Watson(ワトソン)は徳島県小松島市出身のラッパーです。
T-STONEやGodSon(Playsson)といったシーンで注目を集める若手注目株との共演やRed Bullのマイクリレー企画「RASEN」への出演で、次々に若手が台頭する日本語ラップシーンでも存在感を示し始めています。
日本語を活かした情緒あるパンチラインとメロウなトラップを意識したフロウ、際立ったキャラクターもヘッズを惹きつけるWatsonの魅力です。
目次
Watsonのプロフィール
— 私はワトソン (@imwatson0222) October 1, 2022
出生名 | 勇斗(ゆうと) |
アーティスト名 | Watson(ワトソン) |
年齢 | |
身長 | 非公開 |
血液型 | 非公開 |
出身地 | 徳島県小松島市和田島 |
事務所 | – |
レーベル | – |
公式サイト | https://twitter.com/imwatson0222 |
Watson(ワトソン)は徳島県小松島市和田島出身のラッパーです。
Watson
元々ヒップホップを聴くこともありましたが、メインで聴いていたのはGReeeeNやUVERworldなどのJ-POPでした。
しかし、18歳の頃に本格的にヒップホップにハマり、BAD HOPやKOHHなどを聴くようになります。
そして、19歳から本格的にラッパーとしてのキャリアをスタートさせました。
リリシズムとメロディアスなフロウを武器に、徳島県から全国へ羽ばたく注目のラッパーです。
ハスラーとしての生活
Watson は徳島県にある通信制高校を卒業後、18歳の頃に大阪に出てハスラーとして生活していた時期がありました。
大阪には先輩のツテで、お金を稼ぐために出てきています。
Watson
大阪のストリートでハスラーとして生活する中で色々な経験をしましたが、Watsonが思っている以上に稼ぐことができませんでした。
Watsonの中で「こんな稼ぎ方をしても意味はない」と思うようになり、ハスラーはやめています。
Watsonの逮捕歴
Watsonはニート東京で捕まった理由については明かしていませんが、過去に逮捕されたことを語っていて、楽曲などでも逮捕されたことについてのラインがあります。
Watson
YouTubeでのパフォーマンス動画「03- Performance」では「あと3年以上持つ弁当」と、執行猶予期間が3年以上あることをラップしています。
また、ハスラーとして生活していた時代は、大麻だけでなくドラッグにも手を出していました。
地元・徳島への愛
To The Top Ggng x T-STONE x Watson
徳島シーンの盛り上がりhttps://t.co/YdOib0nRuT@yellowbucks @t_to_da_mf @imwatson0222 @DJSID_TTTG pic.twitter.com/V1OewWPltA
— PRKS9 / パークスナイン (@parks_nine) August 13, 2022
Watsonが生まれた徳島県小松島市は徳島県内の市の中でも特に面積が小さく、人口も4万人を下回る小さな町です。
そんな徳島県小松島市で生まれ、18歳まで生活をしていました。
Watson
同じ徳島県出身のT-STONEやRing-toの存在も大きく、同郷の仲間の活躍を見て「この町を盛り上げたい」という気持ちを持ちました。
徳島県から大阪へ出た後もルーツとしてインタビューなどで徳島県小松島市の出身であることを明かしています。
読書家で愛読書は「キネマの神様」
Watsonはラップを始めてから、意識的に読書をするようになりました。
Watson
小説から情景を描写、比喩する表現方法を学んでいます。
愛読書は2022年に沢田研二、菅田将暉ら豪華出演陣で映画化された小説「キネマの神様」で、初めて読んだときに感動して涙を流してしまいました。
小説は普遍的な日常の風景をパンチラインに変えるWatsonのリリックのルーツです。
Watsonのファッション
- SAINT MICHAEL
- NIKE
- NEW ERA
- THE NORTH FACE
- ENTIRE STUDIOS
- KSUBI
- MIHARA YASUHIRO
Watsonのファッションは、ラグジュアリー感を取り入れたストリートファッションです。
NIKE、NEW ERA、THE NORTH FACEなどのヒップホップファッションの定番アイテムも取り入れつつ、新進気鋭のファッションブランドも積極的に取り入れています。
Watson
カラーリングは黒、グレーを使ったシックなアイテムが多のが特徴です。
Watsonのタトゥー
Watsonのタトゥーって何語?英語? pic.twitter.com/Vlgem9mbw8
— 桃香 (@mo_mo_kaaa_a) January 17, 2023
- 左耳・・・地球儀
- 左首・・・虎
- 右腕・・・アラビア語のレタリング
Watsonは楽曲「Hood Star」でも「刺青入れすぎてまるでロンT」とラップしている通り、全身にタトゥーを彫っています。
タトゥーは16歳の時から彫っていて、タトゥーに憧れたきっかけは「ラッパーや自分がかっこいいと思う人が彫っていたから」です。
Watson
Watsonが最も影響された人には大阪時代にお世話になり、ラップを始めたきっかけにもなった彫師を挙げています。
Watsonのラップスタイル
- トレンドのトラップやドリルを取り入れた音楽性
- 擬音、ダブルミーニングを積極的に使ったリリック
- 特徴的な声質
Watsonは日本、世界問わずにヒップホップシーンのトレンドであるトラップやドリルの音楽性を取り入れたスタイルです。
日本でもスタンダードになっていますが、Watsonのスタイルは音感だけでなくリリックに強くこだわりを持っています。
Watson
独特な擬音やダブルミーニングを積極的に使いつつ、日本語らしい情緒や響きを大切にした離陸が魅力です。
また、一発で耳に残る特徴的な声質もWatsonのラップを引き立たせています。
ラップを始めたきっかけはタトゥースタジオで楽曲のストックは600曲以上
Watsonがラップを始めたのは19歳の頃で、タトゥーを彫っていた大阪のスタジオに行ったことがきっかけです。
通っていたタトゥースタジオにはレコーディングスタジオも併設されていて、たまたま新しいマイクが届いたこともあり、いきなり「Watsonもラップを録ってみよう」と声をかけられました。
Watson
初めてのレコーディングでしたが手応えがよく、その日から本格的にラップを始めました。
1日2曲という驚異の制作スピード
19歳からラップを始めたWatsonは現在、楽曲のストックを600曲以上持っています。
ラップを始めた当初は「強い自分を見せる」ということにこだわってリリックを書いていたため、制作速度はあまり速くありませんでした。
しかし、リリックを「無理に格好付けずに身の回りのことをラップする」というスタイルに変更してから、驚くほど制作速度が上がります。
Watson
現在では1日2曲ペースという、驚異のスピードで楽曲を制作しています。
影響を受けたラッパーはZORNとKOHH
WatsonがKOHHとZORNから影響受けたって聞いて、そりゃ俺好きなるわ。って納得した
— のむら (@r82_ie) January 2, 2023
Watsonが影響を受けたラッパーは、ZORNと KOHHです。
ラップを始めたばかりの頃のWatsonは「自分の身の回りのリアルをリリックにすることは恥ずかしい」という気持ちがあり、自分を大きく見せるようなリリックを書いていました。
しかし、ZORNがインタビューで発言した「リリックは好きなことを書けばいい」という言葉で、等身大の自分を表現するリリックを書き始めます。
ZORNの地元の友達の名前をそのまま出すような身内ノリのリリックに、Watsonは大きな衝撃を受けました。
Watsonのおすすめの楽曲【厳選3選】
Watsonの最新の音楽性を取り入れつつも、温かい人間性と情緒のあるリリシズムを感じられる楽曲を厳選して3曲紹介します。
Watson / NEW REAL feat. Young zetton
京都の新進気鋭のラッパー「Young zetton」を客演に迎えた楽曲です。
メロディックドリルの要素を取り入れ、2人のスキルフルなフロウが絶妙にマッチしています。
Watson / 18K
Watson自身が代表曲に挙げている楽曲です。
オリジナリティーのあるWatsonらしい比喩表現が随所に散りばめられていて、フロウやトラックだけでなく、リリックもしっかり入ってきます。
Watson
Watson / DOROBO
近年のヒップホップシーンのトレンドであるドリル、トラップの要素を取り入れつつ、音感だけでなく意味にまで強くこだわったリリックが魅力の楽曲です。
リリック、フロウ、トラック、メロディの全てにオリジナリティーがあり、これからの活躍をさらに楽しみにさせてくれます。
Watson
Watsonと仲の良いラッパー
今日も頑張ろ pic.twitter.com/jr4rw8UTH4
— 私はワトソン (@imwatson0222) July 16, 2022
Watsonはフッドである徳島県のラッパーや、ラッパー活動を開始した大阪を含めた関西地方のラッパーとリンクしています。
Watson
特にT-STONEやRing-toは同じ徳島県出身でありながら、全国で精力的に活動する姿を見てリスペクトの気持ちを持っています。
ラッパー以外にも徳島出身のトラックメーカーであるTJ.ROBや大阪のラッパーであるYattに楽曲のミキシングを依頼するなど、信頼のおける仲間と楽曲を製作しているところも強みです。
T-STONE
同郷の先輩であるT-STONEは、Watsonが最もリスペクトしているラッパーです。
Watson
バトル、ライブ、音源ともに精力的に活動して全国区になったT-STONEですが、Watsonが徳島県で活動をしていると多方面から「T-STONEのやり方はこうだった」と言われることが多く、かなり意識しています。
2022年12月7日にリリースしたT-STONE名義のシングル「STAR feat. Watson」では念願の初共演を果たして、今後の共演も楽しみな徳島タッグです。
GodSon(Playsson)
RYKEYへのディス曲としても話題となった楽曲「CONPOTAJU / A LIE CANNOT LIVE feat. Pedro the GodSon & Watson」で共演したGodSonも、Watsonが仲のいいラッパーです。
四国、関西地方ではない東海地方で活動するGodSonですが、Watsonをしっかりフックアップしています。
SILENT KILLA JOINT
また、Watson名義の楽曲「I gold feat. Pedro the GodSon」でも、抜群のコンビネーションでヘッズの期待に応えています。
楽曲リリース後も頻繁にライブで共演していて、今後新たなる楽曲が楽しみな2人です。