ポンコツくん
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目次
ポータブルスピーカーの選び方のポイント
- 総合出力
- 対応コーデック
- 駆動時間
- 接続方式
総合出力と対応コーデックは、ポータブルスピーカーの音質に大きく関わるので、前半2つの項目を特に重視して選びましょう。
駆動時間に関しても、屋外で使う場合は重要な性能になるので、10時間以上再生できる物を選んだ方が良いでしょう。
総合出力
バッテリー容量に限界があるポータブルスピーカーでは、数Wで動作する物から100W以上の総合出力を持った製品まであります。
屋外で利用する時は、音が拡散しやすいため屋内よりも大きな出力が必要です。
アウトドアで使う時には、連続再生時間ばかり目が行きがちですが、20W以上の出力を持ったモデルを選びましょう。
ホームシアター用途で使う場合においても、なるべく総合出力が大きい物を選んだ方が良いでしょう。
対応コーデックで選ぶ
主要な対応コーデックに関する、コーデック毎の音質と遅延の違いについてまとめてみました。
規格 | 音質 | 音の遅延 | ビットレート |
SBC | 良くない | 大きい | 48kHz / 16bit |
AAC | 普通 | 標準的 | 48kHz / 16bit |
Apt-X | 良い | 小さい | 48kHz / 16bit |
Apt-X LL | 良い | ほとんどない | 48kHz / 16bit |
Apt-X HD | 非常に良い | 標準的 | 48kHz / 24bit |
LDAC | 非常微良い | 大きい | 96kHz / 24bit |
ポータブルスピーカーでは、SBC規格しか対応していない物が多いですが、SBCは音質が良くない上に音の遅延も大きいです。
音質を重視する人は、AAC規格やApt-X規格等のコーデックに対応した、高音質ポータブルレコーダーを選ぶようにしましょう。
AAC規格
AAC規格とは、iPhoneやiTunesで使われている96kbpsのビットレートを持つ規格で、SBC方式よりも音質が良いです。
遅延もそこまで大きくないので、SBC方式よりも明らかに性能が高いコーデックです。
SBC規格で音楽を流すと音質が落ちてしまうことから、iPhoneから再生する機会が多い人は、AAC規格対応の物を選びましょう。
Apt-X規格
Androidスマホで使われているコーデックがApt-X規格であり、ビットレートが384kbpsあるので、AAC規格よりも高音質なのが特徴です。
Apt-X規格では、Apt-Xに加えてApt-X LLやApt-X HDといった3つの方式があり、方式毎に音質や音の遅延が大きく異なります。
Apt-X HDはLDACと同様にハイレゾに対応しているため、Androidユーザーで音質にこだわる場合は、Apt-X HD対応の製品を選びましょう。
LDAC規格
LDAC規格はソニーが独自に採用している規格で、音の遅延が大きいですが、他のどの方式よりも音質が良いのが特徴です。
ただし他のコーデックと異なり、WalkmanやXperia等のソニーの端末でしか対応していません。
ソニーのスマホやミュージックプレイヤーを使わない場合は、AAC規格やApt-X規格で十分に対応できます。
駆動時間
ポータブルスピーカーでは、屋外に持ち運ぶことを前提に設計されているので、駆動時間も重要な要素です。
Bluetoothスピーカーでは、再生可能時間が4時間未満から24時間と幅広いですが、駆動時間が短い物を選ぶと外出途中で電池が切れてしまいます。
充電が切れてしまうと、屋外で給電するのは難しく、屋内に戻るまではスピーカーを使えません。
屋外でポータブルスピーカーを使う機会がある人は、駆動時間が10時間以上ある製品を選ぶようにしましょう。
接続方式は有線接続に対応したものを選ぶ
- 無線接続にしか対応していない場合(BluetoothやNFC等)
- AUX接続にも対応している場合
有線接続(AUX接続)は、ワイヤレス接続よりも音の遅延が小さいので、FPSゲームや音ゲーも快適にプレイできます。
PCや携帯ゲーム機用のスピーカーとして、ポータブルスピーカーを選ぶ場合は、有線接続に対応した物を選びましょう。
ポータブルスピーカーのおすすめメーカー
- ソニー
- JBL
- ANKER
メーカーによって、音質や出力等の性能や機能に大きな差があり、適切な用途が異なります。
各メーカーの特徴について詳しく知ることで、自分の用途に合ったポータブルスピーカーを選べるようにしましょう。
ソニー
ソニーのポータブルスピーカーの3つの特徴についてまとめてみました。
- LDACというハイレゾ対応のコーデックを搭載した製品がある
- 総合出力が高い製品が多く屋外でも使いやすい
- 高級路線の製品が多く全体的に音質が良い
ハイレゾ対応のLDACというコーデック形式は、ソニーの製品でしか販売されていないので、音質にこだわる人におすすめです。
総合出力が大きい機種も多く、迫力のある重低音を出せるため、アウトドア用途におすすめです。
JBL
JBLのポータブルスピーカーについては、下記の3つの特徴があります。
- 防水性だけでなく耐衝撃性に優れていて耐久性が高い
- 他のメーカーの製品より操作性が優れていて直感的に使える
- 商品のラインナップが豊富で幅広い価格帯の製品を取り揃えている
他のメーカーの製品と異なり、ラバーバンパーが付いていて耐衝撃性が高いため、ロードバイク用のスピーカーを探している人におすすめです。
JBL Pulseは普通のポータブルスピーカーよりも高価ですが、LED搭載でデザインが良いだけでなく、視認性が上がり交通事故を防いでくれます。
ANKER
Ankerの3つの特徴に関しては、以下のようにまとめられます。
- バッテリー容量が他の製品に比べて大きく24時間再生できる製品もある
- 重量が1kg未満の製品が多く携帯性に優れているので屋外でも使いやすい
- 他のメーカーの製品よりも価格が安く手軽に購入できる
Ankerのポータブルスピーカーは、他のメーカーの製品よりもバッテリー性能が高く、小型軽量で駆動時間が長いのが特徴です。
他のポータブルスピーカーよりも安価な製品が多く、数千円程度で購入することができるため、予算が無い学生や新入社員にもおすすめです。
おすすめポータブルBluetoothスピーカー5選
おすすめポータブルBluetoothスピーカーを厳選してまとめました。
- Anker Soundcore 2(改善版)
- Anker SoundCore Sport
- JBL FLIP5 Bluetoothスピーカー
- ソニー SRS-XB33
- Bose SoundLink Mini Bluetooth speaker II
製品によって最適な用途が大きく異なるので、自分の用途に合ったスピーカーを選んで音楽を身にまといましょう。
コスパNo.1 Anker Soundcore 2(改善版)
商品スペック(基本構成)
総合出力 | 12W |
駆動時間 | 24時間 |
再生チャンネル | ステレオ |
対応コーデック | SBC |
再生周波数帯域 | 70Hz ~ 20kHz |
防水性能 | IPX7(改善前の製品はIPX5) |
接続方式 | Bluetooth(バージョン4.2) AUX接続 |
電源方式 | microUSB |
重量 | 414g |
サイズ | 168 × 56 × 47 mm |
Anker Soundcore2 改善版は、価格の割に音質が良いので、Amazonの評判が非常に良いポータブルスピーカーです。
- 価格が5,000円未満と安く予算が無い人でも手軽に購入できる
- SBCしか対応していないが音質が良くAmazonでの評判も非常に良い
- 駆動時間も24時間と長く屋外でも長時間音楽を聴き続けられる
価格が安いのにも関わらず音質が良くコスパの高いポータブルスピーカー
AnkerのSoundcore2は、5,000円未満という安い価格で購入できるので、予算を抑えたい人におすすめです。
コーデックはSBCしか対応していませんが、音質が良いといった口コミが数多く寄せられているため、音質にこだわる人におすすめです。
改善版ではIPX7という高い防水機能を持っている上に、重量も414gと軽量で持ち運びも苦になりません。
小型の製品なのにも関わらず、24時間再生できる点も魅力的なポイントです。
風呂場で聞ける!Anker SoundCore Sport
商品スペック(基本構成)
総合出力 | 3W |
駆動時間 | 10時間 |
再生チャンネル | モノラル |
対応コーデック | SBC |
再生周波数帯域 | – |
防水性能 | IPX7 |
接続方式 | Bluetooth(バージョン4.2) AUX接続 |
電源方式 | microUSB |
重量 | 230g |
サイズ | 85 × 85 × 45 mm |
Anker SoundCore Sportは、水没しづらい構造になっているため、風呂場で音楽を聴きたい人におすすめです。
- 3,000円台という安い値段で購入できる
- 小型軽量で携帯性に優れているため屋外に持ち運びやすい
- IPX7という高い防水性能を持つため浴槽に落としても水没しない
防水性能が高く水に入れると浮くため風呂場用のスピーカーとして最適
AnkerのSoundCore Sportは完全防水である上に、水に沈まない構造になっているため、風呂場で聞くのには最適なスピーカーです。
Anker Soundcore 2と異なり、音質が悪いといった口コミが多く見受けられたので、音質を重視する人はSoundcore 2を選びましょう。
230gと軽量な上にポケットに収まるサイズなので、気軽に外に持ち出すことが可能です。
価格に関しても、3,000円未満と非常に安いので、初めてポータブルスピーカーを購入する人にもおすすめす。
ドリンクホルダーで自転車に装着!JBL FLIP5 Bluetoothスピーカー
商品スペック(基本構成)
総合出力 | 20W |
駆動時間 | 12時間 |
再生チャンネル | モノラル(スピーカー連携機能付) |
対応コーデック | SBC |
再生周波数帯域 | 65Hz ~ 20kHz |
防水性能 | IPX7 |
接続方式 | Bluetooth(バージョン4.2/Class2) |
電源方式 | USB Type-C |
重量 | 540g |
サイズ | 181 × 74 × 69 mm |
JBLのFLIP5は、耐衝撃性が高い上に自転車のドリンクホルダーに付けられるので、バイクを趣味にしている人におすすめです。
- 防水性能が非常に高く水没する心配が無い
- ラバーバンパーを搭載していて衝撃に強い
- 音質のバランスが良く音の再現性が良い
耐衝撃性能が高いので自転車用のスピーカーとして最適
JBL FLIP5は耐振動構造になっていて衝撃に強い上に、ドリンクホルダーに固定できることから、自転車用のスピーカーとして使われることが多いです。
防水性能に関してもIPX7で、総合出力も20Wと大きいので、自転車以外のアウトドア用途に向いています。
再生方式がモノラルですが、連携してステレオにできる上に重低音も強いため、迫力ある音を聞きたい人におすすめです。
価格に関しても5,000円台とお手頃で、安くて高性能なスピーカーが欲しい人におすすめです。
アウトドアに最適!重低音のソニー SRS-XB33
商品スペック(基本構成)
総合出力 | 30W |
駆動時間 | 24時間 |
再生チャンネル | ステレオ |
対応コーデック | SBC・AAC・LDAC |
再生周波数帯域 | 20Hz ~ 20kHz(44.1kHzサンプリング時) |
防水性能 | IPX7 |
接続方式 | Bluetooth(バージョン5.0) NFC |
電源方式 | USB Type-C(スマホ充電機能付) |
重量 | 1,100g |
サイズ | 246 × 97 × 106 mm |
SRS-XB33は、出力が30Wと大きい上に駆動時間も24時間と長いので、アウトドア用のポータブルスピーカーとして最適です。
- 総合出力が30Wと大きく屋外でも使いやすい
- ハイレゾ音源方式であるLDACに対応していて音質が良い
- IPX7という高い防水性能を持っていて水没の心配がない
総合出力が大きく防水性能も非常に高いためアウトドアでも使いやすい
総合出力が30Wと大きい上に、IPX7という高い防水性能を持つので、アウトドア用途で使う人におすすめです。
ハイレゾ対応のLDAC方式を使うことができ、音質が非常に良いため、屋外でライブ音楽を流したい人にも向いています。
ただし、重量が1.1kgと比較的重く、サイズも大きいので携帯性が良くないのが欠点です。
値段以上の音質という評価が多くおすすめです。
大音量で聞ける!Bose SoundLink Mini Bluetooth speaker II
商品スペック(基本構成)
総合出力 | – |
駆動時間 | 10時間 |
再生チャンネル | ステレオ |
対応コーデック | SBC |
再生周波数帯域 | – |
防水性能 | 無 |
接続方式 | Bluetooth(バージョン4.0) AUX接続 |
電源方式 | microUSB |
重量 | 670g |
サイズ | 180 × 51 × 59 mm |
BoseのMini Bluetooth speaker IIは、音圧が高い上に音のバランスも良いため、音質にこだわる人におすすめです。
- 高効率トランスデューサー搭載で迫力のある音を出せる
- スマホの音楽や動画の音声も再生してくれる
- 低音域と高音域のバランスを自動的に調整してくれる
音量が大きく音質が良いため迫力のある音楽を聴きたい人におすすめ
総合出力は明記されていませんが、迫力があるクリアな音が出るといったレビューがあるため、音質にこだわる人におすすめです。
また、デザインがシンプルで美しいので、スピーカーの見た目にこだわる人にもおすすめです。
バッテリーの品質に対する、悪いレビューが多く見受けられたため、中古品を買う人はバッテリーの劣化に注意しておく必要があります。
価格に関しても、2万円台とほかの製品に比べると高価なので、予算がない人は他の製品を選びましょう。

