ISSUGIは東京都練馬区出身のラッパー、トラックメイカー、DJです。
スケボーをバックグラウンドに持ち、UMBをはじめとするMCバトルでも好成績を収めています。
ISSUGI
芯の通った活動スタイル、ラップ、ビート、ファッションの全てでヒップホップを体現するISSUGIを紹介します。
ISSUGIのプロフィール
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出生名 | 非公開 |
アーティスト名 | ISSUGI(イスギ) |
年齢 | 1982年 |
身長 | 非公開 |
血液型 | 非公開 |
出身地 | 東京都練馬区 |
事務所 | DOGEAR RECORDS |
レーベル | DOGEAR RECORDS |
公式サイト | https://twitter.com/7inctree |
ISSUGIは東京都練馬区出身のラッパー、トラックメイカー、DJです。
クルーはMONJU、SICK TEAM、DOWN NORTH CAMPに所属していて、トラックメイカーとしては16FLIP名義で活動しています。
ISSUGIは中学校の頃に周りの友達の影響でスケボーを始めましたが、私立中学校に通っていて、不良ではなく「ズボンがちょっと太いくらいの普通の生徒」でした。
また、大人数での行動が苦手で、あまり喋るタイプではなく、ISSUGI自身も「喋るよりリリックの方が本当の自分」と語っています。
スケボーを通してヒップホップに出会い、ラップを始めるようになりますが、現在でも週一回はスケボーをするほどのスケーターです。
ISSUGI
自主レーベル「DOGEAR REDORDS」の設立や、作品もラップ、トラックメイク、アートワークまでISSUGI自身や周りの仲間と作り上げるDIY精神は、スケボーで身についたと語っています。
ヒップホップ黄金期のミドルスクールに影響を受けた黒いサウンドと高い頻度でリリースする制作意欲、バンドセットでのライブなど常にフレッシュを求める「温故知新なスタイル」がISSUGIの魅力です。
TVゲーム、サッカーが好きだった幼少期
[MUSIC] “CHRONO TRIGGER feat. ISSUGI http://thurly.net/0apk めっちゃ聴いてる。“我らちょい時間にルーズなメッセンジャー This is CHRONO TRIGGER!!”ちょっとゲームやってみたくなった。
— 腐りかけ (@kisaragi2221) November 15, 2010
ISSUGIの幼少期は、TVゲームやサッカーが好きな子供でした。
ISSUGI
しかし、TVゲームもサッカーものめり込むということはなく、友達と遊ぶ手段の一つという感じでした。
スケボーにハマるまでは、スポーツにのめり込むなど「これだ!」と思うものがない生活をしています。
人に合わせるのが苦手!一人でいることが好き
ISSUGIは人に合わせることが苦手で、一人でいることが好きな性格です。
MONJU、SICK TEAM、DOWN NORTH CAMPと多くのクルーに属していますが、ソロアルバム「EARR」を始めとして、ほとんどの楽曲が「一人でいる時に思ったこと」が形になって完成しています。
ISSUGI
また、クルーで作品を出した後は常に「ソロに戻りたい」と思い、ソロで作品を出した後は「誰かと作品を作りたい」という気持ちを交互に持ちながら活動しています。
スケーターカルチャー好き
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ISSUGIはラップを始める前の中学1年生の頃からスケボーをしている、生粋のスケーターカルチャー好きです。
中学生の頃は、毎日のように友達と集合場所と集合時間を決めて、スケボーのトリックを練習していました。
ISSUGI
スケボーをしていた場所は秋葉原、池袋、中野と様々で、注意されたら場所を変えてはスケボーの練習をするということを夜な夜な繰り返していました。
スケボーから「スキルだけではなく自分のスタイルを持つこと」の重要性を知り、自分で作り上げるDIY精神も身に付いたと語っています。
BUDAMUNKと訪れたLAで受けた衝撃
ISSUGIはBudamunkと一緒にロサンゼルスへ行き、現地でDJとラップでライブを経験しました。
開放感のあるブロックパーティーでもライブをして、日本ではなかなかできない経験をしています。
ISSUGI
影響を受けたビートメイカーのMADLIBやTHE ALCHEMISTもロサンゼルス出身ということもあり、聴いていたアーティストにも初めて会えたことも貴重な経験だったと語っています。
こだわりは「リリックは絶対に手書き」
ISSUGIのリリックノート画像見てヲタクのワイ歓喜https://t.co/VB7m94LtFj pic.twitter.com/rliNkrxtNc
— King Termite (@lostman_blue) November 16, 2017
ISSUGIは「リリックは絶対に手書き」という強いこだわりを持っていて、必ずリリックはペンでリリック帳に書いています。
リリックを手書きで書く理由は「自分のリズムで書いているから」です。
ISSUGI
リリックを書くのは他のラッパーと比べて早い方で、リリックのアイデアソースは本です。
Mr.PUGとの出会い
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MONJUのメンバーとして活動するISSUGIとMr.PUGは、同じ中学校の同級生です。
ISSUGI
ISSUGIとMr.PUGは中学1年生の頃から友達で、スケボーをする場所でいつも一緒に集まっていましたが、Mr.PUGはあまりスケボーをせずに音楽ばかり聴いていました。
そこでスケボーのビデオや音楽に関する情報をシェアすることがメインの関係で、深く仲良くなっていたわけではありません。
その後、お互いにラップを始める中学3年生から本格的に仲良くなりました。
ISSUGIのラップスタイルは「90sを踏襲したブーンバップ」
- ミドルスクールを踏襲したブーンバップ
- 自身の哲学を磨き上げたリリック
- 音楽、ファッションの全てからヒップホップを感じられるアティチュード
ISSUGIのラップスタイルの特徴は「ミドルスクールを踏襲したブーンバップ」です。
影響を受けた90年代アメリカ東海岸のドープなサウンドをバッググラウンドに、トレンドには流されずに現代にアップグレードさせた音楽性は、ヒップホップ全盛期のイルな雰囲気とフレッシュさが共存しています。
またリリックは「飾り気のない素朴な表現」を心がけていて、ヒップホップ特有のマッチョイズムはなく、あくまで自分自身の哲学を磨き上げる内省的な内容がメインです。
ISSUGI
ラップ、トラック、アートワークなどの作品ももちろんですが、ファットなファッションも含めて「全てでヒップホップを体現するアティチュード」から、ヘッズから同業者までリスペクトを集めています。
ヒップホップにハマったきっかけは「リリックが面白い」
ISSUGIがヒップホップにハマり、ラップを始めるようになった最大の理由は「リリックが面白い」と感じたことです。
ハマる前はヒップホップをなんとなく聴いていましたが、トラックやフロウに注目せずに、最初にリリックに注目しました。
ISSUGI
他のジャンルにはないトピックやスラング、ビートアプローチのヒップホップを「面白い」と感じて、ヒップホップにのめり込んでいきました。
ラップを始めたきっかけはスケボー
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ISSUGIは友達とスケボーをしている時やスケボーのビデオで流れているヒップホップに興味を持って中学3年生からラップを始めました。
スケボーを始めたばかりの時は、ヒップホップ、ロック、ファンクなどの様々なジャンルの音楽が流れていて聴いていましが、徐々にヒップホップにハマっていきます。
ISSUGI
スケーターからラッパーを目指すこととなった最大の理由は「自分にはスケボーのスキルがない」と感じたからです。
リリックを書く原動力は「ビート」
ISSUGIはほぼ全ての楽曲でビート先行でリリックを書いています。
初めに楽曲のテーマを決めたり、リリックがある程度できた状態でビートを選ぶわけではなく、ビートを聴いて想像を膨らませてからリリックを書く手法です。
また、アルバム制作に取り掛かる際も、まずはビートを集めてアルバムの骨格を作る作業を優先させます。
ISSUGI
ISSUGIはビートに対して強いこだわりを持っていますが、好きなビートメイカーにはGRADIS NICE、MADLIB、THE ALCHEMISTを挙げています。
1982Sでの活動
- MASS-HOLE
- ISSUGI
- 仙人掌
- Mr.PUG
- YUKSTA-ILL
- YAHIKO
ISSUGIは、MONJUからISSUGI、仙人掌、Mr.PUG、元TYRANTのYUKSTA-ILL、元HAKUCHUMUのYAHIKO、長野のトラックメイカーのMASS-HOLEとコレクティブ「1982s」で活動しています。
2015年に「MASS-HOLE vs ISSUGI」名義でリリースしたアルバム「1982S REMIX ALBUM」がベースとなって、不定期イベント「1982S」へ発展して現メンバーが揃い、コレクティブの結成に至りました。
東京、三重、長野と出身地はバラバラですが、メンバー全員が「1982年生まれ」という共通点があり、予測不能な活動スタイルから「神出鬼没なコレクティブ」として活動しています。
SICK TEAMでの活動
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- ISSUGI
- 5lack
- Budamunk
SICK TEAMはISSUGI、5lack、Budamunkで構成されるSICK TEAMでもしています。
それぞれ3人が同時期に別々に知り合い、自然に3人で楽曲を作るようになったことが結成のきっかけです。
ISSUGI
SICK TEAMは「作り込まない瞬間的に生まれるもの」を大切にした、いい意味で肩の抜けたスタイルが特徴です。
これまで「SICK TEAM」「SICK TEAMⅡ」の2枚のアルバムと「Ice Castle」「真犯人」の2枚のシングルをリリースしていて、それぞれソロやクルーでの活動と並行してマイペースに活動を続けています。
SICK TEAM / 真犯人
SICK TEAMとして約8年ぶりにリリースされた楽曲です。
それぞれソロ、クルーで確固たる地位を確立した3人ですが、SICK TEAMらしい力の抜けたスタイルは健在で「3人が集まってSICK TEAM」と言わんばかりの魅力に溢れています。
ISSUGI
DJ&ビートメイカー名義16FLIPとしての活動
🎛️ Table Beats Vol.30 🎛️
– 5th Anniversary Edition –
2023.5.6 SAT 19:00 – 24:00
at Jazzy Sport Kyoto
DOOR ¥1,500 (with 1D)◾️GUEST
16FLIP (16FLIP BEAT SET)◾️BEAT LIVE
Phennel Koliander
Ballhead
dhrma
Dyelo think
RACK
NTK pic.twitter.com/jYlgpKthJz— TableBeatsRec. (@TableBeatsRec) May 4, 2023
ISSUGIは「16FLIP」名義でDJ、ビートメイカーとしても活動しています。
ビートメイクするようになったのは中学3年生か高校1年生の頃に友達の家にあったMPCを触ったことがきっかけです。
遊び程度にMPCを触りトラックを作っていましたが、2006年にリリースしたMONJUの「103LAB.EP」の楽曲作りの時に16FLIPのトラックでMONJUのメンバーでラップしたところ「しっくりきた」と感じてトラックメイカーとして本格的に活動を開始しました。
ISSUGI
本格的にトラックメイカーとしても活動を開始して以降は、2007年にリリースしたSEEDAの名盤「花と雨」を全曲リミックスした「Roots & Buds」を皮切りに、MONJUやJUSWANNA、BES、KID FRESINOなどのラッパーに楽曲提供をしています。
16FLIP / SMOKYTOWN CALLIN
ラップなし、全て16FLIPがビートを担当したビートアルバムです。
16FLIPとして初のオフィシャル音源ですが、16FLIPのルーツであるミドルスクールを彷彿とさせる黒く煙たいトラックが並んでいます。
ISSUGIのおすすめの楽曲
ISSUGIの純度100%の濃厚なヒップホップを堪能できる楽曲を厳選して3曲紹介します。
ISSUGI / from Scratch
同じDOGEAR RECORDSに所属する盟友のDJ SCRATCH NICEプロデュースの楽曲です。
王道ブーンバップなフロウに、ISSUGIの哲学を感じられるパンチラインが随所に散りばめられています。
ISSUGI
WILYWNKA / Don’t Forget feat. ISSUGI
変態紳士クラブとしても活動するWILYWNKAと、数多くのメジャーアーティストのプロデュースも手がけるtofubeatsとタッグを組んだ楽曲です。
意外な3人の組み合わせですが、3人の個性を持て余すことなく発揮していて、かつヒップホップ濃度の高い仕上がりになっています。
ISSUGI
BES & ISSUGI / BOOM BAP
SWANKY SWIPEやSCARSのメンバーとしても活動するBESとのジョイントアルバム「VIRIDIAN SHOOT」の収録曲です。
お互いのルーツであるミドルスクールのヒップホップを踏襲しつつ、現代のヒップホップ解釈へとアップデートしています。
ビートへタイトにアプローチするISSUGIに対して、BESはビートの上を泳ぐようにフロウしていて、相性抜群です。
ISSUGI
ISSUGIと仲の良いラッパー
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ISSUGIは高校生の頃からラッパー、スケーターとして活動していて、東京のシーンと密接に繋がっています。
スケボーやラップを通してMONJUのメンバーやPSG、かつてあったクラブの池袋BED周辺のラッパーと仲良くなっていきました。
ISSUGI
Fla$hBackSのJJJやKID FRESINOとはDOWN NORTH CAMPのイベント「Refugees Market」で出会って、当時JJJやKID FRESINOも中学生でした。
Fla$hBackSの3人について「フレッシュで自分と感じているものが違う」とリスペクトを送っています。
仙人掌
MONJU、最新EP『Proof Of MagneticField』のピクチャーレコード盤を2月8日に完全限定プレスでリリース – https://t.co/XNTKVXEFHI
ISSUGI、仙人掌、Mr.PUGによるユニット pic.twitter.com/ankvvJ37Za
— UROROS (@UROROS_NET) January 6, 2023
仙人掌はISSUGI、Mr.PUGと違う中学校、高校に通っていましたが、高校1年生の頃に高校生がやっている六本木のヒップホップイベントで出会いました。
ISSUGIの同級生がDJをやっていて、誘われたイベントに行く時に駅で仙人掌、YAHIKOと初めて会います。
そこから一緒にスケボーをしたりするようになり、Mr.PUGを含めてよく遊ぶ友達の一人になりました。
20歳の時に友達のコンピレーションに参加するために、16FLIPのトラックでISSUGI、仙人掌、Mr.PUGの3人で楽曲を作ったことをきっかけにMONJUを結成します。
ISSUGI
MONJUは仙人掌が「3人でクルーをやりたい」と言い出したことが結成のきっかけです。