ベルプロフィール
神奈川県横須賀市出身のラッパー、ベル(本名:永井竜也)。リーゼントヘアと横須賀ヤンキースタイルで、2019年の高校生RAP選手権ベスト8から一気に名前を広げた。一方で複数回の刑事事件が報じられ、2023年以降は活動が確認できない状態にある。本記事では、名前の由来やラップとの出会いといったプロフィールを中心に整理し、事件については確認できている範囲を厳密に区別して記載する。
この記事でわかること
- ベルの本名・年齢・出身・MBTI(推定)といった基本情報
- 「ベル」という名前の由来(愛犬とジャグラー)
- AK-69をきっかけにラップを始めた経緯と、高校生RAP選手権での戦績
- 「零四六」「bento」という楽曲が何を歌ったものか
- 報じられた刑事事件について、確定した処分と未確認の事項の切り分け
- 2026年時点で活動が確認できていないという現状
よくある疑問と、短い答え
検索して真っ先に確認したい項目だけを、1行ずつ先に置いておく。根拠と詳細は、それぞれ対応する章で扱う。
| 疑問 | 短い答え | 補足 |
|---|---|---|
| ベルの本名は? | 永井竜也(ながい たつや)。 | 報道で確認 |
| 年齢・出身は? | 2001年生まれの25歳。神奈川県横須賀市。 | 生年月日は媒体情報 |
| 名前の由来は? | 4歳の頃の愛犬の名前と、スロット「ジャグラー」のベル。 | 本人が語っている |
| ラップを始めたきっかけは? | AK-69の楽曲。「心にグッとくる」と語っている。 | 該当章で詳述 |
| 主な戦績は? | 第15回高校生RAP選手権ベスト8(2019年)。BATTLE SUMMIT出場(2022年)。 | 該当章で詳述 |
| 逮捕されたって本当? | 報道されている。確定しているのは2021年の件で、本人が有罪判決を公表している。 | 該当章で厳密に区別 |
| 現在は何してる? | 2026年8月時点で、活動を確認できていない。 | 該当章で詳述 |
| MBTIは? | ESTP-T(推定)。 | 根拠は該当章 |
※上表は2026年8月時点で確認した内容です。「推定」とある値は本人公表ではなく、当編集部が公開情報から整理したものです。
CHAPTER 01 / SECTION 01ベルのプロフィール|本名・年齢・出身・MBTI
ベルは、本名を永井竜也(ながい たつや)という、神奈川県横須賀市出身のラッパーである。2001年生まれ。現代ではあまり見かけないリーゼントヘアがトレードマークで、MCバトルシーンで名を上げた。
※MBTIは本人が公表した値ではなく、当編集部が公開情報から整理した推定です。生年月日は複数の媒体で2001年5月6日と紹介されていますが、本人の発信や公的資料での確認は取れていません。
この記事で使う用語|高校生RAP選手権・BATTLE SUMMIT・執行猶予
ベルの経歴には、MCバトルの大会名と法律用語が交互に出てくる。先に4語を整理しておくと、以降の章が読みやすくなる。
高校生RAP選手権とは、高校生年代のラッパーが1対1で即興のラップを競うMCバトルの大会である。ベルはこの大会でベスト8に入り、名前が知られるきっかけになった。
BATTLE SUMMITとは、Zeebraが主催する国内最大規模のMCバトル大会である。年代や所属を問わず出場者が集まる場で、ベルもここに出場している。
執行猶予とは、有罪判決を受けた者について、一定期間を無事に経過することを条件に刑の執行を猶予する制度である。ベルの楽曲「bento」の題名は、この執行猶予を指す俗語の「弁当」に由来する。
横須賀ヤンキースタイルとは、本記事で用いる整理上の呼称で、複雑なフロウよりも直球の言葉と押しの強さで勝負するベルのラップの型を指す。リーゼントとスカジャンという外見も含めた一体の様式である。
4語のうち2語が大会名、1語が法律用語、1語が本人の様式である。この配分そのものが、ベルというラッパーの語られ方を表している。なお最後の1語は当編集部が整理のために用いる呼称であり、公式の分類ではない。
CHAPTER 01 / SECTION 02ベルの名前の由来|愛犬とジャグラー
「ベル」という名前には、2つの由来がある。どちらも本人が語っているものだ。
1つめは、4歳の頃に飼っていた犬の名前が「ベル」だったこと。この犬について、急に犬小屋からいなくなり、3日後にしれっと帰ってきたのが印象深いと話している。
2つめが、この人らしい。ゲームセンターのスロット「ジャグラー」で、ベルが揃ったときの嬉しさに由来している。「ジャグラーのベルと同じように」「HIP HOPシーンでベルがいたら嬉しい」という存在になりたい、という意味を込めたと語っている。
CHAPTER 01 / SECTION 03ベルの生い立ち|横須賀で名の知れた不良だった少年期
ベルは自身の少年期について、公の場で繰り返し語っている。小学生の頃から気に食わない相手とはすぐ喧嘩し、中学に上がると近隣の中学へ出向くような日々だったという。
地元では名の知れた存在になり、学校内を警察がパトロールする事態になった。結果、本人いわく「中学校を出禁」になっている。謹慎ではなく出禁という言葉が出てくるあたりに、当時の状況が表れている。登校できなくなってからは、学校の外での行動がさらに増えたと語っている。
将来については、「横須賀にクラブを作り、自分が育った地元を盛り上げたい」と語っていた。地元に迷惑をかけた分を還元したい、という趣旨の発言である。
CHAPTER 02 / SECTION 04ベルがラップを始めたきっかけ|AK-69との出会い
ベルがラップに向かった直接のきっかけは、AK-69の楽曲だった。AK-69のリリックについて、「心にグッとくるものがあり、自分たちのことを書いたようなリリックなので、かっこいいと感じた」と語っている。
ラップを始めたのは16歳頃。「俺の方が口喧嘩は強い」という発想から入ったと語られており、そこがこの人らしい。動画サイトで高校生のラップバトルを見て、各地のバトルイベントに出場するようになる。
当初はYouTubeのコメント欄で叩かれることも多かったが、出場を重ねるうちにスキルが伸び、評価が変わっていった。
CHAPTER 02 / SECTION 05ベルのバトル戦績|高校生RAP選手権ベスト8からBATTLE SUMMITまで
ベルの名前を一気に広げたのが、2019年4月開催の「BAZOOKA!!! 第15回高校生RAP選手権 in TOKYO」である。オーディションを通過して本戦に出場し、紹介VTRでは「今回は俺が荒らします」と宣言していた。
そして宣言どおり、1回戦で前回大会優勝者のHARDYを破るという波乱を起こし、ベスト8まで進んだ。リーゼントと元不良というルーツを生かした荒々しいバトルスタイルが、シーンの外にも知られるきっかけになる。
| 年 | 大会・出演 | 結果・内容 |
|---|---|---|
| 2019.04 | 第15回高校生RAP選手権 | ベスト8。1回戦で前回優勝者を破る |
| 2019 | 第16回高校生RAP選手権 | 出場 |
| 2019 | U-22 MCBATTLE 2019 FINAL | 戦極MC BATTLE主催 |
| — | フリースタイルダンジョン | テレビ朝日系 |
| — | ハイスクールダンジョン | ABEMA配信 |
| 2022.08 | BATTLE SUMMIT | 日本武道館。RYKEY DADDY DIRTYと対戦し敗退 |
2022年8月には日本武道館で開催されたBATTLE SUMMITにも出場している。6団体共催の大規模トーナメントで、1回戦の相手はRYKEY DADDY DIRTYだった。結果は敗退している。
CHAPTER 02 / SECTION 06ベルのラップスタイル|横須賀ヤンキースタイル
ベルのラップは、複雑なフロウでも言葉遊びでもない。横須賀のヤンキーカルチャーをそのまま乗せた、直球のスタイルである。
- 「メリケンつけてテンプシーロール」
- 「平成から昭和 新元号は令和 ずっとぶっちぎるリーゼントヘアーだよ」
- 「地元に100人全員集合 三段シートにリーゼント風防」
三段シート、風防、リーゼント。暴走族の記号をそのまま韻に乗せる書き方は、同時期の若手ラッパーの中では明確に異質だった。相手を威圧するスタイルで、バトル中は顔の距離が極端に近いのも特徴である。ただし後年は、オラつきよりも熱量で押すスタイルに変化していったと見られている。
CHAPTER 03 / SECTION 07ベルの楽曲|零四六とbento
ベルはバトル出身のラッパーだが、音源も残している。そのどちらもが、自身の実体験と直結した内容になっている。
零四六(2021年10月)
留置場での体験をもとにしたリリックで作られた楽曲である。300万回以上再生され、「アクリル板越しのグータッチ」という一節はTikTokでも広がった。バトルでの知名度が音源に接続した最初の例になった。
bento(2022年1月)
タイトルの「弁当」は、俗語で執行猶予を意味する。人が常に持ち歩き、食べたらなくなってしまう弁当を、釈放後もついてまわり期間中に罪を犯せば消える執行猶予にかけた言い方である。
「弁当食い切るぞ 無駄にしないアイツらの分も あん時より見せたい成長」という一節が、この曲の主題を端的に示している。執行猶予期間を全うするという宣言として書かれた楽曲だった。
ベルの入門ガイド|どこから聴くかの判断表
ベルはバトルと音源の両方に記録が残っている。それぞれの入口を、発表年・内容・聴きどころ・向く聴き方の軸で並べたのが次の表である。
| 入口 | 時期 | 形式 | 聴きどころ | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| 零四六 | 2021年10月 | 音源 | 留置場での体験を書いたリリック。「アクリル板越しのグータッチ」の一節がTikTokでも広がった | 実体験と直結したリリックから入りたい人 |
| bento | 2022年1月 | 音源 | 題名の「弁当」は執行猶予を指す俗語。期間を全うするという宣言として書かれている | 言葉の掛け方・題名の付け方から入りたい人 |
| 高校生RAP選手権 | 高校生年代 | バトル映像 | ベスト8まで進んだ試合。名前が知られる起点になった | バトル出身ラッパーの原点から追いたい人 |
| BATTLE SUMMIT | 近年 | バトル映像 | 大規模大会での立ち回り。宣言してから回収する組み立てが見える | 現在に近い状態から入りたい人 |
この表から読み取れるのは、音源とバトルのどちらから入っても同じ主題に行き着くという点である。留置場も執行猶予も宣言も、すべて本人が実際に通った出来事がそのまま素材になっている。
※判断列(こんな人におすすめ)を上書きしてお使いください。
向いていないケース|技巧の緻密さを最優先する人
多音節の押韻や複雑なフロウの構築を最優先の基準として聴く人には、ベルのラップは物足りなく感じられる可能性がある。本人が選んでいるのは技巧の密度ではなく、直球の言葉と瞬間の圧で押し切る型だからである。
また、本記事は刑事事件に関する記述を含む。確認できている事実の範囲に限定して書いているが、そうした経歴に触れること自体を避けたい場合、このラッパーは入口として向かない。その場合は、バトル映像ではなく音源から入るほうが接点を作りやすい。
CHAPTER 03 / SECTION 08ベルのファッション|リーゼントとスカジャン
ベルの外見上の最大の特徴がリーゼントヘアである。中学時代はオールバックや剃り込みを入れた坊主も試したが、最もしっくり来たのがリーゼントだったと語っている。
きっかけは映画「ビー・バップ・ハイスクール」を見たことだった。1980年代の不良文化を、2000年代生まれのラッパーが現在形でやっているところに、この人の独自性がある。
服装は横須賀らしいヤンキースタイルで、とくにスカジャンを着ることが多い。米軍基地のある街の記号を、そのまま身につけている形になる。
CHAPTER 04 / SECTION 09ベルの刑事事件|確認できている事実の範囲
ベルについては複数回の刑事事件が報じられている。ただし「逮捕」と「有罪の確定」は別のものである。本章では、確定している処分と、報道されたが処分を確認できていない事項を明確に分けて記載する。
報道と本人の公表から確認できている範囲を、時期・報じられた内容・処分の確認状況の3軸で並べたのが次の表である。確認できていない項目は空欄にせず、その旨を明記している。
| 時期 | 報じられた内容 | 処分の確認状況 |
|---|---|---|
| 2021年5月 | 強盗殺人未遂の容疑で逮捕 | **確定。**本人がSNSで、罪名が傷害罪となり懲役2年・執行猶予4年の有罪判決を受けたと公表している |
| 2022年9月 | 同年8月に横浜市内で起きた傷害事件の容疑で逮捕・起訴 | **未確認。**起訴と勾留までは報じられているが、判決の内容を確認できていない |
| 2022年12月 | 2021年9月に福岡市内のホテルで大麻を所持したとする大麻取締法違反(所持)の容疑で逮捕 | **未確認。**取り調べでは黙秘したと報じられている。その後の処分を確認できていない |
表を横に読むと、逮捕が報じられた件数と、処分まで確認できている件数が一致していないことが分かる。以下では確認できている2021年の件と、報道が逮捕・起訴までにとどまっている2022年の件を分けて扱う。
2021年の件|本人が公表している
3件のうち、処分まで確定していると言えるのはこの1件だけである。2021年9月に本人が投稿で、5月に強盗殺人未遂の容疑で逮捕され、最終的に懲役2年・執行猶予4年の有罪判決を受けたと明かしている。その際「賛否両論はあると思うけど、それが俺のリアルだから」と書き添え、留置場で書いたリリックをもとにした楽曲「零四六」を発表した。
2022年の2件|報道は逮捕・起訴まで
2022年9月の件は、同年8月19日に横浜市港南区の路上で男性に傷害を負わせたとする容疑で、神奈川県警が逮捕したと報じられたものである。その後起訴され勾留されていたことまでは報じられているが、判決の内容は確認できていない。
2022年12月の件は、2021年9月に福岡市中央区のホテルで大麻を含む植物片0.942グラムを所持したとする容疑によるもの。取り調べに対して黙秘したと報じられており、こちらも処分は確認できていない。
CHAPTER 04 / SECTION 10ベルの現在|活動が確認できていない状態
2026年8月時点で、ベルのラッパーとしての活動を確認できていない。新規のリリースやライブ出演の情報はなく、SNSの更新も途絶えている状態が続いている。
引退や活動休止についての公式な発表も確認できていない。つまり「引退した」とも「活動している」とも書けない状態である。本記事では、いずれかを断定することはしない。
ベルは2022年8月に公開された動画で、今後はトラブルを起こさず一人前のラッパーになりたいと語っていた。その数日後に事件が報じられている。この落差をどう読むかは読者に委ねるが、当編集部としては、確認できていないことを確認できたかのように書かないという一点だけは守りたい。
CHAPTER 05 / SECTION 11ベルの人物像とMBTI|ESTP-T(推定)と判断の根拠
当編集部は、ベルのMBTIをESTP-T(起業家タイプ)と推定している。本人が公表した情報ではないため、以下に判断の根拠を示す。
| 観察された言動 | 対応する傾向 | 出典の性質 |
|---|---|---|
| 本戦前に「今回は俺が荒らします」と宣言して実行した | 結果より先に宣言し、その場で回収する(Se優位) | 番組VTR |
| 複雑なフロウではなく、直球の言葉で押すスタイルを選んだ | 技巧より瞬間の圧を優先する | 楽曲・バトル映像 |
| 「俺の方が口喧嘩は強い」という理由でラップを始めた | 抽象的な理想より、得意な手段から入る | 本人発言 |
| リーゼントを試行錯誤の末に選んだ | 自分に合うかを実地で確かめる | 本人発言 |
| コメント欄で叩かれながら出場を重ねて評価を変えた | 批判の中でも現場に立ち続ける | 活動の推移 |
| 「横須賀にクラブを作りたい」と具体的な形で地元還元を語る | 理念より具体物で考える | 本人発言 |
表から読み取れるのは、6項目のすべてが「宣言」「直球」「実地」といった、その場で結果を出す方向に揃っていることである。技巧を積み上げるより先に現場へ出る判断が繰り返されている。出典の性質は番組映像と本人発言に限られ、刑事事件に関する事項は根拠に用いていない。
対立仮説|ISTP-Aとも読める理由
ISTP-A(巨匠タイプ)と読む余地もある。音源をほとんど残さずバトルを主戦場にしてきた点、自己プロデュースや発信を積極的に重ねてこなかった点は、外向的なEというより内向的なIの特徴に近い。
判断が割れるのは、バトルという場での振る舞いと、それ以外の場での発信量に差があるためだ。本記事では、宣言してから回収する行動様式と、対面での圧の強さを重く見てESTP-Tを第一の推定とした。
CHAPTER 05 / SECTION 12ベルに関するよくある質問(FAQ)
ベルへの検索で多いのは、本名・年齢・出身といった基礎情報と、刑事事件の経緯、そして現在活動しているのかという3点である。以下では、確認できている範囲と確認できていない範囲を区別したうえで、その場で答えが完結する形にまとめた。
CHAPTER 05 / SECTION 13まとめ|横須賀から出てきたリーゼントの現在地
2001年生まれ。リーゼント。スカジャン。三段シートと風防を韻に乗せる。
ベルがやっていたのは、2000年代生まれの人間が1980年代の不良文化を現在形で鳴らすという、かなり無茶な試みだった。だからこそ、高校生RAP選手権で前回優勝者を倒した1回戦は、シーンの外にまで届いた。
その後に何が起きたかは、本文の該当章で整理したとおりである。確定しているのは2021年の1件だけで、残りは逮捕と起訴が報じられたところまでしか確認できていない。そして2023年以降、活動そのものが追えなくなっている。
「弁当食い切るぞ」と書いた曲があった。「横須賀にクラブを作って地元を盛り上げたい」と語った映像も残っている。それらが今どうなっているのかを、当編集部は確認できていない。
分からないことを分からないまま置いておく。この記事についてはそれが唯一まともな書き方だと考えている。新しく確認できたことがあれば、そのつど追記する。
※本記事の発言引用は、本人が公に語った内容および報道で確認したものです。初出媒体を特定できていない引用については、推測での帰属を避け、出典を付していません。確認日:2026年8月10日

