DAOKO(ダヲコ)は、東京都出身の女性ラップシンガーです。
中学時代にニコニコ動画のコンテンツ「ニコラップ」に楽曲を投稿したのがきっかけで有名インディーレーベルに見出され、ラッパーデビューを果たします。
その後も有名ラッパーや映画監督にフックアップされ、高校卒業と同時に大手メジャーレーベルからメジャーデビューします。
独特の世界観と美しい歌声で人気を博しているDAOKOは、新時代の女性ラッパーとして今注目を集めるラップシンガーの1人です。
目次
DAOKOのプロフィール
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出生名 | 非公開 |
アーティスト名 | DAOKO |
年齢 | 1997年3月4日(現在26歳) |
身長 | 非公開 |
血液型 | O型 |
出身地 | 東京都 |
事務所 | てふてふ |
レーベル | トイズファクトリー |
公式サイト | https://daoko.jp/ |
DAOKOは3人姉妹の末っ子として生まれました。
幼少期は自由奔放に育てられ、現在とは違ってわがままで甘えん坊だったと話しています。
中学時代にニコニコ動画「ニコラップ」に曲を投稿し始めたのがきっかけで、インディーレーベル「LOW HIGH WHO?PRODUCTION」に注目され、高校生の時にレーベルデビューしました。
m-floとコラボした「IRONY」が映画「鷹の爪」の主題歌に抜擢され、2014年に公開された映画「渇き。」の挿入歌に「fog」が起用されます。
また、スタジオカラーが手掛けている短編映像作品の音楽を有名クリエイターTeddyLoidと制作したことがきっかけで、彼女は世界的に話題となり、高校卒業後にメジャーレーベルと契約を果たしました。
その後も米津玄師、中田ヤスタカ、岡村靖幸など気鋭のアーティストとコラボするなどその才能を遺憾無く発揮しています。
現在も彼女は新時代のラップシンガーとして活躍を続け、2020年7月にはメジャー4枚目となるアルバム「anima」を発表し、その独特のスタイルでリスナーを魅了し続けています。
DAOKOのファッションブランドまとめ
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DAOKOはモードなファッションからカジュアルまで自由に着こなしています。
エスニックなデザインのものが多く、SNSではミステリアスなDAOKOの存在を際立たせるようなファッションが見られます。
初期の頃は「青」をテーマにしたファッションにこだわっていました。
DAOKO
「shibuyaK」のMVで着用しているオリジナルパーカーの青色は、スタイリストの伊賀大介が染めたもので、この色をオリジナルの色として「DAOKOブルー」と名前をつけているほどのこだわりっぷりです。
DAOKOの顔出しNG時代
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高校卒業と同時にメジャーデビューをしたDAOKOは、それと同時に一切してこなかった顔出しをして音楽活動を始めました。
彼女の大人っぽく端正な顔立ちは、ファンを驚かせました。
何故彼女はそれまで顔出しNGだったのでしょうか?
DAOKOがそれまで一切顔出しをしてこなかったのにはある理由がありました。
DAOKO
おはよう御座います。
自分(DAOKO)なりの顔出しについての気持ちを文章にしました。
拙い長文ですが、ご一読頂けると幸いです。 pic.twitter.com/nwLEi9ximL— Daoko (@Daok0) October 1, 2015
2015年に顔出しをして活動をするにあたって、DAOKOは自分の心情をSNSに綴っています。
DAOKOの血液型
わー!
DAOKOと歳も同じだし血液型も同じだ😆
嬉しいぃ!! pic.twitter.com/vdzdZYCZSW— ねぎちゃん☆ (@negi_dandelion) January 2, 2019
DAOKOの血液型は、O型と発表されています。
しかしつい最近まで、彼女は自分のことをA型だと思っていました。
2019年の元旦に献血に行ったときに、彼女は自分の本当の血液型がO型だと知り、23年間A型だと思い込んで来たことに衝撃を覚えたことを、ブログ「やさしいひかり」内で発表しています。
DAOKO
と彼女らしいユニークな視点でこの衝撃を綴っています。
DAOKOのイラスト
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DAOKOはSNS上で自分の描いたイラストを載せています。
彼女の独特の世界観を感じさせる絵はファンにも好評で、彼女のイラストを用いたTシャツやマグカップなどがオフィシャルショップで販売されています。
自分の絵の描きかたをSNSで発表していたりもします。
鉛筆で下書きをしてから細かくペンで描き込みをしています。
描き込みの細かさも、彼女の描画の特徴です。
DAOKOのラップスタイル
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- ポエトリーリーディングのような語りスタイル
- 繊細なウィスパーボイス
DAOKOのラップスタイルは、淡々と語るようなラップシングが特徴的です。
彼女のダークな世界観と抑揚のあまりない淡々としたフロウが楽曲にマッチしていて、人気を博しています。
また、DAOKOの透き通るような繊細なウィスパーボイスも、一度聴いたら耳を離れません。
彼女のラップのルーツは特になく、新時代のラップスタイルシンガーとして評価されています。
DAOKOがラップを始めたきっかけ
DAOKOとjinmenusagiがLOW HIGH WHO?にいた頃に出会いたかった
— 復活のシーター (@_Shitar) May 26, 2020
DAOKOは2000年代に発祥したニコニコ動画内コンテンツ「ニコラップ」出身アーティストの1人です。
jinmenusagiやぼくのりりっくのぼうよみなど、個性的なラッパーを輩出しているコンテンツであり、現在も18,000件ものラップが投稿されています。
DAOKOは中学3年生の時にニコラップに投稿を始め、それがきっかけでラッパーとして有名になりました。
10代の女子の繊細でダークな心情を淡々と歌う彼女の楽曲には、多くのリスナーが関心を示しました。
DAOKOがニコラップに楽曲を投稿していた時、同コンテンツ上で活動していたjinmenusagiとネット上で出会いました。
彼の呼びかけでコラボ参加した楽曲がきっかけで、DAOKOは「LOW HIGH WHO?PRODUCTION」の代表に注目されインディーズデビューへの道を辿ります。
jinmenusagiも当時同じ事務所に所属していて、2014年にはラッパーGOMESS、LOW HIGH WHO?PRODUCTIONの主催者でラッパーのParanelを交えて4人で曲を発表しています。
DAOKOと椎名林檎
休憩中、椎名林檎“KSK”を聴いていたら漲って参りました。
— Daoko (@Daok0) March 8, 2015
DAOKOの父親は音楽好きで、車の中でよくかかっていたのが椎名林檎の音楽でした。
チャイルドシートに座っていた頃から彼女の曲を聴いていたといいます。
DAOKO
10代の時に聴き続けていた曲の一つに、椎名林檎の「歌舞伎町の女王」を挙げています。
DAOKOの端正でどことなくミステリアスな佇まいや、独特の言葉の言い回しは椎名林檎の影響を強く感じさせます。
DAOKOは平沢進の信者だった
平沢進はMANDRAKE・P-MODELで活動していた、前衛音楽やテクノポップの立役者として熱狂的に支持されているアーティスト/プロデューサーです。
DAOKOが子供の頃に大好きだった映画「パプリカ」の音楽を彼が担当していたことがきっかけで、中学生の頃から彼の熱狂的なファンだったといいます。
DAOKOのインディーズデビューアルバム「パレードにようこそ」というタイトルは、平沢進の「パレード」からインスパイアされています。
DAOKOのメジャーデビューアルバムは「DAOKO」
【DAOKO】2015年3月、女子高生にして1st Album「DAOKO」にてメジャーデビューを果たした18歳ラップシンガーDAOKO(だをこ)。ミステリアスで常に話題になっ ている彼女の妖艶な顔を出したビジュアル公開っ!! pic.twitter.com/YSycw9OuwW
— TOY’S FACTORY (@toysfactory) September 30, 2015
2015年3月にメジャーデビューアルバム「DAOKO」が発表されました。
インディーズでは3枚のアルバムを発表していて、彼女のリリースでは通算4枚目となりますが、メジャーレーベル「トイズファクトリー」からは初のリリースとなります。
全12曲入りのフルアルバムで、プロデューサーにはロックバンド「フジファブリック」なども手掛ける片寄明人、アートディレクターにはきゃりーぱみゅぱみゅなどの個性的なアーティストを支えているデザイナー、スティーヴ・ナカムラなどが参加しています。
そうそうたるバックアップの元、生み出されたメジャーファーストアルバムです。
DAOKOのおすすめ楽曲厳選3選
- DAOKO / かけてあげる
- DAOKO / ShibuyaK
- DAOKO / 御枷の街
DAOKOは2020年現在、7枚ものアルバムを発表しています。
高校入学から音楽活動を続けてきた、才能あふれる彼女のおすすめ曲3曲を紹介します。
DAOKO / かけてあげる
2015年3月に発表されたファーストアルバム「DAOKO」に収録されている曲です。
10代の繊細な感情をPOPに昇華した初期DAOKOの代表的な一曲です。
DAOKO
まだ知らないことばかり
わたしの知ってる誰かの中に
裸足のプリンセス走れよ乙女
アタリよプリンセスはじめよ男(お)と女(め)
DAOKO / ShibuyaK
2015年10月に発表されたシングルの表題曲です。
109・ドンキ・FOREVER21・PARCOなど固有名詞を歌詞に出し、DAOKOが感じている渋谷の街のリアリティが醸し出されています。
「ShibuyaK」とは、渋谷スクランブル交差点の略語です。
DAOKO
SHIBUYA KOSATEN 初体験都会
SHIBUYA KOSATEN キミと来たね
SHIBUYA KOSATEN 大嫌いだった 今じゃなんだか安心する
DAOKO / 御枷の街
2020年7月に発表された4枚目のアルバム「anima」収録曲です。
DAOKOの原点ともいうべきダークな世界観にラップシングが乗った一曲です。
DAOKO
溝に落とす針
たちまちに踊り音に無数が浮遊した異空間 yo
妄想が応答し創造した東京だ
DAOKOのおすすめコラボ楽曲厳選3選
- DAOKO×米津玄師 / 打上花火
- DAOKO×岡村靖幸 / ステップアップLOVE
- DAOKO×中田ヤスタカ / ぼくらのネットワーク
DAOKOはデビュー以来、多くの有名アーティストに見いだされコラボ作品を作り続けています。
その中にはDAOKOが子供の頃から憧れていたアーティストとの共演も実現しています。
ジャンルを超えて様々なアーティストに愛されるDAOKOのコラボ曲を紹介します。
DAOKO×米津玄師 / 打上花火
2017年7月に発表されたDAOKO のサードシングル「打上花火」です。
米津玄師とコラボしたこの曲は、映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌に起用されました。
2020年現在3億を超える再生数を記録していて、世界的に愛されている曲です。
DAOKO×岡村靖幸 / ステップアップLOVE」
2017年に発表された4枚目のシングル「ステップアップLOVE」 です。
DAOKOが子供の頃からリスペクトしていた岡村靖幸とのコラボ曲です。
岡村靖幸のファンキー節に負けずとも劣らないDAOKOのフロウが絶妙な一曲です。
DAOKO×中田ヤスタカ / ぼくらのネットワーク
2018年に発表された、ゲームアプリ「ドラガリアロスト」の 挿入歌です。
中田ヤスタカのテクノポップな世界観にマッチしたDAOKOの歌声が堪能できる一曲です。
DAOKOと仲の良いアーティスト
- 岡村靖幸
- クジメグミ(ヘアメイクアーティスト)
- 片寄明人(プロデューサー)
- スチャダラパー
DAOKOの交友関係は、彼女が憧れていたシンガーや、音楽制作やファッション等で関わりのあるアーティストとの深い交流が伺えます。
彼らとは仕事上だけでなくプライベートでも親交を深めていて、彼女の人脈の恵まれ方を感じさせます。
岡村靖幸
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DAOKOが憧れているアーティスト岡村靖幸とコラボしています。ツアーも客演で参加していて、貴重な2ショット写真を公開しています。
スチャダラパー
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ロールプレイングゲーム「ファイアオブエムブレム」の音楽を多く担当しているDAOKOと、ゲーム好きのスチャダラパーの出会いが縁となり、コラボしています。
スチャダラパーとのレコーディングはかなりエキサイティングだったと語っています。
片寄明人
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ファーストアルバムからの付き合いを続けているプロデューサー片寄明人とは家族ぐるみで親交を深めていて、家に遊びに行ったり、一緒にお出かけをしたりと、かなり仲の良い様子が分かります。