WILYWNKA(ウィリーウォンカ)は、大阪府堺市出身のラッパーです。
14歳でラップを始め、高校生ラップ選手権への出場や、ラップスタア誕生!などのメディアでの活躍で全国区となり、音源リリースやライブ活動も精力的に行っています。
MCネームはTAKA、Willy Wonka aka TAKAを経て、ウィリーウォンカに改名しています。
ソロラッパーとしての活動以外にもユニット「変態紳士クラブ」での活躍や、ANARCHYが立ち上げたレーベル「ONEPERCENT」との契約など話題を欠くことがなく、現在も活躍が期待される若手ラッパーの筆頭です。
WILYWNKAのプロフィール
この投稿をInstagramで見る
出生名 | 井上貴吉(いのうえたかよし) |
アーティスト名 | WILYWNKA(ウィリーウォンカ) |
年齢 | 1997年3月26日(現在26歳) |
身長 | 171cm |
血液型 | 不明 |
出身地 | 大阪府堺市 |
事務所 | – |
レーベル | ONEPERCENT |
公式サイト | https://the1percent.jp |
自営業を営む両親の元、のびのびと育ちました。
また、友人の兄からジャパニーズレゲエを教えてもらい、愛聴していました。
4度の高校生ラップ選手権への出場がきっかけで、彼の名前は徐々に有名になっていきます。
WILYWNKAは1997年に大阪府堺市で生まれました。
両親は自営業をしていて、割と裕福な家庭で育ったといいます。
母親の影響で、ラップを自然と聞き始め、その後は友達の影響でジャパレゲにハマります。
中学校時代からB-BOYっぽいスケーターキッズで、韻踏合組合の影響で本格的にHIP HOPにのめりこんでいきます。
高校生ラップ選手権に4回出場し、準優勝を果たした後にANARCHY主催のレーベルONEPERCENTとの契約し、変態紳士クラブとしても精力的に活動を続けています。
幼少期〜小学校まで
両親が自営業をしていたということもあり、割と裕福な家庭で育ちました。
小学校の頃は母親がm-floのファンということもあり、ラップという認識がないままノリでm-floを聞いていました。
母親とカラオケに行くと、母親がLISAのパート、WILYWNKAがVERBALのパートを歌ってラップを担当していました。
小学校4年生から6年生の間は、友達の兄の影響でTERRY THE AKI-06やCHEHONなどのジャパレゲを聴いていました。
中学校時代
中学校の友達は流行の音楽を聴いていましたが、WILYWNKAは周りのスケーターの影響もありHIP HOPを聴くようになります。
当時のWILYWNKAは本人曰く「B-BOYっぽいスケーターキッズ」であり、周りの友達とは違うカルチャーを知っているという優越感も感じていました。
毎日のように梅田駅に友達と集合し、路上でスケボーをし、最終的にスケボーパークに行くという生活を送っていました。
友達と南堀江にあるXLARGEに買い物に行った際、スタッフに渡されたイベントのフライヤーに書いてあった「HIDADDY from 韻踏合組合」の文字を見て、大阪・アメリカ村を拠点に活動する韻踏合組合に興味を持ちます。
その後は韻踏合組合を始めG-UNITやDIPSETなどのラッパーを聴き、HIP HOPにのめり込んでいきます。
高校生ラップ選手権からラップスターへ
高校は中退しましたが、高校生ラップ選手権に4回出場し、2015年にはMIXテープ「FLY KICKS」をリリースします。
2017年にはラップクルー「変態紳士クラブ」を結成し、彼らのユニークでエッジの効いた楽曲はたちまち多くのリスナーの心を掴みました。
そして2018年、オーデイション番組「ラップスタア誕生!」に出場して準優勝を果たし、ANARCHY主催のレーベルONEPERCENTとの契約を果たします。
2021年現在もソロだけでなく変態紳士クラブでの活動など精力的にHIP HOPシーンに立ち続けています。
彼女のうわさ
WILYWNKAは高校生ラップ選手権出場時に、MCの小藪一豊に童貞であることを何度かいじられていたエピソードがあります。
スタッフとして働いていた一二三屋のインスタグラムでも、「彼女無し」と何度も言われていたことから、長らく彼女はいなかったのではないかと
また2019年にリリースされた「PAUSE」の収録曲「昼の6 時 feat. 鋼田テフロン」でも
ウィリーウォンカ
とラップしています。
WILYWNKAのファッション
ドリブルX
- PRO CLUB
- THE BLACK EYE PATCH
- OFF WHITE
- UNDERCOVER
- WHIMSY SOCKS
- 102洋品店
- TENDERLOIN
WILYWNKAのファッションは、ストリートやカジュアルなどをセンス良くミックスしたスタイルが特徴的です。
高校生ラップ選手権に出始めたばかりの頃は、DGKやDOPEなどのスケーターブランドに加え、HIDADDYが経営する一二三屋で働いていたこともあり、一二三屋のオリジナルブランドや取り扱いブランドを着用していました。
高校生ラップ選手権以降はNAUTICAなどのPOLOなどの90’Sのブランドや大阪のセレクトショップ・102洋品店のアイテム、THE BLACK EYE PATCHなどのトレンドのブランドを上手くミックスしたファッションをしています。
無地Tシャツが好きで、PROCLUBのTシャツを愛用しています。
ウィリーウォンカ
髪型はスキンフェード
この投稿をInstagramで見る
WILYWNKAの髪型は、スキンフェードにクラシックスタイルという王道バーバースタイルです。
彼の行きつけのバーバーは、大阪府西区南堀江にある「EIGHT GENTS」です。
この投稿をInstagramで見る
彼の名前が入ったコームも販売されています。
ジェルはアメリカのブランド「HAIR SITUATION」という名前の商品を愛用しています。
ウィリーウォンカ
タトゥー
この投稿をInstagramで見る
- 胸・・虎・鷹
- 右肩・・TRUEの文字・月
- 左肩・・ROMANCEの文字
- 左腕・・コンバースシューズ・「変態紳士クラブ」の文字など
- みぞおち・・LIVING DEATHの文字・太陽・雲・雷
WILYWNKAはあまりメディア等でタトゥーについて語ることはありませんが、実は体の至る所に彫られています。
タトゥーのデザインはアメリカンなものが多く、彼のユニークなキャラクターとマッチしています。
彼のタトゥーは大阪を中心に活動している彫師・彫 渉が手掛けています。
WILYWNKAの人生に欠かせないアイテムを語る
- Beats by Dr.Dre STUDIO HEADPHONE
- WHIMSY SOCKS
- GEL & COMB
- WHITE T-SHIRT
- iPHONE
- COCONUT OIL
- CIROC VODKA
- TOMATO JUICE
- SPICY FOOD
- BEAT
WILYWNKAは、2021年3月に公開されたYouTubeコンテンツ「GQ JAPAN 10 Essentials」に出演し、自分の人生に欠かせない10のアイテムを紹介しています。
彼の軽妙な語り口で、彼の人生を象徴する数々のアイテムが紹介されています。
彼のファッションのこだわりや、嗜好品が垣間見える貴重な映像となっています。
WILYWNKAのラップスタイル
- 過去を乗り越えてポジティブに生きることを体現したリリック
- 独特の発声方法から繰り出すフロウ
WILYWNKAが今ののスタイルになるまでは、右葉曲折があります。
韻踏合組合の影響を大きく受けた押韻にこだわったスタイルでした。
リリックに関しても韻を大事にしすぎているため、突出したオリジナリティがない印象があり、フローも一辺倒なものでした。
フローに抑揚が少ない、鼻にかかった発声方法を使うようになり、独特のグルーブ感とオリジナリティを感じられるようになりました。
WILYWNKAのラップスタイルの最大の魅力は、リリックの完成度の高さです。
自らの過去を受け入れた上で、HIP HOPとして昇華しています。
方言も交えた自らの言葉でラップすることで、他のラッパーにはない深みや説得力があります。
リリックも、シリアスなものから下ネタまで自由な遊び心があるのも特徴です。
また、鼻にかかったような独特の発声方法を使うようになり、彼にしかできないグルーブ感やフロウも彼の魅力です。


ラップをはじめたきっかけは韻踏合組合のHIDADDY
Hidaddy&WILYWNKA
・
・
・
Rappa Long T-Shirts
Katana Long T-Shirts
・
⬇︎オンラインストアにて絶賛販売中⬇︎https://t.co/Nxn7biBhj9 pic.twitter.com/bioBcpWDQG
WILYWNKAが中学時代にスケボーを始めた時に、先輩の親が経営するダンススクールに無理やり連れていかれました。
ダンススクールでは自分の好きな曲をかけて踊る時間があり、WILYWNKAは韻踏合組合の曲をかけました。
そこで「一二三屋ってとこがあるから絶対行け」と言われ、言われるがまま一二三屋に向かいHIDADDYに出会い衝撃を受けます。
HIDADDY(ヒダディー)
この投稿をInstagramで見る
ウィリーウォンカ
ウィリーウォンカ
その後、WILYWNKAは、友達に相談しつつ何とか曲を書き上げ、以降一二三屋に通い詰めラップスキルを磨いていきます。

WILYWNKAのデビューアルバム
WILYWNKAのデビューアルバムは、2018年9月19日にリリースされた「SACULA」です。
全15曲で構成されたこのアルバムは、ラップを始めるきっかけとなったHIDDADYや、旧友Jin dogg・BK、唾奇や変態紳士クラブが客演で参加しているファーストにして豪華な1枚となっています。
当時21歳とは思えないリリックの完成度で話題となりました。
アルバムタイトルの「SACULA」は、彼の実の母親の名前が由来しています。
WILYWNKAと「ラップスタア誕生!」
ラップスタア誕生!は、AbemaTVで配信されている、若手ラッパーの人気オーディション番組です。
彼はこの番組をSNSで知り、エントリーしたといいます。
ウィリーウォンカ
結果は惜しくも準優勝でしたが、審査員のSEEDAは、
とコメントし、またANARCHYは以前から彼のファンだと公言しました。
この投稿をInstagramで見る
甘いルックスとピュアでひたむきにHIP HOPドリームを追いかける彼のその姿は審査員ラッパーの心を打ち、準優勝ながらもANARCHYが主催するレーベルONEPERCENTにオファーを受けるという快挙を達成しました。
TAKA時代の貴重な客演楽曲「音の葉REMIX」
2014年頃にリリースされたONION(Silent Killa Joint)の楽曲「音の葉」を、Rude-αがREMIXしたいと言ったことがきっかけで実現した曲です。
Silent Killa Jointがフックだけ残したデータを各人に渡し、作ったのがこの「言の葉REMIX」でした。
その後みんなで遊んでいる時に、
Silent Killa Joint
と、軽いノリと勢いで撮影されたのがこのMVです。
18歳頃のTAKA時代の数少ない貴重な映像です。

WILYWNKAが参加するクルー「変態紳士クラブ」とは?
- ウィリーウォンカ
- VIGORMAN
- GeG
変態紳士クラブは、2017年に結成された2MC・1DJのラップクルーです。
WILYWNKAとレゲエディージェーのVIGORMAN(ビガーマン)は同い年で、14歳の頃から行動を常に一緒にするほど仲が良い友達でした。
2016年か2017年頃にたまたまWILYWNKAとVIGORMANが2人で一緒に一二三屋を訪れた際に、共通の先輩から「お前ら、ずっと一緒に遊んでるんやから一緒に曲作ればいいやん」と言われ、トラックを聴かされました。
その聴かされたトラックを作ったのがGeGであり、トラックを聴いたその場のノリでGeGの居る神戸に行き「一緒に作ってくれ」と直談判し、楽曲「UGHHHHH」が完成します。
その後、ほぼ無理やり8歳年上のGeGを誘い、変態紳士クラブが結成されました。
2017年1月に配信限定シングル「WAVY」をリリースし、更には2017年7月にリリースしたシングル「ZIP ROCK STAR」はストリートのみの流通ながら1か月で1000枚を完売させました。
そして2017年11月22日にはシングル「ZIP ROCK STAR」を全国流通発売させ、HIP HOPシーンに留まらず、音楽シーンを席巻する勢いを見せています。
その後は変態紳士クラブとして音源のリリースにツアー、ライブ活動を行う一方、WILYWNKAを始めVIGORMAN、GeGも各自ソロでの活動も精力的に行っています。


Shurkn Papともコラボしています。

WILYWNKAのラップバトルのまとめ
WILYWNKAは、TAKAというMCネームでデビューし、高校生ラップ選手権に過去4回出場しています。
彼のラップバトルの戦歴は下記の記事でまとめています。

WILYWNKAのおすすめ楽曲【厳選4選】
WILYWNKAは2021年現在、1枚のシングル・1枚のEP・2枚のアルバムをリリースしています。
多くのラッパーに愛されている彼のおすすめ楽曲を3曲紹介します。
WILYWNKA / That’s Me (Prod. DJ UPPERCUT)
2022年6月にリリースされた3rd Album「COUNTER」収録曲です。
「That`s Me」には、アルバムタイトルである「COUNTER」を象徴させるようなリリックも入っていて、心機一転したWILYWNKAの心意気が表されている一曲です。
WILYWNKA
邪の道だが Don’t stop
ヒール役が飾る今宵のセンター
My homie ほなそろそろやりますか
暗闇からフック Counter Culture
WILYWNKA / Rapper’s Flow
ANARCHYが設立したレーベル・ONEPERCENTとソロ契約を交わしたのち、満を辞して配信リリースされたのがシングル「Rapper’s Flow」です。
アメリカのR&Bシンガー・Monicaの名曲「So Gon」を大胆にビートジャックしていますが、甘いミディアムなトラックにしっかり言葉を乗せていて、改めてWILYWNKAのスキルの高さを証明しています。
ウィリーウォンカ
just start ちっちゃなスケーター
やりたい事だらけ Southのボーヤ
全てを変えた薄っぺらいフライヤー
XLのteeとデカめのNewEra
WILYWNKA / Take It Easy feat. 唾奇
2018年9月19日にリリースされたファーストアルバム「SACULA」の収録曲「Take It Easy」は、客演に沖縄のラッパーの唾奇を迎えたWILYWNKAの中でも特に人気の高い楽曲です。
トラックは盟友・GeGが手掛けています。
「クソで最低な曲を唾奇と作りました。」と語っていますが、爽やかなトラックとスムースなラップの融合がチルな一曲です。
ウィリーウォンカ
シコティッシュと残りかけのコーラ
Selfishに転がる靴下
この世にさいなら溢れる灰皿
生きるとかツラ過ぎるだろ
マザファッカー
WILYWNKA / PAUSE
2019年9月に公開された、2nd Album「PAUSE」の表題曲です。
Spikey Johnがディレクションを担当した映像での彼の魅力的な所作も必見のMVに仕上がっています。
ウィリーウォンカ
世界に一個だけ持った写真だけ
もっと笑ってほら騒いで
この時間止めるのは写真だけ
ほらこのタイミングを未来に残せ

WILYWNKAと仲の良いラッパー
この投稿をInstagramで見る
WILYWNKAのSNSを見ると、実に様々なラッパーとの交流があることが分かります。
変態紳士クラブのメンバーであるVIGORMANは昔からのツレで、今でも遊びながら曲を作っていると話しています。
Jin Doggも昔から一緒にサイファーをやっていた仲だというエピソードがあります。
ウィリーウォンカ
この投稿をInstagramで見る
舐達麻のBADSAIKUSHとも仲が良く、2019年に発表された2nd Album「PAUSE」内で共演も果たすなどしています。
Young Coco
WILYWNKAとYoung Cocoは、中学校の時からの友達でした。
スケボー仲間として一緒に遊んでいたといいます。
先にWILYWNKAがラップを始め、そのあとYoung Cocoがラップをやりたいということで、WILYWNKAが何回か使ったスタジオに誘ったというエピソードがあります。
ウィリーウォンカ
その当時は、WILYWNKAとYoung Cocoの2MCでラップしていました。
ウィリーウォンカ