バイブス(Vibes)は「テンション」や「ノリ」という意味のスラングです。
振動を意味するバイブレーション(Vibration)を省略形で、気持ちが振動、揺さぶられるということが由来です。
2013年のギャル流行語ランキングで大賞に輝き、日本でも若い世代を中心に浸透しています。
今回は意味や使い方だけでなく、例文を交えながら詳しく解説していきます。
目次
バイブス(Vibes)の意味は?
バイブス(Vibes)の由来は、振動という意味のバイブレーション(Vibration)の省略形です。
テンション、気持ちが上がり下がりする様子を振動に例え、レゲエやヒップホップ界隈で使われるようになりました。
意味は下記の通りです。
- テンション
- ノリ
- 雰囲気
気分や雰囲気など、気持ちを表すスラングです。
気持ちを表す言葉として、かなり広い意味で使います。
バイブス(Vibes)が日本で広まった理由はあのモデル?
日本で爆発的に知名度が広まった理由は、人気番組「テラスハウス」で今井華が多用したことがきっかけです。
今井華が番組内で使ったことで、10代から20代の若い女性が日常会話で使うようになりました。
バイブス(Vibes)の使い方や例文
意味の次は、更に掘り下げて使い方を例文を交えつつ解説していきます。
バイブス(Vibes)の使い方
まずは、よくある使い方の例文を紹介します。
- マジでバイブス(Vibes)がヤバい。
- この曲はバイブス(Vibes)が上がる。
この使い方を、それぞれ言い換えると以下の通りです。
- マジでノリがヤバい。
- この曲はテンションが上がる。
音楽を聴いて気持ちが揺さぶられるシチュエーション以外にも使えます。
食べ物やファッション、起きた出来事など、様々なシチュエーションで使える言葉です。
バイブス(Vibes)の日常会話の例文
ここで、もっとたくさんの例文を紹介します。
- 好きなラッパーの曲を聴いてバイブス(Vibes)を上げよう。
- 明日は彼氏とデートだからバイブス(Vibes)上げてかなくちゃ。
- 行きたいお店が閉まっててバイブス(Vibes)が下がる。
- あいつとはバイブス(Vibes)が合う。
- 嫌なことが続いてバイブス(Vibes)が下がりっぱなしだ。
会社やビジネスなどフォーマルなシチュエーションでは使えませんが、気の置けない間柄の相手と使います。
では次に、他の言葉や表現に言い換える表現や対義語について解説します。
バイブス(Vibes)の例文
実際にリリックで使われている日本語ラップの楽曲を紹介します。
日本のヒップホップ、レゲエのシーンで認知される様になったのは、2001年リリースのOZROSAURUSのクラシック「WHOOO」の影響が大きいです。
バイブス(Vibes)の言い換え表現
バイブス(Vibes)の英語表現は「Vibes」です。
「ヴァイプズ」と発音すると、よりネイティブっぽく聞こえます。
日本語では最後は「ス」と発音しますが、複数形で最後を「ズ」と発音するだけで、ネイティブに近づきます。
バイブス(Vibes)の英語表現の例文
では、リリックに登場するアメリカのヒップホップの楽曲を紹介します。
XXXTENTACION
Kid Cudi
Lil Baby
J. Cole
Juice WRLD
アメリカのヒップホップシーンでもかなり歴史のあるスラングですが、2010年代以降に登場したラッパーも高頻度で使っています。
日本では「流行語」という認識もまだありますが、アメリカでは世間一般層にも当たり前に浸透しているスラングであることがわかります。
テンション(Tension)
日本で使われているポピュラーな言葉の中で、最もニュアンスが近い言葉がテンション(Tension)です。
バイブス(Vibes)のほうがよりカジュアルで、音楽的な要素も含んでいます。
ですが、気分や気持ちという意味なので、全く同じ感覚で使っても違和感はありません。
フィーリング(Feeling)
バイブス(Vibes)にはノリ、波長という意味があるので、フィーリング(Feeling)も類義語です。
感覚的に相手と合うと感じた時に、バイブス(Vibes)と言い換えて使えます。
バイブス(Vibes)の対義語
バイブス(Vibes)の対義語はドゥーム(Doom)です。
「凶運」「破滅」という意味があります。
非常に不吉な言葉ですが、ヒップホップ界隈で歌詞だけでなく曲名やアーティスト名でも頻繁に使う言葉です。
バイブス(Vibes)のwikiまとめ
- バイブス(Vibes)の意味とは?
- バイブス(Vibes)の使い方や例文
- バイブス(Vibes)の言い換え表現・対義語
- バイブス(Vibes)の英語表現と例文
ヒップホップだけでなくレゲエでもポピュラーなスラングのバイブス(Vibes)について、意味から実際の使い方まで詳しく解説していきました。
2013年にギャル流行語ランキングの大賞に輝いてから、日本でも爆発的に認知された言葉です。
テンションと同じ意味ですが、仲間同士でカジュアルに使えます。
音楽的な意味合いも強いので、ラッパーやアーティストは絶対に抑えておくべきスラングです。