(sic)boy(シックボーイ)は、1998年10月27日生まれの東京都出身のラッパーです。
これまでのヒップホップ、ラッパー像とは大きく異るヴィジュアル系バンドのようなルックス、ロックからヒップホップまで
傍若無人に駆け回る自由奔放な音楽性が魅力です。
ジャンルという概念を打ち破り、SoundCloudから全世界に飛び出す、今最も注目される次世代ラッパーのひとりです。
目次
(sic)boyのプロフィール
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出生名 | 非公開 |
アーティスト名 | (sic)boy(シックボーイ)、Sid the Lynch(シド・ザ・リンチ) |
年齢 | 1998年10月27日(現在24歳) |
身長 | 非公開 |
血液型 | 非公開 |
出身地 | 東京都 |
事務所 | Abgefuckt Glücklich Records |
レーベル | Abgefuckt Glücklich Records |
公式サイト | https://twitter.com/sid_the_lynch?lang=ja |
化粧をして学校に通うようになる。
ボーカルとしてバンド活動を開始し、SiMやマキシマム ザ ホルモンなどのカバーをする。
同級生の影響で本格的にラップに興味を持つ。
軽音楽サークルに所属するも、オリジナル楽曲ができないフラストレーションが溜まり、ラッパーとしての活動をスタートさせる。
(sic)boyは東京都出身のラッパーです。
小学校6年生の頃にL’Arc〜en〜Cielがきっかけで音楽にハマると、ヴィジュアル系を中心にミクスチャー、オルタナティブ・ロックなど洋楽、邦楽問わずロックに傾倒していきます。
その後、高校の同級生だったSalvador Maniに触発される形でヒップホップに興味を持ち、大学の頃にラッパーとしての活動をスタートさせました。
様々な文化が交差する首都・東京を象徴するジャンルレスな楽曲をSoundCloudにアップすると、たちまち注目が集まります。
KM
ロックでもあり、ヒップホップでもある、そんなフリーキーなスタイルで新たな音楽性を提示する次世代のアーティスト(sic) boyは、過度なバトル熱で盛り上がる日本語ラップシーンに大きな風穴を開ける存在です。
(sic)boyの名前の由来
sid the lynchから名前(sic)boyに変わったんか
— DADAさん (@D4D4sun) June 9, 2020
アメリカのバンド・Slipknotに「(Sic)」という楽曲がありますが、(sic)boy自身は曲名からではなく、ラウドな音楽が好きな人が共通で抱く「Sick」へのイメージから名前をつけました。
「Sick」とは病気以外に、スラングでヤバイやつ、うんざりなどの様々な解釈がある点、また字面の良さからアーティスト名に起用しました。
また以前はSid the Lynch(シド・ザ・リンチ)というアーティスト名で活動していました。
妖怪好きな一面
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幼稚園の頃から絵が書くことが好きだった(sic)boyですが、水木しげるのゲゲゲの鬼太郎が特に好きで、ゲゲゲの鬼太郎をきっかけに妖怪好きになりました。
調布市深大寺にある鬼太郎茶屋に行くほど大好きで、よく鬼太郎の絵も書いていました。
(sic)boy
妖怪や髑髏といった、日本的なものに大きな影響を受けています。
マンガ好き
- NARUTO
- ジョジョの奇妙な冒険
- ソウルイーター
- BLEACH
(sic)boyは漫画にも影響を受けていて、リリック内にも漫画からインスパイアされたワードが出てきます。
特にお気に入りの作品としてNARUTOとジョジョの奇妙な冒険を挙げています。
(sic)boy
また自身の楽曲が個人で編集したMAD動画の素材に使われ、アニメや漫画に合わせて楽曲が使用されていることについても、好意的な印象を抱いています。
(sic)boy
(sic)boyのファッション
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- Dr.Martin
(sic)boyのファッションは、ライダースや革靴、ヴィンテージのバンドTシャツなどを着用するロックスタイルです。
(sic)boy
特にこだわりを持っているのはDr.Martinの革靴とバンドTシャツです。
スニーカーは購入しても数回しか履くことがなく、足元はほぼDr.Martinの革靴というほど愛用しています。
またアイテムのほとんどが黒で統一されていることも大きな特徴です。
バンドTシャツのコレクター
【インタビュー】(sic)boy @sid_the_lynch が好きなバンドTシャツ https://t.co/AP6bbSAaMO
— FNMNL (フェノメナル) (@fnmnltv) October 30, 2020
(sic)boyはバンドTシャツのコレクターで、数え切れないほどのバンドTシャツをコレクションしています。
特にお気に入りなのがMarilyn MansonのバンドTシャツです。
(sic)boy
高校1年生頃からコレクションし始め、自らDIYでアレンジしてヴィンテージ風に仕上げるなどの、強いこだわりを持っています。
アパレル進出が目標
0歳の自分をプリントしたロンTと
13ghost パーカー販売開始しました😷きになったひと👇で見てみてね😈https://t.co/9QjIlv9WGW pic.twitter.com/JitwfnDPdD
— (sic)boy (@sid_the_lynch) April 16, 2020
自身がバンドTシャツやファッションが好きであることから、アパレス進出を目標に掲げています。
(sic)boy
国内外問わずアパレルを販売するアーティストが多い中、ベーシックなTシャツやパーカー以外にも、個性的なアイテムを発売したいとも語っています。
(sic)boy
同じくラッパーでアパレルブランド・PEACEMINUSONEも手掛けるG-DRAGONの影響も受けています。
洋服に興味を持ったきっかけ
(sic)boyが洋服に興味を持ったきっかけは、海外のアーティストのMVやライブ映像を見たことでした。
(sic)boy
アーティストが着用している洋服と同じようなものを古着屋で探すようになり、ファッションへの興味が強くなっていきました。
アイメイクへのこだわり
(sic)boy、周りの目を気にせず、メイクしたいからメイクして高校行ってたというエピソード、めっちゃかっけぇな
— 樋口恭介:『構造素子』『すべて名もなき未来』発売中 (@rrr_kgknk) October 30, 2020
(sic)boyはヴィジュアル系バンドの影響で中学校の頃からネイルやメイクに興味を持つようになりましたが、特にアイメイクに強いこだわりを持っています。
Nirvanaのカート・コバーンやGREENDAYのビリー・ジョー・アームストロングなどのロックアイコンが黒いアイメイクをしていたことから、自らも独学でアイメイクをするようになりました。
(sic)boy
アイメイクをすることで、アーティスト・(sic)boyになるスイッチを入れています。
(sic)boyのラップスタイル
(sic)boyのラップスタイルは、ヒップホップとロックを軸ににしたトラックに、エモーショナルなラップを乗せるスタイルです。
ラウドなギターリフなどを多用したトラックに、トラップと歌メロを駆使したメロディアスなフロウが魅力です。
(sic)boy
(sic)boy自身はラッパーではなくロックアーティストと自称していることからも分かる通り、強烈なロックのバッググラウンドを感じさせるサウンドにラップもあり、歌メロもありな自由な音楽性です。
邦ロックの耳障りの良さと、トレンドのヒップホップをうまくミックスさせています。
(sic)boyは生粋のロックキッズ
やっぱり(sic) boyも元々ロック好きだったのか!!
めちゃめちゃ可能性を感じる人だな〜
これからHIPHOPのイベント以外のブッキングされても面白そう というかされてほしい >RT— ゆーかり (@earlyspring33) February 7, 2020
- L’Arc〜en〜Ciel
- Marilyn Manson
- Nirvana
- Sum 41
- Mötley Crüe
- limpbizkit
- My Chemical Romance
L’Arc〜en〜Cielをきっかけに、(sic)boyはロックにのめり込んでいきました。
特に中学校の頃、ミクスチャーロックが流行していたこともあり、パンクからメタルまで幅広いロックを掘り下げていきました。
(sic)boy
特に影響を受けたのがMy Chemical Romanceで、エモーショナルでストーリー性のある音楽性は、ラッパーとなった(sic)boyの音楽性にも受け継がれています。
(sic)boy
父親の影響でロック好きに
(sic)boyがロックが好きになったのは、父親の影響も大きくあります。
父親がYesやKing Crimsonといったプログレッシブ・ロックが好きだったため、小さい頃から車の中で聴いていました。
(sic)boy
難解なプログレッシブ・ロックの音楽性に、すぐにロックが好きになったわけではありませんが、父親がロックキッズとなるきっかけになりました。
(sic)boyがラップを始めたきっかけ
高校生ラップ選手権に出場経験のあるSalvador Maniとは高校の同級生で、Salvador Maniにヒップホップを教えてもらい、聞くようになりました。
ちょうどトラップブームが来ていたこともあり、これまでEminemなどの有名なラッパーしか聴いたことのなかった(sic)boyは大きな影響を受けました。
大学に進学すると軽音楽サークルに入り、バンド活動を志すも、コピーのみでオリジナル楽曲ができない環境に嫌気が差します。
(sic)boy
そして自らのルーツであるロックとヒップホップを融合させた音楽をするべく、(sic)boyとしてラップをするようになりました。
L’Arc〜en〜Cielへの憧れ
(sic)boy
ラッパーとして活動するようになってからも、L’Arc〜en〜Cielとボーカルのhydeへのリスペクトは公言し続けています。
好きなバンドに挙げているMarilyn MansonやNirvanaもhydeの影響で聴くようになるなど、(sic)boyの音楽性を形成する上で最も影響を与えた人物であることは疑う余地もありません。
(sic)boy
hydeの年齢を重ねても美しく、国内外で評価され続ける姿に憧れを持っています。
(sic)boyが好きなラッパーはLil peep、XXXTentacion
(sic)boyに最近ハマってます
Lil Peepに似たエモトラップ感と、邦ロック独特のオルタナ感がマッチして、超かっこいいです
聴いた事ない方はオススメなのでぜひ!
(に)#日曜日だし邦ロック好きな人と繋がりたい #日曜日だし邦rock好きと繋がりたい #日曜日だし邦ロック勢と繋がりたい pic.twitter.com/vUDWQoXM3V— The East Room Symphonies (@the_east_room) August 30, 2020
(sic)boyは好きなラッパーにLil peepとXXXTentacionを挙げています。
(sic)boy
トレンドに敏感な(sic)boyらしいチョイスでもありますが、ヒップホップというジャンルに囚われない音楽性、そしてエモい楽曲という共通点があります。
普段ヒップホップを聴かない(sic)boyのアンテナに触れた、数少ないラッパーです。
Lil peep
Lil peep(リル・ピープ)は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州出身のラッパーです。
ロックから強い影響を受けていて、ヒップホップとロック、更にはパンクやポップスまで様々な要素を取り入れたエモ・ラップはシーンに大きな衝撃を与えました。
2017年11月15日にオーバードーズにより逝去していますが、今もなおフォロワーを増やし続けています。
XXXTentacion
XXXTentacion(エックスエックスエックステンタシオン)は、アメリカ合衆国フロリダ州出身のラッパーです。
バッググラウンドを感じさせない強烈な個性を感じさせるエモーショナルな音楽性に加え、元彼女へのDVなどのトラブルが常に付きまとうトラブルメーカーでもありました。
将来に大きく期待されるラッパーでしたが、2018年6月18日に銃撃に遭ったことにより、20歳という若さでこの世を去りました。
(sic)boyのおすすめ曲楽曲【厳選3選】
新たな東京スタイルを体現する、次世代のラッパーである(sic)boy。
そんな(sic)boyの前ではジャンルと言う概念は不要だと再認識させられる、ネオ東京スタイルと呼ぶにふさわしい自由な音楽性を感じられる楽曲を、厳選して3曲紹介します。
(sic)boy,KM – Heaven’s Drive feat.vividboooy
憧れのバンド・L’Arc~en~Cielと同名の楽曲名を付け、vividboooyを客演に迎えた楽曲です。
再生ボタンを押した瞬間に脳を突き刺すようなメロディアスなフックから始まり、ロックmeetsヒップホップなサウンドは、(sic)boyのポップセンスが光っています。
(sic)boy
Hype’s
釈迦坊主プロデュースによる楽曲。
ギターリフで軽快に展開していきつつ、エロさにも似た色気とエモーショナルな雰囲気が共存した(sic)boyの新境地とも言える1曲です。
(sic)boy
Kill this feat.Only U
楽曲のエモさは健在ですが、中に死生観や現代社会へのメッセージが詰め込まれています。
「生きていく意味を探すより死にたくない理由を数えよう」というリリックは、現代を生きる同世代の心に強く突き刺さるパンチラインです。
コミカルな中にもシリアスなメッセージが隠されているMVも合わせて見てほしい楽曲です。
(sic)boy
コレコレのタバコポイ捨て動画で炎上
YouTuber・コレコレチャンネルのタバコポイ捨てを注意する動画に、(sic)boyが出たことで炎上まで発展しました。
コレコレが喫煙所の外の禁煙エリアでタバコを吸っている(sic)boyに、喫煙所の中でタバコを吸うように促すも反抗的な態度。
更には(sic)boyがタバコをポイ捨てする姿を見て、ヒートアップしていきます。
コレコレ
(sic)boy
コレコレ
(sic)boy
常に不貞腐れたような態度でコメント欄は荒れ、悪い意味でも(sic)boyの名前が広まってしまった事件です。
(sic)boyと仲のいいラッパー
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Only UやLEX、Yung sticky womといった横浜の若手ラッパーとは、横浜でライブが一緒になることがあり、楽曲のクオリティーやリリースペースなどの早さなど影響を受けています。
関東圏の同世代のアーティストと交流を持ちつつ、同じ日本語ラップシーンで活躍するラッパーの影響も公言しています。
(sic)boy
また釈迦坊主の主催するイベントに呼ばれたことが注目を集めるきっかけとなり、その後はプロディースにも発展していることから、恩義を感じています。
Salvador Maniとの関係
【新着】Salvador Mani インタビュー/盟友(sic)boyをはじめ、Yung sticky wom、YUNG HIROPON、Sunday too slowlyら同世代の仲間と作り上げた新EP『東京基準』.
QN、RAU DEFとのエピソードも@SalvadorMani_98@sid_the_lynch@yungstickywom@yunghiropon@Sundaytooslowlyhttps://t.co/6ciC9TiB7K— TuneCore Japan (@TuneCoreJapan) June 25, 2020
(sic)boyとSalvador Maniは中学、高校の同級生です。
二人の出会いは小学校6年生の頃、同じ塾に通っていたことがきっかけでした。
その後、(sic)boyはロック、Salvador Maniはヒップホップとジャンルは違えど音楽が好きになり、高校の頃にSalvador Maniからヒップホップを教えてもらったことで、ヒップホップにハマっていきました。
楽曲やイベントでのコラボを行うなど交流も盛んで、(sic)boyにとって大きなターニングポイントとなった人物です。