所
1996年5月29日にリリースされたアルバム「人間発電所〜プロローグ〜」に収録されている「人間発電所」です。
この楽曲は、日本のHIP HOPクラシックの中で1位、2位を争う名盤中の名盤です。
アメリカで結成されたBUDDHA BRANDが英語を日本語ラップに逆輸入し、初めて日本語と英語を織り交ぜたラップとして、当時の日本に衝撃を与えました。
ひねりのある言い回しやDEV LARGEのサンプルセンスなど90年代の土臭いHIP HOPを存分味わえる楽曲に仕上がっています。
第3位 舐達麻 / BUDS MONTAGE
2020年7月30日にリリースされたシングル「BUDS MONTAGE」です。
この楽曲は、舐達麻の楽曲の中で一番人気で、YouTubeの再生回数が2000万回以上と圧倒的な再生回数を誇ります。
楽曲のMVも、ユニクロやNIKEなどの映像に携わっている映像監督木村太一が手がけているので、芸術的な作品に仕上がっています。
ハードコアなリリックにも関わらず、不思議と情緒を感じてしまうこの楽曲は、舐達麻の類まれなるリリックセンスが詰まっています。
第4位 OZROSAURUS / AREA AREA
2001年4月25日にリリースされたアルバム「ROLLIN’045」に収録されている「AREA AREA」です。
日本中のB-BOYを席巻したアルバム「ROLLIN’045」の中で、「AREA AREA」は爆発的な人気を博しています。
PMXによって作られたウェッサイサウンドを取り入れている楽曲ですが、ウェッサイサウンドをこれほど和風に昇華した楽曲はないといわれています。
当時、若干20歳だったMACCHOの安定感のあるラップと大人びたリリックは、彼の才能を感じざるを得ません。
第5位 SOUL SCREAM / 蜂と蝶
1990年4月28日にリリースされたアルバム「The positive gravity -案とヒント」に収録されている「蜂と蝶」です。
この楽曲は、言わずと知れた日本語ラップ史に残る名盤として知られています。
蜂のような力強さのあるHAB I SCREAMのラップと蝶のような優雅なE.G.G.MANのラップがコントラストになっている完成度がかなり高い楽曲に仕上がっています。
他にも文学的なリリック、巧みなライミング、哀愁のあるトラックであることから、全てにおいて完璧なクラシックとして語り継がれています。
第6位 舐達麻 / 100MILLIONS
2019年12月6日にリリースされたシングル「100MILLION(REMIX)」です。
100MILLION(REMIX)」は、舐達麻の楽曲の中でも3本の指に入るほどの人気曲です。
この楽曲は、元々G-PLANTSとDELTA9KIDのみのバースでしたが、REMIXによってBADSAIKUSHも加わりました。
MVは、DOGMAやREAL-Tなど豪華なメンバーも登場する他、刺青や大麻なども映っていて、刺激的な仕上がりになっています。
悪自慢をしているような陳腐なリリックではなく、リリシズム溢れるイリーガルなリリックで表現する舐達麻の良さが、全面に出ている楽曲です。
第7位 TABOO1 feat. 志人 / 禁断の惑星
2010年10月20日にリリースされたアルバム「LIFE STYLE MASTA」に収録されている「禁断の惑星」です。
この楽曲は、「核戦争」や「放射能汚染」などで文明が滅びた末路という壮大な世界観を描いたことから大きな話題を呼びました。
独特な世界観が溢れているMVは、「ファンタスティック・プラネット」などといったSF映画に影響を受けています。
TABOO1のラップもさることながら、客演で迎えた志人の怒涛のライムと強烈なワードは、いつまでも耳に残るインパクトを与えてくれます。
第8位 不可思議/wonderboy / Pellicule
2011年5月4日にリリースされたアルバム「ラブリー・ラビリンス」に収録されている「Pellicule」です。
この楽曲は、不慮の事故で亡くなってしまった不可思議/wonderboyのポエトリーラップの名曲として知られています。
友達との思い出話や将来の漠然と不安など切ないピアノのメロディーに乗せて、歌った楽曲です。
不可思議/wonderboyのリリックや感情を乗せて歌うラップは、人生に迷ってしまった多くのリスナーを救ってきました。
第9位 ZORN / My life
2016年2月29日にリリースされたアルバム「The Downtown」に収録されている「My life」です。
「洗濯物干すのもHIP HOP」というリリックでお馴染みの「My life」は、ZORNの名を全国的に知らしめたとされる楽曲です。
ラッパーのド派手なイメージとは対照的なZORNの質素な日常を切り取った楽曲で、何気ない日常の中でも家族や仲間に感謝をするZORNの謙虚さが垣間見れます。
平凡な毎日に嫌気が指している人が聴けば、今ある現状に感謝できるような楽曲です。
第10位 Zeebra / Street Dreams
2005年6月1日にリリースされたシングル「Street Dreams」です。
この楽曲は、誰もが知っているラッパーであるZeebraの代表曲で、現在活躍する多くのラッパーに影響を与えた楽曲として知られています。
Zeebra自身もリリックを書いている段階で、代表曲になると思っていたと語っています。
日本のHIP HOPに大きく貢献したZeebraにしか言えないパンチラインが多く詰め込まれていることから、唯一無二という言葉がぴったりの楽曲に仕上がっています。
第11位 漢 / 紫煙feat.MAKI the MAGIC
2005年1月26日にリリースされたアルバム「 導~みちしるべ~」に収録されている「紫煙」です。
この楽曲は、インディーズにも関わらず、1万枚以上のセールスを記録し、日本のギャングスタラップの始まりともいえる楽曲です。
また、MC漢のリアルストリートスタイルである「新宿スタイル」を全国に知らしめた楽曲でもあります。
裏社会にいたMC漢から見るダーティな景色をこの楽曲で歌っていることから、スリリングでパワフルな世界を堪能することができます。
第12位 Rhymester / B-BOYイズム
1998年5月15日にリリースされたシングル「B-BOYイズム」です。
この楽曲は、歴史に名を刻むほど大ヒットを生み出し、当時のHIP HOPヘッズ全員が口ずさんでいたとされる楽曲です。
そして、当時のHIP HOPカルチャーの中で繰り広げられていた論争「B-BOYとは何か?」という問いに対して、バッチリ答えたアンサー曲でもあります。
類まれなるライミングスキルや数々のパンチラインが詰め込まれたこの楽曲は、多くのラッパーに影響を与えました。
第13位 NITRO MICROPHONE UNDERGROUND / NITRO MICROPHONE UNDERGROUND
2000年12月27日にリリースされたアルバム「NITRO MICROPHONE UNDERGROUND」に収録されている「NITRO MICROPHONE UNDERGROUND」です。
この楽曲は、HIP HOPの黎明期に一時代を築いたとされる伝説のHIP HOPグループNITRO MICROPHONE UNDERGROUNDの代表曲です。
DABOやDELIなどメンバー8人の多種多様なラップをマイクリレーで表現され、MVでは当時の渋谷のストリートをムンムンと感じることができます。
この楽曲は、日本語ラップ界のクラシックとして、現在でも多くのHIP HOPヘッズに聴かれています。
第14位 Creepy nuts / 合法的なトビカタノススメ
2016年1月20日にリリースされたアルバム「たりないふたり」に収録されている「合法的トビ方ノススメ」です。
「合法的トビ方ノススメ」は、アルバムの中でも一番人気の楽曲であり、YouTubeに投稿されているMVも再生回数2000万回以上も再生されています。
この楽曲の内容では、薬物が蔓延している世の中に向けて薬物でなく、音楽というドラッグで合法的に飛んでいこうというメッセージ性が含まれています。
R-指定とDJ松永の色が全面に出ているピースフルで、キャッチーな楽曲に仕上がっています。
第15位 キングギドラ / 平成維新
2002年10月17日にリリースされたアルバム「最終兵器」に収録されている「平成維新」です。
キングギドラのメンバーであるZeebra、Kダブシャインと客演で童子-T、UZIが参加した楽曲です。
この楽曲は、平成に突入した時代で、世の中を変えていくという攻めたテーマであることから、とてもアグレッシブな内容です。
歌っているラッパー全員が「サムライ」や「刀」など日本特有のリリックを攻撃的に使っていることから、攻撃的な日本の側面を見事に表現しています。
キングギドラの楽曲の中でも、この楽曲は、HIP HOP史に残るクラシックとして評価されています。
第16位 Zeebra / Neva Enuff
2001年1月25日にリリースされたシングル「Neva Enuff」です。
この楽曲は、北野武監督の映画「BROTHER」に影響された楽曲で、その映画に俳優として出演していた真木蔵人がAKTIONという名義で楽曲に参加しています。
海外には屈しない日本の強さを暴力的に表現した映画に影響されて、この楽曲も日本の強さをアグレッシブに誇示した楽曲に仕上がっています。
ZeebraとAKTIONによる攻撃性のあるラップとリリックによって、どこからか力がみなぎってくるような楽曲です。
第17位 田我流 / ゆれる
2012年7月11日にリリースされた田我流のアルバム「ひとつになるとき」に収録されている「ゆれる」です。
EVISBEATSが作る繊細で上質なトラックが全国的に知れ渡るきっかけになった楽曲で、YouTubeで投稿されているMVは、1000万以上の再生回数を誇っています。
この楽曲は、EVISBEATSの心地よいトラックと田我流の慎ましいリリックが、日本の良さである謙虚さや情緒を上質に表現しています。
仕事が終わった後や休日ゆっくりしている時などに聞くと、落ち着けるような楽曲に仕上がっています。
第18位 Anarchy / Fate
2008年9月10日にリリースされたアルバム「Dream and Drama」に収録されている「Fate」です。
この楽曲は、Anarchyの代表曲として知られていて、日本語ラップ界において名盤と認知されています。
ゲトーな団地育ちだったAnarchyの当時の状況や心境を歌っていて、Anarchyのルーツが巧みに表現されている楽曲です。
環境に恵まれていない多くの不良少年を奮い立たせるような道標となる楽曲に仕上がっています。
第19位 ¥ellow Bucks / “Yessir” feat. Eric.B. Jr.
2020年8月21日にリリースされたアルバム「Jungle」に収録されている「Yessir」です。
この楽曲は、¥ellow Bucksの中でも人気の楽曲であり、TikTokのクリエイターに使われたり、EXILEのNAOTOがダンス曲として使用したりなど多くの場面で使われています。
楽曲の使用されているビートはかなりシンプルですが、¥ellow Bucksの類まれなるスキルによって、誰でも盛り上がれるようなサマーチューンに仕上がっています。
また、客演に迎えたEric.B. Jr.の悪ガキ感のあるリリックやフローもまた、この楽曲にいいスパイスを与えています。
第20位 D.O / 悪党の詩
2012年5月23日にリリースされたアルバム「THE CITY OF DOGG」に収録されている「悪党の詩」です。
練マザファカーのリーダーであるD.Oは、リリックやMVなど全てにおいてインパクトのあるこの楽曲によって、全国的に知れ渡りました。
人がさらわれている地元練馬のことやライブハウスを襲ったことなどかなり刺激的な内容を歌っていて、その全ての内容は、D.O自身が本当に経験してきたことだと公言しています。
また、内容だけでなく、D.Oのオリジナリティ溢れる独特なフローも多くのリスナーを中毒にさせました。
第21位 SALU / RAP GAME
2019年12月4日にリリースされたアルバム「GIFTED」に収録されている「RAP GAME」です。
この楽曲のMVでは、AWICH、SWAY、JP THE WAVYなど豪華なラッパーが数多く登場している豪勢なMVになっています。
また、ジャパニーズマゲニーズやSKY-HIなど多くのラッパーがREMIXをしたことでも話題になりました。
この楽曲は、SALU自身のルーツや生い立ちなどのHIP HOPストーリーを歌い、日本のHIP HOPを未来に繋げていく覚悟を感じさせる楽曲に仕上がっています。
第22位 ZORN / 家庭の事情
2020年10月28日にリリースされたアルバム「新小岩」に収録されている「家庭の事情」です。
この楽曲のMVの監督が、宇多田ヒカルやSuchmosなどの有名アーティストを担当してきた山田健人であったことで知られています。
この楽曲は、ZORNの壮絶な家庭環境を歌ったシリアスな内容ですが、そんな過去でも愛せるようになったZORNの愛が表現されています。
固い韻を踏みながらも、上質なストーリーテリングをしていくこの楽曲は、ZORNのセンスを感じさせます。
第23位 般若 / あの頃じゃねえ
2016年7月6日にリリースされたアルバム「グランドスラム」に収録されている「あの頃じゃねぇ」です。
この楽曲は、当時フリースタイルダンジョンのボスであった般若とチャレンジャー焚巻の伝説バトルの後に作られたということで知られています。
般若のHIP HOP人生で経験してきた葛藤や挫折などありのままを表現し、それでもなお、進み続ける意志を示した楽曲です。
大きな地位を築いたとしても、高みを目指すストイックな般若の姿勢を感じさせます。
第24位 Dragon Ash / Deep Impact feat. Rappagariya
2001年3月14日にリリースされたアルバム「LILY OF DA VALLEY」に収録されている「Deep Impact」です。
この楽曲は、発売当時のオリコンチャート総合2位のランクインし、累計セールス70万枚を記録しました。
メインストリームで活躍していたDragon AshとHIP HOPアーティストであるラッパ我リヤのコラボによって、ラッパ我リヤは、音楽業界におけるHIP HOPの地位を押し上げました。
Dragon Ashのロック精神とラッパ我リヤのHIP HOP精神を融合した新鮮で、かつクールな楽曲に仕上がっています。
第25位 舐達麻 / OUTLAW
2021年2月12日YouTube上に投稿されている楽曲「OUTLAW」で、YouTube以外では聴くことができない楽曲です。
一時期は、BADSAIKUSHが客演に迎えたKENNY-GとのビーフによってMV公開が危ぶまれていましたが、お互い和解したことで無事YouTubeで公開されました。
壮絶なビーフはあったものの、リリシズム溢れるBADSAIKUSHと歌唱力のあるフックを歌うKENNY-Gの相性は抜群で、多くのリスナーを虜にした楽曲です。
第26位 SEEDA / 花と雨
2006年11月10日にリリースされたアルバム「花と雨」に収録されている「花と雨」です。
この楽曲は、SEEDAの代表曲として知られていて、SEEDAの生い立ちを描いた映画「花と雨」の主題歌としても使われています。
亡くなってしまった姉に向けて作った楽曲で、当時のSEEDAを支えてくれていた姉への想いが綴られています。
温かみのあるトラックとリリックによって、多くのリスナーの心を掴んだ楽曲です。
第27位 OZworld a.k.a. R’kuma / あさがたのミートパスタ教
2019年6月9日にリリースされたアルバム「OZWORLD」に収録されている「あさがたのミートパスタ教」です。
あさがたのミートパスタ教は、アルバムの一曲目を飾る楽曲であり、アルバム全体をまとめた楽曲とOzworldは語っています。
また、ネットでも話題になった特徴的なこの曲名は、一曲目からインパクト与えるためにあえて訳のわからない曲名をつけたとも語っています。
この楽曲では、Ozworld独特なワードチョイスやフローによって、彼の世界観が存分に詰め込まれています。
そして、中毒性のあるMVもまた、説明し難いとされるOzworldの世界観をうまく表現しています。
第28位 大神 / 大怪我
1996年にリリースされたシングル「大怪我」です。
大神は、日本語ラップ界の二大巨塔と呼ばれていたHIP HOPユニットBUDDA BRANDとSHAKKAZOMNIEが合体したスペシャルユニットです。
この楽曲は、1996年に開催されたHIP HOPの野外ライブ「さんぴんキャンプ」で歌われ、開幕一発目にド派手に披露したことによって多くのリスナーの心をガッチリ掴みました。
当時の名だたるラッパーがマイクリレー形式で歌い上げるこの楽曲は、世代だった人にとっての青春の一曲です。
第29位 PETZ / Blue feat. Jin Dogg
2019年9月25日にリリースされたアルバム「COSMOS」に収録されている「Blue」です。
この楽曲についてPETZは、アルバムの中でも自分の推し曲に入るほど気に入っていると語っています。
心地よいトラックとメロディアスなラップを織り交ぜたこの楽曲は、PETZの良さが全面に出ているといえます。
また、Jin Doggのメロディアスなフックによって、より感傷的になれる楽曲に仕上がっています。
第30位 Creepy Nuts / かつて天才だった俺たちへ
2020年8月26日にリリースされたアルバム「かつて天才だった俺たちへ」に収録されている「かつて天才だった俺たちへ」です。
この楽曲は、Creepy Nutsの楽曲の中で1位2位を争う人気曲で、帝京平成大学のCMとして作った楽曲としても知られています。
自分の得手不得手を気にしすぎて、可能性を潰してしまっている人に対して、もう一度まっさらな気持ちで挑戦しようというR-指定の思いが込められています。
前向きになれるようなリリックとアップテンポな曲調であることから、普段HIP HOPを聴かない人でも聴きやすい楽曲に仕上がっています。
第31位 ラッパ我リヤ / ヤバスギルスキル
1995年10月28日にリリースされたコンピレーションアルバム「悪名」に収録されている「ヤバスギルスキル」です。
この楽曲は、1995年から始まったPart1から2017年のPart10まで続いているシリーズ化された楽曲です。
シリーズ曲としてリリースしていく中で、韻踏合組合やTwigyなど大御所ラッパーを客演に迎えたり、毎回異なったサウンドを採用したりなど常に進化を遂げています。
一番最初にリリースしたこのヤバスギルスキルは、不穏なサウンドに乗せて放たれる山田マンとMr.Qのスキルフルなラップによって、今でも名盤として評価されています。
第32位 Jin Dogg / AM 2:00 feat. 23vrsz
2018年3月16日にリリースされたシングル「AM 2:00」です。
この楽曲は、Jin Dogg特有のハードコアな楽曲とは違ったエモーショナルな曲調であったことがネット上で話題になりました。
Jin Dogg本人もこんなに話題になるとは思っていなかったと語っています。
メロウなトラックと繊細なリリックであることから、ハードコアなJin Doggとは違った一面をみることができる楽曲に仕上がっています。
第33位 GOKU VIBES feat. Tohji, Elle Teresa
DJ CHARIとDJ TATSUKIが2020年12月25日にリリースしたアルバム「GOLDEN ROUTE」に収録されている「GOKU VIBES」です。
アルバム「GOLDEN ROUTE」の中でも、人気の一曲で、MVでのTohjiの特徴的なダンスがネット上で話題となりました。
そして、韓国のHIPHOPクルー「STAREX」 からUNEDUCATED KIDとFuturistic Swaverも 客演として参加し、韓国イズムも加わったクラブバンガーな曲です。
第34位 BAD HOP / Suicide
2020年8月7日にリリースされたアルバム「BAD HOP WORLD」に収録されている「suicide」です。
この楽曲は、のちにJin DoggとHideyoshiを客演に迎えたREMIXとしてもリリースされ、日本語ラップ界では大きな話題となりました。
近年起こっているネットの誹謗中傷の問題について、誹謗中傷の対象になりやすい立場であるTiji JojoとT-PablowがHIP HOPを通して表現している楽曲です。
誹謗中傷の問題を巧みなリリックで表現したり、感傷的なフローであったりすることから、説得力を感じさせる一曲に仕上がっています。
第35位 KREVA / 基準
2011年9月8日にリリースされたアルバム「GO」に収録されている「基準」です。
内容は、かっこいい音楽の基準は俺だというアグレッシブな楽曲で、HIP HOP界の王者を漂うKREVAを感じさせる一曲です。
KREVAの固い韻とスキルフルなラップはさることながら、サウンドとしてバンドサウンドを取り入れているので、HIP HOPでは珍しい新鮮な楽曲に仕上がっています。
第36位 S.L.A.C.K. / Hot Cake
2009年2月18日にリリースされたアルバム「MY SPACE」収録されている「Hot Cake」です。
リリース当時は、不良文化としてのHIP HOP観が根強かったが、強さを誇示しない自然体なS.L.A.C.K.のスタイルが新鮮なラップスタイルとして評価されていました。
中でも、収録曲「Hot Cake」は、ゆるいトラックとS.L.A.C.K.独特のフローとリリックによって、多くのリスナーを中毒にしました。
オリジナリティ溢れるS.L.A.C.K.のスタイルを知るには、避けて通れない楽曲です。
第37位 紅桜 / 天下御免xダメな奴
2014年8月13日にリリースされたアルバム「紅桜」に収録されている「天下御免」と「ダメな奴」です。
これらの楽曲は、紅桜を全国に知らしめた楽曲として知られています。
どの楽曲も、紅桜ならではの和を感じさせるリリックとフローが詰め込まれていて、紅桜独特のオリジナリティを感じさせます。
近年、USのHIP HOPを参考にした日本語ラップが多いですが、純粋な日本のHIP HOPを味わいたいのであれば、このような日本のアイデンティティを凝縮したような楽曲がおすすめです。
第38位 ANGELA feat. 舐達麻 / ANARCHY & BADSAIKUSH
2020年11月8日にリリースされたEP「GOLD DISC」に収録されている「ANGELA」です。
舐達麻のメンバーであるBADASAIKUSHとANARCHYの二人だけで作られたEPですが、「ANGELA」という楽曲だけは、舐達麻のメンバーであるDELTA 9 KIDとG PLANTSが参加しています。
アーティスト全員のリリシズムに溢れるリリックとメロウなビートが絶妙にかけ合わさっているので、より情緒的な雰囲気を味わえる楽曲に仕上がっています。
第39位 Shurkn Pap / Road Trip
2018年11月14日にリリースされたアルバム「Various」に収録されている「Road Trip」です。
Shurkn Papを一躍有名にした一曲がこの「Road Trip」です。
この楽曲は、アメリカから帰ってきたときにレコーディングしたもので、アメリカでのドライブ思い出など車に絡めたテーマでできた楽曲です。
車をテーマにしているので、ドライブにピッタリなアップテンポな楽曲に仕上がっています。
第40位 Kダブシャイン / スタア誕生
1995年12月10日にリリースされたアルバム「空からの力」に収録されている「スタア誕生」です。
この楽曲は、当時キングギドラのメンバーであったKダブシャインが歌っています。
内容は、芸能界を夢見て上京した女の子の純粋さに様々な悪い大人が漬け込んで、薬物やAVに堕ちてしまう女の子を描いています。
日本のリアルなアンダーグランドを描いたシリアスな内容ですが、日本語ラップ界ではあまり見られないストーリーテリング要素の強い楽曲なので、2021年現在もとても評価されています。
ストーリーテリングしつつ、固い韻を忍ばせることができるのは、Kダブシャインしかいないと言っても過言ではありません。