26歳という若さでこの世を去ったラッパーのMac Miller(マック・ミラー)の音楽や生い立ち、恋愛事情にフォーカスしてまとめました。
目次
マック・ミラーのプロフィール
出生名 | Malcolm McCormick |
アーティスト名 | Mac Miller(マック・ミラー) |
年齢 | 1992年1月19日-2018年9月7(26歳没) |
身長 | 170cm |
血液型 | 型 |
出身地 | アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 ピッツバーグ |
事務所 | |
レーベル | Rostrum Records |
インスタグラム | cloudywithachanceofawesome69 |
マック・ミラーの生い立ち
マック・ミラー(本名:マルコム・ジェイムズ・マコーミック)は1992年1月19日、ペンシルベニア州ピッツバーグに生まれます。
ユダヤ教徒として育てられたマック・ミラーですが「素晴らしい教育とアメリカンフットボール、そしてラクロスに触れるチャンスを確実に与えたい」という両親の意向でカトリック系の私立小学校に入学させられます。
マック・ミラーはミュージシャンとしては独学でしたが、6歳になる頃にはピアノ、ギター、ベースそしてドラムを演奏していました。
14歳の時にラップをはじめるのですが、それまでは歌手になりたがっていました。
多才な少年だったマック・ミラーですが、ピッツバーグにあるテイラーオルダーダイス高校に入学したあと、ヒップホップに全てを注ぎ込むことを決心します。
それまでは様々なスポーツや友人達のパーティーの誘いにも乗っていたのですが、この頃を境にヒップホップに没頭していくようになりました。
そして2007年、15歳の時にEasy Mac(イージー・マック)の名前で最初のミックステープを完成させます。
- キリスト教徒で建築家の父マーク・マコーミック
- ユダヤ教徒でフォトグラファーの母カレン・メイヤーズ
- 兄はミラー・マコーミック
マック ミラーの兄弟
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マック・ミラーの兄、Miller McCormick(ミラー・マコーミック)はグラフィックデザイナーです。
彼はマック・ミラーの全てのアルバムカバーをデザインしていました。
現在はロサンゼルスを拠点に活動しています。
マック・ミラーのファッション
マック・ミラーのトレードマークと言っても良いのが帽子です。
ツバの真っ直ぐなFlat Brim(フラットブリム)や昔ながらのツバの大きく丸まったDad Hat(ダッドハット)、アウトドア系ファッションには欠かせないBucket Hat(バケットハット)など様々なスタイルの帽子を見事に着こなしていました。
マック・ミラーの恋人はアリアナ・グランデ
Ariana Grande and Mac Miller have split up, but will be friends forever. 💞 pic.twitter.com/vTAIJMTgYM
— MTV (@MTV) May 10, 2018
マック・ミラーの恋人としてまず挙げられるのがアリアナ・グランデです。
二人の関係は2016年の8月から2018年の5月まで続きました。
アリアナ・グランデは彼女の楽曲Imagineの中でマック・ミラーのことを、マックミラーは彼の楽曲Cinderellaの中でアリアナ・グランデのことについて言及しています。
またアリアナ・グランデ以前に付き合っていた女性はノミ・リージャー(Nomi Leasure)です。
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この女性は中学生の時にマック・ミラーと交際をはじめ、その後二人は別れたり付き合ったりを2016年まで繰り返しました。
その期間は7年間にも及んでいます。ノミ・リージャーは現在はライター、ジャーナリストとして活動しています。
マック・ミラーがデビューするまで
マルコム・ジェイムズ・マコーミックは2009年までにマック・ミラーの名前で2つのミックステープをリリースします。
そして2010年、ピッツバーグヒップホップアウォーズの21歳未満の部門で最優秀賞、”Live Free”のミュージックビデオがベストヒップホップビデオを受賞します。
このことがきっかけとなってマック・ミラーは2010年の7月、インディーレーベルのRostrum Records(ロストラムレコーズ)と契約しました。
マック・ミラーの死因
2018年の9月7日、マック・ミラーはロサンゼルスのスタジオシティの自宅にて亡くなります。
彼が亡くなった日にはミュージックビデオの撮影が予定されていて、さらに10月にはツアーが始まろうとしていました。
検死官の発表によると、マック・ミラーの死因は薬物の過剰摂取(オーバードーズ)でした。
彼の体からはフェンタニル、コカイン、アルコール等が原因とみられる混合薬物中毒が確認されました。
マック・ミラーとドラッグ
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ドラッグの過剰摂取で亡くなったマック・ミラーですが、同世代の他のラッパーと同じように若い時から薬物を愛用していました。
2012年頃からプロメタジンを服用しはじめ、その後、lean(リーン)を使用するようになっていきます。
リーンはプロメタジンとコデインを含んでいる咳止めシロップと、スプライトなどの清涼飲料水を混ぜることで作られるドラッグで、単にsyrup(シロップ)やpurple drank(パープルドランク)と呼ばれることもあります。
2012年11月、自身のリアリティ番組の撮影前にマック・ミラーはプロメタジンの服用をやめます。
しかし2014年には日常的にドラッグを摂取するようになっています。この頃マック・ミラーはGrand Finaleという曲を作るのですが、のちに「俺が作る最後の曲になるはずだった」と語っています。
2015年の8月、マック・ミラーは「確実にそれまでより健康的になった」としながらも、「完全にドラッグをやめたわけではない」とビルボードのインタビューで語っています。
その後、2016年の10月までの3ヶ月間は一切ドラッグに手をつけなかったものの、2017年WMAマガジンにドラッグのことを質問された時には、「俺は自分がどんな情報をシェアしたがっていてどんな情報をシェアしたくないのか学んでいる最中なんだ」と言ってはぐらかしています。
マック・ミラーは生前、薬物中毒と鬱に苦しんでいることを様々なメディアで告白していました。
マック・ミラーの音楽の特徴
マック・ミラーのデビューした2010年代初頭はマンブルラップやクラブバンガー系楽曲の隆盛期でしたが、マック・ミラー自身の音楽は内省的・退廃的なリリックのものが目立ちます。
- Big L(ビッグ・エル)
- Lauryn Hill(ローリン・ヒル)
- Beastie Boys(ビースティ・ボーイズ)
- Outkast(アウトキャスト)
- A Tribe Called Quest(ア・トライブ・コールド・クエスト)
マック・ミラーのデビュー曲は「Smile Back」
マックミラーのデビュー曲はSmile Backです。2011年の9月23日にリリースされ、のちに彼のファーストアルバムBlue Slide Parkにも収録されています。
マック・ミラーの代表曲「The Way」
マック・ミラーの知名度を急上昇させたのはアリアナ・グランデの楽曲The Wayです。
この曲でマック・ミラーはフィーチャーされ、ポップスのリスナーにも広く認知されるようになりました。
彼自身の代表曲はSelf Care、Weekend、Objects In The Mirrorなどです。
マック・ミラーと仲の良かったラッパー
マック・ミラーと最も仲の良かったラッパーの一人としてウィズ・カリファが挙げられます。
ウィズ・カリファはマック・ミラーと同じくペンシルベニア州ピッツバーグ出身です。
マック・ミラーは5歳年上の彼を兄のように慕っていて、Hip HopDXの取材では
「ウィズ・カリファはこれまでの俺の音楽の中でずっと兄のような存在だった。そして俺たちの関係は音楽を超えたところにまで及んでいる。これからも俺が音楽を作ろうか作るまいが、彼は俺のホーミー(同郷の親友)だよ」と語っていました。
マック・ミラーの死が確認されたあと、等様々なラッパー・ミュージシャンが追悼のコメントを出したことからいかに多くの人々に愛されていたかが分かります。
- Post Malone(ポスト・マローン)
- Chance The Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)
- G-Eazy(ジー・イーズィー)
- John Mayer(ジョン・メイヤー)
- Lil Xan(リル・ザン)