AKLO(アクロ)はデビューアルバムが日本語ラップ最高到達点と評価され、日本で人気を博しているラッパーのひとりです。
AKLOは日本人の母とメキシコ人の父を持つハーフで、メキシコ育ちという珍しい経歴を持っています。
AKLOのプロフィール
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出生名 | 1981年 |
アーティスト名 | AKLO(アクロ) |
年齢 | 推定(42歳) |
身長 | 178cm |
血液型 | 不明 |
出身地 | 東京 |
事務所 | LEXINGTON CO., LTD |
レーベル | ONE YEAR WAR MUSIC |
公式サイト | https://www.aklo.jp |
日本人の母親とメキシコ人の父親を持つバイリンガルなラッパーで、東京に生まれますがすぐメキシコに渡ります。
本名・年齢・生年月日はすべて非公開となっていてそのミステリアスな部分もまた魅力のひとつです。
レーベルはONE YEAR WAR MUSICに所属しています。
AKLOの名前の由来
AKLOの名前の由来が悪路っていう話すごい好き。悪路を乗り越えるんだっていう。それ名乗れるのかっこいい。
— ROOTSY (@rootsy) November 26, 2015
「悪路」を乗り越えるという言葉から来ています。
自分自身の目標のようなものを由来としているようです。
メキシコで車の洗車をするAKLO
AKLOは10歳までメキシコで育ちました。当時の遊びといえば車の洗車で幼少期からお小遣いを稼いでいました。
アメリカの音楽番組を見ていたときに、MCハマーの「U Can’t Touch This」に衝撃を受けよく真似をしていました。
10歳の時にメキシコから日本に来た際に日本語がほとんど話せなくて苦労します。
当時の日本の子供の遊びといえばゲームが主流でしたが、メキシコ時代の遊び方とかけ離れていたので「日本での生活に慣れるのが大変だった。」と語っています。
高校時代にアメリカへ渡米
AKLOは高校生に頃にアメリカのオレゴン州に渡米します。
当時のアメリカではギャングスターラップが流行していてMaster Pを聞いて衝撃を受けました。
アメリカの学校では車で登校することが許されていたので、車内でNo Limit Soldiersを爆音で聞きながら投稿していました。
学校が終わればそのまま車で出かけ、車内でHIP HOPを聴いて生活していました。
AKLOもこの頃が音楽のルーツと語っていて、本格的にHIP HOPにハマっていきます。
大学時代にラッパーの活動を開始
AKLOは18歳の時に再び日本に戻ります。
大分県の大学に通いながら、ラッパーとして活動していきます。
ライブでは最初、英語のラップをしていましたが、日本の観客に伝わないと意味がないと思い日本語ラップを始めました。
しかし、自分がやっていることや将来への不安を感じ、ニューヨークに渡ります。
ニューヨークへ渡米
ニューヨークで1年半ほど滞在します。
当時はお金がほとんど無く、ベッドも少し穴が空いているエアーベッドを使っていて、寝る前に膨らませても翌朝には空気が抜けてしまうような環境でした。
当時はラジオ「Hot97」を聴いて毎日を過ごします。
ニューヨークで暮らしていく中で「オーディエンスが自分の音楽と合っていきいきと生きていけるような音楽をやりたい!」と思い立ちミックステープの制作を始めます。
AKLOのファッションとブランド
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- G-Star RAW
- SPYDER
- MAGIC STICK
- WHIZ LIMITED
- BILLONAIRE BOYS CLUB
G-Star RAW
ファッションセンスのあるスペイン人の義兄が着用しているもので、AKLOがニューヨークに住んでいた頃から着るようになりました。
SPYDER
アメリカのコロラド州でボブ・
MAGIC STICK
デザイナー「今野直隆」が立ち上げたファッションブランドで彼から様々な刺激を受けたりしていると語っています。
WHIZ LIMITED
2000年に設立されたブランドで「単体で個性のある洋服を」
BILLONAIRE BOYS CLUB
アメリカのアーティストのファレル・ウィリアムスと日本のデザイナー「NIGO」が立ち上げたファッションブランドです。同ブランドのモデルを努めたりアルバムとのコラボなどもしています。
MAKAVELIC x LEADERS BIKE x AKLO
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AKLOが監修したバッグ、名前はFEARLESS
AKLOの髪型
AKLOといえばサイドを刈り上げるツーブロックです。端整な顔立ちととてもよく似合っています。
AKLOのラップスタイル
楽曲「Outside the Frame」の歌詞にあります「Yeah Don’t Mind もうそいつらどうでもよくない」という様に日本語と英語をうまく取り入れています。
力強いフローとビートの重たい感じが特徴です。
- リル・ウェイン
- ジェイ・Z
- カニエ・ウェスト
AKLOのメジャーデビューまでの道のり
フリーダウンロードで知名度を上げる
2008年に発表したアルバムがあまりうまく行かず、その後ミックステープをフリーダウンロードサイトで配信します。
この2曲の発表を契機にで徐々に知名度を上げていきます。
海外ではフリーダウンロードサイトでの配信によってデビューしていくアーティストも多いですが、当時の日本ではAKLOが初めて行ったマーケティングです。
洗練されたラップスキルと端整なルックスから一躍注目を浴び、人気アーティストの作品に次々と参加していきます。
- KREVA
- JAY’ED
- Simon
- KEN THE 390
更に、Jiggというプロデューサーと知り合い、現在も所属しているレーベルのプロデューサーのBACHLOGICを紹介されます。
2012年9月にBACHLOGICのサポートで初のスタジオ・アルバムの「THE PACKAGE」を発売しメジャーデビューを果たします。
「THE PACKAGE」はその年のiTunesベスト・ニュー・アーティストへの選出、更にシングル曲「RED PILL」はVMAJ(MTV Video Music Awards Japan)にノミネートされるなど高い評価を受けます。
AKLOがHIP HOPにハマったきっかけはCDの盗難
アメリカ時代に出来事です。
AKLOが貸したCDを友人が盗まれてしまいます。
その罪滅ぼしで当時大人気だったNo Limit SoldiersのCDを友人から譲り受けHIP HOPにハマっていきました。
AKLOのリリックに対するこだわり
英語が得意なAKLOはただリリックに英語を使うのではなく、英語を使ったらその次は日本語で韻を踏もうと決めていると語っています。
「WAKE UP」と来たら「明確」と続けるなど英語と日本語を交互に使用しています。
また、日本語はネイティブ感を大切にしていたり、英語は難しいものは使わずみんなが聞いたことあるものを使うように工夫しています。
日本語で書く意識ができて日本語ラップというジャンルにブレが生じないようにしていると語っています。
AKLOのデビューアルバムは「THE PACKAGE」
2012年9月にアルバム「THE PACKAGE」でデビューし、iTunes総合チャート初登場1位を獲得します。
その後2016年6月にメジャーデビューアルバム「Outside the Frame」をリリースし、その名を全国へ轟かせました。
AKLO、フリースタイルでラップスタア
AKLOのMC中にラップスタアの審査落ちた子が文句を言う
↓
百千万のバースでフリースタイルでその子へのアンサーを返す会場も萎えた雰囲気になりかけてたのに、逆にぶち上がっててアツかった🥺 pic.twitter.com/euwpAlN7fC
— Ryota (@ParaParaParagon) November 27, 2022
11月27日に行われたイベントにAKLOが出演しましたが、彼のMC途中に「ラップスタア誕生」の審査に落ちたラッパーがAKLOに対し猛抗議し、会場は騒然となりました。
突然の乱入者に会場のテンションはガタ落ちしてしまいますが、AKLOは真剣に話を聴いてあげ、その後に披露した楽曲「百千万」でフリースタイルを披露します。
AKLO
そんなの関係ない後で送ってください
ビデオってやつとかあるのかな
自分で上がれる 俺はそういうスタイルよ
わざと歌詞を飛ばしたふりをして先ほどのラッパーに優しいアンサーを返し、会場は沸き立ちました。
AKLOのおすすめの楽曲は「McLaren」と「RED PILL」
AKLOのおすすめの曲を紹介します。
AKLO / McLaren
2016年に発売されたアルバム「Outside the Frame」に収録されている曲です。ライブでも定番な曲で、MVにはSALUも出演しています。AKLO自身もカッコいいものを作ろうとして出来た曲だと語っています。
AKLO / RED PILL
デビューアルバム「THE PACKAGE」に収録されている曲のひとつで、MTV VMAJにノミネートされました。「病むなんて結局はデフォルトだよ 笑顔とMoney自らゲトるのだよ」などパンチラインが強烈でガツンと来ます。

AKLOのおすすめのコラボ曲は「RGTO」
RGTOはコラボ曲の中で一番有名な曲です。
2014年に発売された「The Arrival」というアルバムに収録されていて、このアルバムはiTunesのHIP HOP、RAP部門で年間最優秀アルバムを受賞しています。
MVではAKLOが学生服を着て、机の上や放送室でラップを披露するシーンがとても印象的です。
AKLO本人も思い入れのある曲だと語っています。2019年12月現在1,500万回以上再生されていて高い人気を誇っています。
AKLOと仲のいいラッパーは「ZORN」「SALU」「KREVA」
AKLOとZORNは一緒にツアーをやるほど仲がいいです。
次にSALUが挙げられます。SALUとはONE YEAR WAR MUSICという同じレーベルに所属していてAKLOがあとから加入しました。
2011年くらいから知り合い交流を深め、SALUのライブステージでAKLOが即興フリースタイルを披露しています。
またKREVAとも仲がよくKREVA主催の音楽フェス「908 FESTIVAL」にも出演しています。初回の2012年から5年間毎年出ていました。
AKLOとZORN
2017年にNORIKIYOが開催した「Bouquet Tour Final」で初顔合わせをします。
意気投合し2018年にはツーマンライブ「A to Z Tour2018」が行われました。
フローや曲調も違う二人ですがお互いに尊敬しあい、いいライバル関係にあります。
このツアーでさらに仲を深め2020年3月に再びライブを共に開催します。
AKLOとNORIKIYO
全9曲で構成されていて、