Skaai(スカイ)はアメリカ合衆国ヴァージニア州生まれ、大分県育ちのラッパーです。
九州大学法学部卒業というエリートでありながら、出演したオーディション番組「ラップスタア誕生 2021」で4thステージまで勝ち進む快進撃で注目を集めました。
グローバルなバッグボーンとインテリジェンスを感じさせるリリックで、今後の活躍が楽しみなSkaaiを紹介します。
目次
Skaaiのプロフィール
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出生名 | 周 礼旻(しゅう りぃみん) |
アーティスト名 | Skaai(スカイ) |
年齢 | 1997年12月27日(現在25歳) |
身長 | 非公開 |
血液型 | 非公開 |
出身地 | アメリカ合衆国ヴァージニア州 |
事務所 | – |
レーベル | – |
公式サイト | https://twitter.com/skaai_theprof |
韓国人の母親、中国系マレーシア人の父親の間に一人っ子としてアメリカ合衆国ヴァージニア州で生まれる。
2歳まではマレーシアで生活して、日本の小学校に籍を置きながら韓国、マレーシア、シンガポール、カナダ、アメリカの小学校に留学をを経験。
英語が話せないコンプレックスを克服するために、親に志願してアメリカ合衆国ジョージア州アトランタの中学校に進学して英語を取得。
県内屈指の進学校である大分上野丘高校に進学し、歌に興味を持ち路上ライブをしていた。
九州大学法学部して、在学中にドイツのハノーファー大学、韓国のソウル大学に留学も経験。
九州大学大学院法学府国際コース(LL.M)に進学して、進学前から始めていたラップでオーディション番組「ラップスタア誕生 2021」へ出場。
Skaaiはアメリカ合衆国ヴァージニア州生まれ、大分県育ち、福岡県糸島市在住のラッパーです。
幼い頃からグローバルな英才教育を受けていて、これまで韓国、マレーシア、シンガポール、カナダ、アメリカ、ドイツに滞在した経験があります。
Skaai
九州大学大学院法学府国際コース(LL.M)に進学して、将来は研究者になることが約束されたエリート街道を歩んでいましたが、その傍らで自らメディアを立ち上げて韓国ヒップホップの魅力をライティングしていました。
また、好きなヒップホップを紹介するYouTubeチャンネル「ゲツマニぱん工場」の運営もするなど、プレイヤーではないものの、ヒップホップについて自ら表現、発信をしています。
遊び感覚で応募したオーディション番組「ラップスタア誕生 2021」で4thステージまで勝ち進んだことがきっかけで、大学院を中退して音楽活動に専念する覚悟を決めました。
Skaai
ファッションはメガネにビーニー、VANSのスニーカーとGOLF WANGのソックスを合わせることがこだわりです。
Skaaiは九州大学の法学部を卒業
番組で紹介されていたけど、Skaaiは九大の修士で個人情報保護法の研究をしているらしい。自宅の映像の中に芦部憲法やリークエが映り込んでいた。研究者目指しながら、音楽もやっていくのはすごい。
— トランク (@inunokaoshikaku) December 18, 2021
Skaaiは九州大学法学部を卒業して、九州大学大学院法学府国際コース(LL.M)に進学しました。
研究内容は「個人情報保護法」で「博士号を所得後に大学に就職して教授を目指す」というエリート街道です。
Skaai
九州大学3年生の頃には九州大学生による学習塾「NPO法人九瑛舎」の代表を務め、トークアプリ「Talkstand」の開発も経験しています。
また、自らメディア「HIPHOP ENCYKROPEDIA」を立ち上げて、影響を受けた韓国ヒップホップについてのライティング活動もしていました。
ソウル大学にも留学
skaaiって凄いな。
・トリリンガル(英語、日本語、韓国語)
・九州大学法学部卒(偏差値77)
・ソウル大学留学(東大と京大の中間)
・学習塾経営
・アプリ開発者
・YouTuber
・ファッションリーダー
・ラップスタア勝てる要素、性欲くらいしか思いつかねえ。 pic.twitter.com/JHi5c5Z1gh
— ケンタッキーフライドポテト (@kfp_harland) September 7, 2022
Skaaiは韓国のソウル大学に留学経験があります。
ソウル大学は韓国で最初に設立された国立大学で、QS世界大学ランキングでは世界36位、韓国国内でトップの大学です。
研修の内容は「労働移民や難民」で、ソウル大学の学生と議論を交わしました。
英才教育を受けていた幼少期
両親の「将来は国際的に活躍して欲しい」という願いから、Skaaiは人生の半分を海外で過ごしました。
また、塾の掛け持ちしながら、そろばん教室、水泳、ピアノ、空手、テコンドー、バイオリンを習うなど、英才教育を受けています。
Skaai
小学校2年生の頃に初めて韓国へ行き、韓国の親戚の家に住みながら現地の小学校に通っていました。
その後もマレーシア、シンガポール、カナダ、アメリカなどに行きましたが、両親は日本で仕事があり、海外でのほとんどの時間を一人で生活しています。
日本語・英語・韓国語のトリリンガル
Skaaiは、韓国、マレーシア、シンガポール、カナダ、アメリカ、ドイツに滞在した経験があり、日本語に加えて英語、韓国語が話せるトリリンガルです。
Skaai
母親、父親共に外国人であり、幼少期から国際的な教育を受けていたため、トリリンガルになりました。
Skaaiは自らのアイデンティティを表現するツールとして、リリックでは日本語に英語、韓国語を織り交ぜています。
研究者を目指していたSkaai
2021年に開催された「ラップスタア誕生」に出演し注目を浴びたSkaaiは、韓国人の母親と中国系マレーシア人の父親の間に生まれ、アメリカ生まれ大分県育ちという国際的な環境に身を置いていました。
そして幼少期から様々な国で生活し、いじめや言語の壁など、壮絶な経験をしています。
その中で自分のアイデンティティを保つため、優等生を演じていたといいます。
「ラップスタア誕生」に出演していた時、彼は大学院の修士課程を修了し、研究者を目指している身でした。
Skaai
2022年10月にはEP「BEANIE」をリリースし、ツアーや無観客ライブを敢行するなど、2023年も精力的に活動しています。
アメリカでの日々~衝撃を受けた青春時代
Skaai
Skaaiは、生まれも国籍もアメリカですが、小学生当時は英語が話せず、英語が話せないことがコンプレックスでした。
そのため、Skaai自ら両親に頼んでアメリカ合衆国ジョージア州アトランタの中学校に進学します。
Skaai
中学1年生の頃は学校でも馴染めず、学校では勉強だけしてすぐ帰る生活でした。
しかし、現状を打破するためにスーパーマーケットのエントランスに1人で立って、入ってくるお客さんに英語で話しかけたり、ホストファミリーのお兄ちゃんに教えてもらいながら英語を取得します。
また、ホストファミリーのお兄ちゃんにLil WayneやFutureなどのアトランタのラッパーを教えてもらったことがきっかけで、ヒップホップにも興味を持ちました。
エリート(研究者)街道から外れた理由
skaaiのred bullインタビュー、自分も研究者志望で大学院まで行って、研究から外れる道を選ぶ、24歳で似た部分多くて勝手に親近感湧いた笑。
skaaiのこれからが本当に楽しみ! https://t.co/WblAbwNCec— jj (@jj64833921) February 24, 2022
Skaai
これまで勉強ばかりをしてきたSkaaiにとって、自分を表現するツールは「論文」でした。
しかし、大学の教授に「論文は表現ではない」と否定されたことに加え、Skaai自身の「アメリカ生まれ、アメリカ国籍、日本育ち」という生い立ちに疑問を覚え、アイデンティティが分からなくなりました。
Skaai
これまで論理的に表現してきたSkaaiにとって、ラップは「感情的に表現するもの」であり、ラップの「言語数が多くて引用(サンプリング)がある」というところが論文と似ている部分があり、ラップにハマっていきました。
本格的に音楽活動に重きを置くため、九州大学大学院は中退しています。
「ラップスタア誕生」での活躍
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SkaaiはAmeba TVの人気オーディション番組「ラップスタア誕生 2021」で、4thステージまで勝ち上がりました。
「ラップスタア誕生 2021」は応募総数2546人と過去最多で、4thステージでFuji Taitoに惜敗したものの、ベスト8という成績で大きな爪痕を残します。
Skaai
「ラップスタア誕生 2021」の反響は大きく、SNSのフォロアーが急増して、現在もまだ「ラップスタア誕生見ました」というDMが届くほどです。
「ラップスタア誕生」に応募した理由
ABEMA「 #ラップスタア 」
現在、1416人の応募動画を審査員が選考中!
Skaai/大分県/22歳#ラップスタア応募動画先出し pic.twitter.com/nBd5xV0Szg— ラップスタア誕生 (@rapstar_jp) July 2, 2020
Skaai
Skaaiの周りにはラップをしている友達や先輩もおらず、オーディション番組「ラップスタア誕生 2021」にも遊び感覚で応募しました。
そのため、両親も含めて周りにも「ラップスタア誕生 2021」に応募することやラップしていることは、誰にも言っていません。
今まではSoundCloudなどのインターネット媒体を使ったアプローチのみでしたが、Skaaiにとって「ラップスタア誕生 2021」で初めて人前でマイクを握ってパフォーマンスをすることになりました。
Skaaiのラップスタイル
- 日本語・英語・韓国語を使ったトリリンガルスタイル
- インテリジェンスなリリック
- 色んなタイプのトラックに合わせられるフロウ
Skaaiのラップスタイルは、日本語・英語・韓国語を使ったトリリンガルスタイルです。
研究者を目指していたバッググラウンドから、トラックへのアプローチ、音のはめ方まで緻密に計算されていています。
また、言葉数が多く、様々なミーニングを込めたインテリジェンスを感じさせるリリックも特徴です。
Skaai
様々なジャンルのトラックに挑戦していて、トラックに合わせて声質やフロウを使い分けつつ、韓国ヒップホップの影響を感じさせる細かいニュアンスにこだわったメロディアスなスタイルが魅力的です。
ラップを始めた理由はゲーム感覚
Skaaiがラップを始めた時期は、2020年5月頃の九州大学を卒業して九州大学大学院に進学するまでの間です。
Skaai
それまで韓国やアメリカのヒップホップを聴いてきましたが、Skaaiにとってのヒップホップ、ラップは「するものではなく聴くもの」という感覚で、Skaai自身、実際にラップをしようと思ったことはありませんでした。
「ヒップホップのトラックの決められた音数や小節にどれだけクリエイティブにラップを乗せられるか」というゲームのような感覚でラップを始め、制作した楽曲をSoundCloudにアップロードし始めます。
遊び感覚で始めましたが、実際にラップをするうちにプレイヤーとしてラップをすることの楽しさに気付きました。
ラッパーになった後の両親の反応
Skaaiはラッパーとして活動していることを、両親には伏せていました。
しかし、オーディション番組「ラップスタア誕生 2021」出演後の2021年12月の母親の誕生日に、両親にラッパーとして活動していることを打ち明けます。
Skaai
叔母がたまたまSkaaiのインスタライブを見て両親にそのことを話したため、Skaaiがラッパーとして活動していることを知っていました。
母親から「父親とSkaaiの話しができなくて気まずかった」と告白されましたが、現在ではSkaaiのラッパー活動を応援しています。
影響されたラッパーはTyler, the Creator
以前Jay Parkを「歩くプラットフォーム」と称したけども、Tyler, The Creatorは「歩く王国」だね。王様のもとに住人が集い、文化を生み、相互作用を働かせ、全員で国の色を作っていく。しかも、SNSを目安箱として国民との意見交換まで積極的に行う柔軟さ。ちなみにビザの申請してます。
— Skaai (@skaai_theprof) June 27, 2021
Skaaiの最も影響を受けたラッパーは、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身のTyler, The Creatorです。
Skaai
Tyler, The Creatorはラッパーとしての活動以外にもファッションブランド「GOLF WANG」のディレクション、ファッションデザイナー、音楽プロデューサー、映像クリエーターなどの様々な顔を持っています。
SkaaiがTyler, The Creatorの中で好きな曲は「November」です。
タイトルを直訳すると「11月」ですが、Tyler, The Creator自身の最高の時期を「November」に置き換えるクリエイティブな発想とネガティブながら最後に「今が最高だ」と言い切るリリックに魅力されました。
Skaaiのおすすめの楽曲【厳選3選】
Skaaiのグローバルかつ知性の感じられるおすすめの楽曲を厳選して3曲紹介します。
Skaai / I know
Skaai
タイトルには「I know=自分の気持ちを知っている」という意味を込めた、オーディション番組「ラップスタア誕生 2021」であった心境の変化を綴った楽曲です。
レコーディングでは感極まって涙してしまうほどに気持ちがこもっていて、エモーショナルな雰囲気をが出ています。
この楽曲がきっかけで、Skaai自身「これから音楽をやっていく」という覚悟を再認識しました。
Skaai
Skaai / Period.
ファーストシングルであり、Skaai自身が代表曲に上げている楽曲です。
「音楽か研究者か」という葛藤をリリックに落とし込んでいて、Skaai自身も「今でもこの曲を聴くとエモーショナルになる」と語っています。
Skaai
Skaai / FLOOR IS MINE feat. BIM
THE OTOGIBANASHI’S、creativedrugstoreで活動するBIMを客演に迎えた楽曲です。
ナイトクラブを舞台に、おしゃれで大人の雰囲気のある色気たっぷりのSkaaiを感じられます。
歌唱力とメロディセンスの高さが際立つSkaaiのフックも聴きどころです。
Skaai
Skaaiと仲の良いラッパー
- Fuji Taito
- 鈴木真海子
- BIM
- Lil Soft Tennis
ラップを始めた当初は周りにアーティストをしている友達、先輩はいませんでしたが「ラップスタア誕生 2021」出演後から、様々なラッパーとリンクしています。
特にyonawoの楽曲「tokyo feat. 鈴木真海子, Skaai」で共演したchelmicoの鈴木真海子とは、yonawoの溜まり場兼スタジオ「yonawoハウス」で一緒にお酒を飲む関係です。
また、ラッパー以外にも写真家や映像作家、ビートメーカーからバンドマンまで、様々なクリエイターと積極的に交流しています。
Fuji Taito
Fuji Taito対Skaaiラップスタア誕生史上最高の勝負だったと反芻…ライバルとバトルではなく一緒にいい曲作り合う感覚での制作を提案するFuji Taito超ナイスで熱いし、それによって想像をさらに超える力を発揮したSkaaiのラップ凄みすらあった。 pic.twitter.com/7RDjlHd0vW
— 常川拓也 (@tsunetaku) December 18, 2021
「ラップスタア誕生 2021」の4thステージで対戦したFuji Taitoとは、ヒップホップを通じて分かり合った仲間です。
「Fuji Taito君と対戦したい」「どうせ戦うなら大物がいい」とSkaaiはFuji Taitoを強く意識していましたが、番組内では対戦相手でありながら、一緒に楽曲を製作しました。
Skaai
お互いにお互いの楽曲で「ここはこうしたほうがいい」とフィードバックし合うなど、Skaaiにとって「初めて一緒に音楽を作ったラッパー」として、リスペクトし合っています。