舐達麻おすすめの曲18選
舐達麻は埼玉県熊谷市を拠点とする3MCのHIP HOPクルーである。BADSAIKUSH・G-PLANTS・DELTA9KIDの3人が、GREEN ASSASSIN DOLLARらのビートの上で、加工しない言葉を置いていく。本記事では18曲をランキング形式で、加えてコラボ曲2曲を紹介する。どこから聴くかで印象が変わるクルーなので、目的別の判断表も置いた。
この記事でわかること
- 舐達麻のおすすめ曲18曲と、それぞれの位置づけ
- それぞれの曲のリリース時期・収録作・ビートを手がけた人物
- 初めて聴く人が最初に選ぶべき3曲
- アルバム単位で追いたい場合の順番
- 阿修羅MIC・RYKEYとのコラボ曲2曲
よくある疑問と、短い答え
検索して真っ先に確認したい項目だけを、1行ずつ先に置いておく。根拠と詳細はそれぞれの章で扱う。
| 疑問 | 短い答え | 補足 |
|---|---|---|
| 舐達麻を初めて聴くならどれ? | 「100MILLIONS (REMIX)」「BUDS MONTAGE」「ESTETIKA」の3曲。 | 該当章で詳述 |
| いちばん人気の曲は? | セカンドアルバムからは「FLOATIN’」が最も聴かれている。 | 2019年8月リリース |
| デビュー曲は? | 「frequencies」。2015年12月3日の1stアルバム収録。 | 当時は4MC体制 |
| ビートは誰が作っている? | 多くはGREEN ASSASSIN DOLLAR。曲によりSAC、7SEEDS、INGENIOUS DJ MAKINOなど。 | 該当章で詳述 |
| アルバムは何枚出ている? | 1st「NORTHERNBLUE 1.0.4.」(2015年)、2nd「GODBREATH BUDDHACESS」(2019年)。 | 該当章で詳述 |
| 順位の基準は? | 当編集部が「初めて聴く人にとっての入りやすさ」で付けたもの。 | 再生数や売上ではない |
| コラボ曲はある? | 阿修羅MICとの「365DAYS」、RYKEYとの「You Can Get Again」など。 | 該当章で詳述 |
※上表は2026年8月時点で確認した内容です。順位は当編集部が入りやすさを基準に付けたもので、再生数や売上に基づく順位ではありません。
CHAPTER 01 / SECTION 01舐達麻とは|埼玉県熊谷市の3MCクルー
舐達麻は埼玉県熊谷市を中心に活動する3MCのHIP HOPクルーである。メンバーは賽 a.k.a. BADSAIKUSH、G-PLANTS、DELTA9KID。かつてはD BUBBLESを加えた4MC体制だった。
| 名義 | 担当 | 備考 |
|---|---|---|
| 賽 a.k.a. BADSAIKUSH | MC | クルーの中心。ビート選定と作詞の起点 |
| G-PLANTS | MC | 最年長。フックづくりを担う |
| DELTA9KID | MC | 寡黙な幼馴染。フックの支柱 |
| D BUBBLES | MC(元) | 服役後、公の活動が確認できていない |
| MC 1.0.4. | MC(故人) | 2009年の交通事故で他界 |
| GREEN ASSASSIN DOLLAR | プロデューサー | 多くのトラックを手がける |
表のとおり、現在の3MC体制は離脱と死別を経て残った形である。1stアルバムのタイトル「NORTHERNBLUE 1.0.4.」に刻まれた「1.0.4.」は、亡くなったMCへの追悼である。この事実を知ってから聴くと、多くの曲の受け取り方が変わる。
この記事で使う用語|フック・バース・ネタ元・リリシスト
楽曲の解説で繰り返し出てくる4語を、先に整理しておく。
4語のうち2語が曲の構造、2語が評価に関わる言葉である。舐達麻が「ただの犯罪自慢ではない」と言われるとき、その根拠は最後の1語に置かれている。
CHAPTER 01 / SECTION 02おすすめ曲18選の一覧|早見表
18曲を順位つきで一覧にした。順位は当編集部が「初めて聴く人にとっての入りやすさ」を基準に付けたもので、再生数や売上に基づくものではない。リリース時期とビートを手がけた人物も併記している。
| 順位 | 曲名 | リリース | ビート | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 100MILLIONS (REMIX) | 2019年12月 | GREEN ASSASSIN DOLLAR | まず1曲だけ聴くなら |
| 2 | BUDS MONTAGE | 2020年7月 | GREEN ASSASSIN DOLLAR | 作品として完成されたものを |
| 3 | ESTETIKA | — | — | リリックの硬さを求める人 |
| 4 | FUTURE | 2019年4月 | SAC | 前向きなリリックを聴きたい人 |
| 5 | ANGELA feat. 舐達麻 | — | GREEN ASSASSIN DOLLAR | G-PLANTSの良さを知りたい人 |
| 6 | APHRODITE | 2015年12月 | — | クルーの日常を知りたい人 |
| 7 | In_Out | 2012年 | — | 舐達磨’s時代から辿りたい人 |
| 8 | FLOATIN’ | 2019年8月 | GREEN ASSASSIN DOLLAR | 最も聴かれている曲から |
| 9 | GOOD DAY | 2019年8月 | GREEN ASSASSIN DOLLAR | 3人のフロウを比べたい人 |
| 10 | DAYDREAM | — | GREEN ASSASSIN DOLLAR | ANARCHYとの共作を知りたい人 |
| 11 | ALL DAY | 2023年1月 | GREEN ASSASSIN DOLLAR | 近年の作品から入りたい人 |
| 12 | BLUE IN BEATS | 2022年12月 | INGENIOUS DJ MAKINO | ジャズ由来の音が好きな人 |
| 13 | TIMELESS | 2017年12月 | SAC | 90年代の質感を求める人 |
| 14 | LifeStash | 2019年2月 | 7SEEDS | 生々しい描写を求める人 |
| 15 | 契 | 2015年12月 | — | 1stの世界観に浸りたい人 |
| 16 | OUTLAW | — | GREEN ASSASSIN DOLLAR | 経緯ごと知りたい人 |
| 17 | Dbubbles | — | — | クルーの絆を知りたい人 |
| 18 | frequencies | 2015年12月 | — | デビュー曲から順に追いたい人 |
この表から読み取れるのは、上位に2019年前後の楽曲が集中しているという点である。2015年の1stアルバムから2023年の新曲まで8年分が並ぶなかで、セカンドアルバム期の完成度が抜けている。一方、下位に置いた曲も評価が低いわけではなく、入口としての向き不向きで順位が動いている。
ランキング記事で最も起きやすい失敗は、順位の根拠を書かずに並べることである。再生数なのか、編集部の好みなのか、リリース順なのかが分からないと、読者は判断材料として使えない。本記事の順位は「初めて聴く人にとっての入りやすさ」を基準にしており、その旨を冒頭と表の注記の両方に書いている。もう一点、初めて聴く人には順位ではなく「何を確かめたいか」で選んでもらうほうが早い。判断列を設けているのはそのためだ。
CHAPTER 01 / SECTION 03まず聴く3曲|100MILLIONS・BUDS MONTAGE・ESTETIKA
初めて聴くなら、上位3曲から入るのが早い。それぞれ性格が違うので、目的に応じて選んでほしい。
| 曲名 | 性格 | 聴きどころ | 向く目的 |
|---|---|---|---|
| 100MILLIONS (REMIX) | 代表曲 | 3人が揃った完成形。GADのビート | クルーの全体像を掴む |
| BUDS MONTAGE | 作品性 | 楽曲としての構成の緻密さ | 音の作り込みを聴く |
| ESTETIKA | 硬質 | リリックの硬さと反復で効いてくる作り | 言葉の側から入る |
3曲のうち、最も広く聴かれているのは「100MILLIONS (REMIX)」である。迷ったらこれから聴けばよい。以降の章では、順位ごとに個別の解説を置く。
CHAPTER 02 / SECTION 04上位曲の解説|第1位から第6位
上位6曲には、クルーとしての完成度が最も高い時期の作品が並ぶ。初めて聴く人が最初に当たるべき範囲でもある。
第1位|100MILLIONS (REMIX)
2019年8月リリースの2ndアルバム「GODBREATH BUDDHACESS」収録曲。オリジナルは2MCだが、REMIXで賽 a.k.a. BADSAIKUSHが加わり、同年12月にデジタルリリースされた。ビートは、3人が日本一のビートメイカーだと絶大な信頼を置くGREEN ASSASSIN DOLLARが手がけている。
第2位|BUDS MONTAGE
ビートはGREEN ASSASSIN DOLLAR。楽曲が作品として完成しすぎている、というのが率直な印象である。ビートも構成も、隙がない。
BUDS MONTAGEのBUDSとは何か
BUDS(バッツ)とは、大麻の穂のことを指す。MONTAGEには「実装」という意味と、「異なる写真や画像を組み合わせて全体を構成する技術」という2つの意味がある。
実装とは、何らかの機能や仕様を実現するための具体的な装備や方法を指す言葉である。
楽曲を聴く限り、この2つの意味が両方とも表現されているように受け取れる。大麻を実装し、音楽を作る。時間や記憶のパーツが組み合わさって、舐達麻という一つの表現をモンタージュしている。
第3位|ESTETIKA
リリックがかなり硬い1曲。初聴では掴みにくいが、5回ほど聴くとハマる作りになっている。初めて聴いたとき、なぜかOZROSAURUSの「少女A」を思い出した。
第4位|FUTURE
2019年4月にデジタルリリース。ビートは大物ラッパーとも所縁が深いSACが提供している。3MCの未来への想いを込めた前向きなリリックと、イリーガルな世界観が同居する1曲である。切ないシンプルなビートが、ラップを引き立てている。
第5位|ANGELA feat. 舐達麻 / ANARCHY & BADSAIKUSH
ビートはGREEN ASSASSIN DOLLAR。この楽曲は、G-PLANTSの良さが最もよく分かる1曲である。フックの部分でも、MVの冒頭でも、ぼやけた映像のままG-PLANTSだと分かる存在感がある。
ANARCHYのリリックは所々が意味深で、当時のビーフへのアンサーのようにも受け取れる。
- サグの書くリリック
- 何のためにラップをはじめたか思い出すとき
- 命がけ、それが未発表曲がない訳
- 手を組もう、向島は総動員
※上記はANARCHYのバースから、聴き取れる範囲を編集部が書き起こしたものです。
第6位|APHRODITE
2015年12月リリースの1stアルバム「NORTHERNBLUE 1.0.4.」収録。舐達麻が中心となるクルーAPHRODITE GANGの日常を描いたようなリリックが特徴である。故・nujabesが2011年12月にリリースしたアルバム「Spiritual State」収録の「Prayer」を使っているあたりに、選曲のセンスが出ている。
CHAPTER 02 / SECTION 05中位曲の解説|第7位から第12位
中位の6曲は、時期もビートメイカーもばらついている。2012年の舐達磨’s名義の楽曲から、2023年の新曲までが並ぶ。
第7位|In_Out
2012年に、メンバーが舐達磨’s(なめだるまーず)名義でリリースしたアルバム「R17 JOINT LIKE A BULLSHIT」収録。ビートの元ネタは、ウェッサイサウンドの代表曲であるSevenの「Jewel」である。
第8位|FLOATIN’
2019年8月にリリースした4年ぶりの2ndアルバムからの、最も人気の高い曲。リリックでは、金庫泥棒の逃走中に交通事故で亡くなった1.0.4.のことに触れている。取り分は母親に渡す、というところまで書かれた衝撃的な内容である。MVはアムステルダムで撮影された。
第9位|GOOD DAY
2019年8月31日リリースの2ndアルバム「GODBREATH BUDDHACESS」収録。ビートはGREEN ASSASSIN DOLLAR。しっとりとしたトラックの上で、BADSAIKUSH、G-PLANTS、DELTA9KIDの3人が三者三様のフロウを聴かせる。
単なる大麻賛歌ではなく、物語性のあるリリックとスムースなフロウで、クルーとしての懐の深さも感じさせる1曲である。麻畑の緑が映える映像や、過去を彷彿させるシーンが挟まれるMVも見どころだ。
第10位|DAYDREAM / ANARCHY & BADSAIKUSH
ビートはGREEN ASSASSIN DOLLAR。MVの映像の質感が特に良い1曲である。
第11位|ALL DAY
2023年1月16日公開。2022年12月に約1年ぶりに公開された「BLUE IN BEATS」から、わずか1か月後の発表だった。ビートはGREEN ASSASSIN DOLLAR、MIXはBACH LOGIC、ディレクションはタイプライターと、豪華な布陣で作られている。
第12位|BLUE IN BEATS
前作「BUDS MONTAGE」から約2年ぶりのリリース。Beats By Dr. DreとWACKO MARIAのコラボ商品のイメージ楽曲に起用された。ビートは、Miles Davis「Blue in Green」をトリビュートしたINGENIOUS DJ MAKINOの「BLUE IN GREEN」が元になっている。
CHAPTER 02 / SECTION 06下位曲の解説|第13位から第18位
下位の6曲は、評価が低いのではなく入口として向きにくいという理由で順位が下がっている。クルーの成り立ちを知るうえでは外せない曲も含まれる。
第13位|TIMELESS
2017年12月にアナログリリースされた「NorthernBlue 1.0.4. “2LP”」収録。ビートはSAC。元ネタは黒人ソウルバンドThe Isley Brothersの「Summer Breeze」を遅回しでサンプリングしたものである。90年代のアンダーグラウンドHIP HOPを彷彿させる煙たいビートに、煙たいラップがはまっている。
第14位|LifeStash
APHRODITE GANGの一人、7SEEDSがビートを提供。2019年2月にデジタルリリースされた。服役中の様子が生々しく描かれており、そのリアルさで人気がある。BADSAIKUSHの「たかだか大麻ガタガタ抜かすな」という一節が、この曲の名パンチラインとして知られる。
第15位|契
2015年12月リリースの1stアルバム「NORTHERNBLUE 1.0.4.」のラストを飾る1曲。BADSAIKUSHは1stは全て思い入れが深いとしたうえで、この曲には特に強い思い入れがあると語っている。仲間との深い絆と生き様が詰まった内容で、映像では一部公開だが全貌は9分半に及ぶ。
第16位|OUTLAW / BADSAIKUSH 舐達麻 feat. KENNY-G
一方的なビーフの仕掛けから、当事者同士の和解を経て発表された楽曲。お蔵入りになると思われていたものである。ビートはGREEN ASSASSIN DOLLARだが、いつもの圧倒的な仕上がりとは印象が異なる。当初公開されたPVには、所々に不自然な編集が施されていた。
第17位|Dbubbles
2019年8月リリースの2ndアルバム「GODBREATH BUDDHACESS」に収録告知があったが収録されず、音源としてはリリースされていない楽曲。服役中のメンバーD BUBBLESをフックアップした、クルーの絆を思わせる1曲である。
第18位|frequencies
舐達麻のデビュー曲。2015年12月3日リリースの1stアルバム「NORTHERNBLUE 1.0.4.」収録。当時は4MC体制で、後に服役するD BUBBLESのラップも確認できる。
不穏なビートの上で全員が個性を出し、ダークな雰囲気が癖になる1曲である。トラップなどのトレンドに加え、フリースタイルブームによってHIP HOPのスポーツ化・健全化が進むなかで、この強烈さは名刺代わりとして機能した。
全体的に粗削りな印象は否めないが、それこそがこの時期の魅力でもある。単なる犯罪自慢ではなく、個々がリリシストであることを証明した1曲だ。
CHAPTER 03 / SECTION 07コラボ楽曲|阿修羅MIC・RYKEYとの共作
舐達麻のメンバーは、クルー外のラッパーとも楽曲を残している。ここでは代表的な2曲を扱う。
365DAYS|阿修羅MIC feat. 舐達麻
兵庫県をレペゼンするハードコアラッパーの阿修羅MICと、「阿修羅MIC Feat. 舐達麻 ‘BADSAIKUSH & DELTA9KID’」名義でリリースされたシングル。2019年12月7日の発表である。
落ち着いた緊張感のあるトラックの上で、3人が渋く響くリリックを乗せる。1曲通して丸々パンチラインと言い切れる鋭さに加えて、DELTA9KIDのメロディアスなフックも聴きどころだ。
You Can Get Again|RYKEY × BADSAIKUSH
BADSAIKUSHは2019年8月24日、RYKEYと「RYKEY × BADSAIKUSH」名義でアルバム「MARY JANE」をリリースした。
アルバム全体で主にフックをRYKEYが担当することで、舐達麻にはないメロウな雰囲気が生まれ、BADSAIKUSHの切れ味が際立っている。2人はプライベートでも親しく、そのコンビネーションが音に出ている。
CHAPTER 03 / SECTION 08どこから聴くか|目的別の判断表
順位ではなく、何を確かめたいかで選ぶほうが早い。目的別に入口を整理したのが次の表である。
| 目的 | 入口 | 理由 | 次に聴く曲 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| 全体像を掴む | 100MILLIONS (REMIX) | 3人が揃った完成形 | BUDS MONTAGE | とにかく代表曲から |
| 時系列で追う | frequencies | 2015年のデビュー曲。4MC時代 | 契 → APHRODITE | 成り立ちから知りたい人 |
| 最も聴かれている曲から | FLOATIN’ | 2ndアルバムで最も人気 | GOOD DAY | 多数派の入口を選びたい人 |
| 近年の作品から | BLUE IN BEATS | 2022年の復帰作 | ALL DAY | いまの音から入りたい人 |
| リリックを読む | ESTETIKA | 硬質で反復に耐える | LifeStash | 言葉の側から入る人 |
| ビートを聴く | BUDS MONTAGE | GADの構成力 | TIMELESS | 音の作りに関心がある人 |
この表から読み取れるのは、時系列で追う場合と代表曲から入る場合で、最初の1曲が正反対になるという点である。デビュー曲の「frequencies」は粗削りで、いきなり聴くと評価が定まりにくい。一方で成り立ちを知るには外せない。
向いていないケース|聴き流せる音楽を探している人
作業中に流す音楽を探している人には、舐達麻の楽曲は重く感じられる可能性がある。大麻、服役、仲間の死といった題材が繰り返し扱われ、聴き流す設計にはなっていない。
また、本記事で扱う曲の多くは違法薬物に関する内容を含む。題材そのものを避けたい場合、このクルーは入口として向かない。その場合は、ビートの側から評価されている「BUDS MONTAGE」や「TIMELESS」に絞って聴くほうが接点を作りやすい。なお本記事は、薬物の使用を推奨するものではない。
CHAPTER 04 / SECTION 09舐達麻のおすすめ曲に関するよくある質問(FAQ)
舐達麻の楽曲に関する検索で多いのは、最初に聴くべき曲、代表曲、そしてビートを作っている人物の3方向である。以下は、本文で扱った内容のうち単独で問われやすい項目を、その場で答えが完結する形にまとめたものである。
CHAPTER 04 / SECTION 10まとめ|18曲を並べて見えること
18曲を順位をつけて並べてみると、上位が2019年前後に集中していることがはっきりする。2015年の1stアルバムから2023年の新曲まで8年分があるなかで、2ndアルバム期の完成度が抜けている。
ただし、下位に置いた曲が劣っているわけではない。デビュー曲の「frequencies」は粗削りだが、そこにしかないものがある。「Dbubbles」は音源としてリリースすらされていないが、クルーの絆が最も出ている。順位は「良し悪し」ではなく「入りやすさ」で動いている。
もう一点、18曲のうち相当数のビートをGREEN ASSASSIN DOLLARが手がけている。3MCの言葉が成立しているのは、その下にある音の一貫性があるからだ。ラッパーのランキングを作ったつもりが、途中からビートメイカーの仕事の話になる。それがこのクルーの構造である。
— Djtube 編集部 / 2026.08
※順位は当編集部が入りやすさを基準に付けたものです。リリース日・収録作・プロデューサーは各配信サービスおよび公式発表に基づき、2026年8月時点で確認したものです。確認日:2026年8月10日。

