BADSAIKUSHプロフィール
BADSAIKUSH(バダサイクッシュ)は、埼玉県深谷市出身のラッパー。本名は細谷雄太、1990年3月29日生まれで、舐達麻の作品と自主レーベルAPHRODITE GANG HOLDINGSの活動を担ってきた。「賽」名義から続く長いバース、仲間との生活を織り込むリリック、ビートを重視する制作姿勢で知られる。2026年には父親としての生活と音楽の関係をインタビューで語った。一方、長く共に活動したG PLANTSは同年8月に舐達麻を離れたことを明かしている。
BADSAIKUSHの基本情報を先に確認。
| 疑問 | 短い答え | 詳しい内容 |
|---|---|---|
| 何者? | 深谷出身のラッパー。舐達麻とAGHの活動を担ってきた。 | 3MC時代の作品と現在の体制を区別 |
| 本名と年齢は? | 細谷雄太。1990年3月29日生まれの36歳。 | 賽、BAD賽という名義も使用 |
| 身長・MBTIは? | 172cmは推定値。MBTIは編集部のINTJ仮説。 | 本人公表の数値・診断ではない |
| 逮捕歴は? | 2009年の取材報道、2017年についての本人談、2022年の逮捕報道がある。 | 2022年10月14日付で本人は不起訴 |
| 結婚・子供は? | 2026年6月に本人が子供について語った。 | 結婚や相手を推測しない |
| 現在の活動は? | 家族を優先しながら制作を続けると2026年の取材で説明。 | G PLANTSは2026年8月に脱退を明言 |
| 最初に聴くなら? | 「契」「LIFE STASH」、続いて「FLOATIN’」。 | 個人名義だけでなく舐達麻の作品も聴く |
| YZERRとのビーフは? | 2019年の楽曲から2023年の騒動、2024年の応答曲へ続いた対立。 | 出来事と当事者の説明を分けて整理 |
身長172cmは公表値として扱わず、MBTIも編集部による人物像の整理として読む必要がある。血液型について、公開された本人の申告は確認できていない。
BADSAIKUSHのプロフィールと名前の由来
BADSAIKUSHの出身は埼玉県深谷市。熊谷市との境に近い地域で育ち、埼玉県北部の仲間たちとのつながりから舐達麻の活動へ進んだ。ラッパーとしての名前はBADSAIKUSHだが、作品や取材には「賽」「賽 a.k.a. BADSAIKUSH」という表記も残る。
作品は舐達麻名義と、ANARCHYやRYKEYとの共同名義の両方で発表してきた。個人のカタログだけでは、その活動の全体を追い切れない。
母子家庭で育ち、兄が1人いる。母はAGHの経営面にも関わってきた。2026年6月には本人が父親としての生活を語っているが、子供についての発言を結婚や配偶者の特定と結び付けることはできない。
略称はAGH。舐達麻の音源を発表し、アパレルや物販、YouTubeの運営も行う自主レーベル・ブランド。音楽と服を同じ活動圏から届ける仕組みになっている。

「賽」からBADSAIKUSHへ。名義に込めた意味
名義は「賽」から「BAD賽」、そして「BADSAIKUSH」へ変わってきた。賽はサイコロや賽銭箱に使われる字で、自分の運命を自分で決めるという意味を重ねている。
そこに過去の逮捕に結び付く「BAD」と、大麻を指す言葉としての「KUSH」を加えたという。自分を雄、大麻を雌に見立て、その関係からリリックが生まれるという名義の説明だ。薬物の性質を説明する科学的な用語ではなく、本人の表現として読む部分である。
旧名義は過去の作品を探す手掛かりでもある。初期作品の「賽」と、現在のBADSAIKUSHは別のメンバーではない。
G-PLANTSとDELTA9KIDのMCネームもBADSAIKUSHが名付けたとされる。「DELTA9」はデルタ9-テトラヒドロカンナビノール(THC)にちなむ。個人の名義だけでなく、仲間の名前にも同じモチーフが共有されている。
BADSAIKUSHの生い立ちと舐達麻の歩み
小学生のころはサッカーに打ち込み、中学からは地元の仲間と行動する時間が増えていった。2009年に後輩の1.0.4を失った出来事と、少年院で過ごした時期は、後の作品を理解するうえで欠かせない背景だ。ラップに本格的に取り組むようになったのは、少年院を出た後だった。
2015年の1stアルバムまでの歩みには、地元の集まり、仲間の不在、活動を再開する時間が重なっている。2018年の「LIFE STASH」、翌年の「FLOATIN’」を経て、2019年の2ndアルバムへつながった。
2ndアルバム「GODBREATH BUDDHACESS」は、楽天チケットのアーティスト紹介でも、iTunes StoreのHIPHOPカテゴリーのアルバムランキング1位を獲得した作品として紹介されている。
幼少期|母子家庭とサッカー少年時代
母子家庭で育ち、小学校では地域のサッカークラブに通っていた。足の速さを生かして点を取る少年だったという。
学年が上がると周囲の体格が大きくなり、自分の得意だと思っていた競技で以前ほど優位に立てなくなった。中学に上がって3カ月ほどでサッカーをやめ、学校からも足が遠のいた。
サッカーを離れた後、日々の中心は学校や競技から地元の仲間へ移っていった。後年の制作姿勢を少年時代の一つの挫折だけで説明することはできないが、何に時間を使っていたのかが変わる時期だった。
中学・高校時代と、地元のクルー「49」
中学から高校のころはDELTA9KIDと行動を共にし、地元の暴走族文化とも近い場所で過ごした。母に進学を勧められ、G-PLANTSと同じ高校に入ったが、ほとんど通わず中退している。
その後に出入りした「49」には、NANCYをはじめ、G-PLANTS、D BUBBLES、DELTA9KID、1.0.4らがいた。後の舐達麻は、音楽のためだけに集められたメンバーではなく、こうした地元のつながりから育っている。
2009年の出来事と、1.0.4の名前が残る作品
2009年、BADSAIKUSHとDELTA9KIDは金庫破りに関わる事件で逮捕されたと、舐達麻の結成をたどる取材で紹介されている。KAI-YOUの取材記事は、BADSAIKUSHが少年院で1年、DELTA9KIDが刑務所で4年を過ごしたと記している。
仲間の1.0.4が事故で亡くなったことは、その後の作品に繰り返し現れる。「FLOATIN’」では、車がコンクリートへ衝突した場面や140kmという速度が歌詞の中に描かれる。事故のすべてを取材者が再現した説明とは区別し、BADSAIKUSHの回想を含む作品として読む必要がある。
BADSAIKUSHは当時19歳、DELTA9KIDは20歳だった。1stアルバム「NORTHERNBLUE 1.0.4.」の「1.0.4.」には、亡くなった後輩の名前が残されている。2015年12月3日に発表したこの作品の最後を飾るのが「契」だ。
「1.0.4.」はデビュー作の題名であり、歌詞の中で呼びかける相手でもある。「FLOATIN’」を聴くとき、亡くなった仲間の時間と残された人の生活が同時に進んでいることが分かる。

BADSAIKUSHの家族・子供と結婚について
BADSAIKUSHは2026年6月公開のBLUEPRINTのインタビューで、子供ができて生活の優先順位が変わったと語っている。一方、父親であることは婚姻の有無や配偶者の特定を意味しない。結婚について、公表された確かな説明は今回確認できていない。
交際相手をSNSの共通点から特定しない
交際相手についてネット上で挙げられてきた名前は、本人による公表と同じではない。相手とされる人物の職業や活動歴を並べても、関係を確認したことにはならない。
投稿の場所や時期、刺青のモチーフ、着用ブランドが似ているという指摘も、交際や結婚を証明しない。家族の話は、本人が公開している範囲にとどめたい。
子供についての公言と、結婚の情報は別
子供についても、2021年ごろの第三者の投稿を根拠にするのではなく、2026年の本人の言葉を起点に考えるのが適切だ。以前の噂が後に正しかったと検証された、とまでは言えない。
2022年逮捕時の「同居する女性」との関係
2022年の逮捕報道に出る同居女性と、SNSで名前が挙げられる人物を同一視する裏付けはない。なお、BADSAIKUSHと女性の2人は10月14日付、残る2人は11月8日付で不起訴となっている。
父親になって変わった優先順位
BLUEPRINTの動画「子供ができて、全部変わった」は、父親としての生活を主題にした本人インタビュー。大きな公演に出演することと、家族のために時間を使うことをどう考えているのかを語る回で、楽曲のMVではない。
この動画は2026年6月16日公開。書籍「BLUEPRINT THE RECORDS 001」の巻頭インタビューに関連して公開されたものだ。
そこで語られたのは、自分自身のことより子供を気にかける生活への変化だった。以前と同じように、すべてをヒップホップのために使う状態ではなくなったという。
ライブも例外ではない。以前は大事な公演へ行くことが当然だったが、子供のために必要なら、その判断が変わる。
たとえ3万人の観客がいるような大きな公演でも、子供に何かあれば家族を優先するという考え方だ。観客の評価より、子供にどう接するかを大切にするという説明である。
子供を抱きながら携帯電話で歌詞を書くこともあるという。父親として子供に深く関われる時期を10〜15年ほどと捉え、その時期が永遠には続かないからこそ、今は家族に時間を使いたい。制作をやめたのではなく、生活の中で書く場所と時間の取り方が変わった。
子供の名前や年齢、相手が誰かをこの話から推測する必要はない。作品と家族の両方を大切にする現在の姿勢として受け止めたい。
BADSAIKUSHの服・髪型・刺青・読書と愛猫
柄シャツやスラックス、短く整えた髪型、広い面積の刺青。BADSAIKUSHの見た目は、服だけでなく、髪や身体に入れたモチーフまで組み合わさっている。読書や猫との暮らしも、音楽以外の人物像を知る手掛かりだ。
ファッション|柄シャツとAGHのバランス
アロハや柄シャツにスラックスとスニーカーを合わせる装いが知られる。WACKO MARIAの服だけでなく、WACKO MARIAの公式Instagramの宣伝映像にも出演してきた。自身のAPHRODITE GANGとWACKO MARIAのコラボシャツも展開している。金のロレックス・デイデイトを合わせるスタイルも、その装いの一部だ。
2026年3月には、Timberland×WACKO MARIAのコラボレーションムービーに出演した。単なる着用写真ではなく、本人とGREEN ASSASSIN DOLLARによる楽曲が使われ、服の企画と音楽活動が結び付いたものになっている。KAI-YOUも2026年3月25日にこのムービーでの新曲披露を報じている。
愛用ファッションブランド
- WACKO MARIA
- THE BLACK EYE PATCH
- THE NORTH FACE
- APHRODITE GANG(自身のクルーブランド)
- CONVERSE
髪型|スキンフェードのクロップスタイル
サイドを短く刈り上げ、トップもコンパクトにまとめたスキンフェードのクロップスタイルが特徴。MR.BROTHERS CUT CLUBのKENSHI(@kenshi098)が手掛け、自宅で出張カットを行うこともあった。
刺青|牡丹の和彫りとレタリング
両腕には牡丹をモチーフにした和彫りがあり、右腕の黒と左腕の赤が対照的だ。胸から腹のレタリングはgordolettersのデザインと、GAKKINの施術によるもの。前者は米国、後者はアムステルダムを拠点とする作り手として紹介されている。最初に入れたタトゥーは1.0.4の名前だったという。

愛読書|村上龍・志賀直哉・スティーヴン・キング
愛読書として挙げてきたのが、村上龍の「限りなく透明に近いブルー」。米軍基地のある福生で、音楽や薬物、性の渦中にいる若者を描いた小説だ。現代の作品だと思うほど生々しく感じた後で、刊行から40年以上たっていたことに驚いたという。
志賀直哉の「暗夜行路」は、「OUTLAW」のMVに登場する本として紹介されてきた。家族との関係や自分の生き方に向き合う主人公の長い道のりを描く小説で、読書と音楽の接点を探すときの一冊になる。
スティーヴン・キングの「書くことについて」も、創作を考える本として手元に置いてきた一冊。小説そのものだけでなく、どのように書くかを語る本にも関心がある。文章としてリリックを捉える制作の説明と合わせて読みたい。
愛猫|リュウとzerry
猫との暮らしでは、コラットのリュウとベンガルのzerryの名前が知られる。以前のSNSでは自宅でくつろぐ姿が紹介され、zerry用のアカウント(@zerry_official_)も作られていた。過去の投稿を、現在の飼育状況やアカウント運用の保証とは分けて読む必要がある。
BADSAIKUSHの人物像とMBTIの編集部見解
MBTIを人物像の補助線として使うなら、編集部ではINTJ(建築家タイプ)を一つの仮説とする。自分に合うビートの基準を持ち、長く残る音源を重視する制作姿勢からの読み取りで、本人が公表した診断結果ではない。
| 制作・生活についての発言 | 人物像として読めること |
|---|---|
| 文章とヒップホップを結び付ける | 表現の仕組みを自分の言葉で説明する |
| 思いを貯めて曲に落とし込む | 完成させるタイミングに自分なりの基準がある |
| 言葉を書きたくなるビートを選ぶ | 過去の制作経験を選択の基準にする |
| ライブより長く残る音源を重視する | 作品が残る時間を考えている |
| 小説家と朗読会を例に挙げる | 他の表現分野と比較して考える |
| 子供ができて家族を優先する | 生活の変化に合わせて優先順位を変える |
ここから読み取れるのは、外からの反応だけでなく、自分の納得や長く残る作品を大切にする姿勢だ。ただし、取材の一場面だけで日常の性格全体までは分からない。
INFPという別の読み方もある
感情が言葉になるのを待つこと、文学への関心、ビートに身を任せる制作体験に注目すれば、INFP(仲介者タイプ)という読み方もできる。どちらかが客観的な正解だと決める材料はない。
本記事でINTJを先に挙げるのは、感覚を大事にしながらも、経験から自分の制作方法を組み立てている側面を重く見るためだ。本人の公表があれば、それとは明確に区別して扱う。
BADSAIKUSHの共演者と最近の活動
ANARCHYとの「GOLD DISC」、RYKEYとの「MARY JANE」、阿修羅MICの「ASURA」への参加など、舐達麻の外でも作品を残してきた。共作の事実と、その後の人間関係や対立は分けて見ていきたい。
ANARCHYとの関係
ANARCHYとの出会いは、ANARCHY側からの働きかけがきっかけだったという。BADSAIKUSHは、初対面から長く付き合う相手だと感じたと語っている。世代の違う2人が、2020年には共同名義のEPへ進んだ。
「GOLD DISC」は2020年11月8日発売。全4曲のビートをGREEN ASSASSIN DOLLARが手掛け、「DAYDREAM」「STILL」「HOPE」「ANGELA」を収録する。「DAYDREAM」のMVはEPより先の同年10月に公開された。
RYKEY DADDY DIRTYとの関係
RYKEYとは2019年に共同EP「MARY JANE」を発表した。「You Can Get Again」もRYKEY×BADSAIKUSHの共同名義曲で、後にYZERRが対立の経緯を語る際に取り上げた。曲に参加した事実だけで、後の騒動の意図を一方的に断定することはできない。
阿修羅MICとの関係
阿修羅MICは神戸を拠点とするMC。「ASURA」にはBADSAIKUSHとDELTA9KIDが客演している。Kenny-GやAH1を巡る対立では仲裁を行った人物としても言及されるが、音楽面ではまずこの共演が接点になる。
仲裁に関する評価と、本人の作品の評価は別だ。対立する当事者の説明だけを使い、阿修羅MICの役割や性格を断定することは避けたい。
その他の主要客演・コラボ
- JNKMN「JNKMN NOW」への参加
- RYKEY「DEMO TAPE」への参加
- WILYWNKAの2ndアルバム「PAUSE」への参加
- RYKEY×BADSAIKUSH「GLOW UP MIND(feat. 漢 a.k.a. GAMI)」

2025〜2026年の活動と、G PLANTSの脱退
2025年6月1日、配信が停止していた2ndアルバムの再構成版「GODBREATH BUDDHACESS(THE RE-UP EDITION)」と「THE SEQUEL」が配信された。単なる同内容の再配信ではなく、元の「SPACE BALL」に代わって「THE SEQUEL」が入り、「100MILLIONS」もREMIXへ変更されている。2026年3月にはTimberland×WACKO MARIAのムービーに出演。楽曲クレジットにはBADSAIKUSHとGREEN ASSASSIN DOLLARの名がある。6〜7月にはBLUEPRINTの動画と書籍で近況を語った。
そして2026年8月14日公開のインタビューで、G PLANTSは舐達麻を辞めたと明言し、ソロ曲「Ryuchijo」を発表した。3MCの作品はグループの重要な歴史だが、その体制を現在も変わらないものとして紹介することはできない。離れた理由やBADSAIKUSHとの私的な関係を、第三者の推測で補うこともしない。
のおすすめの曲-768x403.png)
「THE SEQUEL」|再構成盤に加わった2025年の曲
「THE SEQUEL」は2025年6月1日発表。GREEN ASSASSIN DOLLARと7SEEDSが共同制作し、BADSAIKUSH、DELTA9KID、G-PLANTSがラップを担当する。以下はNAMEDARUMAAZの公式自動配信音源で、2019年の曲の再配信ではなく、再構成盤に追加された新曲だ。
隠さないという否定形から、自分のあり方を外へ示す姿勢を読み取ることができる。ただし、この短句だけで、何を隠さないのかという具体的な対象までは決め付けられない。ここでは共同曲の表現として引いている。過去のアルバムの中へ新しい曲を置くことで、再発に続編という意味を持たせている。
今後の表現を語ったBLUEPRINTの取材
「舐達麻の現在地、そして未来」は、2026年のBADSAIKUSHがこれからの表現を語るインタビュー。制作方法そのものを扱う「俺のヒップホップは文学」とは別の動画で、将来の小説という可能性も含む、現在の考え方を知る内容として紹介する。
先の活動を一つに決め切らない姿勢と、曲を残すことへの関心は矛盾しない。過去の発言を引退や活動停止の予告に読み替えず、その時の本人の説明として見る必要がある。
BADSAIKUSHのラップスタイルと代表曲
BADSAIKUSHの持ち味は、ビートから半歩ずらすような言葉の置き方と、強い内容を声量だけで押し切らず、長いバースの中へ置いていくことだ。仲間の不在、暮らし、ラッパーとしての自負が同じ曲の中で行き来する。歌詞と制作についての本人の説明を合わせると、その言葉の選び方が見えてくる。
「LIFE STASH」の制作では、DJ BUN(7SEEDS)から力を抜いて会話のように歌うよう求められたと、2024年のGQ JAPANの取材で振り返っている。本人も、この曲を境にラップが変わったと話す。
抑えた声でも、歌詞の内容まで穏やかになるわけではない。自分の立場を言い切る部分と、亡くなった仲間へ呼びかける部分を読み比べると、同じ書き手の強さと揺れの両方がある。
最初に聴きたい5曲と、それぞれの入口
舐達麻の初期から追うなら「契」、BADSAIKUSHの声の置き方を知るなら「LIFE STASH」が入口になる。続いて「FLOATIN’」で仲間への言葉を聴き、ビートの違いや他のMCとの組み合わせへ進みたい。
| 曲名 | 初出の目安 | 聴きどころ |
|---|---|---|
| 契 | 2015年 | 1stアルバムを締める長いマイクリレー |
| LIFE STASH | MVは2018年/配信は2019年 | 保釈中に書いたという言葉と、力を抜く歌い方 |
| FLOATIN’ | 2019年 | 亡くなった仲間と、残された自分の生活 |
| 100MILLIONS/REMIX | 2019年 | BADSAIKUSHが加わったREMIXを、G-PLANTSとDELTA9KIDの原盤と区別 |
| DAYDREAM | 2020年 | ANARCHYとBADSAIKUSH、異なる世代のMCによる共作 |
「LIFE STASH」はMVの公開年と配信サービスの発売年が異なる。「100MILLIONS」も原盤と「REMIX」で曲名表記や収録先が違うため、聴く版を分けている。
3人の言葉の受け渡しを聴く「契」と、一人の制作の転機から入る「LIFE STASH」。入口は違っても、「FLOATIN’」で地元と仲間の背景へつながる。
短いフックだけでなく、バースを追って聴く
声を張るサビや短い盛り上がりだけを探すと、長いバースが中心の曲はつかみにくいかもしれない。一方で、一つの言葉が次の話題へつながっていく流れを追うと、曲の印象は変わる。
歌詞に出てくる地名や仲間の名前には、埼玉県北部での生活という背景がある。すべての事情を知らなくても聴けるが、1.0.4の存在を知ってから「FLOATIN’」へ戻ると、呼びかけの意味をより具体的に捉えられる。
- 長いバースの言葉を追いたい
- クルーや地元の背景も知りたい
- ANARCHY・RYKEYとの共作から聴きたい
- 短いサビから入りたいならDAYDREAMを先に
- 声量より言葉の内容に目を向ける
- 背景は後から本文で補う
「契」|1stアルバムの最後に置かれた長い言葉
「契」は2015年の「NORTHERNBLUE 1.0.4.」を締める曲。TAPPOによるビートを使い、9分を超えるマイクリレーが続く。以下はNAMEDARUMAAZの公式自動配信音源で、撮り下ろしMVではない。
9分超のマイクリレーで、BADSAIKUSHは3番手を担う。抑えたバースが一つの曲のように続き、短い断定を重ねていく。現実を避けないという短い言葉が、幼い自分からどう変わるのかという曲全体の問いへ続く。ここでは、共同曲としての現実を避けない言葉を読んでいる。GQの取材で本人が語ったのは、このビートに出会って自然に言葉を書けた経験だ。長いバースとビート選びは、その制作体験の両側にある。
「LIFE STASH」|声を張らずに、自分の立場を言い切る
「LIFE STASH」は7SEEDSがプロデュースした舐達麻の曲。2018年10月に公開されたAPHRODITE GANGのMVで、配信シングルは2019年2月11日付となっている。本人は2017年の逮捕後、保釈中に書いて録音したと説明している。
世間からどう呼ばれるかに対し、ラッパーとして自分を定義し直す短句だ。薬物についての挑発的な表現も含む曲だが、その主張をそのまま法律や健康についての説明にはできない。ここで読めるのは、周囲の決め付けに従わず、自分の言葉を残そうとする姿勢である。
本人の説明では、収監中に会えなくなる仲間や家族へ、自分が何を考えていたのか分かる曲を多く残したかったという。強い言葉を含む一方、制作の目的は目の前にいない人へ届く音源を作ることにもあった。
「FLOATIN’」|1.0.4に向けた言葉と、残された生活
GREEN ASSASSIN DOLLARによる「FLOATIN’」は、2019年の舐達麻を代表する曲。冒頭のBADSAIKUSHのバースに、亡くなった仲間への呼びかけがある。APHRODITE GANGの公式MVで、同年の2ndアルバムにも収録された。
不在の仲間に話しかけながら、その人がいないために残された側の取り分が増えることを言葉にしている。生活が良くなったことを、ただ成功として喜び切れない。相手を過去の思い出だけにせず、今の暮らしの中へ連れてくる書き方が、このバースの重さになっている。
BADSAIKUSHの歌詞は、出来事を順に説明するだけでは終わらない。残った人がどう暮らし、どんな言葉で呼びかけるのかまで書くところに、その個性がある。
「100MILLIONS(REMIX)」|BADSAIKUSHが加わった版を聴く
2019年のアルバムに入った「100MILLIONS」はG-PLANTSとDELTA9KIDの曲で、BADSAIKUSHが加わるのはREMIX版。GREEN ASSASSIN DOLLARが手掛けた曲に、3人目の言葉が加わる。以下はAPHRODITE GANGが2019年に公開したREMIXのMVで、2025年再構成盤では「100MILLION(feat. BADSAIKUSH)(REMIX)」と表記される。
固有名を二つ並べることで、音やラップの系譜を短く示す。先行する音楽への敬意を、自分の表現の根に置く意識がうかがえる。音楽ナタリーの取材でも本人がこの一節について答えている。
「DAYDREAM」|ANARCHYと並び、書く行為を語る
ANARCHY & BADSAIKUSHの共同曲で、G-PLANTSも作詞に名を連ねる「GOLD DISC」の収録曲。GREEN ASSASSIN DOLLARがビートを手掛けた。以下はAPHRODITE GANGが公開した公式MVで、2人の共同制作を知る入口になる。
BADSAIKUSHのパートでは、書くことが願いを託す行為として表される。裁判所や暮らしの描写からこの短句へ進むため、単なる創作論だけではなく、今の自分を保つための言葉にも聞こえる。ANARCHYとの世代差を優劣にせず、同じ曲の中に置かれたそれぞれの経験として読むとよい。
「BUDS MONTAGE」|自分を、仲間との関係から語る
2020年7月30日配信の「BUDS MONTAGE」は、GREEN ASSASSIN DOLLARのビートで3MCが言葉を交わす曲。以下はAPHRODITE GANGの公式MV。BADSAIKUSHは序盤と後半に登場し、地元や身体、日々の制作を歌詞に織り込む。
一人の自分を言い切るだけでなく、相手との関係が自分を形づくるという表現だ。後半のBADSAIKUSHのバースにあり、1.0.4や仲間をめぐる歌詞と続けて読むと、個人の強さだけではないクルーの感覚が見えてくる。
ビートから言葉を書く制作術と、音源を残す考え方
2026年6月から公開されたBLUEPRINTのインタビューは、7月発売の「BLUEPRINT THE RECORDS 001」に収録された長時間取材の一部。制作を扱う動画は「俺のヒップホップは文学」、今後を扱う動画は「舐達麻の現在地、そして未来」と、テーマが分かれている。
制作についての動画では、文章とヒップホップの関係が主題になっている。題名の「文学」は、ラップ以外へ転向したという意味ではなく、言葉を書く行為として自身の音楽を捉える説明だ。
自分の文章を表す方法としてヒップホップを選んでいる、という考え方だ。歌詞を文字の表現として扱いながら、音楽の上に置くことを切り離していない。
制作は毎日同じ量の完成曲を書くのではなく、思いを貯めて1〜2カ月に一度曲へ落とし込む形だという。その間も文章を書く練習を続け、スタジオには日々通う。曲を完成させる頻度と、創作に触れている時間は同じではない。
「契」のビートは、本人が自分に合うものに初めて出会ったと説明する曲だった。考え込まずに言葉が出てきた経験から、以後は言葉を書きたくなるビートを選ぶようになったという。これは2024年のGQ取材でも語られており、ビートを先に置く制作姿勢が一度きりの説明ではないことが分かる。
また、ライブの一瞬よりも長く残る音源を重視する。小説家と朗読会を引き合いに出す説明も、その優先順位を伝えるものだった。ライブを一切しないと約束した発言ではなく、自分の寿命を超えて残る作品に力を注ぎたいという話として読むのが自然だ。
BADSAIKUSHの逮捕報道と処分を時系列で確認
ここでは2009年の経緯を扱う取材、2017年についての本人の回想、2022年の逮捕と不起訴の報道を区分する。すべて同じ種類の記録ではなく、「逮捕されたこと」と「どの処分を受けたか」も別の情報だ。
2009年|金庫破り後の交通事故と少年院送致
2009年、金庫破りに関わる事件を経て、BADSAIKUSHは少年院で1年を過ごしたとKAI-YOUの取材で紹介されている。同時期に仲間の1.0.4を事故で失ったことは、「NORTHERNBLUE 1.0.4.」やその後の歌詞にも残る。少年院と少年刑務所は同じ施設ではなく、ここでは取材記事の表記に沿う。
2017年の逮捕を本人が回想。「LIFE STASH」制作との関係
BADSAIKUSHは2024年7月のGQ JAPANの取材で、2017年に逮捕され、1年間刑務所へ行くことが決まっていた保釈中に「LIFE STASH」を書き、録音したと語っている。2023年のBARKSの取材でも、自身とDELTA9KID、もう一人のメンバーが服役し、G-PLANTSが一人で活動していた時期を振り返った。
4人で活動していた時期から、G-PLANTS、DELTA9KID、BADSAIKUSHの3MCで「LIFE STASH」を発表するまでには、メンバーが不在の期間があった。D BUBBLESの不在をすべての現在の体制の理由とするのではなく、2026年のG PLANTSの脱退とも時期を分ける必要がある。
2022年|静岡県警による逮捕と不起訴処分
2022年10月4日、静岡県警はBADSAIKUSHらを大麻共同所持の疑いで逮捕した。同月17日の静岡朝日テレビの報道によると、リーダーの男性と女性の2人は10月14日付で不起訴となった。理由は公表されていない。
残るメンバーの男性と女性の2人については、11月8日付で不起訴とする続報が11月12日に出ている。4人とも不起訴だが、全員が逮捕10日後に同時に不起訴になったわけではない。
同年12月のGQ JAPANの取材では、BADSAIKUSHとG-PLANTSが捜査への異議を語っている。それは当事者の主張であり、不起訴の理由を検察がその説明どおり認めたという意味ではない。
薬物や右耳への言及は、歌詞と健康情報を分ける
「BUDS MONTAGE」には右耳や過去の薬物使用を思わせる描写がある。ただし、歌詞の描写だけから診断や症状の原因、現在の健康状態まで確定することはできない。ラップを始めた経緯と薬物使用を直結させる説明にも、本人の発言の文脈が必要だ。
右耳については作品の言葉として触れるにとどめ、特定の薬物の後遺症と断定しない。使用をやめた正確な年齢や、その後の使用の有無も、確認できた発言なしに補わない。薬物の使用を創作の条件として勧める趣旨ではない。

2022年の報道で「会社員」と表記されたこと
2022年の逮捕報道では、BADSAIKUSHは「会社員」と表記された。ラッパーとしての活動と報道時の職業表記は必ずしも同じ言葉にならないが、なぜその表記が選ばれたのかを報道だけで確定することはできない。
当時32歳のBADSAIKUSHを会社員、33歳のG-PLANTSをミュージシャンとする表記の違いがあった。その違いは、2人の音楽への関わり方の優劣を示すものではない。
BADSAIKUSHが関わるAGHには、音源だけでなくアパレルや物販の事業もある。ただし、それが「会社員」とされた直接の理由だという説明は確認できていない。報道の表記を、本業や雇用関係の証明に置き換えないよう注意したい。
BADSAIKUSHとYZERR・Kenny-G・RYKEYの対立
YZERRとの一連は、2019年の共同曲への言及、2023年のAH1での騒動、双方の楽曲による応答へと続いた。Kenny-G、RYKEYとの対立は別の経緯を持つため、一つの事件として混ぜずに整理する。
YZERRとの対立|2019年の曲から2024年の応答へ
川崎のクルーBAD HOPのYZERRとの対立では、音楽の上の批判と、会場での騒動が重なった。BADSAIKUSHの作品だけを聴く場合にも、誰がどの出来事について語っているのかを分けておくと混乱しにくい。
2019年の曲と2023年の騒動には約4年の間がある。その間ずっと同じ状態で対立が続いていたと推測するのではなく、公に出た出来事を順に置く。
2019年の曲への受け止め方が、後の当事者の説明に再び現れる。確認できるのはその発言と出来事の順序であり、相手の内心までではない。
「You Can Get Again」|後の対立で言及された共同曲
「You Can Get Again」は2019年4月発表のRYKEY×BADSAIKUSHの曲。RYKEYのYZERRに向けた批判を含む曲として、後の応酬で取り上げられた。BADSAIKUSHは共同名義で参加している。
BADSAIKUSHのバースは、争いの当事者同士の動きから距離を置くように読める一方、YZERRはBADSAIKUSHがRYKEYを裏で促していたという認識を示した。後者はYZERR側の説明で、実際の関与が独立して証明されたということではない。
2023年10月22日|AH1での乱闘騒動
2023年10月22日、愛知で開催された「AH1」には、舐達麻とBAD HOPの両者が出演予定だった。BAD HOPの出演は直前に中止され、会場では機材トラブルと説明された。
YZERRの後の説明では、THE HOPEのアフターパーティーを巡り阿修羅MIC側から謝罪の申し入れがあったが、ライブ前の対面は断ったという。BAD HOPの出番前に阿修羅MICや舐達麻側が会場を離れる話もあったとするが、これも一方の当事者が語った経緯である。
当日はBADSAIKUSHとYZERRが接触する場面の映像が拡散された。取材中のBADSAIKUSHへYZERRが掴みかかったと伝えられ、出演中止と合わせて騒動が広く知られることになった。酒を飲んで居座ったという描写や、行動の動機までを映像だけで断定はできない。
10月24日、YZERRはInstagramライブで経緯を説明し、5万人を超える視聴者に向けて、観客と主催者に謝罪し、何らかの形で埋め合わせをしたいとも述べた。配信で示した認識と、第三者が確認できた出来事は分けて扱う必要がある。
「FEEL OR BEEF BADPOP IS DEAD」|対立が曲になった時
2023年12月1日、舐達麻が発表した「FEEL OR BEEF BADPOP IS DEAD」は、GREEN ASSASSIN DOLLARと7SEEDSによる約6分49秒の曲。3MCが対立相手への批判をつなぐ構成で、BADSAIKUSHのバースにも美術にたとえた表現がある。曲中の批判は当事者の表現であり、相手についての事実認定ではない。
2023年12月19日付のReal Soundは、同曲のMVが600万再生に達し、公開から数日後もYouTubeの急上昇カテゴリで1位を保ったと伝えている。Instagramのリールなどにも広がった。一方で、matryoshka「Sacred Play Secret Place」の使用について、Virgin Babylon Recordsは2023年12月1日の投稿で無許可サンプリングだと述べている。強く怒っているという趣旨ではないとも記したが、それを許諾済みという意味に読み替えることはできない。
ああいう曲は書きたくなかった
GQ JAPANの取材では、ヒップホップの力が残っていたことを肯定しつつ、黙っていられず作った曲だったとも語っている。反響の大きさだけで、本人が望んでいた制作だと決め付けられない。
2024年1月|YZERRのアンサー「guidance」
2024年1月21日、BAD HOPのラジオ番組「#リバトーク TO THE DOME」で、YZERRの「guidance」の1バースが先行公開された。1月28日にはフルバージョンのMVを公開。舐達麻とジャパニーズマゲニーズへの応答で、BAD HOPのラストアルバム発売日も同時に発表された。

BADSAIKUSH × Kenny-G
Kenny-Gとの対立は、2020年10月のInstagram上での不満の発信から広まった。「OUTLAW」の扱いが一因とされ、阿修羅MICの仲裁とKenny-Gの謝罪を経て収束したと伝えられている。BADSAIKUSH本人の当時の応答や、楽曲・法的手続きの有無までを網羅して確認できたわけではない。
ここでも、音源を誰がどう扱ったのかという話と、仲裁に対する評価を混ぜないことが大切だ。阿修羅MICが関わっただけで、あらゆる対立が同じ形で解決するわけではない。

RYKEY × BADSAIKUSH
RYKEYとは「MARY JANE」を共作した後、YZERRを巡る発信や印税、Z李との関係などが対立の話題として挙げられるようになった。ただし、金銭や交友関係についての発信を、そのままBADSAIKUSH側の不正の証明とすることはできない。現時点での私的な関係まで推測はしない。
2023年12月17日、舐達麻が出演していた渋谷のCLUB CAMELOTで、RYKEYと舐達麻メンバーが言い合う映像が拡散された。翌2024年12月4日、RYKEYや「Z李」の運営者とされる男性ら計10人が建造物侵入などの疑いで逮捕されたと報じられた。KAI-YOUは警視庁への問い合わせで、RYKEYには建造物侵入と暴行の疑いがかけられていると確認している。
2024年12月5日付のKAI-YOUの報道は逮捕時点の情報であり、裁判の結論を示すものではない。
BADSAIKUSH自身がこの件で逮捕されたという話ではない。共同制作の歴史、当事者同士の発信、別人の逮捕報道を一列に並べ、どちらかの正しさを決める材料にしないことが重要だ。

BADSAIKUSHのよくある質問
本名や年齢などの基本情報と、作品・家族・報道についての疑問をまとめた。推定値や公表を確認できない項目は、確定情報と区別している。
まとめ|BADSAIKUSHの言葉と、変わっていく生活
BADSAIKUSHを知る入口は、深谷で育った一人のラッパーの歩みと、その経験をどんな言葉にしてきたかの両方にある。「LIFE STASH」の制作の転機、「FLOATIN’」の仲間への呼びかけは、出来事の一覧だけでは分からない部分を伝える。
少年院で過ごした時期、仲間の死、作品が広く聴かれるようになった後の暮らし。重い経歴だけに焦点を当てず、その後も残してきた曲へ戻ることが大切だ。
舐達麻の作品が広がった後も、ビートを選び、納得する言葉を書くという制作の軸は続いている。成功を単なる順位で語るより、どの曲をどう作ったのかを本人の言葉と照らす方が、その変化を追いやすい。
ANARCHY、RYKEY、阿修羅MICとの共作、GREEN ASSASSIN DOLLARとの制作、服や刺青を通じた表現にも、それぞれ別の接点がある。すべてを一つの性格で説明せず、作品や相手ごとの関係を見たい。
過去の出来事は、歌詞の中で何度も違う形になって現れる。記録として読むだけでなく、不在の人に向けた言葉や、自分を保つための言葉として読むと、ラップの輪郭がはっきりする。
2026年のインタビューでは、将来ずっとラップだけを続けると決めているわけではなく、小説という可能性にも触れた。先が決まっていないことを不安だけで捉えていないという話だ。これまでを振り返れば、きちんと生きてきたと思えるから、この先も大丈夫だと考えているという。これは引退の発表ではない。父親としての時間を大事にする姿勢と合わせ、現在の考え方として受け止めたい。
「賽」からBADSAIKUSHへ。名前も生活も活動の体制も変化しながら、曲には地元の仲間と、その時の自分の言葉が残っている。まずは一曲を聴き、背景を知ってからもう一度戻ってみたい。
この記事の要点
- 本名は細谷雄太。1990年3月29日生まれ、埼玉県深谷市出身
- 172cmは推定、血液型は公表確認できず、INTJは編集部の仮説
- 2009年・2017年・2022年の経緯を区分。2022年は本人ら2人が10月14日付で不起訴
- 最初に聴くなら「契」「LIFE STASH」、続いて「FLOATIN’」
- 2026年に父親としての生活を公言。結婚や相手は推測しない
- YZERRとの2019〜2024年の対立と、他の騒動を区別
- G PLANTSは2026年8月に脱退を明言




