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【幻覚効果】マジックマッシュルーム代わりになる合法成分は?

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幻覚作用のある毒きのこ、マジックマッシュルームとは

マジックマッシュルームとは、幻覚作用のある毒きのこの俗称になります。

薬物として乱用されている主なマジックマッシュルームは「ミナミシビレタケ」や「アイゾメヒカゲタケ」を乾燥させたものです。

有効成分に「シロシビン・シロシン」という麻薬成分を含み、感情や知覚などに作用して摂取すると多幸感や視覚の歪みといった「トリップ感」を体験できます。

マジックマッシュルームはメキシコでは古代から宗教儀式に使われ、近代ではLSDと共にサイケの原動力として使用されていた幻覚剤です。

しかし、知覚や感情を麻痺させる効果があり、摂取することで危険な事故を起こす可能性があるため、現在は日本をはじめとした多くの国で違法薬物に指定されています。

それでは、マジックマッシュルームの有効成分や歴史について詳しく解説していきます。

有効成分の「シロシビン・シロシン」を含むきのこ類

マジックマッシュルームの有効成分「シロシビン・シロシン」は、インドールアルカロイドという幻覚剤の一種です。

幸福感をつかさどる脳の中枢神経である「セロトニン」の受容体に作用し、多幸感や神秘体験などの効果をあらわします。

「シロシビン・シロシン」はLSDに近い成分構造を持ち、作用も似ていることから、向精神薬に関する条約で規制されている物質です。

依存性がなく、うつ病や禁煙に対する治療効果を期待できるため、各国で臨床試験が進められています。

メキシコで古代から宗教儀式に使われてきた歴史を持つ

メキシコではマジックマッシュルームを神聖なものとして、シャーマンなどの宗教儀式に使用してきました。

きのこを食べた効果によって見るものは「宗教体験」であり、話す言葉は「神の言葉」であると信じられ、信仰されているのです。

こうしたマジックマッシュルームへの信仰は、古代アステカ帝国の時代から現在も一部の原住民の間で続いています。

LSDと共にサイケの原動力とされていた。

1950年代に、マジックマッシュルームはLSDなどと共にサイケの原動力とされていました。

LSDを合成・発見した科学者「アルバート・ホフマン」がマジックマッシュルームの幻覚成分「シロシビン・シロシン」を特定したことで知名度が上がり、栽培が豊富に行われるようになったのです。

また、1960年代にはLSDが規制されるようになったため、LSDの代わりとしてマジックマッシュルームが流行しました。

しかし、1971年にマジックマッシュルームの有効成分である「シロシビン・シロシン」に関する規制ができたため、マジックマッシュルームも各国で違法薬物として指定されていきブームが収束します。

マジックマッシュルームの危険性は?どんな効果があるの?

マジックマッシュルームを食べると、約15〜60分の間感情や知覚、肉体にさまざまな作用が現れます。

危険性や詳しい効果について確認していきましょう。

① 感情的作用

マジックマッシュルームを摂取すると、多くの場合は多幸感を伴います。

有効成分の「シロシビン・シロシン」はポジティブな気分になる、多弁になるなどの効果があるため、うつ病や依存症に対する治療に用いられる物質です。

身体的依存性はないものの、大麻と同じような精神依存性があると認められています。

② 知覚的作用

マジックマッシュルームを摂取すると、以下のような知覚的作用があらわれます。

  • 視覚や聴覚の歪み、色彩が豊かに見える
  • 皮膚感覚や聴覚が過敏になる
  • 目を閉じたときに何らかの模様のようなものが浮かび上がる

マジックマッシュルームはLSDの作用に近いと例えられますが、視覚的な変化はLSDを上回ると言われています。

③ 肉体的作用

マジックマッシュルームを摂取すると、以下のような肉体的作用があらわれます。

  • 脱力感
  • 吐き気、悪寒、腹痛
  • 瞳孔の拡大

肉体的作用は摂取後1時間程度でおさまることが多いです。

ただし、摂取量が多い場合は上記のような作用が強く出たり、長く続いたりすることがあります。

④ バッドトリップに入ることも

マジックマッシュルームを食べると、多くの場合は多幸感を感じます。

ただし、周囲の状況や体調、気分によってバットトリップに入ることも珍しくありません。

ネガティブな気分から抜け出せなくなり「死ななければ」という思い込みで、事故に繋がったケースもあるほどです。

また、マジックマッシュルームを食べてから2週間から4ヶ月後に、飲酒やストレス・睡眠不足や薬物の摂取が引き金となってフラッシュバックが起きることがあります。

フラッシュバックとは、マジックマッシュルームを食べたときの幻覚や精神作用が再び現れることです。

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【違法】日本でマジックマッシュルームは合法ではありません。絶対ダメ

日本では2002年にマジックマッシュルームを違法薬物に指定しています。

また、強い精神作用によって死亡事故が起きているため、絶対に食べないように注意してください。

注意
本記事はTHCH規制前に執筆された記事となります。令和5年7月25日に、厚生労働省はTHCHを「指定薬物」として指定する省令を公布しました。省令の公布の日から起算して10日を経過した日(令和5年8月4日)に施行されます。施行後は、THCHを含む製品について、医療等の用途以外の目的での製造、輸入、販売、所持、使用等が禁止されています。

キマるならTHCHが一番おすすめ

マジックマッシュルームの代わりになる合法なものとして、キマりたい人にはTHCHが一番おすすめです。

合法でありながらTHCと同じような精神作用があり、さらにその強度は約25倍と言われています。

THCには多幸感やハイになる作用があり、五感が研ぎ澄まされる効果を期待できます。

ただし、幻覚作用はないため、お酒や他のカンナビノイドと摂取して効果を上げて楽しみましょう。

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リラックスするならCBDがおすすめ

マジックマッシュルームの代わりになる合法なものとして、リラックスしたい人にはCBDがおすすめです。

CBDは「ハイになる、キマる」というよりも、落ち着いてリラックスすることができます。

寝る前や「ゆっくりしたい」などのシーンの利用が向いています。

また、ドンキホーテなど店頭で購入できる場所も多く、入手しやすいという点が大きなメリットです。

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マジックマッシュルームの代わりになる合法なもの

マジックマッシュルームは日本では違法の薬物です。

マジックマッシュルームの代わりになる合法なものを紹介していきます。

THCH

THCH(テトラヒドロカンナビヘキソール)とは、大麻に含まれるカンナビノイドのことです。

THCの約25倍の強度を持つと言われています。

現在は違法成分に指定されました。

THCHの効果
  • 多幸感、リラックス感、ハイテンション、マンチ
  • 睡眠作用、抗不安作用、鎮静作用

幻覚作用はないものの、多幸感やハイテンションなどマジックマッシュルームに共通する精神効果を持ちます。

また、五感に作用するため食べ物を美味しく感じたり、映像や音楽がいつもより良く聞こえたりする効果も期待できるでしょう。

CBD

CBD(カンナビジオール)とは、大麻に含まれる有効成分「カンナビノイド」のひとつです。

THCと違い精神活性作用や依存性がないため、2023年4月現在は日本でも合法となっています。

  • リラックス感、ストレス軽減
  • 睡眠作用、抗不安作用、鎮静作用

マジックマッシュルームのような幻覚作用やキマる作用はないものの、リラックス効果があり日本でも人気のある成分です。

マッドハニー

マッドハニーとは、ネパールやトルコで採取される幻覚作用を持つはちみつのことです。

シャクナゲの花に含まれる植物毒「グラヤノトキシン」を有効成分に含みます。

天然のはちみつであるため、2023年4月現在は日本でも合法です。

マッドハニーの効果
  • 精神活性効果、幻覚作用によるトリップ感
  • リラックス感、睡眠作用、鎮痛作用

マジックマッシュルームと同じく幻覚作用があり、現地の人々の宗教儀式に使われています。

ただし、毒性があるため食べ過ぎると中毒症状が現れます。

アカシア(相思樹)

沖縄などに自生しているアカシアの木の根には、DMT(ジメチルトリプタミン)という幻覚成分が含まれます。

世界最強のドラッグと呼ばれる「アヤワスカ」にも同じ成分が含まれているため、多幸感や幻覚作用といった効果を期待できるでしょう。

日本ではDMTは違法薬物ですが、アカシア茶などのお茶に関しての規制は特にありません。

ただし、DMTを摂取することや抽出することを目的としてアカシア茶を加工・販売すると処罰の対象となるため注意が必要です。

アジサイ

アジサイには幻覚成分「麦角アルカロイド」が含まれます。

大麻やマジックマッシュルーム、LSDなどに近い効果を得られると言われているものの、日本では特に規制されていません。

ただし、アジサイには牽牛子(ケンゴシ)と呼ばれる下剤効果のある生薬成分が含まれます。

また、品種によって毒が含まれるため、摂取することでお腹を壊したり、中毒になったりする可能性があります。

クサノオウ

クサノオウに含まれる「ケリドリン」は、モルヒネに似た中枢神経抑制作用を持つアルカロイドのひとつです。

古くから薬草やアヘンの代用品として使われてきました。

しかし、毒性が強く頭痛や悪心、めまいなどの副作用があり、現在では薬草として使われることはほとんどありません。

クサノオウの毒による死亡事故も起きているため、クサノオウの摂取はやめておきましょう。

チョウセンアサガオ

チョウセンアサガオには、LSDに近い有効成分「スコポラミン・アトロピン」が含まれています。

幻覚作用や強い精神作用があり、ハイな状態やバッドトリップに入ることも多いようです。

毒性が強く、腹痛や下痢、意識障害などによる死亡事故も起きているため、摂取しないように気をつけましょう。

ペヨーテ(鳥羽玉)

ペヨーテは、MDMAに似た成分である「メスカリン」を含むサボテンです。

幻覚作用や精神作用があり、メキシコの宗教儀式などに使用されてきました。

日本でも気軽に購入できますが、日本で売られているペヨーテには「メスカリン」などのアルカロイドはほとんど含まれていません。

マジックマッシュルームが合法な国

マジックマッシュルームは日本では違法ですが、合法の国もあります。

マジックマッシュルームが合法な国は以下のとおりです。

規制内容
スペイン完全に合法
チェコ共和国マジックマッシュルームの胞子は合法、40本以下の所持、栽培は軽罪として罰金がある
オランダマジックトリュフ(菌核)は合法、マジックマッシュルームは違法
オーストリア非犯罪化、販売は違法

 

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