Young Hastle(ヤングハッスル)は、川崎を拠点にしているFLY BOY RECORDSのレーベルのメンバーです。
日本語ラップ界における筋肉ラッパー元祖といってよいほど肉体美を持ち、また、個性的なリリックによって大きな影響を与えたラッパーです。
2021年現在では、HIP HOP活動だけでなく、体作りについて発信したり、TVやラジオに露出するなど幅広い活動もしています。
Young Hastleのプロフィール
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出生名 | 林ハルユキ |
アーティスト名 | Young Hastle(ヤングハッスル) |
年齢 | 1984年3月13日(現在39歳) |
身長 | 180cm |
血液型 | 不明 |
出身地 | 東京都 |
事務所 | FLY BOY RECORDS |
レーベル | FLY BOY RECORDS |
公式サイト | https://www.younghastle.com/ |
Young Hastleは、2021年現在川崎を拠点にしていますが、生まれは東京都出身です。
中学時代のYoung Hastleは、K DUB SHINE率いるキングギドラのアルバム「空からの力」を聴いて、衝撃を受けたことをきっかけにラップを聴き始めます。
高校時代では、野球に力を注ぎ、筋トレも体作りの一環で始めることになります。
実際にラップの活動をし始めたのは、高校卒業のあたりで、仲間とともにHIP HOPのイベントを企画します。
しかし、もっと名を知らしめるためにYoung Hastleは、個人名義のアルバムを出すことを決意し、「This is My Hustle」をリリースします。
リリースしたアルバムにある「V-Neck T」をきっかけに、日本語ラップ界に大きな反響を与えます。
そして様々な活動を経て、親交の深いDJ TY-KOHや他のメンバーとともにFLY BOYS RECORDSを設立し、レーベルとしての地位も徐々にあげていきます。
Young Hastleの名前の由来
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Young Hastleの由来は、本名からきています。
「Young」はHIP HOPカルチャーでよく使われるMCネームですが、「Hastle」は本名である林ハルユキをローマ字の頭文字が「Ha」なので、本来のスペルである「Hustle」を「Hastle」に変えて名付けました。
そして、このHastleは、ポジティブで覚えやすい言葉だから名付けたそうです。
しかし、多くのメディアでHastleのつづりが、本来のつづりの「Hustle」で紹介されることが多いことから「Spell My Name Right」という曲で正しいつづりをラップしています。
Young Hastleはチートビーガン
https://youtu.be/oaXDCoCEzxw
Young Hastleが命名したチートビーガンとは、たまに肉や魚などを食べるが、ほとんどは動物性の食事を取らないという100%ビーガンではない食事方法のことを指します。
筋肉に重要なタンパク源である鶏胸肉などを頻繁に食べていたYoung Hastleは、ある日Netflixのドキュメンタリー映画「健康って何?」を見ます。
その番組では「野菜メインの食事の方が健康的になれる」や「野菜メインでも肥大可能」など、Young Hastleの今までの常識を覆すような内容でした。
その内容を受けてYoung Hastleは
Young Hastle
このような経緯で、チートビーガンを始めています。
Young Hastleは筋トレ嫌い?
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マッチョな人を見ると、好きで筋トレをやっているイメージがあります。
筋トレについて、Young Hastleは
Young Hastle
と語っています。
筋トレをしたくなくても、体を無理矢理ジム持っていくこともしばしばあるようです。
なぜ筋トレをするのかについてYoung Hastleは
Young Hastle
モテたいという強い願望があるからこそ、日々の筋トレを乗り越え、、現在のマッチョなYoung Hastleが形成されています。
高校、野球部だった時は将来Numberに載るなんて思って無かったよ💪🏾😬#GymTimeTheEP#gymtime#numberdo pic.twitter.com/8EaAbHsB6w
— Young Hastle (@younghastle) June 24, 2017
Young Hastleは元高校球児
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Young Hastleの高校時代の青春といえば、3年間熱中してきた野球です。
当時在籍していた駒澤大学高等学校の野球部では、甲子園を目指して日々練習に取り組んでいました。
幼い頃から野球をやっていたかは不明ですが、高校球児時代についてYoung Hastleは
Young Hastle
と語っています。
学校での練習はもちろん、自宅でも自主練としてバットの素振りをするなどしていたそうです。
しかし、高校3年生最後の大会では、ベンチ入りすることができず、スタンドで応援という形で高校野球を終えてしまいます。
Young Hastleは、高校野球を通じて根性や礼儀など多くのことを学び、それが現在の自分のHIP HOP活動に大きな影響を与えているようです。
また、高校野球時代についての楽曲も作っています。
今夏引退した全ての高校球児に送る曲
オレはベンチにも入れなかったけど、野球部で学んだ忍耐、根性のお陰で、大好きなHip Hopでここまで来れたしまだまだ行けると思ってるよ
野球の上手い下手は関係無い
だからみんなも自信持って行け!https://t.co/7HVOOOBHNq pic.twitter.com/5u093FVaXx— Young Hastle (@younghastle) September 21, 2017
Young Hastleは匂いへのこだわり
Young Hastleにとって匂いは、筋肉の次に大切というほど重要視している要素になります。
良い匂いのする女性がとても好きで、自分も良い匂いで女性をアピールしたいということがきっかけでこだわり始めました。
Young Hastleが2018年時点で、フェラガモのフリータイムという香水を5年以上も使っていたそうです。
そんなYoung Hastleの解き放つ良い匂いのことを「ヤンハ臭」と名付け、クラブでYoung Hastleと接触した多くの人はヤンハ臭の恩恵を受けています。
ヤンハスがいい匂いする #ヤンハ臭
— Ryo Fujita (@EagleFujita) May 21, 2013
ヤンハスさんTシャツ、汗なので洗わせて頂いたけどまだ香水のいい匂いする(笑)母ちゃん曰く洗濯機がいい匂いになったらしい。
— Akane (@akane_mera) October 14, 2012
Young Hastleのファッション
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- YH
- PUMA
- adidas
- new blance
- Timberland
SNSで見かけるYoung Hastleのファッションは、全体的にスポーティなストリートスタイルが多いです。
HIP HOPらしさを感じる全身ゆったりめのジャージのセットアップやブランド物のトラックスーツを着用していることが多く、180cmもあるYoung Hastleにとても似合っています。
また、自身で「YH」というアパレルブランドを運営していて、タックトップやフーディなどを販売しています。
さらに、洋服のみならず、マグカップやクッションなどの日用品も取り扱っています。
Young Hastleのラップスタイル
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- ありのままを歌う等身大のラップスタイル
- わかりやすいユーモアのあるリリック
Young Hastleは、自分の好きなものや日常生活で思った身近のことをテーマにラップすることが多いので、一曲一曲がYoung Hastleのライフスタイルといえます。
また、HIP HOP初心者でも聴きやすいシンプルなリリックの構成で、ユーモアのあるリリックもまたYoung Hastleの大きな特徴です。
Young Hastleのラップのこだわり
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Young Hastleは、とにかくわかりやすくて、ウケることを意識してリリックを書いています。
Young Hastle
そんな思いでリリックを考えていることが多いようです。
また、リリックはYoung Hastleのライフスタイルをかっこつけることなくそのまんま反映しているので、人よりも日々のライフスタイルをとても大切にしています。
ですので、楽曲制作は一人で何十時間も部屋に籠って制作するというよりは、日々仲間と一緒にライフスタイルを送りながら見た光景を少しずつリリックをしたので、気づいたら曲ができているといった流れになっています。
Young Hastleがラップを始めたきっかけ
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Young Hastleがラップに出会ったきっかけは、日本のHIP HOPの黎明期から現在まで幅広く活躍しているZEEBRAの影響がとても大きいと語っています。
当時中学3年でスケボーにハマっていたYoung Hastleは、スケボー雑誌を読んでいた時に、雑誌の音楽コーナーに紹介されていたアルバムを目にします。
そのアルバムは、多くの人間をラップに目覚めさせたと言われるキングギドラのアルバム「空からの力」です。
特にキングギドラのメンバーであるZeebraのスタイルにとても憧れて、今でもずっとフォローしています。
Zeebraがいなければ、現在のYoung Hastleはないといえます。
ジブさんはマジでオレのアイドル!ジブさんがいなかったらHip HopにもはまってないだろーしRapもしてないと思う。そう思うと感慨深くて最後セロリさんがLast Songかけてジブさんが歌ってんの見て泣きそうになってしまった。
— Young Hastle (@younghastle) June 23, 2010
ライムスター宇多丸が語るYoung Hastleの魅力
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日本のHIP HOP界の最高峰といえるクルー「ライムスター」のメンバーである宇多丸もYoung Hastle高く評価しています。
Young Hastleについて宇多丸は
宇多丸
と語っています。
Young Hastleは、ユーモアセンスはHIP HOPファンのみならず、ベテランにも響いていることが伺えます。
Young Hastleの特徴的なガヤ
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ヴァースの隙間に何かしらのセリフを埋めるガヤは、HIP HOPの楽曲ではよく見られる特徴ですが、Young Hastleのガヤは特徴的です。
ヴァースにある直前の日本語をただ単純に英語に直したり、Young Hastle独特の発音で繰り出す日本語など思わず癖になってしまうようなガヤがとても多いです。
DJ TY-KOHとYoung HastleでリリースしたEP「TYH THE EP」に収録されている「バイトしない」では
Young Hastle
今日も飲む酒(サキー)
このガヤのおかげで、Young Hastleの存在感を大きく示しているといえます。
ヤンハスの”ガヤ”はマジ最高! #utamaru https://t.co/LlQSWQVPhk
— yanatake (@yanatake) March 19, 2017
Young Hastleのおすすめの楽曲厳選3選
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Young Hastleが作る楽曲は、一曲一曲のテーマが特徴的なので、聴いていてとても面白さを感じさせる楽曲がとても多いです。
また面白いだけでなく、ビートをうまく乗りこなすスキルも持ち合わせてるので、音楽としてのかっこよさも感じられます。
そんなYoung Hastleが数多く作ってきた楽曲の中から厳選した3つの曲を紹介します。
Young Hastle / V neck t
2010年6月9日にリリースされたファーストアルバム「This is My Hustle」に収録されている「V-Neck T」です。
「V-Neck T」は、Young Hastleの名を多方面で知らしめるきっかけになった楽曲で、VネックTシャツに対する愛というYoung Hastleらしいチョイスのテーマで歌っています。
ストレートなリリックで思わずクスッとするようなフレーズもありつつ、巧みなライミングによってかっこよさも際立っているので、面白さとかっこよさのバランスの取れた一曲です。
Young Hastle / おんなのこ
2015年10月13日にリリースされたシングル曲「おんなのこ」です。
人気番組フリースタイルダンジョンのLIVEでも大きな反響を残したこの楽曲は、女性に対して歌った一曲です。
長年筋トレしている理由の一つにモテるのでと公言するほど女性が好きなことから、女性への愛が溢れています。
また、女性のタイプを赤裸々に歌っているので、ありのままを歌うYoung Hastleのエッセンスをふんだんに感じとれる楽曲です。
客演に迎えたKOWICHIのメロディアスなフックで、とても聴き心地の良いギャルチューンに仕上がっています。
Young Hastle / Workout (remix)
2011年6月15日にリリースされたアルバム「This is My Hustle Remix」に収録されている「Workout (remix)」です。
「Workout (remix)」は、日々筋トレに精をだしている人に向けて歌った曲です。
客演で迎えた般若とShingo西成は、筋トレを通じて出会い、筋トレでも楽曲でも交流のあるメンツになっています。
筋トレならではの追い込みや筋トレ用語など筋トレに関する内容がふんだんに詰め込まれているので、現在進行形で筋トレをしている人は特にモチベーションが上がる一曲です。

Young Hastleの仲良いラッパー
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Young Hastleは、仲間と一緒に遊ぶことが多い分、色々なラッパーと交流があるラッパーといえます。
また、昔はFLY BOY RECORDSのレーベルに所属しているメンバーとほぼ毎日一緒に居すぎて、話すことがなくなるほど親密な関係だったことも明かしています。
そんなYoung Hastleの特に仲の良いラッパーを紹介していきます。
DJ TY-KOH
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DJ TY-KOHは、Young Hastleと共にFLY BOY RECORDSを設立した人物になります。
Young HastleはDJ TY-KOHととても仲が良く、一時期は毎日一緒にご飯を食べたり、お酒を飲んだりして遊んでいました。
また、楽曲制作に関してもDJ TY-KOHとの何気ない会話から曲のテーマができることも多かったことから、Young HastleにとってDJ TY-KOHの存在は大きいかったといえます。
UZI
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2021年現在フリースタイルバトルシーンで露出しているUZIとは、2013年の川崎のクラブでYoung hastleと出会いました。
かなり酔っ払ったUZIと初めてした挨拶をキッカケに、共に地方の営業に行ったり、鹿児島に弾丸で延泊したりして遊んでいました。
ご飯もお酒も先輩だからといって奢ってくれる頼もしい先輩と語っています。