eydenプロフィール
eyden(エイデン)は、千葉県袖ケ浦市を拠点とする98jams所属のラッパーだ。1998年生まれで、2021年の「ラップスタア誕生」で優勝した。自動車の専門学校を卒業し、日産の工場や父親の車検テスター場で働きながら音楽を続けていた。地元で出会った仲間との活動を足場に、2024年の「YELLOW CHEDDAR」、2026年の「Grow This Summer」へと作品を重ねている。
| 疑問 | 答え | 詳しく読む場所 |
|---|---|---|
| 本名は? | 姓は「永田」。フルネームは確認できていない | 基本プロフィール |
| 年齢・誕生日は? | 1998年生まれ。2026年には28歳を迎える世代 | 誕生日の月日は未確認 |
| 所属は? | 千葉を拠点とするクルー98jams | 人物関係 |
| MBTIは? | ESFP(編集部推定) | MBTIと人物像 |
| 逮捕された? | 2025年のフェスで話題になった場面はダンサーによる演出 | FAQで実際の逮捕と区別 |
| 近年の作品は? | 2026年7月のアルバム「Grow This Summer」とシングル「AF1」 | 作品・楽曲紹介 |
| どの曲から聴く? | 「PAPER SHIT」、続いて「MAKE IT UP」 | 優勝前を知るなら「out」 |
CHAPTER 01 / SECTION 01eydenの基本プロフィール|本名・年齢・出身地
eydenは1998年生まれ、千葉県袖ケ浦市を拠点に活動するラッパー。名義はすべて小文字で「eyden」と書き、「エイデン」と読む。本名として示されているのは姓の「永田」までだ。
本名は姓の「永田」まで
「ラップスタア誕生」の密着取材では、自分を「永田」と呼ぶ発言が紹介されている。フルネームについては本人・所属先の発表との照合が取れていないため、姓と区別して扱う。
ここにきての笑顔です、
永田。
1998年生まれ。誕生日の月日は未確認
1998年生まれなので、2026年には28歳を迎える。ただし、生年月日を「1998年4月6日」とする情報は本人による公表と照合できていない。誕生日を迎えたかどうかが分からないまま、今日の年齢を28歳と確定することはできない。
学歴は自動車の専門学校卒業。学校名、身長、血液型の具体値は確認できていない。家族の話では、父親と音楽・車・仕事を通じて関わってきたことが本人の語りに残っている。配偶者や子供の有無を、資料がないことから決めることはしない。
eydenの話に登場する5つの言葉
千葉県袖ケ浦市を拠点とするヒップホップクルー。1998年生まれの仲間が集まり、eydenのほかTOME、kiddy、DJ NAOYA、DJ TAIGA、1ich paddyが活動する。
地元を代表する存在。eydenが番組で掲げた目標であり、EP名「T.B.T.H」の「Tryna be the hoodstar」にもつながる。地元での評価と全国での活動は両立する。
自分が代表する土地や集団を示す言葉。eydenの地元やクルーの話では、千葉や袖ケ浦との結びつきを読むための言葉になる。
複数人が輪になり、順番にラップを回す形式。「ラップスタア誕生 2021」では2ndステージの審査に用いられ、30人から10人に絞られた。
CHAPTER 02 / SECTION 02eydenの生い立ち|父親の車、専門学校、工場での仕事
eydenがヒップホップに触れた入口は父親の聴いていた音楽だった。ラッパーになる前には自動車を学び、工場勤務も経験している。音楽と車は、活動を始めてから急に現れた趣味ではない。
父親が聴いていたSnoop Doggと2Pac
本人は、父親の車でSnoop Doggや2Pacが流れていたと語っている。ヒップホップを意識して選び取る前から、その音楽が身近にあった。
当時地元で、HIP HOPをHIP HOPとして聴いていたのは俺くらいだった。
eyden地元での孤立について2Pac「Changes」は、父親を通じて知ったアーティストの作品をたどる一曲。eydenのインタビューや初ライブ映像ではなく、音楽のルーツを知るための参考曲だ。
DJ NAOYAに誘われ、TOMEと初ライブへ
地元で同じ音楽を聴く人が少ないと感じていたeydenは、千葉県内のクラブへ通うようになった。そこで出会ったDJ NAOYAの誘いが、聴く側からラップする側へ進むきっかけになる。最初に一緒にライブをした相手はTOMEだった。
ラップやってみろよって言われて、NAOYAの友達のTOMEってやつと組んで、初めてライブをした。
eyden初めてのライブについて日産の工場を辞め、父親の車検テスター場で働く
自動車の専門学校を卒業したeydenは、日産の工場に就職した。約1年で退職し、地元で本格的にラップを続ける道を選んだという。
しんどくなって辞めた。地元帰って、本気でラップやろうかなって。
eyden工場を辞めた理由についてその後の仕事場は、父親が経営する車検のテスター場だった。イベントの予定を相談しやすい環境は、仕事とライブを両立するうえで意味があった。父親への感謝も、その働き方の話の中で語っている。
何かイベントとかあったらすぐ相談できる環境。
eyden働く環境についてめちゃくちゃ優しい。本当に感謝している。
eyden父親について150万円のモンテカルロと「トレーニング・デイ」
eydenが購入した愛車は1978年式シボレー・モンテカルロ。きっかけは映画「トレーニング・デイ」で、悪徳警官アロンゾの乗る車に憧れたことだった。
これしか絶対買わないようにしよう。
eydenモンテカルロへの憧れについて映画で車が発進する場面と結びついて記憶に残ったのが、Dr. Dre「Still D.R.E.」だという。ここで紹介するDr. Dreの楽曲映像は、映画本編の切り抜きとは異なる。音楽、車、映画が一つの憧れにつながっていたことが分かる話だ。
オンボロのやつ買っちゃいました。150万で。借金して。
eyden購入時のことを振り返って購入額について本人が語ったのは150万円。借金をして手に入れたという話も含め、車種名だけでは見えない思い入れがある。現在の所有状況や売買価格まで示す発言ではない。
CHAPTER 03 / SECTION 03eydenのMBTIはESFP(編集部推定)|人との関わりから読む人物像
Djtube編集部はeydenをESFPと推定している。本人による公表や心理検査の結果ではなく、公開発言や活動を人物像として読み取った見解だ。A/Tまで判断できる材料はなく、そこは推定しない。
| 材料となる言動・活動 | 編集部の読み | 限界 |
|---|---|---|
| クラブで出会った仲間とライブを始めた | 人と場を共有しながら動く側面 | 仲間との活動だけで外向型は確定しない |
| 優勝直後に仲間、親、先輩へ伝えたいと話した | 成果を周囲と分け合う姿勢 | 一度の発言で心理機能は判定しない |
| 憧れのモンテカルロを借金して購入した | 具体的な物や体験を大切にする読み | 購入一件から即断型と決めない |
| イベント予定を相談できる父親の仕事場で働いた | 音楽を続けるため環境を選ぶ柔軟さ | 職業選択とMBTIは一対一で結びつかない |
| スニーカー配布や多数の客演を招いた公演 | 同じ場所で人と楽しむ活動を重視 | ファンサービスや公演制作の判断とも読める |
ENFPとも読める理由
フッドスターという将来像を掲げ、地元の仲間と活動を広げる姿勢を重く見れば、ENFPとも読める。ESFPとするのは、車やファッション、ライブの現場といった具体的な体験を軸に人物像を読むためだ。どちらも同じ公開活動からの解釈であり、話し方や交友の多さだけで型が確定するわけではない。
CHAPTER 04 / SECTION 04eydenの活動歴と人物関係|ラップスタアと98jams
「ラップスタア誕生 2021」で2546人の頂点へ
2021年、eydenはABEMAの「ラップスタア誕生 2021」で優勝した。応募者は2546人。地元で仲間と活動していたラッパーが全国に知られる大きな転機だった。
AKLO、R-指定、T-Pablow、IO、YZERR、Awichによる「SPECIAL CYPHER」からは、番組を取り巻くラッパーたちの顔ぶれをたどれる。eydenの応募動画や優勝パフォーマンスとは別の、番組の参考映像だ。
2021年シーズンは、応募動画からサイファー、24時間以内の制作、1対1の対決、ファイナルへ進む流れだった。eydenは4thステージでTokyo Galと対戦している。
Fuji TaitoやEASTAにも期待が集まる中、ファイナルではトリで出演したeydenが優勝した。直後に口にしたのは、まず仲間や家族へ知らせたいという言葉だった。
優勝直後のeydenは驚きを見せながら、身近な仲間や親、先輩に喜びを伝えたいと話した。地元で支えてくれた人たちが、受賞後の言葉にも登場する。
ファイナリスト5人に対しては、YZERRとR-指定も番組内で言葉を残している。二人の発言は、eyden一人だけへの評価と混同せず、決勝全体への評価として読む必要がある。
YZERRは、決勝に残った5人のスキルと実力を日本のラッパーでもトップクラスと評価し、自分も刺激を受けたと語った。
R-指定も、優勝したeydenを含む5人全員がそれぞれスターになる可能性に期待を寄せている。二人の総評は、決勝の水準の高さを示す言葉だ。
98jams|初ライブの相手が作品の共演者になる
eydenの活動を地元から支えてきたのが98jamsだ。TOME、kiddy、DJ NAOYA、DJ TAIGAに加え、1ich paddyも活動する。クルーとソロは別名義だが、作品の中では仲間の名前が繰り返し現れる。
最初に奴らと会った時、自分たちのルールがあることを感じた。本当に優しいんです。
eyden98jamsのメンバーについて最初eydenに会った時、バカっぽいな〜と思った(笑)。
DJ NAOYAeydenとの出会いについてDJ NAOYAはラップを始めるきっかけをつくった人物で、ライブDJも務める。TOMEは初めて一緒にステージへ立った相手であり、EP「T.B.T.H」の「VERSE」に参加した。出会いの話と共演曲をつなぐと、優勝後に集めた交友関係だけではないことが分かる。
eydenが評価されることは嬉しくもあり悔しくもある。俺らもかませば上がっていけると思わせてくれる。
TOMEeydenの評価についてNAOYAの友人と一緒にライブに出た。うまくやれている気がした。
eydenライブへの誘いを受けてクルー名義では2025年12月20日に1stアルバム「98jams」を発表した。ソロ作品とは分けて聴くことで、TOMEやkiddy、1ich paddyらとの組み合わせを追える。
Fuji Taito・Skaaiとの出会い、外へ広がった客演
「ラップスタア誕生」の会場屋上で顔を合わせたことから、Fuji TaitoやSkaaiとの交流が始まったという。Fuji Taitoがeydenのパフォーマンスに反応した言葉も、その時期の距離感を伝えている。
地元以外のラッパーとの関係は客演にも広がった。2023年にはEASTA & NAOtheLAIZA「笑って生きる」のリミックスにShowyRENZO、Fuji Taitoと参加し、018「No Reason」にも客演。2024年以降は¥ellow Bucks、Watson、Gottz、JP THE WAVY、Candee、Kaneee、SANTAWORLDVIEWらと作品を重ねている。
Fuji TaitoとSkaaiは番組で出会った仲間、¥ellow BucksとYZERRはその後の作品でも共演するラッパーだ。それぞれの来歴を読むと、同じ番組から広がるつながりや、客演で交わる経歴の違いも見えてくる。


CHAPTER 05 / SECTION 05eydenの近年の活動|アルバム、Zepp公演、クラブツアー
eydenは2026年5月8日にKaneeeを迎えた「Swaggin」を発表し、7月1日に2ndアルバム「Grow This Summer」を配信した。7月26日にはZepp DiverCity(TOKYO)で同名の単独公演を開催。7月27日にはYZERRと共演するシングル「AF1」が続いた。
渋谷と千葉でAIR FORCE 1を配布
7月10日は渋谷MIYASHITA PARK、11日は千葉市中央公園で、アルバムのリリース記念イベントを実施した。ジャケットにも登場するNIKE AIR FORCE 1を来場者に配り、ファンと交流している。靴を受け取れなかった人にはオリジナルグッズも配布された。NIKE社の主催・協賛イベントという意味ではない。
Zeppワンマンは客演15組、全31曲
Zepp公演は「ワイスピ」で幕を開け、「焚」「一億円」や「PAPER SHIT」「HOUSE PARTY」へとつないだ。客演は15組、全31曲を披露した公演として報じられている。終盤にはYZERRが登場し、「AF1」を初披露。翌日の配信へつながった。
沖縄公演は2026年9月13日付の告知
「Grow This Summer」CLUB TOUR 2026では、epica OKINAWAの9月13日公演が8月に告知されていた。この日付はすでに過ぎている。告知は残っているが、開催結果や変更の有無は確認できていないため、これからの公演としては案内しない。
2025年にも「Project」「Hood Playaz」を発表し、初のワンマンライブは即完売したと公演告知のプロフィールに記載されている。1stアルバムから2ndアルバムまでの間も、EPやライブを重ねていた。
「Grow This Summer」はアルバム名であり、同名の曲・ワンマン公演・ツアーもある。2026年7月のリリース、Zepp公演、9月の公演告知を分けて追うと、作品とライブがどう連動したかを読み取りやすい。
CHAPTER 06 / SECTION 06eydenのラップスタイル|身近な物と言葉、気負わないフロウ
eydenのラップには、生活圏の光景や仲間、車、服といった具体物が現れる。シンプルなトラックにユーモラスな言葉を乗せる作風と、明朗で聞き取りやすいフロウが特徴だ。難しい比喩だけで引っ張るより、言葉を短い単位で置き、反復とノリで聴かせる。
2023年のGQ JAPANの取材では、影響を受けた日本のアーティストとしてKOHHとKANDYTOWNを挙げている。流行を追って奇をてらうより、その時々の感覚を大切にする制作姿勢を語った。父親から知ったUSのヒップホップと、日本語を音として捉える影響の両方がある。
FTP、Timberland、Gucciとドレッドヘア
FTPのキャップ、Timberlandのブーツ、Gucciのベルト、ドレッドヘアも人物像を形づくる要素だ。「MAKE IT UP」では、服と身体の動きを並べた中にベルトのブランド名が出てくる。ここでは2021年の単曲版の掲載詞を読む。
ここでは、ショーツ、踊る身体、ベルトへと視線が移る。最後にGucciという具体名を置くことで、服の説明がそのまま場の光景になる。ブランド名を成功の証拠として並べるだけでなく、身につけた物を身近な動きへ結びつけていると読める。
Djtube編集部が聴きどころに挙げるのは、ビートの隙間に語尾を置く位置の安定感と、フレーズを繰り返しながら聴かせる構成だ。気負わない態度だけを「ゆるい」の一語で説明すると、こうした技術や、具体的な光景を素早く切り替える歌詞が見えにくくなる。
CHAPTER 07 / SECTION 07eydenの主な作品|初期EPからアルバムへ
初期の目標を知るなら「T.B.T.H」、仲間と外部の客演が交わる作品なら「YELLOW CHEDDAR」、2026年の活動をたどるなら「Grow This Summer」が入口になる。ソロのEP・アルバムと、客演参加やクルー名義の作品は分けて見ると追いやすい。
| 作品 | 形態 | 発売日・年 | 主な参加・聴く入口 |
|---|---|---|---|
| T.B.T.H | 5曲入りEP | 2022年1月2日 | TOME。優勝直後の目標をたどる |
| FRESHNESS SZN | EP | 2022年6月18日 | Candee、Fuji Taito、NOVら。初期の客演も追える |
| YELLOW CHEDDAR | 14曲入りアルバム | 2024年3月20日 | ¥ellow Bucks、Watson、DADA、MaRIら |
| Project | EP | 2025年3月28日 | 翌年のアルバムまでの活動を追う |
| Hood Playaz | EP | 2025年 | 「Project」とあわせて2025年の作品を聴く |
| Grow This Summer | 12曲入りアルバム | 2026年7月1日 | ZENDAMAN、Deech、Kaneee、¥ellow Bucks、JP THE WAVY、Candeeら |
| AF1 feat. YZERR | シングル | 2026年7月27日 | YZERRとの共演。Zepp公演で初披露 |
T.B.T.H|フッドスターを目指す最初のEP
2022年1月2日配信の「T.B.T.H」は、「PAPER SHIT」「VERSE (feat. TOME)」「MAKE IT UP」「T.B.T.H」「DRIFT」の5曲を収録。DJ FRIP a.k.a. BeatLabがプロデュースした。曲名にも同じ「T.B.T.H」があるため、EP全体と表題曲は区別したい。
YELLOW CHEDDAR|地元の仲間と外のラッパーが同じ作品へ
2024年3月20日の1stアルバム「YELLOW CHEDDAR」は全14曲。「HOT BOYZ (feat. ¥ellow Bucks)」「Marathon (feat. Watson)」「Nebosuke (feat. DADA)」「SHIKATO (feat. TOME & kiddy)」などを収録する。TOMEやkiddyとの地元の関係と、外部アーティストとの共演を一つの作品で追える。
Grow This Summer|夏と成長をテーマにした2ndアルバム
2026年7月1日の2ndアルバム「Grow This Summer」は全12曲。「Dance hall」にはZENDAMANとDeech、「Icy」には¥ellow Bucks、「Jet Ski」にはJP THE WAVYとCandeeが参加した。「Icy」はeydenと¥ellow Bucksの3度目のコラボとして紹介されている。
ZOT on the WAVEがプロデュースしたのは同名の表題曲だ。アルバム全曲を担当したという意味ではない。
共同名義・クルー・客演から聴くなら
2026年7月15日にはKohjiya、ShowyVICTOR、eyden、¥ellow Bucksによる「Ma Boyz (Remix)」も配信されている。ソロ曲ではなく、複数のアーティスト名を並べたリミックスだ。ラップスタアの各シーズンを経たラッパーが同じ作品で交わる入口になる。
98jams名義のアルバムや、2026年9月9日配信のKaneee「Genius Ⅱ」収録の「G MOVE (feat. Pxrge Trxxxper & eyden) [Remix]」にも参加が記載されている。ソロ作品の発売順だけでは見えない活動なので、作品を探すときは参加名義にも目を向けたい。
CHAPTER 08 / SECTION 08eydenの楽曲紹介|PAPER SHITから近年の曲まで
最初の一曲には「PAPER SHIT」をすすめたい。「ラップスタア誕生」と初期EPにつながる曲だからだ。続けて「MAKE IT UP」、優勝前の「out」を聴くと、言葉の置き方だけでなく、仲間をどう歌ってきたかも比べられる。
PAPER SHIT|同じ言葉をフックにする
「PAPER SHIT」は2022年1月2日のEP「T.B.T.H」収録曲。DJ FRIP a.k.a. BeatLabがプロデュースし、「ラップスタア誕生」で披露した曲としても知られる。2026年のZepp公演でも演奏された。
「ゲトるPaper shit」の反復の間に、仲間との生活を示す「俺ら」が入る。同じ言葉を繰り返すフックだからこそ、二度目に続く言葉の違いが残る。金を得るという言葉だけでなく、仲間と楽しむ視点が重なる曲だ。歌詞の表現を、そのまま本人の具体的な行為や犯罪の証拠に読み替えるものではない。
MAKE IT UP|服、金、態度を短い行で切り替える
「MAKE IT UP」は2021年12月25日に単曲で配信され、翌年のEP「T.B.T.H」にも収録された。MVも12月25日公開として紹介されている。リリース直後からYouTubeの再生数が伸び、番組を見ていなかった層への入口にもなった。
金を積む言葉から、その日の状態、他人を相手にしない態度へと場面を切り替える。短い行ごとに話題が動くため、長い物語を説明する歌詞とは違った進み方になる。服装の章で触れたGucciの描写と合わせると、抽象語より身近な物や状態を並べる書き方が見える。
out|優勝前から出てくる仲間への視線
「out」はSoundCloudのeyden名義ページで2020年6月3日公開と表示される曲だ。優勝後にはコメントと再生数が伸び、以前から聴いていた人の反応も見えるようになった。「ラップスタア誕生」優勝後の作品だけでなく、それ以前の言葉を知る入口にもなる。
最初の行では飛べずにいる鳥を置き、次の行では「俺」が仲間の手を引く。「愛必ず返す」という言葉までつながり、自分だけが前へ進む話ではないことが分かる。後年の曲にある仲間への視線と比べて読むことはできるが、歌詞中の場面を個別の実体験と決めることはできない。
Grow This Summer|一人の成功を仲間へ広げる
「Grow This Summer」は2026年7月1日の同名アルバムの表題曲。ZOT on the WAVEがプロデュースした。アルバムと同名でも、ここでは一曲の歌詞に注目する。
成長の主語は一人に閉じていない。「周りも巻き込み」という言葉が、仲間と上へ進む方向を示している。初期の「out」で仲間の手を引く言葉を置いたことと並べると、活動規模が変わっても、成長を誰と分け合うかが曲の中に残っていると読める。
AF1 feat. YZERR|公演から配信へつながった共演曲
「AF1 feat. YZERR」は2026年7月27日配信のシングル。前日のZepp公演で初披露され、ビートはTRILL DYNASTYが手がけた。eydenとYZERRの共演で、曲名はNIKE AIR FORCE 1を指す。
靴ひもを結ぶという身近な動作が、もう一度進むための言葉になる。二人の共演曲として読むと、AIR FORCE 1は足元の品物であると同時に、走り続ける姿をつなぐモチーフだ。引用は曲全体のフックからの短句で、ここから一人の私生活を断定するものではない。
7月にはスニーカー配布イベント、単独公演、この曲の配信が続いた。同じAIR FORCE 1がジャケット、ファンとの交流、曲名にまたがって現れるため、その月の活動をつなぐ一曲として聴ける。
eydenの曲をどう選ぶか|聴きたい言葉と場面で分ける
反復のノリや具体的な光景から入るなら「PAPER SHIT」「MAKE IT UP」、仲間との関係を読むなら「out」「Grow This Summer」が手がかりになる。複雑な押韻や長い社会的な物語だけを基準にせず、何を聴きたいかで曲を選ぶと違いが見える。
- ノリと反復を楽しむ
- 明朗で聞き取りやすいフロウを追う
- 地元とクルーの物語を読む
- 客演から他のラッパーも聴く
- 技巧の複雑さだけでは聴きどころを捉えにくい
- 重い物語だけを期待すると曲選びがずれることがある
- 英語やスラングも登場する
- 過激な言葉を含む曲がある
CHAPTER 09 / SECTION 09eydenのよくある質問|本名・誕生日・所属・逮捕の話題
CHAPTER 10 / SECTION 10eydenのまとめ|仕事も車も仲間も、曲へつながる
eydenの歩みをつなぐのは、2021年の優勝だけではない。父親の車で知ったヒップホップ、自動車の学校と工場勤務、DJ NAOYAの誘い、TOMEとの初ライブが、その前にある。モンテカルロへの憧れや地元の仲間の話を知ると、曲に出てくる物や人が具体的に見えてくる。
「T.B.T.H」から「YELLOW CHEDDAR」、そして「Grow This Summer」へ。共演者やステージの規模が広がっても、仲間と前へ進むという言葉は初期の曲からつながっている。まず一曲を聴き、気になった声や名前から別の作品へ進むと、eydenと98jamsの輪郭をつかみやすい。
父親の車で知った音楽が、地元の仲間とつくる曲へつながっている。
Djtube 編集部
