JAKEN
JAKENは、広島県廿日市市出身のラッパーである。18歳で大阪へ移り、韻踏合組合のHIDADDYが手掛ける店でスタッフとして働きながら活動を始めた。2023年、YouTubeチャンネル03-Performanceで披露した「Seaside Flow」が大きく再生され、一気に全国区になっている。全国からオファーが届くようになった現在も、拠点を地元の広島に置き続けている点がこのラッパーの性格をよく表している。この記事では、生い立ちからブレイクまでの経緯と、現在の活動を整理する。
この記事でわかること
- 読み方・年齢・出身地といった公表済みの基礎情報
- 広島から大阪へ移り、活動を本格化させるまでの流れ
- 「Seaside Flow」でブレイクした経緯と、その後の作品
- 拠点を広島へ戻した理由
- 交友関係と、コラボレーションの相手
- 公開情報から整理したMBTIの推定と、その根拠
よくある疑問と、短い答え
検索でよく並ぶ疑問を先に片付けておく。細かい経緯や根拠は本文の各章で扱うので、まずはここで全体像を掴んでほしい。
| 疑問 | 短い答え | 補足 |
|---|---|---|
| 読み方は | ジャケン | 広島弁の「〜じゃけん」から |
| 何歳か | 23歳 | 2003年生まれ |
| 誕生日は | 公表されていない | 生年のみ判明 |
| 出身は | 広島県廿日市市 | はつかいちし |
| 本名は | 非公表 | |
| 拠点はどこか | 広島 | 一時は大阪 |
| 代表曲は | Seaside Flow | 2023年の03-Performance |
| MBTIは | ISTJ(推定) | 本人の公表なし |
MBTIは当編集部が公開情報から整理した推定であり、本人による公表でも心理的な診断でもありません。根拠は人物像の章に示しています。
CHAPTER 01 / SECTION 01JAKENの基本プロフィール|読み方・年齢・出身
JAKENは2003年生まれ、広島県廿日市市出身のラッパーである。読み方はジャケンで、名義は広島弁の「〜じゃけん」に由来する。
自分が育った地元のこと。ヒップホップでは出自を示す語として重視される
名義が方言から取られている点からも分かるとおり、地元との結びつきを前面に出すラッパーである。リリックにも「広島」と「Seaside」という語が繰り返し登場する。
この記事で扱わないこと
年収や資産の推定は扱わない。検索上に並ぶ収入の金額は、いずれも根拠の示されない試算である。
誕生日についても、SNSの投稿から特定の日を挙げる情報があるが、本人による公表がないため記載しない。本名、身長、血液型も同様に非公表である。
CHAPTER 02 / SECTION 02生い立ちと広島
JAKENは生まれも育ちも広島県で、18歳まで地元で過ごしている。海沿いの町という環境が、そのまま作品の背景になっている。
出身地の詳しい場所を本人が特定して語ることは少ないが、リリックには「Seaside」という語が繰り返し現れる。実家から車で10分ほどの範囲に、いまも通う店があると語っている。
地元については、地方都市であることの両面を挙げている。自然が多く時間の流れが緩やかである一方、東京に比べて機会が少ないことへの悔しさもあったという。地方で成功した人が都市へ出ていくため、若い世代にとって成功が身近に感じられない構造がある、という見方も示している。
その環境で夢が叶うことを自分が証明したいという趣旨を語っており、後に拠点を広島へ戻す判断とつながっている。
生い立ちに関する記述
生い立ちについては、リリックの中で厳しい環境にいたことを明かしている。周囲の状況について「友達ほぼ全員前科持ち」とラップした箇所もある。
CHAPTER 03 / SECTION 03ラップを始めるまで
ヒップホップを知ったきっかけは、テレビとYouTubeのバトル番組だった。入口としては同世代に共通する経路である。
フリースタイルダンジョンと高校生ラップ選手権を通じてヒップホップを知ったと語っている。特にT-PablowのバトルはバースをそらんじられるほどFewestに見返していたという。
そこからBAD HOPの楽曲へ進んだ。当時の自分たちにとってBAD HOPはファッションから話題の中心まで、すべてを占める憧れの存在だったと振り返っている。
中学時代の練習方法
中学の頃は、学校で友達とバトルをするのが流行っていたという。ただし自分で考えたバースは下手だったため、あまり知られていないうまい人のバースを丸暗記し、自分のもののように吐いていたと明かしている。
どれだけ知られていないバースを暗記して自分のものらしく言えるかが肝だった、というのが本人の説明である。型を借りて構造を覚えるという学習の順序が、ここに表れている。
CHAPTER 04 / SECTION 04大阪へ、そして一二三屋
18歳のとき、JAKENは大阪へ移り住んでいる。ここで活動が本格化した。
本格的にラップをやるつもりで、韻踏合組合のHIDADDYのもとを訪ねた。行けばラップをさせてもらえるという情報を得ていたためだという。
ところが訪ねた当日は花見の予定で、そのまま連れて行かれることになった。食事の場で「この公園でワンバース蹴ってみろ」と言われ、ヒップホップとは無関係の花見客の前でラップすることになったのが、初めて人前でラップした経験だったと語っている。
当時を振り返って、いまでも無茶振りだったと思うという趣旨のことを述べている。
一二三屋のスタッフとして
大阪では、HIDADDYが手掛ける店「一二三屋」でスタッフとして働き始めた。働き始めて数か月後には、HIDADDYが撮影を担当したファーストMV「For Tossy」を発表している。
現在は一二三屋のスタッフではないが、大阪を拠点に活動する土台はここで作られた。
生活を組み直した時期
大阪で仕事を見つけた後、先輩から人生の進め方について指摘を受けたことが転機になったと語っている。目の前の楽しいことを追いかけて生きる形では計画性がない、と自分でも思い当たったという。
そこから目標を具体的に立て直した。飾らずに言えば、認められて、収入を得て、生活を整えるというヒップホップ的な成り上がりの像が、自分の目指すものと一致していたと述べている。
同時期にギャンブルもすべてやめている。かつては自称パチプロだったといい、やめられた自分が不思議だと本人が語るほどの転換だった。
CHAPTER 05 / SECTION 05キャリアの歩み
JAKENのキャリアは、大阪でのスタートからブレイク、そして地元への回帰という順で動いている。短期間での動きである。
活動開始から現在までを時系列に並べると、ブレイクからアルバムの発表までが立て続けであることが分かる。
この年表のうち、キャリアの向きを決めた局面がいくつかある。以下、順に掘り下げていく。
CHAPTER 06 / SECTION 06ラップスタイル
JAKENのラップは、オートチューンを使ったメロディアスなフロウが軸になっている。硬さと柔らかさが同居している。
音程を補正するソフトウェア。効果を強くかけることで独特の質感を出す使い方が定着している
かすれ気味の声を使った力強いラップと、メロウなラップが同じ曲の中に共存する。この振れ幅が、聴き飽きさせない構成につながっている。
主なスタイルの特徴は次の3点である。
- オートチューンを使ったメロディアスなフロウ
- 成り上がりや厳しい環境での生活を率直に綴ったリリック
- 意外性のあるワードチョイス
リリックには成り上がるという意志が前面に出る。同時に、予想外の語を差し込むことで単調にならない構成が取られている。
影響を受けたラッパー
影響を受けたラッパーとしてWatsonの名前が挙がる。楽曲の雰囲気に共通するものがあり、03-Performanceへの出演で注目を集めたという経路も重なっている。
このラインは、Watsonらの楽曲に出てくる「じゃんけん」の一節を踏まえたものである。先行する曲の言い回しを引き受けたうえで、自分の状況に置き換えるという書き方をしている。
イベントでの共演も多く、JAKEN x WATSON x ROMMY Montana名義の「Type Beat」や、03-Performance主催の「03-Cypher 2023」でも顔を合わせている。
海外のアーティストではGunnaやDrakeをよく聴くと語っている。作風が自分と似ているわけではないが、両者とも話題が絶えない点に親近感があるという。
CHAPTER 07 / SECTION 07Seaside Flowでのブレイク
JAKENの名前が全国に届いたのは、2023年の「Seaside Flow」である。この1曲で状況が変わった。
知名度のある側が、まだ知られていないアーティストを引き上げること。共演や作品への起用という形をとる
YouTubeチャンネル03-Performanceで披露された楽曲で、地元広島の海沿いを背景にストーリー性のあるリリックが乗る。当初の目標だった100万回再生を大きく超え、その後400万回を超える再生数に達している。
トラックとチャンネルの代表を務めるRommy Montanaは、この曲について当初から手応えを持っていたと語っている。
出演者を選ぶ基準について、流行るかどうかではなく格好いいかどうかで決めていると述べており、当時まだ知名度の低かったJAKENの起用もその判断によるものだった。
歌詞に込められた皮肉
本人はこの曲のフックについて、じゃんけんを題材にした一節を最も代表的な歌詞として挙げている。
先行する楽曲の「負けないチョキ」という言い回しを引きつつ、実際には安い食事を賭けたじゃんけんで負けているという状況を重ねた。当時の自分の金銭感覚と置かれた状況が、そのまま伝わる形になったと自賛している。
ラップスタア誕生2023には落選
同時期に応募した「ラップスタア誕生2023」では、書類選考で落選している。車内で撮影された応募動画が公式アカウントから公開された。
この落選については、後の楽曲のリリックにも取り込まれている。翌年の「ラップスタア誕生2024」には応募していない。
Rommy Montanaとの関係
Rommy Montanaは、数ある03-Performanceの映像の中で最も思い入れのある作品として「Seaside Flow」を挙げている。「Seaside Flow」はトラックもRommy Montanaが手掛けたものである。
その後、楽曲「SHINE」でも再びタッグを組んでいる。
CHAPTER 08 / SECTION 08代表曲|どこから聴くか
JAKENの楽曲は、生い立ちを語るものと成り上がりを宣言するものに大きく分かれる。性格の違う3曲を挙げる。
ルーツを知りたいのか、スキルの高さを聴きたいのかで入口が変わってくる。目安として整理しておく。
| 曲名 | 内容 | 向いている人 |
|---|---|---|
| DONZOKO | どん底から這い上がる過程 | ルーツを知りたい人 |
| White Tee | 18stopとのマイクリレー | コンビネーションを見たい人 |
| STREET PAIN | 路上の痛みと成り上がり | スキルの高さを聴きたい人 |
いずれも配信で聴くことができる。以下では、それぞれの曲が何を歌っているのかを順に見ていく。
DONZOKO
1st MIX TAPE『SEA SIDE TAPE』から先行して発表された楽曲である。タイトルどおり、どん底から這い上がる過程を生々しく描いている。
金が貯まらないどころか家の風呂も使えなかった状況が、具体的な描写で置かれている。YZERRの歌詞が当時の痛み止めだったという一節からは、聴く側だった時期の自分が見える。
White Tee(JAKEN & 18stop)
同じく大阪を拠点に活動する18stopとの共演曲である。成り上がろうとする意志と、噛み合ったマイクリレーが聴きどころになっている。
血で汚れたTシャツ、よれたブランド品、母親に隠しながら書くリリックといった要素が並ぶ。成功の前段階にある状況を、飾らずに置いている点が共通している。
STREET PAIN
路上の痛みという言葉で、成り上がる過程を描いた楽曲である。メロディアスさを抑え、強気に攻めるスタイルを取っている。
前述の落選についてもここで触れられている。不利な出来事を隠さずに素材にするという姿勢が、この一節に表れている。
CHAPTER 09 / SECTION 09広島へ戻った理由
JAKENは現在、拠点を地元の広島に置いている。全国からオファーが届くようになった後の判断である。
2024年6月には1stアルバム『PUSHIN J』を、その後2ndアルバム『SEA SIDE LAND』を発表した。POP YOURSやRed Bull RASENといった大型の企画にも出演している。
こうした状況で東京へ移らず、広島に自身のスタジオを構えて活動を続けている。地方で成功した人が都市へ出ていくことで、若い世代にとって成功が身近でなくなるという構造を本人が指摘していたことは、第2章で触れたとおりである。
その構造を自分が変える側に回るという選択が、拠点を戻す判断につながっている。
成功した書き手が地元に残るかどうかは、その土地のシーンにとって大きな差になる。近くに実例があるかないかで、次の世代が抱く現実味が変わるためである。JAKENが繰り返す「Seaside」という語は、単なる出自の表示ではなく、その場所に居続けるという宣言としても機能している。
成功を通過点と位置づける
現時点について、本人は成功したとは思っていないと語っている。目指している姿があり、いまはその通過点にすぎないという認識である。
ヒット曲が出たり良いことがあったりしたときに、それを喜ぶこと自体は悪くない。ただし浮かれて仕事を疎かにすれば、入れ替わりの激しい業界ではすぐに落ちていく。その激流の中で登り続けたいという趣旨を述べている。
CHAPTER 10 / SECTION 10交友関係|一二三屋で築いたつながり
JAKENは関西と東海圏を中心に、幅広いラッパーとつながっている。一二三屋での時期に築いた関係が中心にある。
名前が挙がるのは次の顔ぶれである。
特に一二三屋に関わっていたメンバーとの関係が深く、大阪へ移ってからは共作やイベントでの共演を重ねていた。
18stop
大阪を拠点とする18stopは、JAKENが最も多く共作しているラッパーの一人である。「White Tee」「Spotlight」「KAMAHEN」などの楽曲がある。
同じ03-Performanceから広く知られるようになった同世代であり、掛け合いの噛み合い方に現れている。
韻マン
韻マンとは、一二三屋のスタッフとして一緒に働いていた時期がある。HIDADDYを介して大阪で知り合ったと本人が語っている。
JAKEN G名義で活動していた初期から、韻マンの「fucked up!! feat. JAKEN G」で共演していた。
炒炒との関係の変化
かつてはSNS上で炒炒について批判的な発言をしていた時期がある。
その後2023年以降はイベントでの共演が増え、03-Performanceの「03-Cypher」でも顔を合わせた。炒炒が「Seaside Flow」のリミックスを発表するなど、距離が縮まっている。
CHAPTER 11 / SECTION 11人物像とMBTIの推定
JAKENの言動には、目標を立てて逆算し、決めたことを守り続ける傾向が一貫して現れている。公開されている発言から整理する。
MBTIはISTJと推定される
推定の根拠になるのは、本人のインタビュー発言と公開されている行動から拾える次の5点である。
| 観察された言動 | 対応する傾向 | 出所の種類 |
|---|---|---|
| 先輩の指摘を機に目標を立て直したと語る | 計画を立てて逆算する | 本人のインタビュー発言 |
| ギャンブルをすべてやめた | 決めたことを守り続ける | 本人のインタビュー発言 |
| 現状を通過点と位置づけ浮かれないと述べる | 長期の視点で構える | 本人のインタビュー発言 |
| 全国からのオファーがある中で拠点を地元に戻した | 一貫した価値観を優先する | 公表された活動 |
| 中学時代に他人のバースを暗記して構造を学んだ | 型から入って身につける | 本人のインタビュー発言 |
その場の勢いに任せるより、いったん決めた方針を維持する方向へ振れる傾向が強い点が、この推定の中心にある。
ESTPとも読める理由(対立仮説)
一方でESTPと読む見方も成り立つ。目指す目標として挙げているのは、認められること、収入を得ること、生活を整えることという具体的で現実的なものである。抽象的な理念ではない。
大阪へ移り、その足でHIDADDYのもとを訪ねるという動き方も、状況へ飛び込む型に近い。楽曲で見せる派手さも、堅実さだけでは説明しにくい。
判断が割れるのは、計画を守る場面と、目の前の機会へ飛び込む場面がどちらも高い頻度で現れるためである。当編集部はISTJを主として置くが、断定はしない。
ファッション
ハイブランドを中心にしたラグジュアリーストリートが基本である。タイトなサイジングで合わせる点に特徴がある。
シルバーアクセサリーの着用頻度が高く、なかでもCHROME HEARTSはブレスレットやネックレスなど複数を所持している。着用ブランドは次のとおりである。
- BURBERRY
- LOUIS VUITTON
- AMIRI
- CHROME HEARTS
- NIKE
- RICK OWENS
- OFF-WHITE
- SECRET
- Cartier
CHAPTER 12 / SECTION 12JAKENについてよくある質問
検索でよく見られる疑問に、公表されている範囲で答える。未公表の事項は、そのまま未公表と書いている。
CHAPTER 13 / SECTION 13まとめ|出ていかないという選択
JAKENは、成功した後に地元へ戻ったラッパーである。その判断がこの人物の性格をよく表している。
18歳で広島から大阪へ出て、一二三屋で働きながら活動を始めた。花見の場で無理やり1バース蹴らされたところから、2023年の「Seaside Flow」で全国区になるまで、数年しかかかっていない。
その速さの一方で、生活の組み直しには時間をかけている。先輩の指摘を機に目標を立て直し、ギャンブルをやめ、いまも現状を通過点だと語る。派手な作風と、決めたことを守る姿勢が同居している。
そして拠点を広島へ戻した。地方の若い世代にとって成功が身近でなくなる構造を、自分が変える側に回るという選択である。リリックに繰り返される「Seaside」は、出自の表示であると同時に、そこに居続けるという宣言でもある。
本記事の最終更新日は記事末に記載しています。記載内容の確認時点は2026年9月5日です(確認日:2026年9月5日)。本人と関係者の公表、および音楽メディアの記載に基づいています。
この記事の要点
- 2003年生まれ、広島県廿日市市出身。読み方はジャケンで広島弁に由来
- 18歳で大阪へ移り、韻踏合組合のHIDADDYが手掛ける一二三屋でスタッフとして働いた
- 2023年に03-Performanceで披露した「Seaside Flow」で全国区になった
- 2024年6月に1stアルバム『PUSHIN J』、その後2ndアルバム『SEA SIDE LAND』を発表
- 全国からオファーが届く現在も拠点を広島に置き、自身のスタジオを構えている
- MBTIはISTJと推定、ただし本人の公表はなくESTPとも読める
— Djtube 編集部 / 2026.10
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