まるで本物?合法リキッドでキマる

ワイザーとバダサイのビーフの原因と時系列のまとめ

ワイザーとバダサイのビーフの原因と時系列のまとめ

Djtube./ISSUE 2026.08slide no. 31518
INCIDENT WIKIBEEF2023

YZERR × BADSAIKUSHビーフの全記録

Incident: The 2023 Beef
発端
2023年9月23日THE HOPE 2023 アフターパーティー
表面化
2023年10月22日AH1 での乱闘騒動
アンサー曲
5曲2023年11月〜2024年1月
現状
2024年1月以降 沈静化BAD HOPは同年2月に解散
WARNこの記事について
公開日:2026年8月12日 / 最終更新日:2026年8月12日 / 確認時点:2026年8月(確認日:2026年8月12日)。本記事は、報道機関の記事・公式に発表された楽曲・当事者がSNSやインスタライブで公にした発言のみを情報源としています。当編集部は、ここに記載した暴力行為を一切肯定・推奨しません。また、当事者以外が検証できない主張については、誰の発言かを明示したうえで記載しています。

2023年、BAD HOPのYZERRと舐達麻のBADSAIKUSHを軸に、日本語ラップシーンを二分するビーフが起きました。発端は同年9月のイベント後の口論で、10月22日の野外フェス「AH1」でYZERRがBADSAIKUSHに詰め寄る動画が拡散されたことで一気に表面化します。以降、阿修羅MIC舐達麻RYKEY DADDY DIRTYジャパニーズマゲニーズ・YZERRの5組が相次いでアンサー曲を発表しました。本記事では、この一連の経緯を時系列で整理し、確認時点での状況までを扱います。

この記事でわかること

  • ビーフの直接のきっかけになった2023年9月の出来事
  • 2023年10月22日のAH1で何が起きたのか
  • 2018年にさかのぼる元々の火種と、その経緯
  • YZERRがインスタライブで各ラッパーに向けた発言の内容
  • 5曲のアンサー曲が発表された順序と、それぞれの内容
  • 舐達麻のイベントが相次いで中止になった経緯
  • 確認時点でこのビーフがどうなっているか

よくある疑問と、短い答え

このビーフについて検索される疑問と、本記事で確認できた答えを先に一覧にしておきます。当事者以外が検証できない事柄は、その旨を明記しています。

ビーフの基本検索で多い疑問と、本記事での答え。
よくある疑問短い答え補足
いつ起きたのか2023年9月〜2024年1月表面化は同年10月22日
誰と誰のビーフYZERRBADSAIKUSH が軸関係者は10名以上に及ぶ
直接のきっかけはTHE HOPE 2023 のアフターパーティー口論に第三者が介入した
元々の火種は2018年のRYKEYとBAD HOPの対立2019年のディス曲に発展
何曲のアンサーが出たか5曲2023年11月〜2024年1月
決着はついたのか楽曲の応酬で沈静化公式な和解の発表はない
現在はどうなっているか目立った動きはないBAD HOPは2024年2月に解散
※本表は本記事の確認時点の公開情報にもとづく。

※本記事に登場する発言は、当事者がインスタライブやSNSで公にしたものです。当編集部は、記載した暴力行為を肯定・推奨しません。

TERM
ビーフびーふ

ビーフは、ヒップホップにおけるアーティスト同士の対立を指す語です。本来は楽曲での応酬によって決着させる文化的な形式を指し、暴力による解決とは区別されます。

SOURCEDjtube 編集部 / 2026年
TERM
アンサー曲あんさーきょく

アンサー曲は、他のアーティストからのディスに対して楽曲で返答する形式を指します。本件では2023年11月から2024年1月にかけて、5組が相次いでアンサー曲を発表しました。

TERM
AH1えーえいちわん

AH1(ASIAN HIPHOP CONNECTION)は、2023年10月22日に愛知県国際展示場で開催された野外ヒップホップフェスです。前身イベントは、コロナ禍での開催が問題視された「NAMIMONOGATARI」にあたります。

SOURCEASIAN HIPHOP CONNECTION / 2023年
TERM
プロップスぷろっぷす

プロップスは英語のproper respectに由来し、ヒップホップにおける評価や敬意を指す語です。ビーフの勝敗は、このプロップスの増減として語られることが多くなっています。

TERM
THE HOPEざ・ほーぷ

THE HOPEは、日本最大級のヒップホップフェスティバルです。2023年の開催ではBAD HOPがヘッドライナーを務め、そのステージ上で東京ドームでの解散ライブが発表されました。

極上のチルタイムを実現

CHAPTER 01 / SECTION 01ビーフの全体像と登場人物

このビーフは、BAD HOPのYZERRと舐達麻のBADSAIKUSHを軸に、関係者が10名以上に及んだ大規模な対立です。2023年9月の出来事を発端とし、翌年1月のアンサー曲まで約4か月にわたって展開しました。

まず、誰がどの立場で関わったのかを整理しておきます。人数が多く、対立の構図が入り組んでいるため、ここを押さえておくと以降の経緯が追いやすくなります。

登場人物と立場本件に関わった主な人物。
人物所属本件での立場アンサー曲判断の目安
YZERRBAD HOP当事者。AH1で詰め寄った側「guidance」全体を追うならまずここ
BADSAIKUSH舐達麻当事者。詰め寄られた側「FEEL OR BEEF BADPOP IS DEAD」楽曲での応酬を見るなら
孫GONGジャパニーズマゲニーズ発端となった口論に介入きっかけを知るなら
阿修羅MIC複数回にわたり仲裁に入った「UNTITLED」仲裁の経緯を追うなら
RYKEY DADDY DIRTY2018年からの元々の火種「BUSTER CALL」前史を知るなら
T-PablowBAD HOPアフターパーティーで阿修羅MICと衝突BAD HOP側の動きを追うなら
JAGGLAジャパニーズマゲニーズ孫GONGの非を認める発言「I guess I'm beefin'」関西勢の動きを追うなら
G-PLANTS舐達麻YZERRが唯一好意的に言及例外的な立ち位置
※判断列を上書きしてお使いください。

この表からわかるのは、当事者が2名でありながら、実際には仲裁役・関係者・クルーの仲間が次々に巻き込まれていった構造です。とくに阿修羅MICは仲裁に入ったことでかえって当事者になっており、本件の複雑さを象徴しています。

CHAPTER 02 / SECTION 02AH1で起きた乱闘騒動

2023年10月22日、愛知県国際展示場で開催された野外ヒップホップフェス「AH1」で、YZERRがBADSAIKUSHの胸ぐらを掴む様子が撮影され、SNSで拡散されました。これが、このビーフが広く知られるきっかけになった出来事です。

舐達麻がライブを終えてインタビューを受けているところに、YZERRが「お前俺のことディスったよな?」とBADSAIKUSHに詰め寄り、その場が乱闘に発展したと伝えられています。

BAD HOPのメンバーや舐達麻周辺のアーティストも入り乱れる事態となり、収拾がつかない状況に陥りました。その結果、大トリを務めるはずだったBAD HOPは出演を見送っています。

01/DJ TY-KOH
BAD HOPの出演は、機材トラブルにより中止にします。

BAD HOPはすでに解散を発表しており、メンバーのBenjazzyが「BAD HOPとして出演するフェスはAH1が最後」と公言していました。そのため、出演見送りにはファンから落胆の声が多数上がっています。

WARN本章の記載方針
本章は、SNSで拡散された映像および報道機関が報じた内容にもとづきます。当編集部は、ここに記載した暴力行為を一切肯定・推奨しません。また、映像に映っていない部分の経緯については、当事者の説明を出所とともに記載します。

その後YZERRがインスタライブで経緯を説明し、関係するラッパーがそれぞれアンサー曲を発表したことで、日本のヒップホップ史でも稀な規模のビーフへと発展していきました。

編集部メモ

AH1の前身イベントは、コロナ禍での開催が問題視され炎上した「NAMIMONOGATARI」です。会場でのトラブルが二度目の注目を集める形になったことも、この騒動が拡散した理由のひとつでした。

編集部 / Djtube
EDITOR'S PICKno. 01
PHOTO
ARTIST WIKI / YZERR
YZERRの年齢・身長・生い立ちのまとめ【BAD HOP】
本件の当事者。BAD HOPの中心メンバーとして活動していた。
READ MORE
EDITOR'S PICKno. 02
PHOTO
ARTIST WIKI / BADSAIKUSH
BADSAIKUSHのプロフィール(年齢・身長・生い立ち)のwikiまとめ
本件のもう一方の当事者。舐達麻のメンバー。
READ MORE
極上のチルタイムを実現

CHAPTER 03 / SECTION 03ビーフの2つの原因

YZERRがAH1でBADSAIKUSHに詰め寄った背景には、2つの原因があります。ひとつは2018年にさかのぼる元々の火種、もうひとつは2023年9月のイベント後に起きた直接のトラブルです。

  • 2019年にRYKEYとBADSAIKUSHが発表したディス曲「You Can Get Again」
  • 2023年9月23日のTHE HOPE 2023 アフターパーティーでの出来事

この2つは時期も内容も異なりますが、YZERRの側から見れば連続した出来事として受け止められていました。以下でそれぞれを順に見ていきます。

CHAPTER 04 / SECTION 04元々の火種となった2018年の対立

元々の火種は、2019年8月24日にRYKEY × BADSAIKUSH名義でリリースされたアルバム「Mary Jane」の収録曲「You Can Get Again」です。この楽曲は、YZERRに向けたディス曲として制作されました。

背景には、2018年12月8日にRYKEYが「15人に暴行を受けた」としてインスタライブを配信し、その中でBAD HOPが暴行に関与しているという趣旨の発言をしたことがあります。

さらにRYKEYは、YZERRの楽曲「Back Stage feat. Tiji Jojo」について、MarshmelloのProject Dreamsの盗作だという趣旨の批判をインスタライブで行いました。これによりSNS上での応酬が激化していきます。

この状況を見た阿修羅MICがRYKEYに「ヒップホップ的なビーフをしたほうがいい」と提案したことで、楽曲でのディスという形が選ばれました。それが「You Can Get Again」です。

LYRICYou Can Get Again/RYKEY × BADSAIKUSH
盗作した作品で武道館に立ってさ ガキを騙してロレックスなんかつけやがってる
ALBUM (2019)

ただし、この楽曲においてBADSAIKUSHのパートには、YZERRやBAD HOPへのディスと読み取れるリリックは含まれていません。YZERRが問題視したのは、ディス曲に名前を連ねたこと自体だったことになります。

LYRICYou Can Get Again/RYKEY × BADSAIKUSH
なにがどこで誰がどう マジで興味ねえ
ALBUM (2019)
INFOこの時点でのYZERRの対応
この2019年の時点では、YZERR側から明確なアンサーソングは発表されていません。楽曲での応酬が行われないまま、対立が持ち越された形になります。
EDITOR'S PICKno. 03
PHOTO
ARTIST WIKI / RYKEY DADDY DIRTY
RYKEY DADDY DIRTYのプロフィール(年齢・身長・逮捕)のwikiまとめ【元ギャング】
元々の火種となったディス曲を制作したラッパー。
READ MORE
EDITOR'S PICKno. 04
PHOTO
INCIDENT WIKI / ビーフ
YZERRとRYKEYのビーフ
2018年から続く両者の対立を、時系列で整理した記事。
READ MORE

CHAPTER 05 / SECTION 05THE HOPE 2023での出来事

直接のきっかけは、2023年9月23日に開催された「THE HOPE 2023」のアフターパーティーで起きた出来事です。YZERRとRYKEYが居合わせて口論になったところに、孫GONGが介入したことでトラブルに発展しました。

YZERRとRYKEYの口論に、酒に酔った孫GONGが仲裁に入る形で加わりました。

関東と関西で抗争すんのか?

YZERRが「関係ないやつが入ってくるな」と孫GONGを突き放したところ、孫GONGがYZERRを殴ったと説明されています。さらに孫GONGが組織の名前を出したことで、YZERRの側も態度を硬化させました。

遅れて会場に到着した阿修羅MICが仲裁に入り、YZERRを外に連れ出しています。同席していたJAGGLAは、この件について孫GONGの非を認める発言をしています。

孫GONGが100%悪い。

その後、騒ぎを聞きつけたT-Pablowが現れ、阿修羅MICに殴りかかったと伝えられています。仲裁に入った側がさらに殴られるという展開になり、事態は収拾がつかなくなりました。

この一件について、孫GONGからYZERRへの直接の謝罪はないまま経過したと説明されています。AH1での出来事は、この未解決の状態を引きずったうえで起きたことになります。

EDITOR'S PICKno. 05
PHOTO
ARTIST WIKI / 孫GONG
ラッパー孫GONGのプロフィール(年齢・身長・生い立ち)のwikiまとめ
発端となった口論に介入したラッパー。ジャパニーズマゲニーズのメンバー。
READ MORE
EDITOR'S PICKno. 06
PHOTO
ARTIST WIKI / 阿修羅MIC
阿修羅MICのプロフィール(年齢・出身・学歴)のwikiまとめ
複数回にわたり仲裁に入り、結果として当事者になったラッパー。
READ MORE
極上のチルタイムを実現

CHAPTER 06 / SECTION 06ビーフの時系列

ここまでの経緯と、その後の展開を時系列で整理します。関係者が多く、出来事が並行して進んだため、順番を追うことで全体像がつかみやすくなります。

2018
RYKEYがBAD HOPの関与を主張
インスタライブでの発言
2019
「You Can Get Again」発表
RYKEY × BADSAIKUSH名義のディス曲
2023
THE HOPE 2023 アフターパーティー
9月23日。孫GONGがYZERRを殴る
2023
AH1で乱闘騒動
10月22日。BAD HOPは出演を見送る
2023
阿修羅MICが「UNTITLED」発表
11月24日。最初のアンサー曲
2023
舐達麻が「FEEL OR BEEF」発表
12月1日。1日で100万回再生
2023
RYKEYが「BUSTER CALL」発表
12月6日
2023
マゲニーズが「I guess I'm beefin'」発表
12月15日
2024
YZERRが「guidance」発表
1月28日。最後のアンサー曲
2024
BAD HOP解散
2月19日。東京ドームでラストライブ

年表にすると、2023年11月から2024年1月にかけての約2か月間に、5曲のアンサー曲が集中していることがわかります。この密度が、本件が日本語ラップ史に残るビーフとして語られる理由です。

AH1の前後で何が起きていたか

AH1でYZERRが行動に出た背景には、当日までの複数のやり取りがあったと本人が説明しています。その内容を整理すると、以下の経緯になります。

  • AH1の出演が決まってから、BADSAIKUSHはYZERRへ謝罪を申し込んでいたが、YZERR側は拒否した
  • 阿修羅MIC経由で孫GONGからの謝罪も申し込まれたが、これも拒否した
  • ライブに支障が出るため、孫GONGや阿修羅MICを出番後に帰らせるよう主催会社へ打診していた
  • しかし一度会場を出た阿修羅MICらが、再び会場へ戻ってきた

この経緯は、YZERRがインスタライブで説明した内容にもとづきます。当事者以外が検証できる性質のものではないため、あくまでYZERR側の説明として扱う必要があります。

CHAPTER 07 / SECTION 07YZERRがインスタライブで語った内容

YZERRは2度にわたるインスタライブで、それまで表で語られてこなかった関係やトラブルを詳細に説明しました。その内容だけでなく、各ラッパーを形容する言葉選びも話題になっています。

殺し合いもない日本のヒップホップシーンでビーフをしても意味がない。

この発言は、YZERRが楽曲でのアンサーに消極的だった理由として語られたものです。以下、各人物に向けた発言を整理します。

YZERRがBADSAIKUSHについて語った内容

BADSAIKUSHについて、YZERRは相手を見て立ち位置を決めるタイプだという趣旨の発言をしています。

BADSAIKUSHは相手を見てポジションを固めるタイプ。

あわせて、その立ち振る舞いを「そそのかし犯」「裁判だったら5秒で有罪」と表現し、強い調子で非難しました。

YZERRが孫GONGについて語った内容

孫GONGについては、対応する相手によって態度を変えるという趣旨の指摘をしています。

一般人には組織の名前を出して、目上の人にはペコペコするタイプ。

その立ち振る舞いを「人の感情の隙間に入り込んで」と表現し、「隙間ビジネス」「隙間産業」という語で批判しました。容姿に言及した発言も繰り返されています。

YZERRが阿修羅MICについて語った内容

阿修羅MICについては、繰り返し仲裁に入る姿勢そのものが批判の対象になりました。KENNY-GとBADSAIKUSHのビーフでも仲裁を行っていた経緯があります。

まず誰だよ。これがヒップホップみたいに目をキラキラさせて言ってくるんだよ。

仲裁を試みる立ち振る舞いを「伝統芸」と評し、「仲介中毒」「仲介仲裁中毒」という語で批判しています。ただし2度目のインスタライブでは、自分に得がないのに仲裁しようとする人物として「非営利団体」と表現し、評価が変化した面も見せました。

YZERRがJAGGLAについて語った内容

JAGGLAについては、THE HOPEのアフターパーティーでのトラブル後に、女性と乾杯して盛り上がっていた姿を見たことが批判の理由として挙げられています。

気持ち悪いんだよ、横乗り野郎。

「アメ村でスケボーやっとけ」という発言もありましたが、JAGGLA本人は後に「スケボーはやったことがないからできない」と釈明しています。この形容がどこから出てきたのかは明らかになっていません。

YZERRがG-PLANTSについて語った内容

本件の関係者のうち、YZERRが当初から好意的に言及した唯一の人物がG-PLANTSです。

G-PLANTSさんとは飲んだことがある。

過去に酒席をともにしたことを明かし、「ただの良い人」と評しています。対立の渦中にあっても個別に評価を分けている点は、本件を読むうえで見落とせない部分です。

EDITOR'S PICKno. 07
PHOTO
ARTIST WIKI / G-PLANTS
G-PLANTSのプロフィール(年齢・出身・生い立ち)のwikiまとめ
YZERRが唯一好意的に言及した舐達麻のメンバー。
READ MORE

CHAPTER 08 / SECTION 08阿修羅MICのアンサー曲

本件で最初に楽曲でアンサーしたのは阿修羅MICでした。2023年11月24日に「UNTITLED」を発表し、自身の立場をリリックで説明しています。

阿修羅MICは自身のインスタライブでYZERRに謝罪していましたが、その後のYZERRによる「仲介中毒」などの発言を受けて、顔に泥を塗られたという趣旨のリリックで返しました。

LYRICUNTITLED/阿修羅MIC
下げてる 頭を 調子のって踏んで 礼儀もクソもねぇ 顔にドロ塗られて
ALBUM (2023)

仲裁に入った人物が最初にアンサー曲を出すという展開自体が、この件の構図の複雑さを表しています。

極上のチルタイムを実現

CHAPTER 09 / SECTION 09舐達麻のアンサー曲

舐達麻は騒動から1か月以上にわたりSNSでの発言を控え、沈黙を保っていました。ビーフが沈静化したと見られていた2023年12月1日、楽曲「FEEL OR BEEF BADPOP IS DEAD」を発表します。

この楽曲はYouTubeでトレンド入りし、1日で100万回再生を記録しました。SNSや暴力ではなく楽曲のみで応じたことで、それまでの流れが大きく変わったと評されています。

当事者であるBADSAIKUSHだけでなく、DELTA9KIDG-PLANTSもリリックで参加しました。

LYRICFEEL OR BEEF BADPOP IS DEAD/舐達麻
あるべき形はこう すぐBeefにして曲は非情 異次元 突き抜け更に浮上 アイツはもう 空の向こう
ALBUM (2023)
EDITOR'S PICKno. 08
PHOTO
GROUP WIKI / 舐達麻
なめだるま(舐達麻)のメンバープロフィールのwikiまとめ
BADSAIKUSH・DELTA9KID・G-PLANTSの3人組。
READ MORE

舐達麻のアンサー曲に対するYZERRの反応

楽曲が発表された2023年12月1日、YZERRは海外に滞在していました。Instagramのストーリーズを更新し、対立の継続を予告しています。

人生賭けてやるから最後まで付き合えよ。

ただしこの時点では、楽曲で返すのか別の手段を取るのかについて明言していません。この曖昧さが、以降の約2か月間の緊張状態につながりました。

CHAPTER 10 / SECTION 10RYKEY DADDY DIRTYのアンサー曲

本件で蚊帳の外に置かれた形になっていたRYKEY DADDY DIRTYは、2023年12月6日に「BUSTER CALL」を発表しました。元々の火種を作った当事者としての参戦になります。

楽曲の冒頭で1日で制作したことに言及していますが、実際に北海道のdj hondaのもとを訪れ、短期間で完成させたと説明されています。

LYRICBUSTER CALL/RYKEY DADDY DIRTY
口は災いの元 お前じゃ無理だ 相手が悪すぎる 早くダッシュで逃げな
ALBUM (2023)

内容は主にBADSAIKUSHに向けられており、YZERRについてはこの楽曲内で触れていません。対立の構図が単純な二者間ではないことを示す例です。

RYKEYが明かした「You Can Get Again」の経緯

RYKEYは、元々の火種となった「You Can Get Again」にBADSAIKUSHが参加した経緯についても言及しています。BAD HOPと対立することになると伝えたうえで、それでも参加してきたという趣旨の説明です。

この説明は当事者以外に検証できないものであり、RYKEY側の主張として扱う必要があります。当編集部では、誰の発言かを明示したうえで記載しています。

CHAPTER 11 / SECTION 11ジャパニーズマゲニーズのアンサー曲

ジャパニーズマゲニーズは2023年12月15日、楽曲「I guess I'm beefin'」を発表しました。発端となった孫GONGが所属するユニットとしての応答になります。

MVには、YZERRのインスタライブを視聴するJAGGLAの姿も収められており、明確に対決的な姿勢が示されました。舐達麻の「FEEL OR BEEF BADPOP IS DEAD」と同じトラックを使用している点も話題になっています。

高槻から送るDisrespect 勘違いしたやつらまとめてチェスト
ALBUM (2023)
EDITOR'S PICKno. 09
PHOTO
ARTIST WIKI / JAGGLA
JAGGLA(ジャグラ)の年齢・出身・生い立ちのまとめ【ジャパニーズマゲニーズ】
ジャパニーズマゲニーズの中心人物。孫GONGの相方。
READ MORE
極上のチルタイムを実現

CHAPTER 12 / SECTION 12YZERRのアンサー曲

2024年1月28日、YZERRは楽曲「guidance(舐達麻 ジャパニーズマゲニーズDiss)」を発表しました。一連のビーフにおける最後のアンサー曲であり、これ以降に目立った楽曲での応酬は確認されていません。

発表は、BAD HOPのラストアルバムのリリース、および同年2月19日の東京ドーム公演を控えた時期にあたります。解散に向けたスケジュールのなかで、このビーフに区切りをつける形になりました。

楽曲での応酬という形式に消極的だったYZERRが、最終的にはアンサー曲で応じたことになります。この点は、本件が暴力ではなく楽曲によって収束した重要な転換点として語られています。

CHAPTER 13 / SECTION 13舐達麻のイベント中止

舐達麻のアンサー曲が発表された2023年12月以降、SNS上での言及が過激化し、舐達麻の出演イベントが相次いで中止になりました。ビーフが楽曲の外側へ影響を及ぼした局面です。

SNSでは舐達麻に対する脅迫と受け取れる投稿や、ライブ会場へ押しかけることを示唆する投稿が現れました。

RYKEY、おいクソ金歯

2023年12月17日には、舐達麻のライブにRYKEY DADDY DIRTYが乗り込む事態も起きています。会場が緊迫した様子を撮影した動画がSNSに投稿され、大きく拡散されました。

2024年1月5日に神奈川県川崎市のCLUB CITTA'で開催予定だったイベント「Y.O.L.O -2024-」は、舐達麻に対する殺害予告や爆破予告が相次いだことにより中止となりました。ほかにも出演予定のイベントが相次いで中止・キャンセルとなっています。

WARN本章について
殺害予告や爆破予告は犯罪行為であり、当編集部はこれを一切容認しません。アーティスト間の対立と、第三者による脅迫行為はまったく別のものです。本件では後者によって、出演者・主催者・来場予定者が被害を受けています。

CHAPTER 14 / SECTION 14このビーフのその後

2024年1月28日のYZERRによる「guidance」発表以降、このビーフに関して目立った動きは確認されていません。楽曲の応酬をもって、事実上の収束を迎えた形です。

その約3週間後の2024年2月19日、BAD HOPは東京ドームで解散ライブ「BAD HOP THE FINAL at TOKYO DOME」を開催しました。日本のヒップホップアクトとして初の東京ドーム単独公演であり、チケットは完売、約5万人を動員しています。この公演をもってBAD HOPは約10年の活動を終えました。

ビーフ後の当事者の状況確認時点で公になっている範囲。
当事者ビーフ後の主な動き
BAD HOP2024年2月19日の東京ドーム公演をもって解散
YZERRソロでの活動およびフェスの主催などを行っている
舐達麻グループとしての活動を継続
阿修羅MIC活動を継続
ジャパニーズマゲニーズ活動を継続
※本表は確認日時点の公開情報にもとづく。最新の状況は各アーティストの公式発表をご確認ください。

この表からわかるのは、当事者のうちBAD HOPだけが解散という形で区切りを迎えている点です。公式に和解が発表された事実は確認できていません。楽曲での応酬が終わり、それぞれが別の活動に移ったことで沈静化した、というのが確認できる範囲での結論になります。

編集部メモ

ヒップホップのビーフには、MACCHOKREVAのように長い時間を経て和解し、共作に至る例もあります。本件について現時点で言えるのは、楽曲での応酬が止まったという事実までです。当編集部は、和解や決着といった評価を確認できない段階で書くことはしません。

編集部 / Djtube
極上のチルタイムを実現

CHAPTER 15 / SECTION 15ビーフを読むときの注意点

本件は当事者の証言が食い違う場面が多く、SNS上では検証されていない情報が事実として流通しやすい状態にあります。情報源の種類を見分ける必要があります。

● 事実として扱える情報
  • 報道機関が報じた内容
  • 公式に発表された楽曲とその内容
  • 当事者がインスタライブ・SNSで公にした発言
  • 映像として拡散され当事者が否定していない場面
○ 事実として扱えない情報
  • 誰が勝ったかという評価
  • 当事者以外による現場の伝聞
  • 和解や決着の断定
  • 匿名アカウントによる内幕の主張

CHAPTER 16 / SECTION 16本記事で扱わないこと

本記事は、確認できる事実の記録に範囲を限定しています。以下の4項目は、憶測や未確認情報にあたるため扱いません。

本記事で扱わない情報と、その理由

当編集部は、ビーフの勝敗、当事者以外による伝聞、確認できていない和解の有無を本記事で扱いません。いずれも公的な確認手段がなく、書いた時点で事実と評価の区別がつかなくなるためです。

とくに勝敗については、リスナーの受け取り方によって結論が変わります。楽曲の完成度、行動の一貫性、その後のキャリアのどれを基準にするかで評価は分かれるため、当編集部は判断を示しません。読者が他の情報源に当たる場合も、その記事が何を基準に勝敗を語っているかを確認することをすすめます。

編集部メモ

本件では、仲裁に入った人物が当事者になり、蚊帳の外だった人物が参戦し、対立していた相手を個別に評価する発言も出ました。単純な二者対立として要約すると、必ず何かが抜け落ちます。当編集部が登場人物の表を冒頭に置いたのは、この構図の複雑さを最初に示すためです。

編集部 / Djtube

CHAPTER 17 / SECTION 17このビーフについてよくある質問

このビーフについて最も多く検索されるのは、原因・アンサー曲・その後の3点です。いずれも公開されている情報の範囲で答えられます。以下では、報道と当事者の発言にもとづく回答のみを示します。

QYZERRとBADSAIKUSHのビーフの原因は何ですか?+
A2つあります。ひとつは2019年にRYKEYとBADSAIKUSHが発表したディス曲「You Can Get Again」で、もうひとつは2023年9月23日のTHE HOPE 2023アフターパーティーで孫GONGがYZERRを殴ったとされる出来事です。YZERRの側では、この2つが連続した経緯として受け止められていました。
QAH1では何が起きたのですか?+
A2023年10月22日、愛知県国際展示場で開催された野外フェス「AH1」で、YZERRがBADSAIKUSHに詰め寄り乱闘に発展しました。その影響で、大トリを務めるはずだったBAD HOPは出演を見送っています。
Qアンサー曲は何曲発表されましたか?+
A5曲です。阿修羅MIC「UNTITLED」(2023年11月24日)、舐達麻「FEEL OR BEEF BADPOP IS DEAD」(12月1日)、RYKEY DADDY DIRTY「BUSTER CALL」(12月6日)、ジャパニーズマゲニーズ「I guess I'm beefin'」(12月15日)、YZERR「guidance」(2024年1月28日)の順です。
Qこのビーフは決着がついたのですか?+
A2024年1月28日のYZERRによる「guidance」以降、目立った動きは確認されていません。ただし公式に和解が発表された事実は確認できておらず、楽曲での応酬が止まったという段階です。当編集部では勝敗の評価を示していません。
Q舐達麻のライブが中止になったのはなぜですか?+
A2023年12月以降、SNS上で舐達麻に対する殺害予告や爆破予告が相次いだためです。2024年1月5日にCLUB CITTA'で開催予定だった「Y.O.L.O -2024-」をはじめ、複数のイベントが中止・キャンセルとなりました。
Q阿修羅MICはなぜ批判されたのですか?+
A複数回にわたり仲裁に入った立ち振る舞いについて、YZERRがインスタライブで「仲介中毒」などと表現したためです。ただし2度目の配信では、自分に得がないのに仲裁する人物として「非営利団体」と評価が変化した面も見せています。
QBAD HOPは今どうなっていますか?+
A2024年2月19日に東京ドームで解散ライブ「BAD HOP THE FINAL at TOKYO DOME」を開催し、約10年の活動を終えて解散しました。日本のヒップホップアクトとして初の東京ドーム単独公演で、約5万人を動員しています。
QYZERRはなぜ最初は楽曲で返さなかったのですか?+
Aインスタライブで、日本のヒップホップシーンでビーフをしても意味がないという趣旨の発言をしています。ただし最終的には2024年1月に「guidance」を発表し、楽曲での応答を行いました。

CHAPTER 18 / SECTION 18このビーフのまとめ

2023年のYZERRとBADSAIKUSHのビーフは、日本語ラップシーンの主要なアーティストが同時に巻き込まれた稀な事例でした。発端は2018年にさかのぼる対立と、2023年9月のイベント後のトラブルという2つの流れが合流したものです。

10月22日のAH1で表面化したあと、11月から翌年1月にかけて5曲のアンサー曲が発表されました。とくに舐達麻が沈黙を1か月以上保ったのちに楽曲だけで応じた点、そして楽曲での応酬に消極的だったYZERRが最終的にアンサー曲で返した点が、本件の展開を決定づけています。

一方で、このビーフは楽曲の外側にも影響を及ぼしました。舐達麻に対する殺害予告や爆破予告が相次ぎ、出演予定のイベントが中止に追い込まれています。アーティスト間の対立と、第三者による脅迫行為はまったく別のものです。当編集部は後者を一切容認しません。

2024年1月の「guidance」以降、目立った動きは確認されていません。BAD HOPは同年2月19日に東京ドームで解散ライブを行い、約10年の活動を終えました。公式な和解の発表はなく、楽曲での応酬が止まったという事実までが、確認できる範囲での結論です。

出典:音楽ナタリー(2023年10月25日)/各アーティストの公式YouTubeチャンネルおよび配信リリース/当事者のInstagramライブおよびストーリーズ/SPICE/Real Sound。確認日:2026年8月。

この記事の要点

  • 発端は2023年9月23日のTHE HOPE 2023アフターパーティーでの出来事
  • 元々の火種は2019年のディス曲「You Can Get Again」にさかのぼる
  • 2023年10月22日のAH1での乱闘騒動により、BAD HOPは出演を見送った
  • 2023年11月から2024年1月にかけて、5組が相次いでアンサー曲を発表した
  • 舐達麻の「FEEL OR BEEF BADPOP IS DEAD」は1日で100万回再生を記録した
  • 第三者による脅迫により、舐達麻の出演イベントが相次いで中止になった
  • 2024年2月19日、BAD HOPは東京ドームで解散ライブを行い活動を終えた
  • 公式な和解の発表はなく、楽曲での応酬が止まった段階にとどまる
「暴力で始まった対立が、最後は楽曲で終わったという事実だけが残っている。」
— Djtube 編集部 / 2026.08
— END —
Djtube.
INCIDENT WIKI / ISSUE 2026.08 / WORDS — ドリブルX
広告及びプロモーションが含まれています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA