1990年代のHIP HOP史に残る、最も影響力がある西海岸のラッパーが2Pacです。
HIP HOPが好きな人なら、名前を知らない人はいないでしょう。
2Pacの大ヒットアルバム「All Eyez on Me」は、リリースから10年以上たった今でも人気のアルバムです。
今回は、2Pacが有名になるまでの道のりや死因、東海岸のラッパーとして有名だったThe Notorious B.I.G.との関係について紹介します。
目次
2Pacの歴史
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2Pacは1971年に、ブラックパンサー党の党員だった、アフェニ・シャクールとビリー・ガーランドの間に生まれました。
貧困家庭で育ったため10代のころから窃盗や恐喝をしていて、警察のお世話になりながらも、ラッパーとしても活動していました。
最初のころ知名度はあまりありませんでしたが、大ヒットアルバム「All Eyez on Me」をリリースしたのが、有名になるきっかけとなります。
2Pacの最初はのラッパーネームは「MC New York」
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2Pacはラッパーとして活動し始めたころは「MC New York」という名前で活動していました。
知名度はなかったものの。現在でも有名なアメリカのHIP HOPレーベル「Digital Underground」から、最初の音源をリリースしたのが2Pacの原点です。
その後から音源をリリースしても知名度は上がらず、苦労に苦労を重ねて制作したアルバム「2Pacalypse Now」のリリースと共に、名前を2Pacに変更しました。
名前をMC New Yorkから2Pacへ変更後、女性蔑視のリリックなどが反響を呼び、Ice Cubeなどと並ぶラッパーの仲間入りを果たしたのが、有名になるまでの道のりです。
The Notorious B.I.G.と2Pacのビーフ
The notorious B.I.G. “Biggie” & 2pac #LosPutosAmos pic.twitter.com/yaNsasHXH9
— Guillermo Catalán (@GJC7_) August 25, 2013
2PacとThe Notorious B.I.G.の関係は深く、2Pacが有名になった後に、The Notorious B.I.G.を有名にするための手助けなどをしていました。
最初はお互い親友でしたが、The Notorious B.I.G.が有名になるにつれ仲違いをするようになり、2Pacが「Hit ‘Em Up」をリリースしたことで2人の関係は終わりを迎えます。
「Hit ‘Em Up」では2PacがThe Notorious B.I.G.のことを酷く罵っていて、同時にThe Notorious B.I.G.も東海岸で有名なラッパーだったことから、HIP HOP史上最大のビーフ「東西抗争」が勃発する原因となりました。
2Pacの死因
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東西抗争の最中、2Pacはマイク・タイソンの試合を観戦後に、何者かによって銃撃され、1996年にこの世を去りました。
この事件は様々な憶測が飛び交い、当時の有力な説ではThe Notorious B.I.G.のクルーのメンバーが2Pacを殺害したとされ逮捕されました。
しかし、当時犯人だとされていたギャングの潔白が証明され、この事件は迷宮入りして、現在でも犯人は捕まっていません。
この殺害事件で2Pacの壮絶な人生が終わり、東西抗争をより悪化させる原因となります。
The Notorious B.I.G.も翌年に殺害され、東西抗争は終結
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翌年の1997年には、The Notorious B.I.G.もパーティーの帰宅中に何者かに銃撃され、この世を去りました。
The Notorious B.I.G.を殺害した犯人も、2Pac殺害事件の犯人と同様に捕まっておらず、現在でもこの事件について様々な憶測が飛び交っています。
東西抗争を勃発させた2人のラッパー、2PacとThe Notorious B.I.G.が殺害されたことによって、西と東の争いは終わりを迎えました。
まとめ
No, we don’t know where Tupac is. #twitterversary
— CIA (@CIA) July 7, 2014
今回は2Pacの壮絶な人生や、The Notorious B.I.G.との関係を紹介しました。
2Pac殺害事件の犯人はまだ捕まっておらず、同時にThe Notorious B.I.G.を殺害した犯人も捕まっていません。
2Pacの死後も非公開の音源がリリースされ続け、現在でも2Pacの曲はHIP HOPファンを魅了し続けています。
また、2014年には2Pac生存説などが、ファンの間で話題になりましたが、この生存説はフェイクニュースという結末で終わりを迎えました。