ジャパニーズマゲニーズメンバープロフィール
ジャパニーズマゲニーズは、孫GONGとJAGGLAによる2MCユニットだ。京都を背景に活動する孫GONGと、大阪・高槻のクルーTORNADOを率いるJAGGLAが交わり、2019年の「TRIP MASTER」から2024年の「TRIP MASTER 3」までを発表している。代表作から入りたいなら、まず1作目で二人の組み合わせを聴き、次に各自のソロ作へ戻る順番がつかみやすい。
CHAPTER 01 / SECTION 01ジャパニーズマゲニーズとは|孫GONGとJAGGLAの2MCユニット
ジャパニーズマゲニーズは、二人のMCを中心に作品を出しているユニットである。JAGGLAのアーティスト紹介は、近年の活動の中心を孫GONGとの2MCユニットとして記している。二人の活動地域や経歴は異なるが、ユニットでは客演とビートメイカーを迎えながら、連作として作品を積み重ねてきた。
結成年や「ジャパニーズマゲニーズ」という名前の由来を明確にする一次資料は見つからない。そこで本稿は、二人がそれぞれ育った場所と、個人名義で積み上げた作品からユニットの輪郭をたどる。
CHAPTER 02 / SECTION 02結成までの背景と作品の歩み
孫GONGは京都市伏見区生まれで、小学校卒業後に山科へ移ったとインタビューで語っている。本人は山科・音羽を地元とし、京都から日本語ラップで街を変えたいという趣旨を「狂都」に込めたとも話した。後に大阪を拠点に活動する彼にとって、京都は単なるプロフィール欄の地名ではなく、ソロ作の題名にもつながる場所である。
一方のJAGGLAは、高槻を中心に活動するTORNADOのボスとして紹介される。TuneCoreの公式紹介では、2000年代前半からライブを重ね、GAZZILAのサポートMCを務めたことを転機に名前を広げたとされる。TORNADO名義で「TORNADO WARNING」「OUTBREAK」を出した後、2016年にはDJ KEMとのミックスCD「with my own eyes – Mixed by DJ KEM」を発表した。2023年には孫GONGとD.Oが、二人の出会いとユニット結成を題材にした対談を公開している。京都と高槻で別々に作られたキャリアが、ユニット名義で交わった。
CHAPTER 03 / SECTION 03ジャパニーズマゲニーズのメンバー
ユニットの核は孫GONGとJAGGLAの二人である。二人の個人名義と、DJ KEMが関わる作品制作を分けて見ていく。
孫GONG|MC
孫GONGは京都市伏見区に生まれ、小学校卒業後は山科・音羽で過ごしたと、DOTTの本人インタビューで語る。「狂都」という題名には、京都から日本語ラップで街を変えたいという自身の考えを重ねている。TuneCoreのアルバム欄には「祭遊鬼」「狂都」が並び、ジャパニーズマゲニーズではJAGGLAの声と並んで曲の軸を作る。
JAGGLA|MC
JAGGLAは高槻を中心に活動するTORNADOのボスである。TuneCoreの公式紹介は、2000年代前半からのライブ、GAZZILAのサポートMC、TORNADO名義の「TORNADO WARNING」「OUTBREAK」を経た流れを記す。2016年の「with my own eyes – Mixed by DJ KEM」を挟み、ソロ名義の作品へ進んだ。
「蜃気楼」はApple Musicで2016年11月23日発売と表示される。TuneCoreの配信ページは2017年11月2日付で、NAOtheLAIZAのトータル・プロデュース、客演と曲目を案内している。「The Streets Made Me」(2020年)へ続くソロ作と並行して、孫GONGとの名義も続いている。
DJ KEM|RELATED DJ
DJ KEMは、JAGGLAの2016年のミックスCDに名前が残るDJである。イベント紹介でもジャパニーズマゲニーズとともに記載されるため、本稿では二人のMCに対するRELATED DJとして扱う。
CHAPTER 04 / SECTION 04代表作から入る|「TRIP MASTER」3作
作品の入口は、まず二人の名前が並ぶ「TRIP MASTER」シリーズでよい。1作目から客演を受け入れ、3作目ではビートメイカーと参加者の範囲がさらに広がる。二人の組み合わせだけを聴きたい人と、周辺のラッパーとの接続を追いたい人の両方に道筋がある。
- ALBUMTRIP MASTER / ジャパニーズマゲニーズ
- ALBUMTRIP MASTER2 / ジャパニーズマゲニーズ
- ALBUMTRIP MASTER 3 / ジャパニーズマゲニーズ
「TRIP MASTER」|二人の組み合わせをつかむ1作目
「TRIP MASTER」には孫GONGとJAGGLAの作詞クレジットが掲載され、Bic、PERSIA、VIGORMAN、Cz TIGER、13ELLらとの曲も並ぶ。二人だけの曲と客演曲を行き来する構成なので、ユニットの核と、関西を中心に広がる接点を一作の中で追いやすい。
「TRIP MASTER2」|シリーズの中間地点
「TRIP MASTER2」はApple Musicで2021年5月7日付の作品として掲載されている。シリーズの続きとして聴く場合は、先に1作目の客演の配置をつかんでから進むと、同じ二人の名義で何を残しているかを比較しやすい。
「TRIP MASTER 3」|客演と制作陣の広がり
2024年11月6日配信の「TRIP MASTER 3」は13曲入りで、dj honda、NAGMATIC、GeGらの作曲クレジットが掲載される。「Born Fire」にはMILES WORD、DUSTY HUSKY、紅桜、「愛をもって」には柊人、「最後の一本」リミックスにはNORIKIYO、紅桜、J-REXXXが参加する。ここでは客演の多さを人数の誇張にせず、二人の声を中心に参加者と制作者がどう組まれているかとして聴きたい。
CHAPTER 05 / SECTION 05近年の個人活動とFAQ
孫GONGのTuneCoreページには2025年から2026年のシングルが並び、JAGGLAのTuneCoreページには2025年の「Evidence」、2026年の「BROTHERHOOD」が掲載される。二人がユニットだけに閉じず、個人名義でも作品を出していることが分かる。
映像から入るなら、ABEMA HIPHOP【公式】の密着動画、結成の話題を探すならD.O×孫GONGの対談動画が入口になる。
CHAPTER 06 / SECTION 06まとめ|二人のソロ活動が交わる場所
ジャパニーズマゲニーズは、孫GONGとJAGGLAの二人のMCを中心にしたユニットである。京都・大阪という背景、孫GONGのソロ作、TORNADOを率いるJAGGLAの活動を知ると、二人が同じ名義で何を作っているかを追いやすくなる。
入口は「TRIP MASTER」シリーズで十分だ。一作目の二人と客演の組み合わせから始め、2024年の3作目まで進んだあと、各自のソロ作へ戻る。そこから先は、クレジットに載るラッパーやビートメイカーを手がかりに聴く範囲を広げられる。

