Djtube/DICTIONARY / 用語集LIVE2026.05.02
JP HIPHOPSLANG
93 TERMS 日本語 英語UPDATED 2026.05.02
| 日本語 | 英語 | ラッパー名 | 使い方 | 意味 |
|---|---|---|---|---|
| マザファカ / マザーファッカー | Mother Fucker | D.O | 練馬ザファッカー | 罵倒語の代表格。直訳は「母親と寝る奴」で、相手を最大級にバカにする言葉。ただしリリックの文脈では真逆に振れて、「最高にイカしたやつ」「ヤバい奴」という褒め言葉として使われることも多い。 |
| ハンメ(反目) | HANME | REAL-T | 早なる度に増える半目 | 敵対関係や仲が悪い相手を指すストリート用語。リリックでは片目を隠すジェスチャーで「俺はあいつとハンメだ」と表現することもある。 |
| 寒い(さむい) | SAMUI | REAL-T | 寒い、さっぶ | 覚醒剤を指す隠語。シーンの一部で使われる言い回しで、楽曲のリリックに登場することもある。 |
| ウェッサイ | West Side | Snoop Dogg | 「West Side」を略したスラングで、ロサンゼルスを中心としたアメリカ西海岸のヒップホップを指す。ギャングスタ・ラップやG-Funkがこの土地から生まれた。対義語は「East Side」。 | |
| シナモン | Cinnamon | REAL-T | シナモン食っても、ええことないって | 薬物を指す隠語。シーンの一部で使われる言い回しで、リリックに登場することがある。 |
| 弁当 | BENTOU | ベル | 共犯少年は入ってる年少、俺食ってる四年の弁当 | 刑事裁判で執行猶予がついた状態を指す日本のストリート用語。「弁当持ち」と言えば「執行猶予中の身」を意味する。 |
| あぶり(炙り) | Roasted | REAL-T | あぶりはやっぱり飯食える | 薬物を加熱して煙を吸引する行為を指す隠語。違法薬物の使用を助長しないため、具体的な手順や器具の説明はしない。 |
| バンカケ | BANKAKE | TAKABO | 携帯動画で対抗対応バンカケからの逃れ方 | 警察の職務質問を指す隠語。深夜に警官が「こんばんは」と声をかけてくることから「ばんかけ」と呼ばれるようになった。 |
| ニコイチ | NIKOICHI | REAL-T | 金融モンかニコイチ | 盗難ナンバープレートを別の車両に付け替えた車を指す隠語。「2個のもの(車体とナンバー)を1個にする」が語源。違法行為を指す言葉なので使用は注意。 |
| 420 | four-twenty | OZROSAURUS | Partypeople調子はどう?陽気にHighになりてぇならば420 | 大麻を指す世界共通の隠語。アメリカの高校生が放課後4時20分に集まって大麻を吸っていた逸話が起源とされ、4月20日(4/20)は世界中の大麻文化のイベント日となっている。日本では「フォーツーオー」とも読む。 |
| 8小節 | eight measure | WHITE JAM | 8小節ゲーム | ヒップホップで「1バース」と数える基本単位。4拍子×8小節がラップの定型。MCバトルでは「8小節1ターン」「16小節1ターン」のルールが多い。 |
| CBD | Cannabidiol | OZWorld | Elixir of OZ by HAKATA WAVE | Cannabidiol(カンナビジオール)の略で、大麻に含まれる成分のひとつ。同じ大麻成分のTHCと違って陶酔作用がなく、医療・健康分野で注目されている。 |
| MCバトル | MC Battle | 晋平太 | M.B.H. - MC BATTLE HISTORY- | ラッパー同士が即興のラップで戦う形式。元々はアメリカのギャング抗争を「銃ではなく言葉で決着させる」文化から生まれた。日本ではUMBやKOKなどの大会が定着している。 |
| アンダーグラウンド / アングラ | Underground | Nitro Microphone Underground | Nitro Microphone Underground Sound | 直訳は「地下」。ヒップホップでは商業性に染まらず硬派であることへの誉め言葉として使う。対義語は「オーバーグラウンド(メジャー寄り)」。 |
| イズム | Ism / Izm | RHYMESTER | B-BOYイズム | 「主義・主張」を意味する語尾(〜ism)。ヒップホップでは「〇〇イズム」で「〇〇への執着・中毒」を表現する。フリーク(熱狂的ファン)よりさらに強い。 |
| イル | ill | Buddha Brand | ILLでいる秘訣知ってる | 「Dope」と並ぶ褒め言葉だが、こちらは病的なカッコよさを指すニュアンスが強い。元の意味(病気・病的)を逆手にとって「ヤバすぎる」「狂ってるくらい良い」と讃えるスラング。 |
| インスト / インストゥルメンタル | Inst / Instrumental | 漢 a.k.a GAMI | Shinjuku Street Dream – DJ BAKU REMIX (Instrumental) | ボーカルやラップが入っていない、ビートだけのトラック。ヒップホップでは「インスト」「トラック」と呼ぶ。ラップを乗せる側のラッパーにとっては必需品。 |
| インダハウス | In da house | KOPERU feat. R-指定 | 全校生徒聞き逃すな 男子自由形だチェケラー 真剣10代しゃべりば コッペパンインダハウスショー チャリで来た ちゃっす! | 「ここに来たぜ」と観客を煽る決まり文句。「house(クラブ)」+「da(the)」の組み合わせで、daはジャマイカ英語訛り。ライブのオープニングで定番のかけ声。 |
| インディカ(大麻) | Indica | 賽 a.k.a. BADSAIKUSH | KUSHとはインディカの系統の大麻の品種 | 大麻の代表的な2大品種のうちのひとつ(Cannabis Indica)。室内栽培に向き、土のような香りと甘みが特徴とされる。もう一方の品種は「サティバ」。 |
| ウエッサイ | West side | DAZZLE 4 LIFE | Yes, Groovin' West side East side get on | 「West Side」のカナ表記。ロサンゼルス周辺のアメリカ西海岸のヒップホップ・カルチャーを指す。ローライダー文化やG-Funkが象徴的。「West Coast」とも呼ぶ。対義語は「East Side / East Coast」。 |
| エーケーエー / a.k.a | also known as | 漢 a.k.a GAMI | 漢 a.k.a GAMI | 「also known as(別名)」の頭文字。アーティストの第二の名前や別名義を示すときに使う。「賽 a.k.a. BADSAIKUSH」のように、ステージネームの間に挟む形が定番。 |
| オールドスクール | Old school | 般若 | Old School New School コレ オレ流 | 70〜80年代のヒップホップ黎明期を指す言葉。リスペクトを込めて使われ、温故知新の精神を持つカルチャーの土台。対義語は「ニュースクール」。 |
| ギャングスタ | Gangsta | NANJAMAN | GANGSTA 893 | 麻薬売買や暴力を生業とする犯罪集団、もしくはその構成員を指す。日本でいう半グレ・ヤクザに近い。彼らの日常をラップで描くサブジャンルが「ギャングスタ・ラップ」。 |
| クッシュ | Kush | NORIKIYO feat. BRON-K,OJIBAH | おれはKUSHでしか曲は作らない 駄草じゃ音は見えない | インディカ系大麻の人気品種「Kush」。ヒップホップ・リリックでは「上質な大麻」「ヤバいやつ」の隠喩として頻出する。BADSAIKUSHのMCネーム末尾もこの「KUSH」が由来。 |
| ゲトー / ゲットー | Ghetto | SHINGO☆西成 | Welcome To Ghetto | 貧困層が暮らすスラム街を指す言葉。元々はヨーロッパのユダヤ人居住区を意味したが、現代では治安の悪い貧困地区全般を指すスラングになった。 |
| サグ | Thug | 2PAC | THUG LIFE | 凶悪犯・暴漢を意味する英単語「Thug」。ギャングスタより一段ヤサグレた印象で、「俺はサグだ」と自分の悪さを誇示する文脈でリリックに頻出する。 |
| サッカー / サッカーMC | Sucker / Sucker MC | ERONE | Suckerは要Checkせぇ | 「Sucker」=乳飲み子。「母親の乳を吸うほど未熟な奴」=新米・雑魚を意味する。MCバトルで相手を見下す決まり文句のひとつ。 |
| サティバ(大麻) | Sativa | SEEDA | サティバのサティアン示す宝のありか | インディカと並ぶ大麻の代表品種(Cannabis Sativa)。葉が薄く大きく育ち、成熟まで時間がかかる。CBD含有量が多めとされ、近年のCBDブームで注目を集めている。 |
| サンプリング | Sampling | SHINGO☆西成 | パクりちゃうで Samplingや | 既存の楽曲やフレーズを取り込んで新しい曲を作る制作手法。ヒップホップの根幹を成す文化で、リスペクトの表明でもある。元々は機材を揃えられない貧困層が、レコード一枚で曲を作るために生み出した手法だった。 |
| シット | Shit | NORIKIYO | ポリの赤灯に手が汗ばむ Oh Shit | 「Shit」=糞。日常会話では「クソッ」「マジか」という間投詞として広く使われる。ヒップホップでは反転して「イカした曲」「ヤバいトラック」を指すこともある。 |
| シャタファカ / シャッターファッカー | Shut the fuck up | GOTIT | 相手がお前ならshut the fuck up | 「Shut the fuck up(黙れクソ野郎)」のカナ表記。「Shut up」をさらに攻撃的にした強い罵倒語で、ディスやMCバトルで敵意を込めて使う。 |
| ジョイント | Joint | MU-TON | 火着けるjoint 燃やすroll roll roll | 大麻を紙で巻いたもの。「合体・繋ぎ目」という意味があり、形が男性器に似ていることが語源。リリックでは「一緒に」「合作で」というダブルミーニングで使われることも。 |
| スクースクー | skrr skrr | YZERR | skrr skrr | 車の急発進・急停止のタイヤ音を口で再現したアドリブ。「逃走」「勢い」「ノリの良さ」を一瞬で表す擬音として、トラップ系のリリックで多用される。 |
| スティーズ / スティーロ | Steez / Steelo | BASI | STEELO | 「Style(スタイル)」のスラング表現。元はスケーターが難技を完璧に決めた瞬間の歓声から派生。「俺のスティーズで行く」=「俺のやり方を貫く」の意味。 |
| チェケラ / チェキ / チェケラッチョ | Check it out yo | KEN THE 390 | HEYLAS Yo チェケラッチョ チャラすぎたらディスられそう | 「Check it out yo(よく見ろ・聴け)」のカナ表記。日本語ラップ黎明期に多用され、世間一般がヒップホップを連想する代表的フレーズになった。今となってはやや古典的な響きを持つ。 |
| チル / チルアウト | Chill / Chill Out | ZORN | Chill Out ただゆられChill Out 胸打たれChill Out 生きるだけChill Out Chill Out | 「落ち着く」「ダラダラ過ごす」の意味。「今日チルしようぜ」=「今日ゆっくり遊ぼう」のように、相手を遊びに誘うときの定番表現としても使う。 |
| ディグ / ディグる | Dig / Digる | RIP SLYME | ガンガン掘削 岩盤発破ディグる ディグる オーシャンラッパー | 「掘る」=過去のレコードや古着、未発掘のアーティストを発掘していく行為。「最近ディグった盤」「ディグり甲斐のある店」のように、ヘッズの楽しみを表す動詞として定着している。 |
| ディス / ディスる | Dis / Disる | DOTAMA | ディスっていいとも | 「Disrespect(軽蔑する)」の略。特定の相手を罵る曲は「ディス曲」と呼ぶ。日本ではヒップホップ用語から派生して、若者言葉として一般層にも広く浸透した。 |
| デフ | Def | Def Tech | イカしたテクニックというグループ名で、RIZEのJESSEが命名。 | 「Definitive / Definitely」の略。「最高」「間違いない」の意味。「Great」より一段強い褒め言葉として使う。 |
| ドープ | Dope | ¥ellow Bucks | dopeなビートにdopeを吸ってdopeなフロウでdoping | 元は「麻薬・興奮剤」。一般用法では「間抜け」とネガティブな意味で使うが、ヒップホップでは反転して最高の褒め言葉になる。「あの曲ドープすぎる」=「ヤバいくらい良い」。 |
| ナーミン | Know what I meen | YZERR | Vroom, Vroom, Vroom, Vroom Vroom, Vroom, Vroom, キィー!skrr skrr | 「Know what I mean?(言ってる意味わかるよな?)」のカナ表記。相手に同意を求めるネイティブな話し方を音だけで取り入れた、日本のラッパー定番フレーズ。 |
| ニガ / ニガー | Nigga / Nigger | OKI | 二番煎じはニガの機嫌取り assholeガバガバ $をばらまく | 黒人男性を指す言葉。「Nigga」は「Nigger」の口語形で、仲間内の親愛を込めた呼び方として使われる。ただし黒人以外が使うと差別表現になり得るデリケートな言葉。 |
| ニュースクール | New school | LITTLE | BE-BOP NEW SCHOOL | 90年代以降のヒップホップを指す。オールドスクールが描いてきたドラッグや暴力の要素を脱ぎ捨て、健全さを打ち出した「ネイティヴ・タン」あたりがその起点とされる。 |
| ハーコー / ハードコア | Hard core | Zeebra | JAM MASTER JAYと遊んだ晩 絶対忘れねえ奴はハーコーThug | 信念がブレない硬派な姿勢を表す言葉。攻撃性が高いラップを「ハードコア・ヒップホップ」と呼び、それを縮めて「ハーコー」と言う。一貫性こそ正義、というシーンの基本価値観。 |
| バース | Bars / Verse | Ski Beatz | 24 Bars to Kill | ラップの「1区切り」を表す単位。Aメロ・Bメロのような感覚で、楽曲のなかで1人のラッパーが担当する一節を「1バース」と数える。客演を含む曲では「2バース目はバダサイ」のように使う。 |
| バイナル / ヴァイナル | Vinyl | 田我流 | たまたまDigした1枚のvinylだったり | 「Vinyl(ビニール)」=レコード。アメリカでビニール製のレコードを指していた言葉が、日本ではアナログレコード全般を表す愛称として定着した。 |
| ハイプ | Hype | SALU | I'm So Hype 違わねぇよ | 元は皮下注射(hypodermic)の略で、ヤク中を意味するネガティブな言葉だった。それが反転して「興奮する」「カッコよくて高ぶる」というポジティブな意味に変わった。 |
| バイブス | Vibes | OZROSAURUS | WHOOO VIBESは満タン | 「気持ち」「ノリ」「テンション」を表す。「バイブスが上がる」「バイブス低い」のように、その場の空気感そのものを指す言葉として使われる。 |
| ハイブリッド(大麻) | Hybrid | SEAMO | マタアイマショウ Hybrid Mixture Remix | インディカとサティバを掛け合わせた大麻の品種。両品種の良い部分を取り入れた性質を持つ。比喩として「2つの強みを併せ持つもの」という使い方もある。 |
| バスタ | Busta | BUSTA RHYMES | アーティスト名 | 「Busta」=悪ガキ・小僧。ギャングスタやサグよりも軽い、日本でいう「ヤンキー」に近いニュアンス。攻撃的というより、やんちゃな仲間意識を込めて使うことが多い。 |
| ハスラー | Hustler | 阿修羅MIC | ラップは二の次ハスラー一筋 上手くやれば甘い銭の束 下手を打てば高い塀の中 | 元の意味は「実業家」だが、ストリートでは違法行為を含めて稼ぐ人を指す。「Hustle(=必死に動く)」が語源で、稼ぎ方そのものへのリスペクトが含まれている。 |
| バビロン | Babylon | C.O.S.A. | 知立Babylon Child | ラッパーから見た「悪の権力」=警察・体制の象徴。元々はジャマイカで植民地支配を「邪悪な土地バビロン」と呼んだことが起源。レゲエ経由でヒップホップに入った。 |
| パンチライン | Punchline | 晋平太 | 記憶に残るパンチライン とうとう来たなこの時が | 曲の中で一番刺さる決め台詞。元は「冗談のオチ」を意味したが、ヒップホップでは「その曲を象徴する1行」「MCバトルで会場が沸騰する瞬間のリリック」を指す重要語。 |
| ビーピーエム | BPM | 変態紳士クラブ | 人知れずあがっていってる鼓動のBPM | 「Beats Per Minute」の略で、1分間にビートが何回打たれるかを表す数値。BPMが高いほど曲は速い。トラップは140〜160BPM、ブーンバップは85〜95BPMが定番。 |
| ビーフ | Beef | OKI | Shall we beef? | アーティスト同士の抗争・揉め事。語源はアメリカのバーガーチェーンCMのフレーズ「Where's the beef?(肉どこだよ)」=挑発の象徴。ディス曲を撃ち合う流れに発展することが多い。 |
| ピンプ | Pimp | 50Cent | P.I.M.P | 元は「ポン引き(売春の斡旋業者)」。派生して「女にモテる男」「金と地位を持った黒人男性」を指すようになった。「Pimpin'(ピンピン)」=モテ自慢する、という派生形もある。 |
| フィメール | Female | ちゃんみな | お前みたいなフィメールがいるから馬鹿にされんだフィメールは | 「Female(メス)」。「Woman」と違って人間以外も含む生物学的な呼称。リリックでは「女性らしさ」より「メスとしての強さ・本能」を強調する文脈で使われる。 |
| フォー | Hoe | MARIA | Hey girl im talking bout you 残念でどうしようもないhoe | 「Hoe」=売春婦を意味する「Whore」が語源。「ビッチ」と同じく女性を蔑む言葉だが、地域や仲間内では「よう」程度の挨拶にも使われるなど、トーンの幅が広い。 |
| フック | Hook | SEEDA | 10年やってアルバムも出せない 10年やってフックすらつくれない | ヒップホップ版の「サビ」。曲中で繰り返されるキャッチーなパートのこと。バダサイやDELTA9KIDのフックは、その曲を象徴する短い決め台詞になることが多い。 |
| プッシー | Pussy | ONO-D | いつも通り巻く頭にGucci 愚痴とか野次よりSUSHI & Pussy Pussy | 元は「子猫」。スラングでは女性器・女性を指す侮蔑語、男性に向けて使えば「腰抜け」「ナヨナヨした奴」という攻撃的な意味になる。 |
| プッシャー | Pusher | K DUB SHINE | プッシャーの彼氏元サーファー | 麻薬の売人を指すスラング。「Drug Dealer」を「世間に薬を押し出す者(push)」という比喩で言い換えたもの。 |
| フューチャリング | Featuring | YUKSTA-ILL | SILVER BULLET feat. HIRAGEN | 「Featuring(feat.)」=客演。アルバム単位ではなく、特定の1曲だけにゲストとして参加することを指す。「feat. ANARCHY」のように曲名のあとに付ける。 |
| ブレイクビーツ | Break beats | beat buddy boi | やっぱスマホよりブレイクビーツ | 曲のドラム部分(ブレイク)だけをループさせる音楽手法。DJクール・ハークが2台のターンテーブルでドラム部分を延々と繋いだのがヒップホップ誕生の瞬間とされる、文化の根。 |
| フロウ | Flow | R-指定 | 昭和生まれのクソメガネーお前のラップにはフロウがねぇ | ラップの「乗り方」。声の抑揚、メロディ、ビートとのズレ方など、一人ひとりのラップの個性を指す。バダサイのフロウは「抑制的でビートから半歩ずれる」のが特徴。 |
| ヘッズ | Heads | Zeebra | そして全て支えてきたヘッズ達 | ヒップホップのガチ勢。詳しすぎてマニア化したリスナー、もしくは作り手側の専門家。「ナード(オタク)」とは違って、誇りを持った肩書きとして使われる。 |
| ポッセ | Posse | NORIKIYO | SAG DOWN POSSE(クルー名) | 「Posse」=武装集団・民兵。同じく「集団」を意味する「クルー」より攻撃的・荒々しい響きを持ち、サグ寄りのニュアンスを出したいときに使われる。 |
| マーダー | Murder | S-kaine | 静かに殺すSilent kill Murder murder 腐ったまんま | 「Murder」=殺す。リリックではディス相手やバトル相手を倒すという比喩で使う。「Kill」よりさらに攻撃的で、確実に仕留めるという殺意を強調する語。 |
| マイメン | My Men | ANARCHY | AKは昔からマイメン | 「My Man(兄弟・親友)」が変化したスラング。血縁ほど近い親しい仲間を呼ぶときに使う。日本では男女問わず使われるが、本来は男性同士の呼びかけ。 |
| ヤーマン | YAH MAN | HIBIKILLA | ヤーマン | ジャマイカ発祥の挨拶「Yah man」=「調子どう?」「元気?」。レゲエ用語として有名だが、ヒップホップでも仲間内の挨拶として使われる。 |
| ライム | Rhyme | FORK | ライム至上主義 | 「Rhyme」=韻。母音を揃えてリリックに音楽性を生む技法で、ヒップホップ最重要の要素のひとつ。MCバトルでも「いかに気持ちいい韻を踏むか」が勝敗を分ける。 |
| リリシスト | Lyrist | Mummy-D | 世捨て人のリリシストその手に持つ マイクロフォンて名の刃物に死すと | 歌詞へのこだわりが特に強いラッパーへの称号。「あいつはリリシストだ」と言われるのは、リリックの深さ・構成力をヘッズから認められた証で、最高クラスの褒め言葉のひとつ。 |
| リリック | Lyric | C.O.S.A. | 戒めは過去に書いた自分のLyrics 誰かに伝えたい事も既にLyrics | ヒップホップの歌詞そのもの。元々はギリシャの抒情詩(lyric)が語源。今では一般音楽でも使われる言葉だが、ヒップホップでは「リリック=作品の本体」というくらい重い意味を持つ。 |
| レック | Rec | KOWICHI | ギラギラ グリルを付けるはめたまま 今もするRec | 「Recording(レコーディング)」の略。「レックする」=「録音する」という動詞でも使う。ヒップホップに限らず音楽制作の現場全般で通じる用語。 |
| レペゼン / レプリゼント | Represent | ANARCHY | 俺はどこRepresent? | 「Represent(代表する・象徴する)」=自分の地元やクルーを背負って立つこと。「東京レペゼン」「舐達麻レペゼン」のように、所属やルーツを誇示するときに使う。 |
| ワック | Wack | DOTAMA | 俺 日本人レペゼン最強 栃木と東京 股にかけて こいつwack MC | 「ダサい」「カッコ悪い」「つまらない」を意味するヒップホップ最大の侮辱語のひとつ。「ワックMC」と呼ばれたら一発でシーンの評価が落ちるレベルの強い言葉。 |
| ワッサー / ワッサ | Wassup | MY | ワッサー、アンダーグラウンドレペゼン420からの発信、どうもMYです! | 「What's up?(調子どう?)」を砕いた挨拶。仲間内の親しみを込めた声かけで使う。「ヘイヨー」レベルにフランクなトーン。 |
| ワラッ / ワラー | What's up | Lil man | ヘイヨーワラー | 「What's up」を更に省略した発音そのもののカナ表記。MCバトルで言葉が出るまでのつなぎ、小節の締めの掛け声としても使われる。 |
| 勘ぐり | Guess | BES | 勘ぐりと瞑想と困惑 | 「裏切られてるんじゃないか」「警察に嗅ぎつけられてるんじゃないか」と悪い方向に考え込むこと。ストリートでは命取りにもなり、ディスやビーフに発展するきっかけにもなる。 |
| 半グレ | Hangure | Real-T | 喧嘩しただけで半グレ扱い | ヤクザに属さず違法ビジネスで稼ぐ人・集団。堅気とアウトローのグレーゾーンに居る存在。日本独自の用語で、関東連合の報道などで世間一般にも知られるようになった。 |
| 部屋住み | Room corner | BAD HOP | 16で部屋住みで傷は絶えずに | 暴力団事務所に住み込みで雑用をこなす下っ端。ストリートを経験したラッパーのリリックに、リアルな描写として登場することがある。 |
| ダラー | Dollar | Wu-Tang Clan | Get the money Dollar, dollar bill y'all | 「Dollar」=米ドル。日本のラッパーが「ダラー」と歌うときは、通貨そのものというより「金を稼ぐ・成功する」という象徴として使われる。 |
| バッツ | Buds | MEGA-G | Ten Budz Commandment | 「Buds」=大麻の雌花の蕾の部分。THC含有量が多く、大麻文化のなかで価値が高い部位とされる。リリックや曲名(舐達麻「BUDS MONTAGE」など)にも頻出する。 |
| ウィード | Weed | 舐達麻 | 極上なWeed | 「Weed」=元の意味は雑草。大麻を指す世界共通の隠語として広く使われる。ジョイント(紙巻き)の文脈で使われることが多い。 |
| クラック | Crack | Notorious B.I.G. | Ten Crack Commandments | コカインを精製して固形化した薬物の隠語。一方ヒップホップでは比喩として「最高の」「中毒性のある」というポジティブな意味で使われることもある。 |
| 音の葉 | OTONO HA | 「音の葉」=言葉と音の比喩表現。リリックそのもの、もしくは音楽そのものを「葉」=自然なものとして詩的に言い換える表現。 | ||
| コカイン | Cocaine | 強い覚醒作用を持つ規制薬物。ヒップホップのリリックではストリート・ビジネスや危険な日常の象徴として登場するモチーフ。Djtubeとしては使用を推奨する文脈で扱わない。 | ||
| メタンフェタミン | Methamphetamine | 強い覚醒作用を持つ規制薬物(日本では「覚醒剤」として知られる)。リリックでは依存・違法取引・荒れた生活の象徴として描かれることがある。 | ||
| ケタミン | Ketamine | 医療用麻酔薬として使われる一方、乱用対象にもなる規制薬物。スラングでは「クラブドラッグ」「意識が飛ぶ感覚」の比喩として登場することがある。 | ||
| リーン(パープルドランク) | Lean | コデインやプロメタジンを含む処方箋の咳止めシロップを乱用したカクテルを指すスラング。「Purple Drank」「Sizzurp」「Dirty Sprite」とも呼ばれ、米南部ヒップホップの一部で象徴的に語られてきた。 | ||
| アンフェタミン | Amphetamine | 中枢神経を刺激する薬物の一種。医療用途と乱用リスクの両面を持ち、ヒップホップでは覚醒剤系薬物やスピード感のある状態の比喩として扱われる。 | ||
| エルエスディー | LSD | 強い幻覚作用を持つ薬物(LSD)。リリックではサイケデリックな体験、現実感の崩壊、意識の拡張といった文脈で登場する。 | ||
| ヘロイン | Heroin | オピオイド系の規制薬物。リリックでは依存・過剰摂取・地域社会の崩壊といった重いテーマの象徴として描かれる。 | ||
| デパス | Depas | エチゾラム製剤の商品名。日本では向精神薬として処方される。ヒップホップ文脈では不安・不眠・依存リスクを示す象徴として登場することがある。 | ||
| エムディーエー | MDA | MDMAに近い合成薬物。クラブドラッグ・エクスタシー関連の文脈で扱われるが、成分混在や健康被害のリスクが指摘されている。 | ||
| エムディーエムエー | MDMA | 「エクスタシー」「モリー」とも呼ばれる合成薬物(MDMA)。クラブ・パーティー・陶酔感を描く文脈でリリックに登場する。 | ||
| ティーエイチーシーエイチ | THCH | 合成カンナビノイド系として扱われる成分(THCH)。日本では指定薬物として規制対象になった物質を含むため、合法性や安全性を確認せずに扱わない。 | ||
| スタン | Stan | Eminem | Stan(曲名) | 特定のアーティストや有名人に病的なほど執着するファンを指すスラング。Eminemの楽曲「Stan」(架空のストーカー的ファンが主人公)から一般語化した。 |
| ゴート | G.O.A.T. / Greatest of All Time | LL COOL J | G.O.A.T. Featuring James T. Smith - The Greatest of All Time | 「G.O.A.T.(Greatest Of All Time)」=史上最高。ラッパー、スポーツ選手、楽曲などを最上級に讃えるときの定番フレーズ。 |
| ノーキャップ | No Cap | Future / Young Thug | No Cap(曲名) | 「No Cap」=「マジで」「嘘なし」。Capが「嘘・誇張」を意味する反対語として使う。「No Cap」と付けると発言の信憑性を強調できる。 |
| キャップ | Cap | Future / Young Thug | No Cap | 「Cap」=嘘・盛り・見栄。「Stop capping」=「嘘つくな」のように使う。「No Cap」と対になる現代スラング。 |
| ドリップ | Drip | Lil Baby / Gunna | Drip Too Hard(曲名) | 「Drip」=ファッションが洗練されている状態。服・ジュエリー・靴のキマり方、全体の高級感を讃える言葉。「あいつ最近ドリップ凄い」=「スタイルがキマってる」。 |
| フレックス | Flex | Rich Homie Quan | Flex (Ooh, Ooh, Ooh)(曲名) | 「Flex」=見せびらかす・誇示する。金、ブランド、車、実績、肉体——なんでも誇るときに使う。「Flexin'」=「自慢中」。 |
| ブリンブリン | Bling / Bling-Bling | B.G. | Bling Bling(曲名) | ジュエリーがキラキラ光る様子を表すオノマトペ。富や成功のステータス・シンボルとしての派手な装飾品全般を指す。 |
| グリルズ | Grillz / Grills | Nelly | Grillz(曲名) | 歯に被せる金・銀・ダイヤなどの装飾アクセサリー。ヒップホップ文化における自己表現の象徴で、リル・ウェインら米南部のラッパーが象徴的に着用してきた。 |
| プラグ | Plug | Rich The Kid | Plug Walk(曲名) | 入手困難なものを供給してくれる人やコネクションを指すストリート用語。違法取引を助長する文脈では扱わない。一般的には「いい服のプラグ」=「いい服を仕入れられるルート」のようにも使う。 |
| オップス | Opps / Opp | YBN Nahmir | Opp Stoppa(曲名) | 「Opps(Opposition / Opponent)」=敵・ライバル・対立相手。ドリル系のリリックで頻繁に登場する語で、ストリートでの敵対関係そのものを指す。 |
| スニッチ | Snitch | Obie Trice | Snitch(曲名) | 「Snitch」=密告者。仲間や関係者の情報を警察や対立相手に漏らす者。ストリート文化において最も嫌われる存在のひとつ。 |
| ホーミー | Homie / Homey | 2Pac | homies | 「Homie / Homey」=地元の仲間・親友。「Homeboy」「Homegirl」と同じ意味で、家(home)+仲間=「俺の地元の人間」というニュアンス。 |
| ショーティ | Shawty / Shorty | T-Pain | Buy U a Drank (Shawty Snappin’) | 「Shawty / Shorty」=親しみを込めた呼びかけ。米南部ヒップホップやAAVE(黒人英語)では、若い女性や魅力的な女性を指す呼びかけとして使われる。 |
| カズ | Cuz | Snoop Dogg | cuz | 「Cuz(Cousin)」=兄弟分への呼びかけ。「bro」に近いが、地域やクルー(特にCripsの一部)では強い帰属を表すこともあるので、使う場面を選ぶ語。 |
| エイトオーエイト | 808 | Kanye West | 808s & Heartbreak(アルバム名) | Roland TR-808というドラムマシンに由来する。重厚な低音キックとブームバップ・トラップの心臓部となるサウンドの代名詞。「808が効いた曲」=「低音がヤバい曲」。 |
| オートチューン | Auto-Tune | T-Pain | Auto-Tuneボーカル | Antares社のピッチ補正ソフト「Auto-Tune」。ヒップホップではT-Painやリル・ウェインを起点に、補正を効かせたメロディアスな声質そのものが表現スタイルとして定着した。 |
| トラップ | Trap | T.I. | Trap Muzik(アルバム名) | アトランタ発祥のヒップホップのサブジャンル。細かいハイハット、重い808、暗いシンセが特徴で、「Trap」=麻薬の取引場所が語源。2010年代以降の主流。 |
| ドリル | Drill | Chief Keef | I Don’t Like(曲名) | シカゴ発の暗く攻撃的なサブジャンル。重く沈むビートと、ストリートの緊張感を直接ぶつけるリリックが特徴。UKドリル、NYドリルなど世界各地に派生している。 |
| ジーファンク | G-Funk | Warren G | Regulate... G Funk Era(アルバム名) | West Coastギャングスタ・ラップから派生したサブジャンル。70年代P-Funkの影響を受けた滑らかなシンセと低音が特徴。Dr.Dre、Snoop Doggの全盛期サウンド。 |
| クランク | Crunk | Lil Jon | Get Crunk | 米南部ヒップホップのサブジャンル。クラブ向けの巨大なビート、コール&レスポンスの叫び、興奮を爆発させる構造が特徴。「Crazy and Drunk」が語源とも言われる。 |
| ブーンバップ | Boom Bap | KRS-One | Return of the Boom Bap(アルバム名) | キックの「Boom」とスネアの「Bap」を擬音化した名前。90年代東海岸ヒップホップを象徴する硬いドラムサウンドで、サンプリング文化の核心にあるビート様式。 |
| ミックステープ | Mixtape | Lil Wayne | Da Drought 3(ミックステープ名) | アルバムとは別に配布する作品集。既存ビートに乗せたラップ、未発表曲、プロモ用トラックをまとめる文化として広がった。アンダーグラウンドの登竜門でもある。 |
| イーピー | EP / Extended Play | Kendrick Lamar | Kendrick Lamar EP | 「EP(Extended Play)」=シングルとアルバムの中間サイズの作品。3〜6曲程度が目安で、新作のティザー、コンセプト提示、コラボの形で出されることが多い。 |
| エルピー | LP / Long Play | Nas | Illmatic | 「LP(Long Play)」=フルアルバム。ヒップホップではラッパーの世界観・スキル・ストーリーをまとめて提示する作品単位として、特に重要な意味を持つ。 |
| サイファー | Cypher | BET Hip Hop Awards | BET Cypher | ラッパー数人が輪になって順番にラップを回す形式。即興・スキル披露・互いのインスピレーションの場として、シーンの基礎修練として続いている。 |
| フリースタイル | Freestyle | Supernatural | freestyle rap | 即興、もしくは即興性を打ち出したラップ。MCバトルやサイファーで、その場の言葉選び・反射神経・対応力が試される、ラッパーの素の力が出る場。 |
| クルー | Crew | Wu-Tang Clan | Wu-Tang Clan | 同じ地域や思想で集まる仲間グループ。ラッパー、DJ、プロデューサーが混在することも多い。舐達麻、BAD HOP、ジャパニーズマゲニーズなどが代表例。 |
| ハイプマン | Hype Man | Flavor Flav | Public Enemy | ライブでメインMCの隣で煽り役を担う存在。合いの手、コール&レスポンス、観客の温度上げを担当する。日本では阿修羅MICのライブでもこの役割が見られる。 |
| ディージェイ | DJ / Disc Jockey | DJ Kool Herc | DJing | 「DJ(Disc Jockey)」=レコードや音源を選び、繋ぎ、加工して場を組み立てる人。ヒップホップ4大要素のひとつで、ブレイクビーツ文化の起点でもある。 |
| エムシー | MC / Master of Ceremonies | Rakim | MCing | 「MC(Master of Ceremonies)」=元々は司会者。ヒップホップでは「ラップする人」「マイクで言葉を操る表現者」を指す呼称として定着した。 |
| ブレイキング | Breaking / Breakdancing | Rock Steady Crew | breaking | ヒップホップ4大要素のひとつのダンス。ブレイクビーツに合わせたフットワーク、パワームーブ、フリーズで構成される。2024年パリ五輪で正式種目入りした。 |
| ビーボーイ / ビーガール | B-Boy / B-Girl | Rock Steady Crew | B-boying / B-girling | ブレイキングを踊る人。ただの踊り手ではなく、ヒップホップ文化を体現する存在という意味合いを持つ。「B-Boy/B-Girl Stance」というポーズも文化の象徴。 |
| グラフィティ | Graffiti | Futura | graffiti writing | 壁や車両に描かれる文字・絵による視覚表現。ヒップホップ4大要素のひとつ。違法な落書きと芸術の境界をめぐる議論が常に伴う、シーンの矛盾を体現するカルチャー。 |
| ビートボックス | Beatbox | Biz Markie | human beatbox | 口・喉・呼吸でドラムやベースを再現する技術。身体ひとつでビートを作るパフォーマンスとして、ヒップホップやアカペラ文化で発展した。 |
| ターンテーブリズム | Turntablism | Grandmaster Flash | turntablism | ターンテーブルとミキサーを楽器として操るDJ技術の総称。スクラッチ、カット、ビートジャグリングなどを駆使する、職人的なDJ表現。 |
| スクラッチ | Scratch / Scratching | Grand Wizzard Theodore | scratching | レコードを手で前後に動かして独特の音を出すDJ技術。ターンテーブリズムの代表的テクニックで、ヒップホップDJの腕前を測る基準のひとつ。 |
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