Djtube./slide no. 30595
ARTIST WIKI山梨フリースタイル

PONEYナイスパニックの意味と48時間ラップの歩み

PONEY / NICE PANIC
年齢
41歳1985年4月23日生まれ
身長
非公開
本名
非公開
出身地
山梨県甲斐市
学歴
—
結婚・配偶者
既婚妻はサキイさん
逮捕歴
—
MBTI
ENFP

PONEY(ポニー)は、山梨県甲斐市出身のラッパー、ビートメイカー。B-BOY PARK 2011の優勝、妻と巡った47都道府県ストリートライブ、48時間を超えるラップのギネス世界記録など、フリースタイルを軸に活動を広げてきた。以前はPONY名義で作品を発表していた。

口癖のナイスパニックは、混乱さえ前向きに受け取ろうとする言葉だ。ただ楽観的なだけではなく、音源をどう届けるか、失敗した挑戦をどうやり直すかを考え、人の力も借りながら実行してきたところに、PONEYの歩みがある。

CHAPTER 01 / SECTION 01PONEYのプロフィールと旧名義

PONEY 基本データno. 30595
本名
非公開
アーティスト名
PONEY旧名義PONY
生年月日
1985年4月23日
出身地
山梨県甲斐市
身長
非公開
血液型
非公開
MBTI
ENFP(推定)Djtube編集部の見解
兄弟・姉妹
—
ユニット
—元stillichimiya
所属
松生プロダクション
レーベル
松生プロダクション
最大の実績
48時間1分10秒のラップギネス世界記録認定
学歴
—
結婚・配偶者
既婚妻はサキイさん
子供
—
逮捕歴
—

旧名義PONYの作品と、改名後のPONEYの作品は、同じ人物の活動だ。PONY名義でフルアルバム2枚とシングル2枚を発表した後、2020年6月17日に改名後初のアルバム「ナイスパニック」をリリースした。「—」は記載できる情報が揃っていない項目で、不存在を意味しない。

フリースタイルでは、相手の言葉へ答えるバトルだけでなく、日記のように日々をラップする活動もある。音源制作も継続しており、世界記録の人という肩書きだけで作品を捉えるには幅がある。

CHAPTER 02 / SECTION 02PONEYの生い立ちと山梨へ戻った理由

最初に買ったCDはB’z「LOVE PHANTOM」

ニートtokyoで、子供のころの音楽を話すインタビュー。家では両親の影響でサザンオールスターズや松任谷由実を聴いていた。自分で初めてCDを買ったのは10歳のときで、B’zの「LOVE PHANTOM」だった。

好きだったドラマ「X-ファイル」の主題歌を家でも聴き、ドラマの世界を味わいたかったという。最初からヒップホップ一筋だったわけではなく、身近な音楽と映像への関心が先にある。

17歳でラップを始めた

晋平太のチャンネルで、ナイスパニックや自身の歩みを話す映像。PONEYがラップに入ったのは17歳のころ。地元のNAIKIとKTYが主催するイベントへ友達に誘われ、出演するラッパーを見て、自分ならもっと面白いものができると感じた。

その後はKTYと曲を聴かせ合い、フリースタイルをするようになった。最初から生計を立てる算段があったというより、クラブで出会うラッパーへ延々と仕掛けるほど、ラップそのものにのめり込んだ。晋平太もPONEYを、東京でフリースタイルを続けるライバルと評している。

20歳で上京し、震災後に山梨へ

20歳のころに上京し、東京では無料案内所で働いたこともある。2011年の東日本大震災は本人に大きな衝撃を与え、音楽を聴くことさえ辛い時期があったという。その後、活動の場を再び山梨へ移していった。

戻る理由を、本人は山梨に結界を張るためとも表現している。富士山が噴火するかもしれないという話を聞き、地元へ帰ろうと考えたという本人なりの語りだ。噴火の予測や、結界の効果を説明するものではない。どこに住むかは、そのとき自分がやりたいことに合わせたいとも話している。

2020年7月には、ハルサメというリスナーが甲州弁版の発売を喜び、見た途端に購入したと投稿していた。地元の言葉も、山梨を身近に感じる聴き手へ届くきっかけになった。

CHAPTER 03 / SECTION 03PONEYの妻とナイスパニックという言葉

妻サキイさんが支えた転機

妻はサキイさん。咲希依(さきい)という名前でも紹介されている。PONEYは、ファーストアルバム発表から改名までの間に辛い時期があり、結婚が音楽と私生活の両方で大きな転機になったと話してきた。

47都道府県の旅でも、妻は同行してカメラを回した。自分だけで生活しているわけではないからこそ、全国を回る構想を相談したところ、面白そうだと背中を押してくれた。世界記録への再挑戦にも、妻や仲間への感謝がある。

ナイスパニックはどこから生まれた?

きっかけは、PONEYが主催していたイベント「サンデイパニック」。それまで甲府で見たことのなかったサイファーが生まれている光景に感動し、ナイスパニックなんだけど、と口にしたことから広がった。

パニックという言葉を、混乱して困る場面だけへ閉じ込めない。嬉しい驚きや、人が集まって何かが起こる状況も含め、前向きに使える言葉として本人は説明している。ナイスパニック株式会社の設立や、アルバムの題名にもつながった。

2023年5月にも、PONEY本人はナイスパニックという言葉を添えて発信していた。曲の題名にとどまらず、日々の活動を伝える言葉にもなっている。

CHAPTER 04 / SECTION 04PONEYのMBTIを編集部が考える

Djtube編集部は、ENFPを一つの仮説として挙げる。本人の公表した診断結果ではなく、公開された企画や発言に基づく推定だ。

全国ツアーでは、音源を出してもライブが数か所しか決まらないという悩みに対し、アルバムを持って自分から全県へ行く方法を考えた。ギネスへの挑戦でも、配信記録が残らない失敗を経て、スタッフや企業の協力を求めてやり直している。思い付きを人とのつながりへ広げ、別の形で試す行動から、この型を選んだ。

ただし、大きな企画を続けるには日々の準備と反復も要る。表舞台での明るさや挑戦の数だけでは、外向性や生活上の判断の仕方は確定しない。ENFPという見方は、粘り強い実務を軽く扱う理由にはならない。

CHAPTER 05 / SECTION 05PONEYとstillichimiyaの関係

同郷のムーブメントとの出会い

stillichimiyaの「やべ〜勢いですげー盛り上がる」を収めた、りんご音楽祭2018の映像。PONEYのソロ曲ではなく、関わりのあった山梨のムーブメントを知るためのライブだ。

中心となるのは田我流、MMM、Mr.麿、Big Ben、Young-Gの5人。田我流、MMM、Mr.麿がラップ、Big Benがラップとトラック制作、Young-Gがラップ、DJ、トラック制作を担う。2004年10月12日の市町村合併で一宮町が笛吹市になることへの反対が、結成の背景にある。単なるヒップホップクルーより、ムーブメントという呼び方を選んできた。

PONEYはKTYに誘われてYoung-Gのスタジオを訪ね、メンバーと知り合った。一時は自身も参加し、メンバーを親戚の兄のような存在と話している。

2009年に離れた理由

stillichimiyaがMary Joy Recordingsへ所属する2009年が、PONEYが離れた時期にあたる。当時東京で活動していたPONEYは、幼なじみとしての結び付きと音楽活動をはっきり分けたいと考えたという。

本人は、わだかまりがあったわけではなく、その後も仲がよいと説明している。脱退という言葉だけから、不仲や絶縁へ話を広げるのは違う。

CHAPTER 06 / SECTION 06PONEYが妻と巡った47都道府県

2020年、新宿から始めた121日間

2020年6月20日、新宿駅南口から始まったストリートライブの記録。同日の「ナイスパニック」ダウンロード・配信解禁に合わせ、アルバムを自分の足で全国へ届ける企画だった。漢 a.k.a. GAMI、LIBRO、U-mallow、DA-Dee-MIXも初回のライブに参加した。

曲を作っても十分に広められないという思いから、ストリートライブを行い、その様子をSNSやYouTubeに載せる方法を考えた。妻と2人で車を使ったツアーは、6月20日から10月18日の最終公演まで121日間。妻は9月13日の那覇で47都道府県を回り切ったと報告しており、全県到達と甲府でのフィナーレは別の節目だった。旅は山梨日日新聞でも紹介された。

車両トラブルや整備の負担を考え、自家用車ではなくトヨタレンタリース山梨の車を借りた。「ナイスパニック」のラッピングを施した車で移動し、妻が撮影、PONEYがラップとDJを担った。

甲府駅北口歴史公園でのフィナーレ

2020年10月18日、地元・甲府駅北口歴史公園で迎えた最終公演の映像。旅の途中にはトラブルもあり、多くの人との出会いもあった。アルバムを持って自分から会いに行くやり方が、次の共作にもつながっていく。

CHAPTER 07 / SECTION 07PONEYのギネス世界記録と映画

36時間をラップしても認定されなかった2回

36時間の挑戦で、開始から35時間を経過したころを収めた本人チャンネルの映像。B-BOY PARKで日本一になった後、次は世界一を考えたこと、コロナ禍で沈んだ地元を元気にしたかったことが、挑戦の動機にあった。

2021年9月の1回目は、当時、12時間を超えるYouTubeライブのアーカイブを残せず、認定につながらなかった。同年12月の2回目も、申請の準備中に他のラッパーが36時間36分へ記録を延ばしたため、世界記録にはならなかった。ラップを続けた時間と、証拠が認められて記録になることは別だった。この経緯は「激レアさんを連れてきた。」でも紹介された。

3度目は48時間1分10秒

2023年4月22日から24日、東京・江東区で3度目の挑戦を行い、48時間1分10秒のラップがギネス世界記録に認定された。支えてくれた妻や仲間に報いたいという思いで、目標を36時間から48時間へ引き上げた。

龍角散を舐めるなど喉の痛みに対処しながら続けた長い挑戦だが、休憩を全く取れない競技という説明は正確ではない。本人は後のインタビューで、1時間につき5分の休憩が認められ、最初の挑戦ではその理解が足りず、食事やトイレの最中もラップしていたと説明している。

映画「48 Hours of LIFE」へ

挑戦を支えた仲間の存在も映像へ残したいという思いから、ドキュメンタリー映画の制作が進んだ。クラウドファンディングには、目標100万円を超える142万3,500円が集まった。

「48 Hours of LIFE」は、制作決定やDVD化の予定が伝えられた段階を経て、2024年の本人インタビューでは配信中の作品として紹介されている。過去の支援募集を、今も受け付けている告知として扱うものではない。

QUOTEDno. 305952023.04.23

誰かを応援できることは
自分も元気をもらえる
PONEYさんの挑戦に感謝🎀

ゆら⋈ yura(X、2023.04.23)

QUOTEDno. 305952023.04.24

PONEY48時間達成したああああ!!

HARUMAKI(X、2023.04.24)

CHAPTER 08 / SECTION 08PONEYのラップスタイルと楽曲

PONEY「THIS WORLD IS YOURS」

PONEYの「THIS WORLD IS YOURS」のMV。聞き取りやすい言葉と心地よいフロウ、前へ進もうとするリリックは、バトル以外の音源にも通じる特徴だ。即興の長さだけではなく、言葉を相手へ届かせることを軸に聴きたい。

PONEY「kawaru」

改名後初のアルバム「ナイスパニック」の収録曲。これからの活動への意欲と、過去への反省、変わりたい自分への言葉を一つにしている。

LYRICkawaru/PONEY
やるしかないって事なんてない 自分で選んできたこのlife 一体どこにあるんだ 答えは結果出すため必死にこらえた

やるしかないという逃げ場のない言い方を、冒頭で否定する。今の生き方は自分で選んだと捉え直すための言葉であり、単に苦しさを押し隠す前向きさではない。結果を出すまでこらえたという後半が、その選択の重さも残している。

PONY「SUKIKATTE feat. DOGMA, 漢 a.k.a. GAMI, LIBRO」

BLACK SWANから発表した「PONY EP」の収録曲。DOGMA、漢 a.k.a. GAMI、LIBROとマイクをつなぎ、題名通り好き勝手にラップする。PONEYが憧れていたLIBROとの共演でもあった。

LYRICSUKIKATTE feat. DOGMA, 漢 a.k.a. GAMI, LIBRO/PONY
他にいなくね? こんな生き方 てな事ばっか するのがラッパー

他にはいない生き方をすることを、ラッパーという役割と結び付けている。大きな肩書きの説明より先に、何をして生きるかを差し出す短い自己紹介だ。

PONEY「ジーザスウォーク feat. 梵頭, 裂固 & MC SNOW」

岐阜のHIKIGANE SOUNDから梵頭、裂固、MC SNOWが参加。47都道府県の旅での出会いとセッションから生まれた曲だ。落ち着いたトラックと、耳へすっと入る言葉の組み合わせに、旅で人とつながった経験が重なる。

LYRICジーザスウォーク feat. 梵頭, 裂固 & MC SNOW/PONEY
どこにいるかより誰といるかで変わる世界 さあもうすぐ夜明け

場所ではなく一緒にいる人で世界が変わる、という対比が曲の核になる。全国を巡ることを土地の数だけで数えず、そこで誰に出会ったかへ置き直す言葉だ。夜明けという結びも、出会いの先を見ている。

PONEY & 亮主桂「ON THE FLOOR feat. takeisme」

「ON THE FLOOR」を公式配信で聴く

2026年9月30日発売の共同名義作品。動画は公式配信のプレビュー版で、全曲は公式配信から聴ける。亮主桂は、PONEY自身のビート制作の別名義。配信ではPONEYと亮主桂を並記し、takeismeを客演に迎えている。同年には亮主桂との「Summerr Shine」、句潤も加わる「クリティカル」も発表。自分でビートを作る活動と、他のラッパーとの共作が並行している。

LYRICON THE FLOOR feat. takeisme/PONEY & 亮主桂 feat. takeisme
ぐちぐち言うより踊って笑う

不満を口にし続けることと、踊って笑うことを並べ、体を動かす方へ誘う。難しい問題が消えると言い切るのではなく、まず一歩を出すための言葉として読める。ここでは共同曲全体の短句として扱い、個別の担当バースや実生活の事実へは結び付けない。

制作の幅が広がった一作が、2025年12月21日発売の5thアルバム「元氣ガ出ルALBUM」だ。全13曲の大半を、本人が亮主桂名義で作ったビートで構成している。2026年10月26日時点では、ST-LOWを招いた「イロハニホヘト」を10月28日に発売する予定も告知されている。

CHAPTER 09 / SECTION 09PONEYのバトルと交流のあるラッパー

だーひー対PONEY、UMB 2019

UMB 2019 GRAND CHAMPIONSHIPの1回戦、だーひーとの対戦。PONEYのバトルは、聞き取りやすさ、リズムを保つ力、相手の言葉への返答が軸にある。声を荒らげて相手を押すだけではなく、ビートの上で会話を続けるような応酬が持ち味だ。

CHEHON対PONEY、Red Bull 韻 DA HOUSE 2021

Red Bull 韻 DA HOUSE 2021、決勝大会ベスト8の対戦。CHEHONがラバダブの運びや自身の曲を交えるのに対し、PONEYもCHEHONの「みどり」を使って返した。レゲエとヒップホップという分類を越えて、その場の言葉を拾う力が見える。

CHEHONの宅麻伸へかけるライムに対し、PONEYは好きに言われてもよい、自分と相手と周囲との間で楽しむのだという姿勢を示した。2ラウンド目は互いに攻撃的な言葉が増え、上から目線に聞こえたならと応じつつ自分のスタンスを譲らなかったPONEYが勝利した。

QUOTEDno. 30595

恥ずかしいとか馬鹿らしい まあ強いて言うならだるがり でもラガな想いを描くマシーン マジで宅麻伸よりたくましい

CHEHON/Red Bull 韻 DA HOUSE 2021

QUOTEDno. 30595

いいぜ 胸なら貸します 好きにやる 言いたい放題言われてもOK 俺の楽しみ方は君と君と俺とあいつの間でナイスパニック

PONEY/Red Bull 韻 DA HOUSE 2021

QUOTEDno. 30595

ダサい即興ならやりたくないし 甘い罠には俺にはハマらない しゃばいしゃばい口だけのクソガキ

CHEHON/Red Bull 韻 DA HOUSE 2021

QUOTEDno. 30595

ごめんね上から目線に聞こえて 仕方ねえ これは俺のスタンス

PONEY/Red Bull 韻 DA HOUSE 2021

地元から全国へ広がった交流

交流があるのはstillichimiya、HIKIGANE SOUND、晋平太、漢 a.k.a. GAMI、LIBRO、句潤、RYKEY DADDY DIRTY、OJIBAH、NAIKA MC、呂布カルマ、カルデラビスタら。旅やバトル、作品制作がそれぞれ接点になっている。

とくにカルデラビスタとは古くから親交があり、PONEYは敬意を込めてカルさんと呼んでいる。漢 a.k.a. GAMIとはBLACK SWANからのリリース以降、イベントでも共演してきた。憧れだったLIBROと「SUKIKATTE」で共演できた喜びも話している。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA