RYKEY × ANARCHYビーフの原因と結末
RYKEY DADDY DIRTYとANARCHYのあいだには、2018年と2022年の二度にわたるビーフがある。1回目は、暴行を受けたとするRYKEY側の配信でANARCHYの周辺への関与がほのめかされたことが発端で、漢 a.k.a. GAMIの仲裁を経て、最終的に自作自演だったという結論で収束した。2回目はMCバトルの記者会見での名指しから始まり、約2か月で双方が終結を宣言している。本記事では、確認できた事実だけを時系列で整理する。
この記事でわかること
- 2018年12月に何が起き、ANARCHYの名前がどう出てきたのか
- 漢 a.k.a. GAMIがどのように仲裁し、どういう結論が発表されたのか
- 1回目のビーフで、当事者が「自作自演」と語った内容の範囲
- 2022年のBATTLE SUMMITをめぐる2回目のビーフの経緯
- 「ワンパンで倒した」という発言の扱いと、確認できていない部分
- 2026年8月時点での両者の状況
よくある疑問と、短い答え
検索して真っ先に確認したい項目だけを、1行ずつ先に置いておく。根拠と詳細は、それぞれ対応する章で扱う。
| 疑問 | 短い答え | 補足 |
|---|---|---|
| 何回ビーフがあった? | 2018年と2022年の2回 | いずれも和解で終わっている |
| 1回目の発端は? | 2018年12月2日、暴行を受けたとするRYKEY側の配信 | ANARCHY主宰レーベルの周辺への言及があった |
| ANARCHYは関与した? | 本人が完全に否定、関与を裏付ける情報は確認できていない | 該当章で詳述 |
| 1回目はどう決着した? | 漢 a.k.a. GAMIの仲裁を経て、自作自演だったと発表された | 該当章で詳述 |
| 2回目の発端は? | 2022年8月24日のBATTLE SUMMIT対戦発表記者会見での名指し | 該当章で詳述 |
| 楽曲でのディスはあった? | いずれの回もなし | 応酬は配信とライブMCに限られた |
| ワンパン発言は本当? | 真偽は確認できていない | ANARCHY側から明確な言及がない |
| 今も続いている? | 2022年10月以降、新たな応酬は確認できていない | 該当章で詳述 |
※上表は2026年8月時点で確認した内容です。暴行の有無および当事者の主張の真偽について、当編集部は判断を示しません。
CHAPTER 01 / SECTION 01RYKEYとANARCHYのビーフとは|二度の対立の要約
この2人のあいだには、2018年と2022年の二度のビーフがある。いずれも楽曲でのディスには発展せず、配信とライブMCでの応酬にとどまった点が共通している。まず全体像を先に置く。
| 項目 | 1回目(2018年) | 2回目(2022年) |
|---|---|---|
| 発端 | 暴行を受けたとするRYKEY側の配信での言及 | MCバトルの対戦発表記者会見での名指し |
| 争点 | 暴行事件へのANARCHY周辺の関与の有無 | バトルへの参加をめぐる批判 |
| 応酬の場 | インスタライブとSNS | 記者会見・ライブMC・インスタライブ |
| 第三者の関与 | 漢 a.k.a. GAMIが仲裁 | 漢 a.k.a. GAMIとD.Oが言及 |
| 期間 | 約2週間 | 約2か月 |
| 決着 | 自作自演だったと発表され和解 | 双方が終結を宣言 |
| 楽曲でのディス | なし | なし |
表のとおり、二度とも作品での応酬に行かないまま終わっている。ヒップホップのビーフとしては珍しい型であり、この点がこの一件の特徴になっている。
この記事で使う用語|ビーフ・仲裁・ディス・タイマン
本文で繰り返し出てくる4語を先に定義しておく。いずれもヒップホップの文脈で意味が変わる語である。
仲裁とは、対立する当事者のあいだに第三者が入って収拾を図ることを指す。ヒップホップでは、双方から信頼される先輩格のラッパーがその役を担うことがある。
タイマンとは、一対一で向き合うことを指す俗語である。本記事では当事者の発言としてのみ登場し、当編集部が暴力を推奨する趣旨ではない。
4語のうち「仲裁」が、この一件を理解する鍵になる。二度とも当事者だけで完結せず、第三者が入ることで形が決まっている。
CHAPTER 02 / SECTION 02【1回目】2018年12月の暴行事件をめぐる対立
1回目のビーフは、2018年12月2日の早朝、RYKEYが血の付いた状態でインスタライブを行ったことから始まった。配信のなかで集団から暴行を受けたと語り、あわせてANARCHYが主宰するレーベルの周辺への言及があったと報じられている。
配信でRYKEYは、暴行を受けた理由について、自身の私生活をめぐる報道があったにもかかわらず音楽活動が順調であることを面白く思わない者の仕業だという趣旨を語ったと報じられている。そのうえで、犯人像として次のように述べた。
この発言は、ANARCHYが主宰するレーベル「1% ONEPERCENT」の周辺を指すものとして受け取られた。配信では唾奇やBAD HOPの名前も挙がっており、対象が特定の1人に絞られていたわけではない。ただしRYKEY自身、同日中にANARCHYと唾奇は無関係だとする趣旨の発信も行ったと報じられている。
翌日以降、ANARCHYは関与を明確に否定した。
ANARCHYの否定によって、対立の構図は「関与の有無」そのものへ移った。事態が大きくなるなかで、次章で扱う仲裁が入ることになる。
CHAPTER 02 / SECTION 03漢 a.k.a. GAMIの仲裁|鎖GROUPでの対面と自作自演の発表
1回目のビーフを収めたのは、双方と親交のある漢 a.k.a. GAMIの仲裁である。自身の事務所である鎖GROUPで、RYKEYとANARCHYが直接会って話し合う場が設けられた。
この対面の後、RYKEYと漢 a.k.a. GAMIがインスタライブを行い、そこで結論が発表された。
発表された結論は、この一件がRYKEY自身によるプロモーションのための自作自演だった、というものである。あわせてRYKEYは、暴行を受けたこと自体を否定し、被害届を提出しない意向を表明したと報じられている。
この発表で示された内容を、項目ごとに整理すると次のようになる。いずれも当事者と仲裁者による説明であり、外部機関による認定ではない。
| 項目 | 発表された内容 |
|---|---|
| 事件の位置づけ | プロモーションのための自作自演 |
| ANARCHYの関与 | なし |
| 被害届 | 提出しない意向を表明 |
| 和解の形 | RYKEYが一発殴られ、ブレスレットを渡したと本人が説明 |
| 楽曲でのディス | 行われていない |
表のとおり、発表内容は事件の存在そのものを取り消すものだった。和解の具体的な形について、RYKEY本人は次のように語っている。
この説明により、暴行事件をめぐる対立そのものが存在しなかったという形で一件は収束した。ただし当編集部は、自作自演という発表内容が事実であるかどうかについて独自の裏付けを持たない。発表があったという事実のみを記載する。
この件を書くうえで最大の落とし穴が、自作自演という結論をそのまま事実として断定することである。発表されたのは当事者と仲裁者による説明であり、警察の捜査結果でも報道機関による認定でもない。「自作自演だった」と書くのは簡単だが、それが事実でなかった場合、記事は加害者の存在を消したことになる。書けるのは「そういう発表があった」までだ。もう一点、この記事は当初、1回目の発生日を12月8日としていた。当時のSNS投稿を追うと配信は12月2日であり、仲裁者の登場も同日である。日付が2週間近くずれると、時系列そのものが別物になる。ビーフ記事では、当事者の発言以上に日付の照合が重要になる。
CHAPTER 03 / SECTION 04【2回目】2022年のBATTLE SUMMITをめぐる対立
2回目のビーフは、2022年8月24日に行われたMCバトル「BATTLE SUMMIT」の対戦発表記者会見が発端である。この場でRYKEYがANARCHYを名指しで批判した。1回目の和解から3年半後のことである。
きっかけは、同年5月のイベントでRYKEYがBATTLE SUMMITへの参加表明とあわせて、戦いたい相手としてANARCHYを指名したことにある。しかし8月の記者会見で発表されたRYKEYの1回戦の相手はベルであり、ANARCHYは大会に出場しなかった。この点への不満が、会見での批判につながっている。
大会そのものについては、開催前に次のように報じられていた。
日本のMCバトル史上最大の規模感で行われる
KAI-YOU「賞金1000万円 BATTLE SUMMIT 記者会見レポート」1回戦の対戦カードは会見で発表され、RYKEYの相手はベルと決まった。上記の発言は、ANARCHYの楽曲のタイトルを踏まえたものだった。RYKEYはこの会見でANARCHYとAKLOの2名を名指ししたと報じられている。ANARCHYもライブのMCで反応し、その様子がSNSで拡散されたことで話題が広がった。
約2か月での終結|楽曲に行かないまま収束
2回目のビーフは、勃発から約2か月で双方から終結が宣言された。10月23日、ANARCHYがフェス「THE HOPE」のライブMCでビーフの終結を宣言し、翌24日にはRYKEYがInstagramのストーリーズで一緒に曲をやろうと呼びかけている。
この間、漢 a.k.a. GAMIとD.Oも配信で言及するなど波紋は広がっていた。それでも、双方が楽曲でディスを行うことは最後までなかった。1回目と同じく、作品での応酬には至らないまま収束している。
CHAPTER 03 / SECTION 05ワンパン発言の扱い|確認できていることと、できないこと
2回目のビーフのなかで最も話題になったのが、RYKEYがインスタライブで語った「ワンパンで倒した」という趣旨の発言である。過去に一対一で向き合い、自分が相手を倒したという内容だった。
この発言では、同席していた友人にも同意を求める場面があり、その友人が明確に否定しなかったことでSNS上での話題が広がったと報じられている。ただし、同意を求められた側が肯定したかどうかまでは確認できていない。
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 発言があったこと | 確認できる(配信の記録として拡散された) |
| 発言の内容 | 過去に一対一で向き合い、自分が相手を倒したという趣旨 |
| ANARCHY側の見解 | 明確な言及は確認できていない |
| 第三者の裏付け | 確認できていない |
| 当編集部の判断 | 真偽の判定は行わない |
2回目のビーフはANARCHY側から真意が語られないまま終結したため、この発言の真相は現在も確認できていない。なお、1回目の和解の際に一発殴られたとRYKEY自身が語っている点とは別の出来事として語られている。
CHAPTER 04 / SECTION 062回のビーフの比較|発端・仲裁・決着の違い
2回のビーフは、発端も期間も違うが、決着の型は似ている。どちらから追うかを決めるために、論点ごとの違いを整理した。
| 論点 | 1回目(2018年) | 2回目(2022年) | 裏付けの状況 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 発端 | 暴行を受けたとする配信での言及 | MCバトルの記者会見での名指し | 双方とも記録が残っている | きっかけの違いを知りたい人 |
| 争点 | 事件への関与の有無 | バトルへの参加をめぐる批判 | 1回目は当事者の発表のみ | 事実関係を追いたい人 |
| 第三者 | 漢 a.k.a. GAMIが仲裁に入った | 漢 a.k.a. GAMIとD.Oが言及するにとどまった | 報道および配信で確認できる | シーンの力学を見たい人 |
| 期間 | 約2週間 | 約2か月 | 時系列で確認できる | 展開の速さを比べたい人 |
| 決着 | 自作自演だったと発表され和解 | 双方が終結を宣言 | いずれも当事者の発表 | 終わり方の型を知りたい人 |
| 楽曲での応酬 | なし | なし | 確認できる | 作品として聴きたい人には不向き |
比較して見えるのは、1回目は第三者が場を作って決着させ、2回目は当事者だけで収めたという違いである。一方で、どちらも楽曲に行かなかったという点は共通している。この2人のあいだのビーフは、最後まで音源として残らなかった。
CHAPTER 04 / SECTION 07現在の状況|2022年10月以降の両者
2026年8月時点で、両者のあいだに新たな応酬は確認できていない。2022年10月の終結宣言以降、この2人に限った対立の再燃は確認できていない。一方で、当事者それぞれの状況は当時から変わっている。
| 項目 | 確認できている状況 |
|---|---|
| 両者の関係 | 2022年10月の終結宣言以降、新たな応酬は確認できていない |
| 共作 | 一緒に曲をやろうという呼びかけはあったが、実現は確認できていない |
| RYKEYのバトル | 2024年8月14日の「BATTLE SUMMIT II」に出場したと報じられている |
| RYKEYのその後 | 2023年以降、舐達麻やBAD HOPとのあいだで別の対立が報じられている |
| RYKEYの逮捕報道 | 2024年に複数回、逮捕されたと報じられている(いずれも本記事の対立とは別件) |
| ANARCHY | この件に関する新たな言及は確認できていない |
RYKEY側については、この件の後も別の相手との対立が複数報じられている。2023年には舐達麻およびBAD HOPとの三つ巴の対立が報じられており、この2人のビーフとは別の系統として展開している。
逮捕に関する報道もあるが、いずれも本記事が扱うANARCHYとの対立とは別件であり、有罪が確定するまで犯罪者と断定しない立場から、本記事では詳細に立ち入らない。この項目は状況が変わりうるため、確認日を明記して運用している。最終確認は2026年8月13日である。
CHAPTER 05 / SECTION 08本記事で扱わないこと
この件については、裏付けの取れない情報がネット上に多く流通している。当編集部が意図的に扱わないものを、理由とともに明示する。
| 扱わない事項 | 理由 |
|---|---|
| 暴行事件の加害者が誰であったかの特定 | 捜査結果も報道機関による事実認定も確認できていないため |
| 自作自演という発表が事実かどうかの検証 | 当事者の発表以外に裏付けを持たないため |
| ワンパン発言の真偽 | 一方の発言のみで、相手側の見解も第三者の裏付けも確認できていないため |
| 第三者の薬物使用を示唆する発言 | 裏付けのない他者の犯罪の示唆にあたり、名誉毀損のリスクがあるため |
| 一般ユーザーのSNS投稿による論評 | 匿名アカウントの投稿は出典として扱わないため |
| どちらが勝ったかという評価 | 一方への加担になるため、編集部は勝敗を判定しない |
表の6項目に共通するのは、いずれも関心を持たれやすい一方で、確認できる一次情報が存在しないという点である。この一件は、当事者の発表が二転三転した経緯があるため、とくに慎重な線引きが必要になる。
この記事が向いていないケース|真相を確定させたい人
結局のところ何が本当だったのかという結論を求めている人には、この記事は向かない。1回目については当事者自身が事件そのものを否定しており、外部から検証する手段が残っていないためである。
また、楽曲としての応酬を聴きたい人にも成果がない。この2人のあいだでは、二度のビーフを通じて一度もディス曲が発表されていない。その場合は、楽曲での応酬が実際に行われた他のビーフを追うほうが目的に合う。
CHAPTER 05 / SECTION 09RYKEYとANARCHYのビーフに関するよくある質問(FAQ)
この件への検索で繰り返し現れる疑問は、暴行事件の真相、自作自演という結論の意味、そしてワンパン発言の3方向に集中している。確認できている範囲で回答する。
CHAPTER 05 / SECTION 10まとめ|二度とも曲に行かなかったビーフ
2018年12月2日、RYKEYが血の付いた状態でインスタライブを配信し、集団から暴行を受けたと語った。そのなかでANARCHYが主宰するレーベルの周辺への言及があり、ANARCHY側は関与を完全に否定した。
事態が大きくなるなか、漢 a.k.a. GAMIが仲裁に入り、鎖GROUPの事務所で両者が直接会った。その後の配信で、この一件はRYKEYによる自作自演だったと発表され、被害届も提出されなかったと報じられている。和解の形として、RYKEY本人は一発殴られてブレスレットを渡したと語っている。
3年半後の2022年8月、MCバトルの記者会見でRYKEYがANARCHYを名指しで批判し、二度目のビーフが起きた。約2か月で双方から終結が宣言され、RYKEYは共作を呼びかけている。この2人のあいだでは、二度のビーフを通じて一度もディス曲が発表されなかった。
この記事の要点
- 1回目の発端は2018年12月2日、RYKEYがインスタライブで暴行を受けたと語り、ANARCHY主宰レーベルの周辺に言及したこと
- ANARCHYは関与を完全に否定、関与を裏付ける情報は確認できていない
- 漢 a.k.a. GAMIが仲裁に入り、鎖GROUPの事務所で対面、その後の配信で自作自演だったと発表された
- 和解の形について、RYKEY本人は一発殴られブレスレットを渡したと語っている
- 2回目の発端は2022年8月24日、BATTLE SUMMIT対戦発表記者会見でのANARCHYとAKLOへの名指し
- 2回目は約2か月で終結、10月23日にANARCHYがライブMCで宣言し、翌24日にRYKEYが共作を呼びかけた
- 二度のビーフを通じて楽曲でのディスは一度も行われておらず、2026年8月13日時点で新たな応酬も確認できていない
— Djtube 編集部 / 2026.08
※本記事は、当事者が公の場で発信した内容と、それを報じた媒体で確認できた事実のみを記載しています。暴行事件については捜査結果も報道機関による事実認定も確認できていないため、加害者の特定および自作自演という発表の真偽について、当編集部は判断を示しません。逮捕に関する記述は伝聞形とし、有罪が確定するまで犯罪者と断定していません。確認日:2026年8月13日。


