ゆるふわギャングは2016年から活動を開始しました。
音楽的な側面のクオリティの高さはもちろんのこと、メンバーの独特なキャラクターも相まって、さらに活躍の幅を広げています。
今回はゆるふわギャングに関する情報を詳しくまとめました。
目次
ゆるふわギャングのメンバープロフィール
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- NENE
- Ryugo Ishida
- Automatic
ゆるふわギャングは3人のメンバーで構成されています。
女性ラッパーのNENE、男性ラッパーのRyugo Ishida、そしてプロデューサー兼ビートメイカーのAutomaticです。
今回はゆるふわギャングの各メンバーのプロフィールを詳しくまとめました。
NENE(ネネ)のプロフィール
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出生名 | 加藤あかね |
アーティスト名 | NENE(旧名はSOPHIE) |
年齢 | 1994年6月21日(現在28歳) |
身長 | 不明 |
血液型 | 不明 |
出身地 | 東京都品川区 |
事務所 | 不明 |
レーベル | Mary Joy Recordings |
公式サイト | https://yurufuwagang.com/ |
NENEは地元のボス的な存在であった兄と真面目な妹の3人兄妹として、東京の品川区で生まれ育ちました。
兄と妹は両極端ではあったものの、兄は悪い方面で、妹は勉学の面でそれぞれ個性があったのに対し、NENEは自分には何もないと思い込み、自信を持てなくなっていました。
また、両親の関係性も悪く、NENEが中学生の頃に離婚し、母親のもとで育てられることになります。
NENE自身は、幼い頃から海外への憧れを持っていました。
海外へ行くために、年齢を偽って中学時代からピザ屋でバイトを始めます。
そして、高校1年生の頃にスペイン、高校2年生の頃に学校を中退した後にニューヨークへ渡米しました。
この海外経験が、独自のリリックや音楽的センスを生み出すことになります。
DONY JOYNTとの関係
NENEは過去にDONY JOYNTとの関係性が噂されています。
情報ソースは2chの掲示板ですが、NENEが昔使っていたと思われるTwitterアカウントからのツイートが利用されていることから、DONY JOYNTと結婚していたことや子供がいたと考えられるもののスクリーンショットがアップされました。
元ツイートのアカウントは鍵が付いていて見れないことや本人が公で触れていないことから、情報の真偽は分かっていません。
参考 【パトロン】ゆるふわギャング 無断転載禁止©2ch.net5ちゃんねるNENEは薬物中毒だった?
NENEは過去にドラッグを使っていたと思われる内容は、デビュー初期のインタビューで明らかになっています。
「兄が悪いことにも手を出していた」ということや、アメリカへの文化の憧れが重なり、子供の頃から@#$%を使っていたと公言しています。
肝心の部分はモザイクが入れられていて、ドラッグだとは断定できないものの、文脈からドラッグを使っていたと読み取ることができます。
また、先ほどの2chの掲示板でのタレコミで、仲間と薬をやっているところを撮影したと思われる写真もアップされていることから、昔薬物中毒になっていたとされています。
NENEのファッション
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- MISBHV
- NIKE
- HYSTERIC GLAMOUR
NENEは、スタイルの良さも相まって、ファッションの側面からも注目を集めています。
NENEは、様々なブランドの服を着ていて、高級なブランドの服に身を包むこともありつつも、スポーツブランドやワークウェアブランド等の馴染み深いブランドの服も着用しています。
その中でもMISBHVやNIKE、HYSTERIC GLAMOURといったブランドが印象的です。
特に、NIKEに関しては、NENEの実家の近くにNIKEの倉庫があったり、映画でもよく見かけていたことから、馴染み深さを感じていると明かしています。
NENEが客演を務めた「No Geography」がグラミー賞を受賞
NENEは、ゆるふわギャングとして活動する一方で、ソロでも活動しています。
自身で曲をリリースすることももちろんありますが、客演として他のラッパーやアーティストの曲の出演することもしばしばあります。
その中で、NENEが客演として招かれているThe Chemical Brothers(ザ・ケミカル・ブラザーズ)の「No Geography」というアルバムが、第62回のグラミー賞のBest Dance/Electronic Albumを受賞しました。
グラミー賞で日本人の名前が出ることは比較的少ないため、音楽業界を中心として話題に上りました。
NENEのおすすめの楽曲
- NENE / 地獄絵図 feat. NIPPS
- NENE / 慈愛
NENEは、これまでのソロ活動の中で、アルバム「NENE」とEP「夢太郎」をリリースしてきました。
「NENE」は、元の名前のSophieeからNENEへ名前を変えることで、より自分を表すというテーマがあり「夢太郎」は妖怪をテーマにしています。
これからNENEのソロ曲の中でもおすすめなものを2つ紹介していきます。
NENE / 地獄絵図 feat. NIPPS
NENEのおすすめ曲の1曲目は「地獄絵図 feat. NIPPS」です。
「地獄絵図 feat. NIPPS」は2020年7月にリリースした6曲入りのEP「夢太郎」に収録されている1曲です。
客演にはNIPPSを招き、普段のNENEやゆるふわギャングの楽曲では聞けないような、2人のMCのコントラストが特徴的です。
NENE
NENE / 慈愛
NENEのおすすめ曲の2曲目は「慈愛」です。
「慈愛」もEP「夢太郎」に収録されている1曲で、完璧主義的で自分を追い詰めてしまう性格を見つめなおし、自分をいたわる心を持たないといけないというメッセージが込められています。
NENE
Ryugo Ishida(りゅうご いしだ)のプロフィール
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出生名 | 石田りゅうご |
アーティスト名 | Ryugo Ishida(旧名 DUDE) |
年齢 | 1993年(現在30歳) |
身長 | 不明 |
血液型 | 不明 |
出身地 | 茨城県土浦市 |
事務所 | 不明 |
レーベル | Mary Joy Recordings |
公式サイト | https://yurufuwagang.com/ |
Ryugo Ishidaは4人兄弟の長男として茨城県土浦市で生まれました。
幼い頃から父親に虐待を受けていて、小学校2年生の頃には両親が離婚し、母親のもとで育てられることになります。
その後、手紙で父親が事故死したことを知ったり、新しい父親の自殺未遂、初めてできた彼女がレイプされたことなど、Ryugo Ishidaの身の回りは良くないことが立て続けに起こっていました。
高校へはノリで行ったものの、真面目に通うことは無く、楽曲の制作やクラブに通い続ける日々を送っていました。
そういった環境で育ってきたからこそ、Ryugo Ishidaの綴るリリックには独自の世界観や思いが込められています。
NENEとはカップル
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Ryugo IshidaはメンバーのNENEと付き合っています。
共にアルバム「Circus Circus」を制作したRyan Hemsworthは
Ryan Hemsworth
と2人の関係性について述べています。
このようなHIP HOPクルー兼カップルとして活動している例は少なく、仕事でもプライベートでも良好な関係を築いています。
Ryugo Ishidaの弟はS9UALL
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出生名 | 石田まさと |
アーティスト名 | S9UALL(スコール) |
年齢 | 不明 |
身長 | 不明 |
血液型 | 不明 |
出身地 | 茨城県土浦市 |
事務所 | 不明 |
レーベル | 無し |
公式サイト | https://www.instagram.com/good_time_02/ |
Ryugo Ishidaは男女2人ずつの4人兄弟の長男で、弟もS9UALLという名義でラッパーとして活動しています。
S9UALLはソロとして活動も行っていますが、SOUTHCLOUDという地元土浦市のメンバー8人を集めたクルーとしても活動しています。
Ryugo Ishidaとは日本発のアパレルブランドBlackEyePatchとコラボしたソロミックステープ「TAPE TAPE」の「Take Off feat. S9UALL」でコラボを果たしています。
SOUTHCLOUDとは
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- S9UALL
- Kidney Fuji
- Young lit GS
- Swety
- RICH
- ゆうけん
- Lil Cotty
- Liberty
SOUTHCLOUDとは茨城県土浦市のラッパー7人とDJ1人の合計8人のHIP HOPクルーです。
活動拠点は茨城県土浦市で、土浦市で開催したイベントTRIP VISION×LEX STAR TOURでは300人の観客を動員し、地元のからのプロップスを獲得しています。
SoundCloud上でクルーの1st EP「SouTHCloud New wave」を2020年1月にリリースしてから、2nd EPの「STORM GENESIS」、3rd EPの「C4」をリリースしました。
2020年に入ってから急速に成長を見せ続けていることから、注目を集めています。
Ryugo Ishidaのファッション
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Ryugo Ishidaのファッションはストリート系でまとめられていて、その中にカートゥーンのようなポップさがある点が特徴的です。
特に愛用しているブランドはBlackEyePatchで、過去には篠山紀信も含めたコラボも果たしました。
他にはThe North FaceやNIKEといったアウトドアブランドやスポーツブランドの服に身を包むこともあります。
Automatic(オートマティック)のプロフィール
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出生名 | 不明 |
アーティスト名 | Automatic |
年齢 | 不明 |
身長 | 不明 |
血液型 | 不明 |
出身地 | 茨城県土浦市 |
事務所 | 不明 |
レーベル | Mary Joy Recordings |
公式サイト | https://yurufuwagang.com/ |
Automaticはゆるふわギャングのプロデューサー兼ビートメイカーで、他の2人とは違ったポジションで活躍しています。
あまりメディア等に出ることは少なく、謎が多い存在として認知されていて、メンバーのRyugo Ishidaからは
Ryugo Ishida
と言われるほど、他の2人から一目を置かれています。
過重労働と離婚による挫折
Automaticは1996年頃(さんぴんCAMP初期)の世代で、RANKER JACKとBIG SCOREという2つのクルーとして活動していました。
その後、子供ができたことを契機に、京都の通販印刷会社で働き始めることにしました。
しかし、1日15時間の労働や夫婦仲の悪化、過労による同僚の事故死によって心が折れ、地元へと帰省したと同時に離婚しました。
それからは貯蓄を切り崩して生活し、精神的にも追い込まれていた中で、東日本大震災が起こります。
これを契機に家族や友人にできることや自分自身にとっての音楽を考え直し、音楽活動を再開させました。
ゆるふわギャングのラップスタイル
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- 2人のMCの対極的なスタイル
- 中毒性のあるビート
ゆるふわギャングの最大の特徴はNENEとRyugo Ishidaの2人の対極的なスタイルにあります。
NENEはパワフルで少し毒のあるようなスタイルである一方で、Ryugo Ishidaは落ち着いた雰囲気が強く、この相対するスタイルが上手くかみ合っています。
これには特にAutomaticの中毒性のあるビートが大きな役割を果たしていて、三位一体となってゆるふわギャングの魅力が最大限に引き出されています。
2人がラップを始めた理由
- NENEは周りからのすすめられてノリで始めた
- Ryugo IshidaはDEAR’BROのライブや音源を聴いたことがきっかけ
NENEがラップを始めた理由
NENEがラップを始めたのは高校2年生の頃で、それまではレゲエを中心に音楽が好きでした。
当時のNENEの周りにはラッパーが多く、周りからのすすめも相まって、最初はノリでラップを始めました。
それから次第にラップが楽しくなり、本格的に活動することを決意し、高校も途中で中退しました。
Ryugo Ishidaがラップを始めた理由
Ryugo Ishidaは3歳年上のHIP HOP好きな従兄弟の影響を受け、ZEEBRAやEMINEMの楽曲を聴くようになったり、オーバーサイズのストリート系のファッションに身を包むようになりました。
それが地元のHIP HOP好きな先輩の目に留まり、HIP HOPに関して様々なことを教えてもらうと共に、15歳の頃に初めてクラブへ行くことになります。
その時に初めて見たDEAR’BROのライブやライブ後にもらったCDを聴き、感銘を受けてラッパーになることを決意しました。
ゆるふわギャング結成から現在まで
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ゆるふわギャングの始まりはRyugo Ishidaが地元のイベント関係のミーティングでAutomaticと出会ったのが発端でした。
Ryugo IshidaはAutomaticの実力を知っていたため、プロデューサーとして活動を共にしてほしいと相談し、AutomaticはRyugo Ishidaをプロデュースすることになります。
AutomaticはRyugo Ishidaが作った楽曲の100曲以上をボツにし、半年に1回「1993」という5曲入りのフリーダウンロードEPシリーズを3回出して、徐々に力を付けていきました。
Ryugo IshidaとNENEの出会いからゆるふわギャング結成まで
その後、2016年5月にソロの1stアルバム「EverydayIsFriday」 をリリースしたことで注目を集め、東京でライブすることが増えていきます。
そして同年6月にBLUE MAGICという東京のライブでRyugo IshidaとNENEが出会います。
この時タトゥーの入り方が似ていることやNENEがRyugo Ishidaの「YRB」のMVを見て、共に活動したいと思い、距離を縮めていきました。
その後、2016年7月になると共に楽曲制作を始め、ゆるふわギャングが結成されました。
それを記念して2人の親指の付け根辺りから親指にかけて”ゆるふわギャング”の文字の刺青が彫り込まれています。
ゆるふわギャングが影響を受けたアーティスト
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Ryugo IshidaはHIP HOPに興味を持つ前はTHE BLUE HEARTSを中心として青春時代に聴くような音楽を聴いていました。
それから小学校6年生の頃に友人から2PacのCDをもらい、HIP HOPの楽曲を聴くようになります。
その後、従兄弟の影響でZEEBRAやEMINEMの楽曲を聴き始め、DEAR’BROの影響でラッパーを志すようになりました。
一方NENEは、高校2年生の頃に聴いたEMINEMの楽曲に魅力を感じ、そこからHIP HOPの楽曲をより深く知ることになりました。
NENEが、初めて聞いた日本のHIP HOPの楽曲は5lackの作品で、その当時から憧れを感じていました。
映像作品にインスパイアされた楽曲
楽曲名 | インスピレーションを受けた作品等 |
パイレーツ | パイレーツ・オブ・カリビアン |
Stranger | Stranger Things |
大丈夫 | バンコクナイツ |
Bleach The World | 冷たい熱帯魚 |
EverydayIsFlyday | KIDS |
グラセフ | グランド・セフト・オート |
Hunny Hunt | プーさんのハニーハント |
ゆるふわギャングの楽曲の中には、映像作品からインスピレーションを受けたものが多くあります。
元々2人は映画が好きで、初めて2人でトゥルー・ロマンスを見てから、クエンティン・タランティーノの映画作品やStranger Thingsなど、様々な映像作品を見てきました。
映像作品以外にもゲームやテーマパークのアトラクションからインスパイアされた楽曲もあります。
ゆるふわギャングのおすすめ曲厳選3選
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- ゆるふわギャング / FUCKIN CAR
- ゆるふわギャング / Dippin’ Shake
- SALU / 夜に失くす feat. ゆるふわギャング
ゆるふわギャングは2016年に結成されてから、約1年ごとにアルバムやEPを計3つリリースしてきました。
1stアルバムの「MARS ICE HOUSE」、2ndアルバムの「MARS ICE HOUSE Ⅱ」、Ryan Hemsworthとの共同制作の「CIRCUS CIRCUS」の3作品です。
他にも客演として出ている作品も数多く、今回はその数あるゆるふわギャングの楽曲の中からおすすめな作品を3つ紹介していきます。
ゆるふわギャング / FUCKIN CAR
ゆるふわギャングのおすすめ楽曲の1曲目は「FUCKIN CAR」です。
「FUCKIN CAR」はゆるふわギャングが初めてともに制作した楽曲で、1stシングルとしてリリースされました。
マリオカートと連携されたユーモア溢れる楽曲及びMVが話題を呼び、Major LazorのDiploに拡散されたことで日本だけでなく海外からも注目されました。
I got a fuckin carhttps://t.co/lOAiLZULh9
— Thomas Wesley (@diplo) February 10, 2017
Ryugo Ishida
ゆるふわギャング / Dippin’ Shake
ゆるふわギャングのおすすめ楽曲の2曲目は「Dippin’ Shake」です。
「Dippin’ Shake」は「FUCKIN CAR」に続けてリリースされ、ゆるふわギャングの代表曲の1つとなりました。
「Dippin’ Shake」はRyugo IshidaとNENEが2人でお台場の海に出かけた時のストーリーが元になっていて、人は身近にあることにさえも気づけないことへの悲しさが込められています。
Ryugo Ishida
SALU / 夜に失くす feat. ゆるふわギャング
ゆるふわギャングのおすすめ楽曲の3曲目はSALUの「夜に無くす feat. ゆるふわギャング」です。
「夜に無くす feat. ゆるふわギャング」はSALUの4thフルアルバム「INDIGO」の収録曲の1つで、夜に失ったものをテーマに楽曲が展開されています。
NENE
ゆるふわギャングと仲の良いラッパー
- Lunv Loyal
- JNKMN
- ELLE TERESA
ゆるふわギャングはその実力の高さから、様々なラッパーやアーティストから注目を集め、関係性を持っています。
その中でも仲の良いラッパーはLunv Loyal、JNKMN、ELLE TERESAの3人です。
特にLunv Loyalはゆるふわギャングの初期の方から交友関係を持ち、プライベートではもちろん、仕事上でも関係性を持っています。
また、JNKMNとは「Hajimattenai」や「Dior」でのコラボでも話題になりましたが、プライベートで関わる機会も多く、JNKMNのTwitterにはゆるふわギャングとのプライベートの写真が数多くアップされています。
めちゃくちゃ楽しそうな写真💚 pic.twitter.com/wHWkuYakXp
— JNKMN (@still420now) September 19, 2020