Kダブシャイン(ケーダブシャイン)は1968年5月8日(現在55歳)生まれの渋谷区出身のラッパーで、通称Kダブ、こっちゃん、ビッグコッタ、渋谷のドンこと日本を代表する社会派ラッパーです。
Zeebra、DJ OASISと共に結成したキングギドラのリーダーであり、日本語ラップ黎明期である90年代から活躍するラッパーです。
リアルでストリート且つ固いライミングが特徴であり、セルアウトなポップなラップを嫌う傾向にあります。

目次
K DUB SHINE / 渋谷が住所
2003年12月リリースのセカンドアルバム「生きる」から衝撃的なタイトルの1曲です。
リリックもさることながら、Kダブのライミングセンスが光る1曲です。
自身のルーツを韻を踏みながらラップしてます。
渋谷が住所だとリッチな暮らしを想像しますが、決してそうではなく、リアルなストリートで過ごして来た半生が響く1曲になってます。
K DUB SHINE / 生きる
2000年12月リリースのアルバム「生きる」からのアルバムタイトル曲がこちらです。
シンプルで幻想的なビートに声がマッチしてます。
冒頭の「何故人は生きるのか」から始まり、戦争や人類等の壮大なトピックをリリックに込めたKダブ節満載の1曲です。
ビートもMVもアングラ感を出していますが、前向きなメッセージも込められてます。
K DUB SHINE / セントオブアウーマン〜夢の香り〜
2000年12月にリリースされた2枚目のアルバム「生きる」に収録されてる哀愁ソングです。
客演に平井堅を呼んで人気が高い1曲です。
未練が残るリリックが特徴的で、哀愁漂う失恋ソングに仕上がってます。
フックに入る平井堅のコーラスが悲しく儚げに唄い上げて曲を盛り上げてます。
失恋した時に聴きたくなる泣きの1曲です。
K DUB SHINE / 自主規制
2010年1月にリリースされたレーベル横断ベストアルバム「自主規制」の中の新録曲です。
汚職だらけの世の中に問題提起しており、世の中を斜め上から見ているリリシストKダブを見ることができます。
MVではリリックをバックにラップしていて、リリックを目に見えて楽しめる1曲に仕上がってます。
K DUB SHINE / ラストエンペラ
1997年12月にリリースされた記念すべきファーストソロアルバム「現在時刻」に収録され、シングル化もされてる佳作です。
Kダブと言えば「自分が自分であることを誇る」というフレーズが有名ですが、この曲のフックから生まれました。
フック以外がほとんど漢字で作成されており、Kダブの教養の高さが窺えます。
K DUB SHINE vs. Zeebra / ソンはしないからStreet Dreamsしときな
2007年6月に配信限定でリリースされた1曲です。
こちらはZeebraのSTREET DREAMSのトラックが使用されてるバージョンです。
ユニセフとWFPの呼び掛けにより、厳しい生活下で生きる子供達の為に製作された映画のKダブ的応援ソングです。
日本の未来を背負って立つ子供達に向けたメッセージが込められてます。
この曲のリリックでも「すぐ俺に言え」と言ってます。
K DUB SHINE / 天国と地獄.
2000年6月にリリースされたセカンドシングルです。
トラックとラップが非常に好相性でかっこいい1曲です。
昔からのファンならフックの「天国と地獄 忘れられた記憶」で合唱ぜずにはいられない名曲です。
押韻がまた渋く、ギラギラした攻撃的なリリックが痺れる日本語ラップクラシックです。
K DUB SHINE / 凶器の桜
2002年に公開された窪塚洋介主演の日本映画「凶器の桜」のテーマ曲です。
この映画でKダブは音楽も監修しています。
映画のテーマと共に大和魂溢れる自身の代表曲です。
戦争に負けてからアメリカ化してる日本の人達に日本人としての誇りを再確認させてくれる曲で、映画のエンドロールで使われています。
日本人なら聴いておきたい1曲です。
K DUB SHINE / 1 THREE SOME
ヒップホップ界には様々なBEEFが度々勃発しますが、2004年に勃発したKダブVS故DEV LARGEによるBEEFは日本海ラップ界に残る名勝負です。
ほんの誤解から始まったBEEFはDEV LARGEから仕掛けてますが、Kダブはすぐに返しを出しました。
「で・ぶ・ら・じ」の頭文字に沿ってDISするこの曲は歴史に残る見事なアンサーDISソングです。
K DUB SHINE / Save The Children
2009年9月にリリースされたミニアルバム「SAVE THE CHILDREN」に収録のタイトル曲です。
この曲の「殴られてそうな子供がいたらすぐ俺に言え」という何とも頼もしいリリックが物議を醸し出しました。
子供を守りたい気持ちが詰まって、世間に問題提起する1曲に仕上がってます。
ちなみに最後には「お前が行け」になります。