GADORO(ガドロ)の作る曲はラップでありながら人間の生々しさがあり、苦しさや生きづらさ、葛藤なども表現しています。
自分を大きく見せようとするのではなく等身大の自分を描くことから、彼の曲を聴くには覚悟がいると話す人もいるくらい、心に突き刺さる楽曲を作ります。
MCバトルの大会「KING OF KINGS」で連覇を達成するなどラップバトルの実力も折り紙つきです。
目次
GADOROのプロフィール
出生名 | |
アーティスト名 | GADORO(ガドロ) |
年齢 | 1990年11月29日(現在32歳) |
身長 | 175cm |
血液型 | 型 |
出身地 | 宮崎県児湯郡高鍋町 |
事務所 | |
レーベル | 日本コロムビア |
公式サイト | https://gadoro-store.com |
GADOROは宮崎県児湯郡高鍋町出身のラッパーです。現在32歳で身長、体重は非公表です。
最終学歴は高卒で、出身高校は公表されていません。
大学には進学しないでフリーターをしながらラップスキルを積み、2012年に宮崎県高鍋町の飲食店でスカウトされラッパーの道へ進みました。
GADOROの名前の由来
GADOROは(ガドロ)と読み、ファンの間では「我は泥臭く」という意味で「我泥=ガドロ」とつけたと言われていますが、実際にはそんな意味はまったくなく、本人が思い付きでなんとなく付けたものです。
GADOROのファッションブランドのまとめ
GADOROが着用している服のブランドは下記のとおりです。
- Lafayette(ラファイエット)
- DIAMOND SUPPLY(ダイアモンドサプライ)
- Majestic(マジェスティック)
- Psychonation(サイコネーション)
- HALL OF FAME (ホールオブフェイム)
- 47 Brand(フォーティーセブン)
3rdアルバムの「SUIGARA」のMVはすべてがLafayetteの衣装です。
GADOROが様々なシーンで着用し有名になったコーチジャケットはDIAMOND SUPPLYのもので、フリマサイトやネットオークションでもすぐに売れてしまうほどの人気です。
GADOROは人見知り?
GADOROは過去にDJ YANATAKEのラジオ出演のオファーを断ったことがあります。
「KING OF KINGS」で優勝したことからのオファーでしたが、しゃべるのが嫌だという理由ではっきり断りました。
ラップを通して自身に変化が・・・
「花水木」に収録されている「友達」の歌詞はそのまま自分の思いだとGADOROは話しています。
人と話すのが嫌でずっと人との必要以上の関係を持つことを避けていましたが、徐々にライバルたちと関わっていくにつれ、馴れ合いが嫌いなのではなく自分は逃げていただけなのかもしれないと気づきました。
今ではいろんなことを話し、一緒にお酒を飲んだり曲を作ったりできるようになったことがすごくうれしいとGADOROは言っています。
友達なんかいらないと思っていたけど、本当は欲しかったんだという思いを表現した曲です。
GADOROのラップスタイル
GADOROのリリックをなにより重視するという特徴があります。
生々しく突き刺さるリリックを、韻を踏んでリズミカルに、ポエトリー的フロウで言葉の内容を聴かせます。
1st、2ndアルバムでは、覚悟を持って聴かなければいけないような痛みを伴いそうな重い曲がメインであるのに対し、3rdアルバムでは、重いトラックに乗せれば重すぎになってしまうヴァースをあえて明るいトラックで歌うなど新たな試みをしています。
GADOROとラップとの出会いは般若
GADOROは高校2年生の時に般若(はんにゃ)の影響でラップを始めました。
般若は三軒茶屋出身のヒップホップMCで、テレビ朝日の即興のラップバトル番組「フリースタイルダンジョン」にラスボスとして出演したことで知名度を上げました。
後にGADOROはこの番組に3度出場しています。
般若の代表曲には過去の日本の戦争と反戦をテーマとした「オレ達の大和」や「残党」などがあります。
平和を主張する曲が多く、そこには現代の日本社会への批判なども多く含まれているのが特徴です。

GADOROのMCバトルスタイル
GADOROの魅力は楽曲やスタイルだけでなく、MCバトルで戦う姿にもあります。
YouTubeでのGADORO関連の上位再生動画には、GADOROの楽曲MVに挟まれるように、これまでのバトル動画が数多く入っています。
「KING OF KINGS」連覇だけでなく「フリースタイルダンジョン」「ULTIMATE MC BATTLE」などのバトルシーンはとても人気で、100万再生を超えるものもいくつもあります。
GADOROのデビューアルバムは「四畳半」
GADOROは、2017年1月11日にサンアートミュージックから「四畳半」というアルバムをリリースしデビューしました。
このアルバムにはGADOROの代表曲も含まれていて、iTunesデイリーランキングのヒップホップ/ラップ・チャートでも1位を獲得しました。
若さ溢れる激しさを感じさせるものではなく、自分の人生や内面、弱さを綴った曲が非常に多いのが特徴です。
翌年、もう1枚アルバムをリリースし、2年後の2019年3月06日、日本コロムビアからアルバム「SUIGARA」でメジャーデビューを果たします。
このアルバムではそれまでの2枚と本質は変えないままに、トラックやフロウなどへの挑戦をしています。
GADOROのおすすめの曲厳選2選
GADOROはのおすすめの曲を厳選して2つまとめました。
GADOROの代表曲は「クズ」
GADOROの代表曲のひとつは1stアルバムの最後に収録されている「クズ」です。
無防備なまでに孤独で正直な言葉が並ぶこの楽曲は、YouTubeのサンアートミュージック公式チャンネルにおいてダントツの再生回数を記録していて、iTunesでも4.7という非常に高い評価を得ています。
歌詞にある通りGADOROは彼女に約50万円の借金をしていました。アルバイト一切せずにラッパー活動をしていたため生活費を彼女に借りていました。借金はKING OF KINGSで二連覇したときの賞金で既に完済済みです。
GADORO/真っ黒い太陽 feat.輪入道
もうひとつは2017年にリリースした2ndアルバム「花水木」に収録されている「真っ黒い太陽 feat. 輪入道」です。
生々しい思いをそのまま言葉にしたようなこの楽曲もYouTubeでの人気が非常に高く「クズ」に次ぐ再生回数になっています。
この2曲は客演やライブオファーなどでも多く披露されています。


GADOROと仲のいいラッパーはNATUKILLASのぶーちゃん
ぶーちゃん主催のお茶会が始まりました!!笑 #ぶーちゃん #natukillas pic.twitter.com/hDBcZsooz6
— DJ HITOSHI (@djhitoshi_ohno) April 22, 2017
GADOROはNATUKILLASのぶーちゃんと仲がいいことが有名です。
ワンマンライブをするときも、オープニングアクトをNATUKILLASに依頼しています。
普段フリースタイルの練習はあまりしないGADOROですが、仲がいいぶーちゃんとフリースタイルをしているとき、ふと気がついたら20時間も経っていたという仰天エピソードもあるくらい、ぶーちゃんとは気の置けない関係です。
GADOROと他のアーティストとコラボレーション
GADOROが他のアーティストとコラボレーションした楽曲は4曲あります。
GADOROの楽曲
- 2ndアルバム「花水木」収録の「STRRING」でNATUKILLAS
- 「真っ黒い太陽」で輸入道
- 3rdアルバム「SUIGARA」収録の「チャレンジャー」でJ-REXXX
- 「オトノ葉」でアサキ
GADOROフューチャリングの楽曲
- TAK-Zの「ひとりぼっちの唄」
- SIMON JAPの「くそったれFor Life」
- DJ SOULJAHの「52 Bars」
GADOROがラップに込める思い
2ndアルバム「花水木」には自身の家族について書いた「背中」「カタツムリ」という曲があります。
これらの曲を作ったきっかけは、ずっと生きているものと思っていた自身の祖母が亡くなってしまったことにあるとGADOROは語っています。
これまで、家族はいくら裏切っても信じてくれて、愛してくれた。人はいつ死ぬかわからないからその前にきちんと残しておきたい。
GADOROは両親や祖母への感謝の意味からこの曲を作りました。
GADOROの評価
じょう vs GADORO
あつい!!!pic.twitter.com/jQMOPJ7SmU— ラップ好きの動画 (@Rap1Rap2DogaRap) October 2, 2019
GADOROのラップが最高だ👍
— maーkun (@makun72430767) September 27, 2019
GADORO の「カタツムリ」って曲が本当にやばいので聞いてほしい。
歌い方に感情こもり過ぎてて何度でもリピート出来る。— 由佳@病み垢 (@Yuka_san0202) October 1, 2019
私が日本語ラップ沼につま先浸かる原因になったのってやっぱGADOROなんだ。こんなにダイレクトに人間のどす黒い感情、弱さ、劣等感を出すから聴き入ってしまう。
— お気に入りのライム(略) (@nag_ongakuiiz0) September 28, 2019
GADOROさんのパフォーマンス刺さりに刺さったし迷宮壁の「生きるということは痛いんだ」のフレーズがあらためて響いた… ヒプにおける「あのマイクでは真実しか言えない」は設定じゃなくて、自分のリアルと向き合って生み出された言葉がラップの本質だからなんだな
— 朝 (@asagohans) September 7, 2019