BAD HOPは、神奈川県川崎市を拠点に2014年から2024年まで活動した8MCのヒップホップクルーである。2024年2月19日の東京ドーム公演をもって解散し、約5万人を動員した。最初の1曲を選ぶなら、8人全員が参加した「Kawasaki Drift」が入口になる。本記事では、初期から解散までの15曲を、確認できた収録情報とともに紹介する。
この記事でわかること
- 最初に聴くべき1曲と、そう判断した理由
- 初期・拡大期・終盤の3つの時期から選んだ15曲の収録情報
- それぞれの曲で誰が参加し、どこを聴けばよいのか
- 入門順や場面別の聴き方
- 解散後にリリースされたベストアルバムの位置づけ
- どの曲がどのアルバムに入っているのか
よくある疑問と、短い答え
検索して真っ先に確認したい項目だけを、1行ずつ先に置いておく。根拠と詳細は、それぞれ対応する章で扱う。
| 疑問 | 短い答え | 補足 |
|---|---|---|
| 最初に聴くなら? | Kawasaki Drift | 8人全員参加のマイクリレー |
| 代表曲は? | Kawasaki Drift/High Land/Ocean View など | ベスト盤の選曲でも中核 |
| 最後の曲は? | Champion Road | 2023年12月配信、ラストアルバム収録 |
| 解散はいつ? | 2024年2月19日 | 東京ドーム公演、約5万人を動員 |
| ベストアルバムはある? | BAD HOP FOREVER(ALL TIME BEST) | 全32曲、メンバー自身が選考 |
| 何曲紹介している? | 15曲 | 初期4曲・拡大期7曲・終盤4曲 |
| サブスクで聴ける? | 主要サービスで聴取可能 | 該当章で詳述 |
| 順位は付いている? | **付けていない** | 理由は該当章で詳述 |
※上表は2026年8月時点で確認した内容です。配信状況はサービスや地域によって異なる場合があります。
CHAPTER 01 / SECTION 01最初に聴くべき1曲|Kawasaki Drift
BAD HOPを1曲だけ聴くなら「Kawasaki Drift」である。BAD HOPとして活動を開始して以来、初めてメンバー8人全員が参加した楽曲であり、クルーの全体像が一度に掴める。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リリース | 2018年6月15日配信のミニアルバム「BAD HOP HOUSE」収録 |
| 参加 | **BAD HOP初のメンバー8人全員参加**のマイクリレー |
| 曲名の由来 | 出身地の川崎区と、バイクメーカーの名称をかけている |
| 特徴 | スピード感のあるサウス系のトラック、8人の声が順に切り替わる |
| その後 | 2024年2月19日、THE FIRST TAKEでパフォーマンス映像が公開 |
| 入門度 | 最も高い、8人の声質の違いが一度で分かる |
この曲を最初に置く理由は3つある。第一に、8人全員のバースが入っているため、誰がどんな声なのかが1曲で分かる。第二に、地元の名前を曲名に据えており、クルーの立ち位置がそのまま表れている。第三に、解散当日のTHE FIRST TAKEでも披露された、実質的な看板曲である。
ベストアルバムの選曲でも、この曲はグループの代表曲として位置づけられている。8人という人数のクルーで、全員が並ぶ曲が意外と少なかったことも、この曲の存在感を高めている。
この記事で最も多く削ったのが、楽曲の解説に見せかけた別の話だった。旧版は1曲の紹介のなかで、海外楽曲との類似について長々と論じ、特定の薬物に関する隠語とその使い方を解説し、メンバーの誤字を学歴と結びつけて推測していた。どれも楽曲の聴きどころではない。とくに薬物の隠語の説明は、楽曲記事が担う役割を完全に超えている。もう一点、旧版は「第11位」から始まって「第1位」で終わる構成だったが、見出しは「厳選10選」だった。順位を付けるなら数を合わせる必要があるし、そもそも同じクルーの曲に順位を付ける意味は薄い。今回は順位を廃し、時期別に整理し直した。
CHAPTER 01 / SECTION 02選定基準|どう選んだのか
この記事の15曲は、次の基準で選んでいる。順位による優劣ではなく、10年間の活動のどの局面に触れられるかを軸にした。
| 基準 | 内容 |
|---|---|
| 活動時期の網羅 | 2016年の初期から2023年のラストアルバムまで、時期が偏らないよう配分 |
| 参加メンバーの分散 | 特定のメンバーに偏らず、8人それぞれのバースが聴ける構成にする |
| 収録情報の確認 | 配信サービスの公式トラックリストで収録先を確認できたものを優先 |
| ベスト盤との整合 | メンバー自身が選考したベストアルバムの収録曲を軸に据える |
| 文脈の説明可能性 | なぜその曲が重要なのかを、確認できる事実で説明できること |
この記事では、旧版にあった順位と5段階の星評価を廃止した。同じクルーの楽曲に編集部が順位を付けても、入門者にとっての判断材料にはならないためである。代わりに、後半の一覧表で「どの目的に向くか」を列として示している。
この記事で使う用語|マイクリレー・フック・バース・客演
本文で繰り返し出てくる4語を先に定義しておく。いずれもヒップホップの文脈で意味が変わる語である。
マイクリレーとは、複数のMCが順番にバースを受け渡していく形式を指す。8MCという編成のこのクルーにとって、最も特徴が出る構成である。
フックとは、楽曲のなかで繰り返される中心的な部分を指し、サビにあたる。誰がフックを取るかで曲の印象が大きく変わる。
バースとは、フック以外のラップの部分を指す。1人が担当するひとまとまりの単位でもある。
客演とは、他のアーティストの楽曲にゲストとして参加することを指す。BAD HOPの場合、クルー名義の曲でも参加メンバーがfeat.表記されるのが特徴である。
4語のうち「マイクリレー」が、このクルーを理解する鍵になる。8人という人数をどう配分するかが、そのまま楽曲の設計になっている。
CHAPTER 02 / SECTION 03初期の4曲|名前が全国へ広がるまで
BAD HOPの名前が全国へ広がったのは、2016年から2017年にかけてである。無料配布のミックステープとアルバム「Mobb Life」が、その起点になった。
Life Style – T-Pablow, YZERR
2016年3月にネット上で無料配布されたミックステープ「BAD HOP 1 DAY」の収録曲である。双子のT-PablowとYZERRの2人による楽曲で、BAD HOPの名前を全国に浸透させた一曲とされている。
2人はそれぞれ別の名義でも活動していたが、この曲はBAD HOPとして発表された点が重要である。Tiji Jojoはインタビューで、Pablowが心臓でYZERRが脳みそだと2人を表現したと報じられている。
Ocean View feat. YZERR, Yellow Pato, Bark & T-Pablow
2017年リリースのアルバム「Mobb Life」のリード曲にあたる楽曲である。普段ヒップホップを聴かない層にも届いたヒット曲になった。
4人それぞれの言い回しが立っており、とくにBarkのバースは言葉を掛け合わせる表現が多い。フックのアイデアはYellow Patoによるものだと伝えられている。ベストアルバムにも収録されている。
Asian Doll
同じくアルバム「Mobb Life」の収録曲で、ミュージックビデオがないにもかかわらず人気の高い曲である。荒々しさよりも、落ち着いた質感が前に出ている。
T-Pablowのフックを中心に、Vingoの三連符のフロウ、Yellow Patoの流れるようなメロディが並ぶ。ハイブランドの名前が次々と登場するリリックも特徴である。MVがなくてもベストアルバムに選ばれている点が、支持の厚さを示している。
Diamond feat. YZERR & Vingo
2017年12月後半に映像が公開された、その年を締めくくる位置の楽曲である。寂しげな曲調でありながら、自分たちの成功を歌う構成になっている。
Vingoの落ち着いたフロウが曲全体の質感を決めており、2人の声の対比が分かりやすく出た1曲である。こちらもベストアルバムに収録されている。
CHAPTER 02 / SECTION 04拡大期の7曲|8人の総力戦
2018年から2019年にかけて、BAD HOPは8人という編成を最大限に使う方向へ進んだ。マイクリレーの曲が増え、参加メンバーの組み合わせも多様になっていく。
2018 feat. Vingo & Benjazzy
2018年3月に発表された楽曲で、プロデュースはZOT on the WAVEが手がけている。2017年のアルバムから一気に規模を広げた時期のスピード感が、そのまま音になっている。
とくに注目されたのがBenjazzyのファストラップである。この曲以降、Benjazzyは楽曲ごとに異なるフロウを見せるようになり、存在感を増していった。
Prologue feat. T-Pablow, Benjazzy & YZERR
曲名のとおり序章にあたる構成で、ライブの1曲目に向いた楽曲である。参加した3人それぞれの持ち味が引き立つ作りになっている。
Benjazzyのバースは映画やドラマになぞらえる言葉選びが特徴で、元号の変わり目を踏まえた表現も入っている。T-Pablowのバースには俳優の名前を使った比喩や、車のエンブレムと言葉をかけた表現がある。YZERRのバースにも二重の意味を持つ語が置かれている。
3人とも言葉を掛け合わせる手法を使っており、この曲はワードプレイの見本のような1曲になっている。なお当編集部は、著作権上の理由から歌詞の逐語引用を行わない。
Jam Squad – YZERR, Vingo
YZERRとVingoの2人による楽曲である。Vingoのフロウについては海外楽曲との類似を指摘する声もあるが、当編集部は元ネタを裏付ける情報を確認できていないため断定しない。
ミュージックビデオはスケートパークで撮影されており、楽曲の軽快さと映像の質感が噛み合っている。2人の組み合わせの曲としては、Diamondとは別の方向を見せている。
Mobb Life Tour ft. Tiji Jojo, G-k.i.d & Vingo
実際に行われたツアーをそのまま主題にした楽曲である。3人とも落ち着いたフロウで統一されており、曲全体の質感が揃っている。
それぞれがツアーをどう受け止めていたかが伝わる内容で、ミュージックビデオも夜の撮影による雰囲気が曲に合っている。クルーの活動そのものを曲にするという、この時期らしい作りである。
これ以外 feat. YZERR & Tiji Jojo
ミュージックビデオにアニメーションを採用した、ポップな見え方の楽曲である。YZERRとTiji Jojoがそれぞれヒップホップへの思いを歌っている。
映像に表示されるリリックは、本人たちの手書きによるものだと伝えられている。クルーの楽曲としては珍しい質感の1曲である。
Hood Gospel feat. T-Pablow, Bark & YZERR
3rdアルバム「BAD HOP WORLD」に収録された楽曲で、ゴスペルとトラップが織り交ざった曲調が特徴である。センチメンタルなメロディの上に、クルーのこれまでを回顧するリリックが乗る。
ビートの完成度で語られることが多い1曲で、ベストアルバムにも収録されている。3人での構成のなかで、それぞれの声がどう機能するかが分かりやすい。
センチメンタルなメロディの質感については、坂本龍一の楽曲を引き合いに出して語られることがある。参考として、その楽曲も置いておく。直接の関係を示す情報を当編集部は確認していないが、印象を掴む手がかりにはなる。
Kawasaki Drift|8人が並んだ最初の曲
冒頭で扱った「Kawasaki Drift」も、この時期の楽曲である。2018年6月15日配信のミニアルバム「BAD HOP HOUSE」に収録された。
この曲については、海外楽曲との類似を指摘する声が当時上がった。プロデューサーは自身のアカウントで、当該の海外楽曲がリリースされる前にこのトラックを制作していたと説明したと報じられている(投稿は現在削除)。当編集部は楽曲の類似性について判断を示さない。
CHAPTER 03 / SECTION 05終盤の4曲|解散へ向かう時期
2020年以降、BAD HOPは解散を見据えた作品を出していく。2023年5月に解散を発表し、2024年2月19日の東京ドーム公演で活動を終えた。この時期の楽曲は、旧版の記事には含まれていなかった。
High Land feat. Tiji Jojo, Vingo & YZERR
3rdアルバム「BAD HOP WORLD」の収録曲で、2020年8月28日に公式映像が公開された。プロデュースはJIGGが手がけている。ベストアルバムでもグループの代表曲として位置づけられており、Kawasaki Driftと並んで挙げられることが多い。
Tiji Jojo、Vingo、YZERRの3人による構成で、2018年の勢い一辺倒だった時期から、質感が一段変わったことが分かる。クルーとしての完成度が上がった時期の代表例といえる。
Champion Road
解散を発表した後に出た、ラストアルバム「BAD HOP (THE FINAL Edition)」の収録曲である。公式映像は2023年6月21日に公開された。解散を前提に作られた、実質的な最後の代表曲にあたる。
2024年2月19日、解散当日にはTHE FIRST TAKEでKawasaki Driftとともにパフォーマンス映像が公開された。最初で最後の出演であり、活動の始まりを象徴する曲と終わりを象徴する曲が並んだ形になっている。
一発撮りのパフォーマンスを収録するチャンネルへの登場は、この回が最初で最後だった。ベストアルバムには、バンドを迎えたバージョンも収録されている。
Last Party Never End feat. Tiji Jojo, YZERR, Vingo & Yellow Pato
同じくラストアルバムに収録された4人による楽曲で、公式映像は2024年2月9日に公開された。プロデュースはHigh Landと同じくJIGGが手がけている。曲名が示すとおり、終わりを主題に据えた1曲である。
公開は解散公演の10日前にあたる。聴き手にとっても意味が確定した状態で届いた曲になっている。ベストアルバムにも収録されており、終盤の作品としては中核にあたる。
3LDK feat. Yellow Pato, Bark & G-k.i.d
Yellow Pato・Bark・G-k.i.dの3人による楽曲で、2017年の作品にあたる。後にベストアルバムへ収録された。クルーの中心とされることが多いメンバー以外の組み合わせで成立している点が特徴になっている。
8人という編成の強みは、誰と誰を組ませるかで曲の色が変わることにある。この曲は、その多様性が最もよく出た例の一つである。
CHAPTER 04 / SECTION 0615曲の一覧|収録情報と聴きどころ
ここまで紹介した15曲を、参加メンバーと収録情報とあわせて一覧にする。どの目的で聴くかによって、選ぶ曲が変わる。
| 曲名 | 参加 | 時期・収録 | 聴きどころ | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| Kawasaki Drift | 8人全員 | 2018年、BAD HOP HOUSE | 8人の声質の違いが一度で分かる | とりあえず一曲だけ聴きたい人 |
| Life Style | T-Pablow / YZERR | 2016年、BAD HOP 1 DAY | 名前が全国へ広がった起点 | 成り立ちから追いたい人 |
| Ocean View | YZERR / Yellow Pato / Bark / T-Pablow | 2017年、Mobb Life | 4人それぞれの言い回し | ヒット曲から入りたい人 |
| Asian Doll | T-Pablow / Vingo / Yellow Pato ほか | 2017年、Mobb Life | 落ち着いた質感とメロディ | MVなしでも支持された曲を知りたい人 |
| Diamond | YZERR / Vingo | 2017年12月 | 寂しげな曲調と成功の主題 | 2人組の曲を聴きたい人 |
| 2018 | Vingo / Benjazzy | 2018年3月 | Benjazzyのファストラップ | 技術から入りたい人 |
| Prologue | T-Pablow / Benjazzy / YZERR | 拡大期 | ワードプレイの見本のような構成 | リリックを読み込みたい人 |
| Jam Squad | YZERR / Vingo | 拡大期 | 軽快なフロウとスケートパークの映像 | 映像込みで楽しみたい人 |
| Mobb Life Tour | Tiji Jojo / G-k.i.d / Vingo | 拡大期 | ツアーそのものを主題にした構成 | 活動の内側を知りたい人 |
| これ以外 | YZERR / Tiji Jojo | 拡大期 | アニメーションのMVと手書きのリリック | 別の質感を探している人 |
| Hood Gospel | T-Pablow / Bark / YZERR | 2020年、BAD HOP WORLD | ゴスペルとトラップの融合 | ビートから入りたい人 |
| High Land | Tiji Jojo / Vingo / YZERR | 2020年、BAD HOP WORLD | 完成度が上がった時期の代表例 | 中期以降を知りたい人 |
| Champion Road | クルー名義 | 2023年、THE FINAL Edition | 解散を前提に作られた最後の代表曲 | 終わりから聴きたい人 |
| Last Party Never End | Tiji Jojo / YZERR / Vingo / Yellow Pato | 2024年、THE FINAL Edition | 終わりを主題に据えた構成 | 物語として追いたい人 |
| 3LDK | Yellow Pato / Bark / G-k.i.d | 2017年、ベスト盤に収録 | 中心以外の組み合わせで成立する幅 | メンバー別に聴き分けたい人 |
一覧から読み取れるのは、参加メンバーの組み合わせが曲ごとに大きく変わるという点である。特定の2〜3人の曲だけで判断すると、8人という編成の幅を取りこぼす。
CHAPTER 04 / SECTION 07聴き方ガイド|入門順と場面別
目的によって、聴く順序を変えるほうが早く掴める。速さを取るか、物語として追うか、メンバー別に聴き分けるかの3つの入り方を示す。
| 目的 | おすすめの順序 |
|---|---|
| とにかく速く掴みたい | Kawasaki Drift → Ocean View → Champion Road |
| 物語として追いたい | Life Style → Kawasaki Drift → High Land → Last Party Never End → Champion Road |
| メンバー別に聴き分けたい | Diamond(YZERR・Vingo) → 2018(Benjazzy) → 3LDK(Yellow Pato・Bark・G-k.i.d) |
とくに2つ目の順序は、2014年から2024年までの10年を圧縮して辿る形になる。名前が広がった時期、8人が揃った時期、完成度が上がった時期、そして終わりを決めた時期という並びである。
向いていないケース|穏やかな曲を探している人
落ち着いた曲を中心に聴きたい人には、このクルーは入口として向かない。トラップを基調とした音圧の高い楽曲が中心であり、静かに聴く用途には合わないためである。
また、現在進行形で追える対象を探している人にも合わない。2024年2月19日に解散しており、クルーとしての新作は出ない。その場合は、解散後も個別に活動しているメンバーのソロ作品から入るほうが目的に合う。
CHAPTER 05 / SECTION 08配信で聴く|ベストアルバムという入口
15曲を個別に追うのが面倒なら、ベストアルバムから入る方法もある。解散後にリリースされた「BAD HOP FOREVER(ALL TIME BEST)」は、メンバー自身が選考した全32曲を収録している。
| 項目 | 確認できている内容 |
|---|---|
| タイトル | BAD HOP FOREVER(ALL TIME BEST) |
| 収録曲数 | 全32曲 |
| 選考 | メンバー自身が選考 |
| 対象範囲 | 2014年の活動開始初期からラストアルバムまでの全スタジオアルバム |
| 主な収録曲 | Kawasaki Drift/High Land/Ocean View/Asian Doll/Hood Gospel/Champion Road ほか |
| 特典 | 初回限定盤には東京ドーム公演のライブ映像を含むDVDが付属 |
表のとおり、活動の全期間を対象にした選曲になっている。この作品の位置づけについて、リリース時の報道は次のように伝えている。
前代未聞の歴史を残し有終の美を飾った
Spincoaster「BAD HOP、初のベストアルバム BAD HOP FOREVER 詳細解禁」本記事で紹介した15曲のうち、多くがこのベストアルバムに収録されている。クルー自身が何を代表曲と考えていたのかを確認できる点で、この選曲そのものが資料になっている。
個別の楽曲も主要な配信サービスで聴取できる。ミックステープとして無料配布された初期の音源も、現在は配信で聴ける形になっている。
CHAPTER 05 / SECTION 09本記事で扱わないこと
このクルーの楽曲については、聴きどころ以外の話題も多く流通している。当編集部が意図的に扱わないものを、理由とともに明示する。
| 扱わない事項 | 理由 |
|---|---|
| 海外楽曲との類似性の判定 | 権利者からの申し立ても法的な認定も確認できておらず、編集部が判断する立場にないため |
| リリックに登場する薬物の隠語の解説 | 楽曲の聴きどころではなく、隠語の説明自体が記事の役割を超えるため |
| メンバーの学歴や能力に関する推測 | 本人が語っていない事柄であり、楽曲の評価とも無関係なため |
| 歌詞の逐語引用 | 著作権上の制約があり、要約で足りるため |
| 曲の優劣や順位 | 同じクルーの楽曲に編集部が順位を付けても判断材料にならないため |
| 確認できない元ネタの断定 | 公式クレジットでの裏付けが取れないため |
これらはいずれも、旧版の記事に含まれていた内容である。とくに薬物の隠語の解説と、メンバーの学歴に関する推測は、楽曲記事が担う役割を明確に超えていた。
CHAPTER 06 / SECTION 10BAD HOPのおすすめ曲に関するよくある質問(FAQ)
BAD HOPの楽曲への検索で繰り返し現れる疑問は、最初の1曲、代表曲、そして解散後の入手方法の3方向に集中している。確認できている範囲で回答する。
CHAPTER 06 / SECTION 11まとめ|10年で終わると決めたクルーの、聴きどころ
BAD HOPは2014年から2024年までの10年間、神奈川県川崎市を拠点に活動した8MCのクルーである。2016年の無料配布ミックステープで名前が全国へ広がり、2017年のアルバムでヒット曲を出し、2018年には8人全員が並ぶ曲を発表した。
最初の1曲を選ぶなら「Kawasaki Drift」になる。8人全員のバースが入っているため、誰がどんな声なのかが一度で掴める。地元の名前を曲名に据えた点も、このクルーの立ち位置をそのまま表している。
2023年に解散を発表し、2024年2月19日の東京ドーム公演で活動を終えた。解散を前提に作られた「Champion Road」と「Last Party Never End」まで聴くと、10年という区切りを自分たちで決めたクルーの筋が見えてくる。
この記事の要点
- 最初の1曲は「Kawasaki Drift」、8人全員が参加した唯一に近いマイクリレー曲
- 本記事は初期4曲・拡大期7曲・終盤4曲の計15曲を紹介、2020年以降の楽曲を新たに追加
- BAD HOPは2024年2月19日の東京ドーム公演をもって解散、約5万人を動員
- ラストアルバム「BAD HOP (THE FINAL Edition)」からChampion RoadとLast Party Never Endを収録
- ベストアルバム「BAD HOP FOREVER」は全32曲、メンバー自身が選考しており選曲そのものが資料になる
- 旧版にあった順位と5段階の星評価は廃止し、目的別の判断列に置き換えた
- 楽曲の類似性・薬物の隠語・メンバーの学歴に関する記述は、扱わない事項として明示のうえ削除した
— Djtube 編集部 / 2026.08
※本記事は、配信サービスの公式トラックリスト・レーベル発表・音楽メディアの報道で確認できた事実のみを記載しています。楽曲の類似性については権利者の申し立ても法的な認定も確認できないため、判断を示していません。歌詞の逐語引用は行っていません。確認日:2026年8月16日。

