【HIPHOPスラング】マザーファッカー（Mother Fucker）の意味とは？使い方を詳しく解説

「MCバトルでたまに聞くマザーファッカーってなんのこと？ 」

「たぶん悪口なんだろうけど、どんな意味かは知らないな」

マザーファッカー（Mother Fucker）は、ラップやヒップホップジャンルで使われる代表的なスラングの一つです。

ラップやヒップホップの楽曲をあまり聴かない人でも、言葉だけは知っているというケースは珍しくありません。

本記事では、マザーファッカーの概要や例文を解説していますので、最後まで読んで正しく使いこなしてください。

マザーファッカー（Mother Fucker）の意味とは？

ラップやヒップホップジャンルのアーティストが口にするマザーファッカー（Mother Fucker）とは、主に相手を口汚くののしるときに用いる言葉です。

もう少し具体的にいうと、くそ野郎やいやなやつ、この野郎といった意味を持った単語です。

もととなった英語表現のMother Fuckerをそのまま訳すと、マザー（母親）をファック（犯す）、すなわち母親とセックスする人という意味になります。

こちらの意味が転じて、上記のような行動をしてしまうほど臆病なやつ/いかれたやつを指す表現になったと考えられています。

マザーファッカー（Mother Fucker）の使い方や例文

マザーファッカーは、主にくそ野郎やいやなやつといった意味を持つことを説明しました。

次は、実際にどのような形で用いられているのかを解説します。

マザーファッカー（Mother Fucker）の使い方

ラップやヒップホップ界隈で使用されるマザーファッカーは、基本的に相手のマイナスな側面を言い表すために用いられます。

アーティストやファンの会話や文章では、以下のように用いられるのが通例です。

マザーファッカーを別の表現に言い換えて説明すると、下記のような文章になります。

マザーファッカーはくそ野郎やこん畜生といった意味を持つため、相手の行動や態度などへの不満を伝えたいときに用いるのが適切です。

ただし、自分や仲間を対象とするときには、最高にいかれたやつといったプラスの表現として使われることもあります。

マザーファッカー（Mother Fucker）の例文

使い方については先ほど解説しましたので、続いてはマザーファッカーの例文を紹介します。

歌詞中では、以下のように使用されています。

発音やリズムに合わせているためか、歌詞中では一部を縮めたマザファッカ/マザファカー/マザファッカーという表記が多い傾向にあります。

本記事を書くにあたって歌詞検索サービスで調査した限りでは、マザーファッカーという省略なしの表記になっている歌詞は少数派でした（2021年7月2日現在）。

マザーファッカー（Mother Fucker）の類語や言い換え表現

ここまでに、マザーファッカーの概要などを説明しました。

次は、どのような表現で言い換えられるのかを説明します。

マザーファッカーに対して類語や言い換えにあたる表現は、以下の通りです。

対象を侮辱するような表現ですので、くそ野郎に加えていやなやつなども類語として適切でしょう。

マザーファッカー（Mother Fucker）の対義語

類語は上記で紹介しましたので、次は対義語をみていきましょう。

マザーファッカーをくそ野郎などマイナスイメージの表現として使うのであれば、以下のような言葉が対義語として挙げられます。

イルやドープは相手のカッコよさを褒めたたえるときにおなじみの言葉ですので、相手をおとしめるために用いられるマザーファッカーの反対の意味といえます。

マザーファッカー（Mother Fucker）の英語表現と例文

日本語表現であるマザーファッカーについては、意味から使い方まで詳しく解説しました。

続いては、英語表現について、例文となる歌詞を交えながら使い方を紹介します。

マザーファッカー（Mother Fucker）の英語表現

マザーファッカーを英語に直すと、以下のような表現になります。

Mother Fuckerが基本にはなっていますが、微妙に異なる表記のものが数多く存在します。

MotherとFuckerをつなげたMotherfuckerや、MotherやFuckerの一部が省略されたり変化したりしたMothafucka、Mahfucker、Mofoなどが代表的です。

上記以外にも、Muhfuggah、Motherfugga、Motherfukkahなどスペルが微妙に違う表現がいくつもあります。

マザーファッカー（Mother Fucker）の英語表現の例文

マザーファッカーは、英語に直すとMother Fucker、Motherfuckerなどになることを説明しました。

上記以外にもさまざまなスペルの英語表現がありますが、ここではラッパーを含むアーティストたちの使用頻度が高いMotherfucker表記に絞って例文を紹介します。

Mother Fuckerはくそ野郎といった意味を持つ侮辱的な表現ですので、似たような意味や系統の言葉とよく一緒に使われています。

上記でいうと、Drakeの例はMother Fuckerと同時にDamnを、Eminemの例はdieをそれぞれ組み合わせて作り上げられた攻撃的な歌詞です。

また、繰り返し述べているように、ラップやヒップホップならではの感覚としてワルっぽさをカッコいいとする傾向があります。

この感覚にもとづいた特殊な例として、A$AP Rockyは自分に対していい意味でMother Fuckerを用いています。

マザーファッカー（Mother Fucker）のwikiまとめ

本記事ではマザーファッカー（Mother Fucker）というスラングについて、下記の内容を説明しました。

マザーファッカーは「母親とセックスする人」という意味が転じてくそ野郎、いやなやつといったことを表すようになった言葉です。

ラップやヒップホップのアーティストがよく用いますが、それはワルっぽさが高評価される文化とMCバトルのように相手をディスる文化が存在するため許されているからです。

歌詞として使用したりヒップホップファン同士で話したりする場合を除き、相手に向けて不用意に使わないように注意してください。

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