日本一のフリースタイルバカを自称し、UMB2連覇を始めとする輝かしい戦績を持つ晋平太(しんぺいた)についてまとめました。
晋平太は1983年1月10日生まれの現在40歳です。
本名は小林晋平で、東京都生まれ、埼玉県狭山市育ちです。
自ら「日本一のフリースタイルバカ」を自称していて、2005年のB-BOY PARK MC BATTLEでの優勝を皮切りに、UMB史上初の2連覇、戦極MC BATTLE 第一章での優勝、フリースタイルダンジョン史上初の完全制覇など、輝かしい戦績を持っています。
ADRENALINE 2019 FINALでのR-指定とのエキシビジョンマッチを最後にバトル引退を表明し、活動の拠点を東京都東村山市に移してローカルな活動に力を入れています。
目次
晋平太のプロフィール
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出生名 | 小林晋平(こばやし しんぺい) |
アーティスト名 | 晋平太 |
年齢 | 1983年1月10日(現在40歳) |
身長 | 165cm |
血液型 | A型 |
出身地 | 東京都 |
事務所 | 株式会社TWIN PLANET ENTERTAINMENT |
レーベル | RUDE CAMP RECORDS |
公式サイト | – |
私立中高一貫校の明星学苑明星中学校に進学、日本語ラップ好きの友達に影響を受けラップを始める。
しかし、コンビニやゲーセンにたむろし、街に異常がないか見守る地域のパトロール活動が忙しく、本格的にラップはしていない。
明星学苑明星高等学校に進学します。
部活には入らず帰宅部で、暇つぶしでコンビニ前にたむろしていました。
明星大学に進学しますが、目的や夢はなく、アルバイトも転々とする生活を送ります。
ですが同世代のラッパーとの出会いがきっかけで、本格的にラッパーとしての活動を始めます。
晋平太の彼女は誰?結婚している?
晋平太は2010年4月に、当時、介護福祉士をしていた小林美緒(旧姓は工藤)と結婚しています。
その後、小林美緒は介護福祉士を辞め、平成27年に東村山市議会議員選挙に出馬、初当選を果たし市議会議員として活躍しています。
晋平太の好きなファッションブランドは?
晋平太のファッションは、デニムにTシャツ、パーカー、ベースボールキャップなどを合わせ、サイズ感もオーバーサイズなオーソドックスなB-BOYファッションです。
ブランドは、高円寺にあるセレクトショップ・RUGGED、沖縄のセレクトショップ・NEWFUNK STOREの取扱ブランドを頻繁に着用しています。
ラップをはじめたきっかけはZeebra
晋平太が中学生の頃は一時的にヒップホップブームが起きていたこともあり、友達にDJ HASEBE feat. Zeebra, MUMMY-Dの「ICE PICK」とMAKI & TAIKIの「末期症状 feat. MUMMY-D, Zeebra」を教えてもらい日本語ラップにハマります。
特にZeebraのラップに衝撃を受け、ファッションもどんどんB-BOYになっていきます。
そこで晋平太は「なんか自分でもできそう」と思い、授業中にリリックを書き、休憩時間にみんなで盛り上がったりしていました。
ですが本格的にラッパーを志したわけではなく、周りの友達もヒップホップへの熱も冷めていたため、すぐに辞めてしまいます。
しかし大学に進学し、やりたいことが何もない状態に焦っているときに、同世代で当時から本格的にラッパーとして活動していた028(SD JUNKSTAのOJIBAH)との出会い、友達になったことでもう一度マイクを握る覚悟をします。
デビューまでの道のり
028(SD JUNKSTAのOJIBAH)との出会いがきっかけで、B-BOY PARK 2001にエントリーし、本戦出場、ベスト8という好成績を収めます。
「人から注目を浴びる」ことに対する快感を覚え、その快感が忘れられずに晋平太はひたすらラップにのめり込みます。
MCネームをSHINPEITAとしてオジバ、634とともに3MCのクルー・ネオ字音を経て、オジバ、SUMI、DJ JUNとともにルーディーキッズを結成し精力的に活動を続けます。
その後はB-BOY PARK2002、B-BOY PARK2003に出場し、2004年には待望のデビューアルバム「SHOW ME LOVE」をリリースします。
また「一番になってみたい」という強い気持ちがB-BOY PARK 2005で実り、B-BOY PARKで念願の初優勝を果たします。
B-BOY PARK 2005で優勝したのは晋平太が22歳の頃で、ちょうど大学卒業のタイミングと重なったこともあり、就職ではなくラッパーとして生きていく道を選びます。
デビュー直後は順調だったものの、その後はラッパーとしての仕事がなくなり郵便局に就職、しかしヒップホップへの思いが諦められず、すぐに郵便局を辞め。
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フリースタイルダンジョン初の完全制覇!100万円獲得の軌跡
晋平太、『フリースタイルダンジョン』完全制覇https://t.co/R0Hjk8nCQO#晋平太 #フリースタイルダンジョン
— BARKS編集部 (@barks_news) 2017年7月12日
フリースタイルダンジョン3rdシーズンRec7チャレンジャーとして現れた晋平太に対し、般若は「俺たちオリジナルメンバーでいくわ」と宣戦布告した。
最後は般若から「モンスター解散」の衝撃発言が飛び出し、晋平太のフリースタイルダンジョン制覇に花を添える。
晋平太とT-Pablowの一触即発の原因を解説
フリースタイルダンジョン
晋平太 vs t-pablow pic.twitter.com/ZUY1znH3cp— フリスタ☆ダンジョン動画 (@FristaDoga_) February 24, 2020
バトルで起きたいざこざについてT-Pablowは「1ラウンド目から相手が俺の(帽子の)つばにがつがつ当たってたの晋平太さんが」とラジオで語った。
晋平太もインタビューで「僕がトーンと押しちゃったのが悪かったですし」と語った。
晋平太のマブダチはR-指定
ブレストする時だけで良いからラッパーに参加してほしい……
【日刊SPA!】「ヒップホップは本から学んでもいい」【晋平太×R-指定のフリースタイル対談・前篇】 https://t.co/XnjYHK9SJ0
— みどり (@mid920929) 2019年11月25日
お互いにUMBを連覇していることもあり、年齢こそ違うもののとにかく比較され、ライバル視されることが多い晋平太とR-指定ですが、白熱したバトルのイメージが大きく度々不仲説も囁かれます。
しかし実際は仲が良く、お互いにお互いのプレッシャー、大変な部分を理解している貴重な存在でもあります。
インタビューでも度々お互いの名前を出したり、対談などでも仲の良さを垣間見ることができます。
親友でもあり、腐れ縁とも言える関係です。

晋平太とR-指定の名バトル
晋平太とR-指定の名バトルといえば、初対戦となったUMB2010の初戦です。
MCバトルにおける1つのターニングポイントとなった試合とも言えますが、お互いに異次元のパンチラインの応酬で、間違いなくMCバトルをネクストステージに上げました。
多くのフォロワーを生み出した伝説の名バトルとしても語り継がれています。
晋平太のラップの特徴
晋平太のラップはとにかく泥臭く熱い、男気に溢れているのが大きな特徴です。
リスナーと真正面向き合った、人間味は溢れる真っ直ぐなリリック、飾り気のないフローは晋平太の代名詞と言えます。
ですが勢い、熱さに任せただけではなく、圧倒的なスキルとボキャブラリーで晋平太と同じスタイルのラッパーにありがちな一辺倒さは微塵も感じません。
晋平太自ら「時代遅れ」と自分のスタイルを称することがありますが、古き良き時代の日本語ラップの良さも残しつつ、現代にアップグレードしています。
自分の強さだけでなく、弱さも曝け出して前に進もうとするスタイルこそが晋平太の最大の魅力と言えます。
晋平太のデビュー曲は「SHOW ME LOVE」
晋平太のデビュー曲は、2004年にリリースされたアルバム「SHOW ME LOVE」のタイトル曲「SHOW ME LOVE」です。
B-BOY PARKでの活躍もあり、その熱いバトルスタイルも然り、熱いライブにもヒップホップシーン全体から熱い視線が注がれていました。
そんな中でのデビューということもあり、期待度はかなり高いものでしたが、見事その期待に応える楽曲でした。
すでに晋平太の代名詞となっていた「熱苦しいほど熱いストイックなスタイル」を見事に楽曲に落とし込んでいて、荒削りさもそれを際立てています。
「晋平太は晋平太だ」と感じさせてくれる、晋平太のヒップホップへの最大級の愛を表したクラシックです。
晋平太の代表曲は「CHECK YOUR MIC」
リミックス「Check Your Mic Remix feat. MCニガリ a.k.a 赤い稲妻, R-指定, 般若, DJ AKAKABE」も話題となった、晋平太の代表曲といえば「CHECK YOUR MIC」です。
UMBでの2連覇など数々のバトルで修羅場をくぐってきた晋平太によるバトルのアンセムでもあります。
DJ CELORY aka Mr. BEATSによるトラックもイントロでZeebraのクラシック「Street Dreams」を彷彿とさせますが、まさに「Street Dreams」を晋平太のフィルターに通してアップデートしたクラシックに仕上がっています。
「とうとう来たなこの時が」「今日勝つために生まれてきた 今日勝つために負け続けた 今日勝つために立ち上がった」というパンチラインはラッパーにはもちろん、学校や仕事など日々頑張る人に共通するメッセージが熱いほど伝わり、突き動かされるような衝動に駆られます。
晋平太のこれまで、晋平太の全てを詰め込んだ楽曲で、日本語ラップリスナー以外にも人気の高いクラシックです。
晋平太とコラボした楽曲は「時代遅れ feat.般若」
UMB2010で念願の初優勝を果たし、さらにUMB2011も控える2011年11月4日にリリースされたアルバム「REVENGE」の収録曲「時代遅れ feat.般若」は、お互いにUMBを制覇したチャンピオン同士である般若とコラボした楽曲です。
同じ東京を拠点に活動する同世代のMCであり、バトルMCとしても名を馳せる2人ですが、同じ「熱さ」がありながら両極端な印象の2人でもあります。
そんな2人のコラボは日本語ラップリスナーが待ち望んだコラボですが、お互いに血の滲むような努力の先の成功、そして追われる者となったプレッシャーなど、2人にしか分からない様々な感情を楽曲に落とし込んでいます。
「時代遅れでかまわないから」とラップする晋平太と般若からは、揺るぎない信念を感じることができます。
熱い気持ちになれるだけでなく、涙腺も緩んでしまうクラシックです。
UMBでの活躍!史上初の2連覇達成
UMB2011覇者、晋平太とDOTAMA!打ち上げにて! pic.twitter.com/fFJPRyP0
— deii(Fragment) (@Fragment_deii) 2011年12月30日
「MCバトルを愛し、MCバトルに愛された男」「バトルサイボーグ」などの異名を持ち、晋平太の「日本を代表するバトルMC」という地位を確固たるものにしたきっかけは、間違いなくUMB2010、そしてUMB2011の連覇です。
日本最大級のMCバトルだったUMBにおいて当時、連覇、複数回優勝を果たしたの晋平太が史上初でした。
UMB2010の初戦・R-指定とのバトルを皮切りに、UMB2011の決勝・NAIKA MCとのバトルまで、多くのパンチラインだけでなく、涙ありのドラマチックな展開にバトルヘッズは大いに沸きました。
晋平太のUMB連覇について呂布カルマは「何よりバトルの世界が変わったのは、晋平太が優勝したあと」と語っていて、MC正社員は「誰でもバトルに出られる環境を作ったのが晋平さん」と語っています。
MCバトル、そしてラップするということに対するハードルを下げ、スポーツ化して各地でさまざまなMCバトルの大会が開催されているバトルブームは間違いなく晋平太から始まったと言えます。
晋平太がYouTuberに?
晋平太は2019年8月7日に、YouTubeチャンネル「Yo!晋平太だぜ Raps」を開設しました。
ラッパーのものまね、勝手にラップにして歌ってみた、ドッキリなどのYouTuberらしい企画から、今まで伝説として語り継がれてきた試合の真実や解説など、日本語ラップリスナーやバトルヘッズにはたまらない内容になっています。
ゲストも豪華で、日本語ラップシーンの裏側も覗けるので、少しでも興味がある人は必見です。