Djtube./slide no. 1548
ARTIST WIKIGIFUHIP HOP

泰斗 a.k.a. 裂固岐阜から広げる、韻と音楽の道

TAITO A.K.A. REKKO / PROFILE
年齢
29歳1997年6月24日生まれ
身長
—従来の紹介に差あり
本名
塚田泰斗つかだたいと
出身地
岐阜県揖斐川町
学歴
池田町立池田中学校高校には進学せず
結婚・配偶者
—
逮捕歴
—
MBTI
INFP編集部推定

泰斗 a.k.a. 裂固(たいと・エーケーエー・れっこ)は、岐阜県出身のラッパー。第9回高校生RAP選手権の初出場初優勝や、「フリースタイルダンジョン」の2代目モンスターとして知られる。2023年にはKOK2022を制し、本名の泰斗を加えた名義で再出発した。

硬い押韻と、言葉をビートへはめ込む力が持ち味だ。一方で、生活の迷いや自分への問いも曲にする。HIKIGANESOUNDで育んだ地元とのつながりを持ちながら、映画主題歌やFuma no KTRとの共同制作へ、表現の場を広げている。

CHAPTER 01 / SECTION 01泰斗 a.k.a. 裂固のプロフィールと改名の理由

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泰斗 a.k.a. 裂固の基本情報no. 1548
本名
塚田泰斗(つかだたいと)
アーティスト名
泰斗 a.k.a. 裂固
生年月日
1997年6月24日
出身地
岐阜県揖斐川町
身長
—
血液型
—
MBTI
INFP(編集部推定)
兄弟・姉妹
兄・妹(過去の紹介)
ユニット
HIKIGANESOUND
所属
JCC TOKYO
レーベル
JCC TOKYO(近年の本人作品)
最大の実績
第9回高校生RAP選手権・KOK2022優勝
学歴
池田町立池田中学校/高校には進学せず
結婚・配偶者
—
子供
—
逮捕歴
—

1997年6月24日生まれ。2025年の白鶴酒造による出演者紹介では、出身地は揖斐川町とされている。大垣はサイファーを主催し、ラップを磨いた場所だ。出生地と活動の拠点を分けると、岐阜での歩みが分かりやすい。

本名の塚田泰斗は、以前からのプロフィールで紹介されてきた名前。身長は従来の紹介に170cm、2018年時点で171cmという差があり、過去の本人の返答として170cm未満とも伝えられている。現在の測定値を示す資料ではないため、表の数値は空欄にしている。

2023年1月30日、日本時間の深夜に、本人はXで「泰斗a.k.a裂固」への改名を発表した。あまり好きではなかった本名も、意味を調べるとよい名前だと気づき、加えるタイミングをうかがっていたという。裂固を捨てる改名ではなく、本名とこれまでの名を並べる再スタートだった。

本人による改名の発表/公式X

CHAPTER 02 / SECTION 02家庭、学校、寿司店の仕事

過去の生い立ちの紹介によると、池田町立池田中学校に通い、当初は友人の影響で般若などを聴いていた。学校で特に目立つ存在というわけではなく、ヒップホップも好きな音楽の一つだったという。

家庭は両親と兄、本人、妹の5人。中学2年のころ、父親の多額の借金を背景に両親が離婚し、母親が3人の子どもを育てる生活になったと伝えられている。食事のおかずにも困る時期があり、高校進学を断念して働いた。2016年のKAI-YOUの取材紹介にも、経済的な理由で進学せず、週6日働いていたことが記されている。

働いたのは、池田町の100円回転寿司店「一休さん」。以前の紹介は、親の経営する店ではなく、友人の紹介で入った仕事と説明している。週6日の勤務で得た給料のほとんどを母へ渡し、妹への経済的な支援もしていた。

母親の精神面の病気を支えていたことも、当時の家族についての紹介にある。現在の病状を示す話ではない。2022年4月1日の中日新聞には、ヤングケアラーとしての経験を語る取材が掲載された。困難な家庭環境から生まれる表現もあるという、以前の発言と合わせて読むと、生活をラップへ変えてきた背景が見えてくる。

CHAPTER 03 / SECTION 03輪入道のライブから高校生RAP選手権へ

ラップを始めたのは15歳のころ。友人に誘われて観た輪入道のライブで、丸20分にわたるフリースタイルに心を動かされたことがきっかけと紹介されている。最初は2MCのユニットで活動し、約半年後に解散してソロへ移った。

自ら大垣駅のサイファーを主催し、曲やライブだけでなくバトルで腕を磨く。2015年、18歳で出場したUMB愛知予選では、呂布カルマを破って注目を集めた。

高校生RAP選手権のオーディションには、それ以前に2度落選している。出場資格がある最後の年、18歳で挑んだ第9回は、800人を超える応募者からオーディションをトップで通過。2016年4月2日、大阪の本戦へ初めて進んだ。

スカパー!が公開する、第9回のLick-Gとの決勝映像。当時は前回王者のLeon a.k.a. 獅子や16歳のLick-Gに注目が集まっていたが、裂固が決勝を制して初出場初優勝を果たした。この決勝を歴代の名勝負に挙げるファンもいる。

CHAPTER 04 / SECTION 04音源デビューとダンジョン、KOK優勝

ニートtokyoによる、高校生RAP選手権後の変化を語るインタビュー。優勝後は月に数本だったライブが、年間100本を超える規模へ増えたと所属事務所も紹介している。

優勝から約3か月後の2016年7月20日、HIKIGANE SOUNDからデビュー作「AUTOMATICFUN」を発表。自主制作CDは1500枚を完売した。2017年の「Keep On Runnin’」を経て、2018年3月7日に初のフルアルバム「TIGHT」、2020年には2作目「omniverse」を発表している。

2017年には「フリースタイルダンジョン」の2代目モンスターに選ばれた。従来の番組紹介では、初代モンスターのT-Pablowの推薦があったと伝えられている。ラップを始めるきっかけだった輪入道と、同じチームで挑戦者を迎え撃つようになった。

2023年1月開催のKOK2022 GRAND CHAMPIONSHIP FINALでも優勝。16人が出場し、Zeebra、漢 a.k.a. GAMI、ERONE、FORKらが審査した大会で、準決勝はSILENT KILLA JOINT、決勝はMOL53と対戦した。以前の大会紹介には、MOL53側にSILENT KILLA JOINTやS-Kaineらがつく一方、裂固は一人で臨んだ様子も記されている。

決勝を紹介した文章では、会場の豊洲PITとユートピアを結びつける言葉や、ターンテーブルに重ねた韻が印象的な場面として挙げられた。客席の熱狂を伝える記述はあるが、観客全員の評価や審査票まで一律だったことを意味するものではない。

KAI-YOUによる優勝後のインタビュー映像。決勝そのもののノーカット映像とは異なり、勝利を受けた本人の言葉を知る入り口になる。

CHAPTER 05 / SECTION 05HIKIGANESOUNDと地元、共演者

岐阜・柳ヶ瀬を軸に活動するHIKIGANESOUNDは、裂固の出発点を語るうえで欠かせないクルーだ。以前は梵頭、人義、飛兎、HARDVERK、MCアルカイダ、めっせんじゃ、MC SNOW、sky’C’、裂固の9MCとして紹介され、16歳で加入したとされていた。当時の構成であり、現在の全在籍者数を示すものではない。

特に兄のように慕うと紹介されたHARDVERKは、後にVAAKへ改名している。岐阜で柳ヶ瀬フリースタイル、HIGHRHYMES、口喧嘩祭などを重ねてきた活動は、全国へ出てからも地元を意識する姿勢につながった。

2022年のクルー作品「NINE BULLETS」では「B-BOY STANCE」やICE BAHNとの「街の鼓動」に裂固の作詞クレジットがある。2024年の「サンクチュアリ feat. 伝説建設」にも参加。2026年の「Rhyme Juice」収録「柳ヶ瀬ブルース」は、正規歌詞に本人のパートが明記され、故郷を離れた人にも再び会いに来てほしいという言葉を置いている。

2026年のICE BAHN「SURFACE」では、VAAK、梵頭とともに「WRANGLER」へ参加した。クルー名義であっても全員がすべての曲を歌うわけではない。「GOOD LUCK」はVAAKと句潤、「火種 feat. CHOUJI」は梵頭、MC SNOW、CHOUJI、人義の作詞が記載されている。

以前の交流紹介では、輪入道を自身のイベントへ招き、高校生RAP選手権で戦ったOZworld a.k.a. R’kumaとはツアーを回った。知史、DJ YUU、KEN THE 390らとの共演も紹介されてきた。対戦だけで終わらない関係が、音源やライブにつながっている。

かつて岐阜に残る理由には、地元を重んじるクルーと家族の存在を挙げていた。その後の「INTERVAL」では上京後の生活を歌っているため、現在も岐阜だけを拠点にしていると捉えるのは正確ではない。場所が変わっても、地元を題材にする曲は続いている。

CHAPTER 06 / SECTION 06改名後の作品と現在の活動

2021年にソロ活動でJCC TOKYOへ所属。2023年1月30日の「RUN THIS WAY」と改名を経て、2024年には新たな制作チームによるプロジェクトを始めた。「POLAR EXPRESS feat. Ashley」「KEEP IT REAL」「Don’t Look Back」を重ね、2025年1月10日にはポチョムキン、瑛人との映画主題歌「Be Myself」を発表した。

2025年1月17日の「New Beginning」は9曲、7月4日のDeluxe版は12曲。後者にはFORKを加えた表題曲のリミックス、「INTERVAL feat. Fuma no KTR」、「RUN THIS WAY」の2025年リマスターなどが入る。曲数が増えただけでなく、客演や版の違いも聴きどころだ。

2025年12月19日には、Fuma no KTR、WAZGOGGとの共同名義で6曲入り「RHYME & FLOW」を発表。「REAL CHASER」やRy-laxを迎えた「INTERVAL」のリミックスを収録した。2026年はSUTEZENIとWAZGOGGの「Lazy Boy」に参加し、1月28日のシングルに続き、8月19日のアルバム「WAZZENI」にも収録されている。

共演の幅も広い。2025年はEDEN KAIとの「Last Chance」、めっせんじゃの「生きるにはいい日だ」に参加。ZIMAの企画「苑/en Hood」ではpekoのビートに32小節を書き、岐阜から這い上がる気持ちを込めたと本人がコメントしている。バトルでは2024年の「フリースタイル日本統一」でチーム東海として優勝するなど、音源制作と並行して活動してきた。

CHAPTER 07 / SECTION 07ラップの特徴とMBTIの編集部推定

語尾の韻を固く重ね、細かな拍に言葉を置くのが裂固時代からの強み。輪入道の影響を受けつつ、勢いだけで押さず、メロディーを取り入れる曲も作ってきた。夢や努力を扱う姿勢に加え、近年は他のシンガーや異なるビートへの応答からも作風が見える。

MBTIは編集部の仮説としてINFPを候補に挙げる。「Be Myself」の本人パートでは、格好をつけることと本音の間を振り返り、「REAL CHASER」では他者との比較より、自分の経験を書き留める姿勢を示す。自分の価値観を問い直し、それを言葉にする作品の選択を根拠にした推定だ。

ただし、歌詞の語り手と日常の性格は同一ではない。仲間とのセッションや即興性を重視する面からENFPという読みも可能で、タイプの確定には至らない。これは本人の公表タイプではなく、家族の事情や健康状態から推定したものでもない。

CHAPTER 08 / SECTION 08代表曲と共同制作を聴く

Keep On Runnin’

2017年1月6日に先行配信され、「フリースタイルダンジョン」の登場曲としても知られた、裂固名義の代表曲。ここでは、2018年3月7日の「TIGHT」版を正規提供したフル音源を紹介する。BEAT奉行が作曲を担当した。

タイトルの走り続けるという言葉を、後年の「RUN THIS WAY」と並べてたどれる。初期の作品から改名後へ進む入り口になる一曲だ。

HIKIGANE SOUND公開の旧MVはこちら。上の映像はアルバムの正規音源で、MV版とは掲載形式が異なる。

Coast to Coast feat. 輪入道

2018年の「TIGHT」に収録された輪入道との共演曲。NexTone提供の正規音源で、両者が詞を、Vackhadowが曲を手掛けている。

15歳のころにライブを観てラップを志した相手と、自分の作品を作るまでになった。その関係を知って聴くと、バトルのチームメイトという説明だけでは見えないつながりが分かる。

RUN THIS WAY

改名を発表した2023年1月30日の曲。こちらは当時の正規提供音源で、2025年のリマスター版とは分けて紹介する。作詞は本人、作曲にはBEAT奉行も名を連ねる。

LYRICRUN THIS WAY/泰斗 a.k.a. 裂固
つべこべ言う前にまずは動け

バトルの知名度を自覚しながら、音源への厳しい評価も歌の中へ入れる。走るという決意の前に、怖さや迷いも置くため、ただ強がるだけの再出発にはならない。

New Beginning (feat. CHICO CARLITO & FORK) (Remix)

2025年7月のDeluxe版に収録。CHICO CARLITOとの原曲へFORKが加わったリミックスで、NAOtheLAIZAがリミキサーを担当する。本人公式チャンネルのMV。

LYRICNew Beginning (feat. CHICO CARLITO & FORK) (Remix)/泰斗 a.k.a. 裂固
信じるテメーの選んだ道

本人の最初のバースからの引用。迷路や旅の比喩の後へ、自分で選ぶという基準を置く。3人の声が並ぶ曲でも、泰斗の再出発を示す視点がはっきりしている。

Be Myself

2025年1月10日発表、映画「雪子 a.k.a.」の主題歌。泰斗、ポチョムキン、瑛人の共同名義で、GuruConnectがプロデュース。MVも映画の草場尚也監督が手掛けた。

LYRICBe Myself/泰斗 a.k.a. 裂固, ポチョムキン, 瑛人
下手くそでも我武者羅に歌うだけ

これは泰斗のバースの言葉。うまく振る舞おうとして失敗する自分を認め、歌うことへ戻る。瑛人のボーカルやポチョムキンのラップと響き合うが、三者のパートはそれぞれ異なる。

REAL CHASER

2025年9月17日の共同シングルで、「RHYME & FLOW」にも収録。Fuma no KTR、泰斗、WAZGOGGの共同制作で、MVはFumaの公式チャンネルが公開している。

LYRICREAL CHASER/Fuma no KTR, 泰斗 a.k.a. 裂固, WAZGOGG
綴った歌詞が自分を写す鏡

泰斗のパートは、情報の多い社会を走る感覚を、自分の足や身体を使った比喩で描く。ネット上の姿より、書いた言葉と経験を自分の基準にする曲として読める。

INTERVAL (feat. Ry-lax) (Remix)

2025年12月の「RHYME & FLOW」版。泰斗のDeluxe版に入るFumaとの原曲へ、Ry-laxを加えたリミックスだ。WAZGOGGがプロデュースし、3人のMCがラップする。

LYRICINTERVAL (feat. Ry-lax) (Remix)/Fuma no KTR, 泰斗 a.k.a. 裂固, WAZGOGG
追い込みも休みも大事

本人のパートは、トレーニング、銭湯、サウナ、セッションをつなぐ。休息を怠けることとして切り捨てず、次の一節へ向かうための時間として描くところに、タイトルの意味がある。

CHAPTER 09 / SECTION 09服、恋愛の発言、ファンの声

以前から68&BROTHERSを着る姿が紹介されてきた。高校生RAP選手権後に寿司店の仕事を辞め、岐阜市神田町のアパレル店COLLEGEへ不定期で出勤していたという話もある。出勤をSNSで告知していた当時の紹介であり、現在いつでも店で会えるという案内ではない。

COLLEGEの案内

過去のインタビューで挙げた好みのタイプは、優しく、お互いに頼ったり支えたりできて、元気で素の自分でいられる人。2019年2月19日の「フリースタイルダンジョン」では、10日前に恋人と別れたと話したことも当時の記事で紹介された。いずれも、その時期の発言であり、現在の交際や婚姻状況を示すものではない。

ファンの声には、韻を返す瞬発力や、ビートに言葉をはめる巧みさを挙げるものがある。2016年の優勝直後は、岐阜のラッパーが勝った喜びやルックスを含めた魅力、2017年には映像を観て全て格好よかったという反応も寄せられた。

2019年の投稿では、MU-TON戦の相手の韻をさらに返す動き、NG HEAD戦の音への乗せ方、T-Pablowとの旧・新モンスター対決を、それぞれの投稿者が印象深い場面として挙げている。また、当時の紹介には番組での姿に優しさを感じたという反応もある。試合への感想と人柄への印象は、ファンそれぞれの受け止め方だ。

こうした反応を集めたバトルの強さだけでなく、曲の中で何を話すのかへ耳を向けると、裂固から泰斗へと続く歩みがより立体的になる。

磨いた韻で、迷いも再出発も自分の言葉にする。

Djtube 編集部

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