NORIKIYO(ノリキヨ)は神奈川県相模原市出身のラッパーです。
一時は医者から「一生車椅子を覚悟して下さい」と言われながらも懸命にラップに取り組み復活を遂げました。
歯切れの良いラップとB-BOY心を鷲掴みする魂こもったライミングセンスで、今や日本HIP HOP界を代表するラッパーへと登りつめました。

目次
NORIKIYO / 俺達の唄 feat.MACCHO
尖りに尖ってた10数年前とは打って変わって大人になった二人のラッパーが現代に悩む人々を救済するようなリリックが印象的です。
「自分で生きる意味を決めなよという」リリックは、人生がつらくなった時に聞いてほしい一曲です。
それにしても随分大人になったNORIKIYOとMaccho。良い歳の取り方をしてる見本なので老若男女問わず聴ける曲になってます。
NORIKIYO / ロンリーロンリーロンリー feat.SAY
般若の奥さんのシンガーSAYを客演に呼んだ孤独を優しく包み込むような1曲です。
どうして生きてるんだろう?ってふと考える瞬間が誰にでもあります。
誰と居ても孤独で、それは俺にもわからないからこんな曲を書いてるんだと、誰にでもある孤独感を優しく癒してくれます。
最後にSAYの優しい歌声で締め括ります。それにしても綺麗で優しそうな奥様です。
NORIKIYO / コンビニ
2分42秒と短い曲で前編アニメーションで構成されてるMVです。コンビニを舞台に訪れる人の表面と本性を描いてます。
綺麗なママは裏で子供にDVとか立派な一戸建てに住む万引き依存症の主婦等、一癖も二癖もある人間がたくさん出てきます。
コンビニをフィルターにして人間の裏を暴く面白い作品です。
NORIKIYO / 山手線
盟友Ghetto Hollywoodの十八番の漫画が楽しめるMVです。
NORIKIYOは神奈川出身ですが東京を唄ってます。
終着駅のない山手線をメインテーマに電車に乗る人々をNORIKIYOの視点から唄ってます。
疲れた心と体にスーっと入ってくるリリックが良いです。
皆何かを抱えて山手線に乗って今を共有してます。
今日もぐるぐる回るというフックは通勤で山手線を使ってる全ヒップホップファン必聴です。
NORIKIYO / 支払いは満額で feat.BRON-K,OJIBAH
ライブで歌ったら盛り上がりそうなパーティーチューンです。
BRON-KとOJIBAHが客演です。
日常が少し覗けるMVで、NORIKIYOのBACK DJのDJ DEFLOも登場してます。
綺麗な御姉さん達とクラブで遊んだり、誰かの家で花札で遊んだりと楽しそうにヒップホップライフを過ごしてる風景が和みます。
欲望を解放してるリリックにも注目です。
NORIKIYO / It ain’t nothing like Hip Hop
2017年で割と新しい曲ですが、冒頭で「I’m back」と言ってます。
原点であるクラシックなビートに帰るラップでヒップホップ愛が詰まった曲です。
NORIKIYOの日常を見るとb-boyそのもので、最近流行りのトラップビートに乗っても大事な原点スタイルは忘れてないです。
自身の英語は中学生レベルと自己評価してますが、聴き手には全く違和感なく英語を混ぜてるように聴こえます。
バイリンガルな一面を再確認できる作品です。
NORIKIYO / Life Is Wonderful
終戦記念日にYouTubeにアップしたされたこの曲は日本国民として感慨深いものがあります。
世界情勢や戦争に対してのNORIKIYOの考え方が見える1曲で、撮影は廃墟らしき施設で行われてます。
人の歴史は野蛮だけど世界は愛に溢れてるじゃん!と平和をNORIKIYO流に訴えてる作品です。
NORIKIYO, RHYME&B & CALIMSHOT / 神奈川空中探訪 /
立ち振舞いからラップの技術まで、これからラップをしたい若い人のお手本になるMVです。
ビートにはこう乗るんだと言わんばかりの気持ちよいフローが耳に心地よいです。
客演の二人も素晴らしくカッコ良く、シンプルで日本の「音」をサンプルしたビートは3人のラップに見事にハマっています。
日本語ラップの原点回帰させてくれる1曲です。
それにしてもNORIKIYOはゴルフブランドのラコステが本当に好きですね。
NORIKIYO / DO MY THING
THE HIP HOPな1曲です。フッド愛、仲間愛を語ることはオーソドックスなラップスタイル、トラックもシンプルでこの頃の勢いあるNORIKIYOにピッタリハマってます。
映像もバックはグラフティ、ブレイクダンスとDJ ISSOのスクラッチとヒップホップ要素がふんだんに詰め込まれてます。
ラップがイケてないとここまでキマりません。「俺はやるべきことをやるだけ」とフックで唄ってますが、ヒップホップに対する覚悟が見受けられます。
に日本のヒップホップシーンに残るクラシックです。
NORIKIYO / 2 Face
BESが客演してる曲ですがこのバージョンではNORIKIYOのソロとなってます。
13年前に発表された曲ですが、未だにNORIKIYOのナンバーワンクラシックとしてこの曲を挙げる人が多くいます。
自身を「カス」と評する自虐が多く登場しますが、俺は俺だ、俺にしたがう、というリアルに今の現状と向き合いながらも、他の誰にも媚ずに生きていくという強い魂がこもった作品です。
そして当時収監されてたBESへの友情が垣間見れる素晴らしいソロです。
ちなみにサンプリングはbreakwaterのwork it outという曲をI-DeAが弾き直して作成してます。
爽やかなミッドダンスナンバーな原曲ぶっ壊してるあたり最高です。