デビュー作「Trap Queen」でビルボードチャート2位を記録し、圧倒的なスピードでメインストリームのトップに上り詰めたフェティ・ワップについてまとめました。
目次
Fetty Wap(フェティ・ワップ)のプロフィール
出生名 | ウィリー・ジュニア・マックスウェル II(Willie Junior Maxwell II) |
アーティスト名 | フェティ・ワップ(Fetty Wap) |
年齢 | 1991年6月7日(現在31歳) |
身長 | 185cm |
血液型 | |
出身地 | アメリカ合衆国ニュージャージー州パターソン |
事務所 | |
レーベル | RGF 300エンターテインメント アトランティックレコード |
公式サイト | http://fettywap.com |
御年31歳を迎えるフェティ・ワップことウィリー・ジュニア・マックスウェル IIはHIP HOPアーティストのトップで活躍している1人です。
2014年にリリースされた自身最大のヒット曲兼デビュー曲である「Trap Queen」から始まり、セルフタイトルアルバム「Fetty Wap」やフィフス・ハーモニーとのフィーチャリング曲「All in My Head (Flex)」など、短い間でヒット曲を量産してきました。
そのキャリアの中で、グラミー賞やMTVミュージックアワードなど、名だたる数々の賞を受賞・ノミネートし、自他ともに認められるトップアーティストとして君臨しています。
Fetty Wapの失われた左目
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フェティ・ワップのアイデンティティとして知られている左目は緑内障という病気によるものです。
高齢者になればなるほど発症する確率が高くなりますが、フェティ・ワップの場合は幼い頃に発症しました。
医者からも手の施しようが無いと言われ、左目は完全に失明してしまいました。
緑内障両目に発症しやすい病気であるにもかかわらず、幸いなことに左目のみに発症したため、片目の失明で済みました。
とはいえ、幼い頃からかなり苦労していて、インタビューでもあまり自身の目については語らないことが多いです。
生活の不自由さはもちろん、いじめ等にもあったことが推測できます。
しかし、今となってはチャームポイントとしても捉えられるようになり、フェティ・ワップを象徴する特徴で、同じ病気で苦しむ人々に勇気や希望を与えています。
Fetty Wapには子供が7人もいる
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フェティ・ワップは時代をリードするHIP HOPアーティストである反面、7人もの子供を抱える父親でもあります。
7人とは言っても同じ女性から7人ではなく、これまで交際関係や夫婦としての関係性に発展した女性との間にできた子供の人数です。
- アイディン・マックスウェル
- ザビエラ・マックスウェル
- アライヤ・グレース
- カリ・バービー・マックスウェル
そういった背景があったため、過去にはフェティ・ワップの子供と言われていた子をDNAテストしてみたら違ったなど、様々な憶測や話題を呼びました。
Fetty Wapのファッション
フェティ・ワップほどの成功者ともなると、ファッションもハイエンドブランドを着こなしてきます。
数あるハイエンドブランドの中でもGucci、Balenciagaは特に着ているブランドで、Tシャツやジャケット、パーカーなど、カジュアルに着る服装のときによく見かけます。
また、フェティ・ワップはスニーカーなどよりも比較的ブーツを履くことも多く、Timberlandを始めとして様々なブランドのブーツを履きこなしています。
Fetty Wapの車のコレクションが凄い!
フェティ・ワップは数多くの車をコレクションしていて、自身のSNSには所有している高級車が数多くアップされています。
- フェラーリ488 GTB
- マクラーレン720s Novitec
- GT-Rコレクション
バイクや四輪バギーといったモーター系の乗り物好きでPVやNetflixなどでも登場します。
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Fetty Wapが暴行容疑で逮捕
特に大きな問題なく順風満帆に人生を謳歌しているように見えるフェティ・ワップですが、全く問題が無かった訳ではありません。
実は2019年9月1日に暴行容疑で逮捕されています。
ホテルの従業員と口論になり暴行を加えた容疑で逮捕され、暴行を加えたことを自身で認めました。
上記以外にも、ドラッグレースで逮捕されたり、地元で自転車に乗っていたところ車にはねられ救急車で搬送されたりなど・・
「1738」の意味
フェティ・ワップの楽曲や聞いたり、ファッションを見たりしていると「1738」という謎の4桁の数字を目にすることがあります。
この4桁の数字の意味はフェティ・ワップが所属するグループであるレミー・ボーイズ(Remy Boyz)の名前の由来に関係しています。
レミー・ボーイズはフェティ・ワップの故郷であるニュージャージー州の友人モンティー(Monty)とピー・ダイス(P-Dice)で結成された音楽グループで、レミーマルタン 1738(Rémy Martin 1738)というお酒の名前の頭の文字がグループ名の由来とされています。
そのRemy Boyzを意味する数字としてお酒のナンバーである「1738」という数字が使われています。
Fetty Wapの音楽の特徴
フェティ・ワップの楽曲に共通する特徴はラップと歌を混同させたハイブリット性にあります。
これまで見てきた中でも出てきましたが、彼はこの2つのハイブリットスタイルに重きを置いて楽曲制作をしており、HIP HOPらしさを感じさせつつもポップスの要素も感じ取ることができます。
また、彼の音楽はトラップと言われるジャンルの中でもR&Bに寄ったカテゴリに属していて、中でもフェティ・ワップはメインストリームのトップを取った数少ないアーティストの1人として認知されています。
Fetty Wapのおすすめの曲
フェティ・ワップのおすすめの曲を紹介します。
フェティ・ワップのデビュー曲は「Trap Queen 」
デビュー曲である「Trap Queen」は「Trap=ドラッグを売る場所」の「Queen=女王」ということで、ドラッグの女性ディーラーを意味しており、フェティ・ワップ自身のそういった経験をもとに作曲されました。
特徴的な声質に心地の良いリズム感のビートが重なり世界中で人気を博した楽曲ですが、一見するとラブソング的なニュアンスのようにも見えるものの、実際はラブソングというわけではないとフェティ・ワップは述べています。
「Trap Queen」はデビューシングルにして最大のヒット作となり、ビルボードチャートでは2位を記録し、グラミー賞を始めとしたさまざまな賞にノミネートしました。
Fetty Wapの代表曲は「679 feat. Remy Boyz」
「Trap Queen」の他には「679 feat. Remy Boyz」もフェティ・ワップの代表的な作品として知られています。
「679 feat. Remy Boyz」はパーティの情景をもとに作られた曲で、レミー・ボーイズの2人とフェティ・ワップが入れ替わるようにして曲が展開されていきます(=パーティアンセム:Party Anthem)。
サビのキャッチーさと3人のバースの応酬からなる曲が展開されていく感じが特徴的な曲です。
Fetty Wapのおすすめの曲は「Wake Up」
これまでの2つの曲ももちろんおすすめですが「Wake Up」はこれまでの曲とは違った雰囲気を醸し出しているという点でおすすめしたい曲です。
「Wake Up」は自身の幼少期から学生時代の経験や成功を描いた曲で、フェティ・ワップの人となりが分かるような仕上がりになっています。
曲の雰囲気もフェティ・ワップの楽曲の中だと少し珍しい感じで、ピアノのバッキングが特徴的なゆったりとした曲調にトラップ特有のビートが相まり、適度なノリと落ち着きを同時に演出しています。
また、楽曲内ではドラッグ関連の話題とともにウィズ・カリファに関連した歌詞も入れ込んでいて「Wake Up」のリリース日を4月20日(マリファナ国際記念日)にするといった粋な演出もしています。
おすすめのフィーチャリング曲は「Lil Dicky – $ave That Money feat. Fetty Wap and Rich Homie Quan」
フェティ・ワップがフィーチャリングした楽曲も多肢に渡りますが、中でもおすすめしたのがリル・ディッキーの「$ave Dat Money」です。
「$ave Dat Money」はたくさんのお金を浪費している印象のあるHIP HOPアーティストの逆を行こうというコンセプトで出来た曲で、少しネタ感がありますが、曲自体はキャッチーで完成度が高く仕上がっています。
MVに関してもそのコンセプトが受け継がれていて、高級住宅街を練り歩いて15分だけMVのために家を貸してくれるか交渉したり、高級車を借りたりなど、お金を一切かけずに一流のMVを作るというコンセプトが話題を呼びました。
Fetty Wapの生い立ちからデビューまで
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幼少期からのハンディキャップとこれまで無かったスタイルへの挑戦
1991年6月7日にアメリカニュージャージー州パターソンで生を受けたのが、後のトップアーティストとなるフェティ・ワップです。
幼少期は目の病に悩まされ、それによって様々な苦労を幼少期から経験することになりました。
時が経ち高校にも通い始めるものの、途中で退学という形になり、誰もが想像するような学園生活や青春は送ってきませんでした。
2013年に入ると音楽に対する興味が沸き始め、そこからラップにのめり込んででいきました。
しかし、フェティ・ワップは自分らしさやこれまであまり無かった新しいことへの挑戦したいと感じていたため、途中からラップだけでなく歌唱の練習もスタートし「ラップ×歌唱」というスタイルにたどり着きました。
そういった経緯を経て、2014年にデビューシングル「Trap Queen」をリリースしましたが、リリース直後からヒットしたわけではなく、約1年越しで大ヒットすることになります。
Fetty Wapのデビュー後から成功までの道のり
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徐々に人気を博し遂にトップの座へ
2015年に入ると「Trap Queen」がSound Cloudを中心に段々と知れ渡っていき、ビルボードホット100のチャートで2位をマークするほどに成長していきました。
「Trap Queen」と同じくらいの時期に公開されていた「679 feat. Remy Boyz」や「My Way feat. Monty」といった代表作も人気を博していき、それらの代表作が収録されたファーストアルバム「Fetty Wap」がリリースされ、世界中から人気を博しました。
音楽へ興味を持ってから約2年でトップまで上り詰めたフェティ・ワップは、その後も続々とヒット作を連発し、「Jimmy Choo」や「Wake Up」といった人気作でさらに勢いづいていきました。
他のアーティストとのコラボレーションによって露出が増え、中でもフィフス・ハーモニーのフィーチャリング曲「All in My Head (Flex)」はアメリカの年間ビルボードチャートにランクインするほどの大ヒットしました。
2019年には8つものシングルをリリースしていて、音楽活動が活発で更にヒット曲を連発するという特徴があります。
Fetty Wapの名言
dont wait too long .. you might not ever get that chance again 👑
— FettyWap1738 (@fettywap) February 15, 2017
Fetty Wap
驚異的な速度で成長し、トップにまで上り詰めたカリスマ性を持っていると、1つ1つの発言にも重みが出てきます。
それは発言に気を付けなくてはいけないという側面を持つ反面で、たった1つの言葉で誰かを勇気づけることもできるポジティブな側面もあります。
そんなフェティ・ワップの名言は自身のSNSやインタビューでこれまでに数多く発信されています。
don’t get embarrassed when you fail, just learn from it 💯
— FettyWap1738 (@fettywap) February 23, 2017
Fetty Wap
invest in your future, forget your past🌴
— FettyWap1738 (@fettywap) March 6, 2017
Fetty Wap
Fetty Wapと仲のいいアーティスト
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- モンティー
- スティーヴ・アオキ
- クリス・ブラウン
- グッチ・メイン
- テイラー・スウィフト
フェティ・ワップほどビッグネームになれば、様々なアーティストとの交友関係を持っています。
スティーヴ・アオキやクリス・ブラウンなど、著名なHIP HOPアーティストやDJとも関わりを持っていて、フェティ・ワップが尊敬しているグッチ・メインもそのうちの1人です。
他にもテイラー・スウィフトのライブにゲスト出演したりなど、有名なポップアーティストともコラボを実現したりしていますが、やはり一番仲が良いのはRemy Boyzのメンバーで、特にモンティーとは楽曲でフィーチャリングすることも多いです。