ホームシアターシステムで部屋がクラブになります。
爆音でも、音が割れることはありません。
DJプレイをする以外にも、テレビ、スマホ、パソコンとつなげることで
音楽を楽しんだり
週末は自宅で映画館気分・・
音の品質を劇的に上げることが可能です。
サウンドバーでは無理です。
モニター用スピーカーでも無理です。
ホームシアターシステム(AVアンプとスピーカー)だから実現できる体験です。
初めて本格的なホームシアターシステムを揃える人のために
本記事ではスピーカーの選び方とおすすめスピーカーを紹介します。
目次
ホームシアター用スピーカーとは
ホームシアターシステムを構成するための機材について確認します。
一般的なスピーカーの構成は、2ch・ホームシアター・サウンドバーなどの種類があります。
大まかな特徴は、下記の表の通りです。
2ch用スピーカーとの違い
ホームシアター用のスピーカーとして、基本的には2chのオーディオ用スピーカーと同じ物が使用出来ます。
ホームシアター用のスピーカーを選定する際には、同メーカー・同シリーズのスピーカーで揃えるのがポイントとなります。
具体的には、センタースピーカーとサブウーファーがラインナップにあるシリーズのスピーカーを選ぶのが基本です。
サウンドバーとの違い
サウンドバーは同じくホームシアタージャンルのスピーカーとして比較される事が多いですが、複数のスピーカーを使用したサラウンド再生とは本質的に異なります。
サウンドバーの場合は複数のスピーカーを設置する必要がなく、テレビからHDMIケーブルなどで接続するのみのため導入が簡単です。
その一方でスピーカーが前方にしかないため、映画館のように音に囲まれる音場を作るのは難しいです。
サウンドバーはあくまで簡易的なシアター風のシステム、もしくはテレビの音声を強化するためのスピーカーとしての位置付けとなります。
サラウンド再生に必要なアンプ
ホームシアター用のサラウンド再生には、マルチチャンネル対応のAVアンプが必要です。
AVアンプには対応チャンネル数に応じた数のアンプが内蔵されていて、基本的にはグレードの高い機種ほど、もしくは新しいモデルほど、より多くのチャンネルを含むサラウンド環境に対応しています。
スピーカー構成の種類
ホームシアター用のスピーカーの構成は、一般にスピーカーの台数+サブウーファーの台数で表記されます。
例えば、スピーカーの台数が5台(5ch)でサブウーファーの台数が1台(0.1ch)の構成なら、5.1chと表記される事になります。
構成 | スピーカーの数 | 構成の違い | 臨場感 | 価格 | 導入のしやすさ |
5.1ch | 6台 | 基本的な構成 | 〇 | ◎ | ◎ |
7.1ch | 8台 | サラウンドレフト/ライトあり | ◎ | 〇 | 〇 |
9.1ch | 10台 | サラウンドレフト/ライト×2組 | ◎ | △ | 〇 |
Dolby Atmos | 8台以上 | ハイトスピーカーあり | ◎ | 〇 | △ |
5.1ch
5.1chの構成は、ホームシアター用のスピーカーの基本となる構成です。
前方の左右(画面の両側)に設置するフロントスピーカー(2台)、前方中央(主に画面の下側)に設置するセンタースピーカー(1台)、後方の左右に設置するリアスピーカー(2台)とサブウーファー(1台)の計6台による構成です。
7.1ch
5.1chの基本構成にサラウンドレフト/ライト(2台)を加えた計8台のスピーカー構成です。
サラウンドレフト/ライトはリスニングポジションの真横(左右)に設置します。
9.1ch
7.1chの構成からさらにスピーカーを2台加え、リアスピーカーとサラウンドレフト/ライトの間にもう1組のスピーカーを設置した構成です。
スピーカーごとの音の繋がりが良くなり、360度ぐるりと囲まれる様なサラウンド再生を実現出来ます。
その他の構成
低音域のみを受け持つサブウーファーは、基本的に部屋の中のどこにおいても良いとされていますが、実際にはやはり設置場所の影響を受けてしまう物です。
サブウーファーを2台構成にして左右に分けて設置する事で、低音の音場表現が広がってより臨場感のあるサラウンドにする事も出来ます。
その場合の構成は、5.2chや7.2chと呼ばれます。
Dolby Atmos
Dolby Atmosは比較的新しいサラウンド構成です。
従来のスピーカー構成にハイトスピーカー(2台もしくは4台など)を加えたシステムで、スピーカーの台数によって5.1.2ch(5.1ch+ハイトスピーカー2台)や7.1.4ch(7.1ch+ハイトスピーカー4台)などと表記されます。
ハイトスピーカーは頭上から降ってくる様な音声となるため、従来の平面的なサラウンドに比べてより立体的な音場表現に優れた構成となります。
スピーカーの名称
ホームシアター用のスピーカーを選定するにあたって基本となるスピーカーの名称とそのポイントを紹介します。
フロントスピーカー
フロントスピーカーはホームシアターのメインとなるスピーカーです。
トールボーイ型(フロア型)の大きなサイズのスピーカーを使う事が多いですが、2chでの音楽再生を考えない場合は、サブウーファーによる補助を見越してブックシェルフ型スピーカーを選ぶ選択肢もあります。
センタースピーカー
センタースピーカーは、画面の下側に設置する横長のスピーカーで、主に画面中央付近の人の声を担当します。
リアスピーカー
リスニングポジションから見て後ろ側、フロントスピーカーと向かい合う位置に設置するスピーカーです。
前後の音の動きを再現する大切なスピーカーですが、補助的な立ち位置のスピーカーとして軽視されてしまいがちな部分でもあります。
フロントスピーカーと同じスピーカーで揃えるのが理想ですが、現実的には同メーカーの1〜2ランク下のスピーカーを選ぶ場合が多いです。
サブウーファー
超低域を担当するスピーカーです。
映画館のようなズーンと腹に響く低音を再生するのは通常のスピーカーでは難しいため、サブウーファーを導入するとホームシアターが一気に映画館に近づきます。
超低域は音像定位をほとんどしないため、左右対称(ペア)である必要はなく、基本的にどこに置いても良いとされています。
おすすめのホームシアター用スピーカー
初めてホームシアターを揃える方におすすめのスピーカーを紹介します。
シリーズ | 音質 | 価格 | 拡張性 | Dolby Atmos対応 |
SONY CS | 〇 | ◎ | 〇 | × |
YAMAHA NS-F500 | ◎ | △ | 〇 | × |
YAMAHA NS-F700 | ◎ | △ | 〇 | × |
DENON SC | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
SONY CSシリーズ
SONYのホーム用スピーカーのベーシックモデルにあたるシリーズです。
SONYが特に力を入れているハイレゾ再生を視野に入れたCSシリーズは、トールボーイ型スピーカーのSS-CS3だけでなくブックシェルフ型スピーカーのSS-CS5にもスーパーツイーターが搭載され、3WAY構成となっているがポイントです。
センタースピーカーのSS-CS8、サブウーファーのSA-CS9と全モデルで発泡マイカを素材としたウーファーユニットを使用しています。
ドリブルX
YAMAHA NS-F500シリーズ
トールボーイ型(フロア型)スピーカーのNS-F500を軸としたホームシアター構成です。
本機専用設計のウーファーやアルミマグネシウム合金製のドームツイーターなどが採用されているほか、キャビネットも上位機種に近いヤマハ伝統の構造になっています。
同シリーズのラインナップはリアスピーカーのNS-B500、センタースピーカーのNS-C500、サブウーファーのNS-SW500です。
ドリブルX
YAMAHA NS-F700シリーズ
システムの軸となるトールボーイ型(フロア型)スピーカーのNS-F700は、曲げ練りの技法によって曲面に加工された天板、不要共振を抑え込むために高い剛性で設計された内部構造など、ピュアオーディオ(2chでの音楽再生)まで十分に対応できるスピーカーです。
リアスピーカー用にNS-B700、センタースピーカーとしてNS-C700、サブウーファーのNS-SW700が同シリーズとしてラインナップされています。
ドリブルX
DENON SCシリーズ
ウーファー+ドームツイーターのシンプルな2WAY構造で揃えているシリーズです。
フロント/リアスピーカーには、バスレフ構造で低域に強みがあるトールボーイ型スピーカーSC-T37と、設置場所に選びやすい密閉構造のブックシェルフ型スピーカーSC-A37をラインナップ。また、リア用には下位シリーズのトールボーイSC-T17という選択肢もあります。
手軽な価格帯ながらDolby Atmos用のSC-EN10も揃っているため、天井埋め込みなどの大がかりな工事をせずにホームシアター用のスピーカーが揃えられるのもポイントです。
ポンコツくん
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