Young Daluプロフィール・経歴と作品
Young Dalu(ヤングダル)は、東京都台場出身のラッパー。2023年5月17日からはDALUの名で活動している。幼なじみと組んだNormcore Boyz、現在のTokyo Young Visionでの作品と、ロックや歌を取り入れたソロの両方で、自分の声を作ってきた。高い声とメロディーを生かすフロウは、パーティーの熱気にも、迷いを歌う曲にもなじむ。
PROFILE / PROFILEYoung Daluのプロフィールと改名
本名は織田一希(おだ かずき)。本人の公式配信プロフィールには1997年生まれと記載されている。生まれも育ちも東京都港区台場で、フィリピン人の母と日本人の父のもとで育った。
Young Daluという名は、Hideyoshiと話して決めたものだ。DALUには、しぶとく生きて、簡単にはいなくならない存在になりたいという気持ちがあり、Youngは、日本語のラップで最初に強く惹かれたYoung Hastleから受け取ったという。2023年には四文字のDALUを前へ出したいと考え、Youngを外した。
血液型はO型と紹介されてきた。
PROFILE / EARLY-LIFEYoung Daluの生い立ちと台場
ロックとギターから、HIPHOPへ
音楽へ入ったきっかけを本人が話す、ニートtokyoのインタビューだ。ラッパーとして知られる以前の、ロックとの出会いにも触れている。
中学時代にはELLEGARDENに憧れてレスポールのギターを買い、GREEN DAYをサマーソニックで観た。買ったギターは後に「Call I」のMVにも登場する。ラップに転じたからといって、バンドの音や歌への興味が消えたわけではなかった。
高校時代にはアメリカへ留学。帰国後、地元の先輩に勧められたHIPHOPを聴き、自分でもラップを始めた。Drakeなどのメロディアスなラップや、地声の高さを生かすうえで参考にしたTravis Scottの表現も、声の使い方につながっている。
幼なじみからNormcore Boyzへ
OSAMI、Gucci Prince、Big Mikeとは、音楽を始める前からの幼なじみ。Gucci Princeとはフィリピン出身の母親同士も仲がよかった。以前の紹介には、仕事先もGucciと一緒だったという話も残る。お台場は子供が少なく、学年をまたぐつながりができやすい街だった。
先輩から聴かせてもらった音楽を、今度はDaluが仲間へ聴かせた。フリースタイルから曲作りへ進み、Young Dalu、OSAMI、Spadaを中心にNormcore No Moreとして活動を始め、渋谷Familyで初ライブを行った。後からメンバーが加わり、Normcore Boyzになった。
グループ名を考えたのはYoung DaluとOSAMI。ファミリーレストランで話すなか、シンプルな装いを表すノームコアと、普通に暮らしながら音楽を作る自分たちの姿を重ねた。普通というだけでなく、聴き手と地続きにいるという感覚もあった。
2016年にはアルバイトをしながら前身の活動を始め、2018年に「Normcore No More」を発表。正式なクルーの結成を2018年とする公式プロフィールと、前身の始動は分けて押さえたい。以前の紹介でGucci Princeは、久々に会ったDaluの一節に驚き、一生ついていこうと思ったと語っていた。ライブ後には他の出演者の最前列ではしゃぐほど、皆でパーティーを楽しんでいた。
2018年のGizmodoの取材では、イヤホンマイクを使い、パソコンへ録音していた頃を振り返っている。仲間とは地元の屋上などに集まって練習していた。各自がYouTubeで好みのビートを探し、LINEで持ち寄った。Weny Dacilloの誘いでスタジオを経験してからも、地元で顔を合わせて作る感覚が土台にあった。
ミックステープ「TOKIO TELEPORT」では、三、四か月で作った約三十曲から十曲を選んだ。また別の機会には、知人の女性シンガーを誘った日に録音し、帰りの電車でジャケットを作り、Daluの家で公開したという。予定を細かく決めて作り込むより、その日に集まった人やアイデアを曲へ移していく作り方だった。
PROFILE / CAREERYoung Daluのクルーと仲間
Normcore Boyzの活動休止
「1/27 Gucci Prince & Spada インスタライブ Normcore Boyz脱退?!」としてKチー牛ちゃんが公開した映像。二人側の配信を扱う第三者投稿で、Daluへのインタビューではない。
Normcore BoyzはYoung Dalu、OSAMI、Spada、Gucci Prince、Big Mikeを中心とし、DJ NORIOも活動を支えた。2020年に1stアルバム「MEDIAGE」を発表したのち、2021年3月末に活動を休止した。
当時はGucci PrinceとSpadaの離脱が伝えられ、二人側から仲間との関係や問題解決をめぐる不満が示された。2021年2月6日に報じられたグループの発表は、三月末での活動休止を告げている。離脱の説明とグループ全体の発表を分けてたどる必要がある。
Gucci Prince & Spada「Intro.」
2021年に二人が発表した「Intro.」の公式リリックビデオ。Young Dalu本人の楽曲ではなく、離脱した側の表現として掲載している。
二人の共同作「Flatts」に収録された曲で、asciiが作曲を担当した。歌詞にある不満は二人側の表現として受け取り、Daluの行動を証明する証言とは分けて聴きたい。二人がTokyo Young Visionからも離れ、別の形で作品を出した経緯につながる曲だ。
Tokyo Young Visionに改めて合流
Tokyo Young VisionのメンバーがDJ NORIOとの出会いを話す取材。クルーの来歴を知るための映像だ。
Tokyo Young Visionは、代々木公園でのサイファーで出会った仲間を中心にできた。初期にはHideyoshiやWeny Dacilloらのつながりがあり、Normcore Boyzの作品を出す組織でもあった。グループの休止後、Daluはソロのアーティストとして改めて合流した。
2026年の公式プロフィールには、Hideyoshi、DALU、OSAMI、Big Mike、Asiff、DJ NORIO、DJ LUKEが掲載されている。2023年に加わったRento Nakamoriは、2025年のワンマンライブをもって離れたと記されている。初期の名簿をそのまま現在の所属一覧にはしない。
OSAMI、Big Mikeと続く関係
Normcore Boyzのメンバーが食を話題にする映像。Big Mikeへちょっかいを出すDaluの様子など、音源だけとは違う距離感が見られる。
OSAMIとBig Mikeとは、クルーの名前や形が変わっても共演が続く。Big Mikeは可愛い弟のような存在だと捉えてきた。2026年には三人が「DEKABAKO」で再び顔をそろえている。
HideyoshiとDJ RYOW「Celebration」
2019年のDJ RYOWの作品で、Hideyoshi、Young Dalu、VILLSHANAが参加したMV。Young Daluのソロ作品ではなく、三人を迎えたDJ RYOWの楽曲だ。
2019年8月16日に先行配信され、十月二日発売のDJ RYOWのアルバム「DREAMS AND NIGHTMARES」にも収録された。ビートはSPACE DUST CLUB、MVの監督はTaiga Minami。幼なじみの曲作りを外へ広げ、DJ RYOWの企画でHideyoshiやVILLSHANAと顔をそろえた点に、客演の意味がある。
Hideyoshiとは代々木公園のサイファーで出会い、公私にわたる関係になった。グループの休止などで落ち込んだ時期にも、Hideyoshiたちの音楽への姿勢を見て前向きになれたと話している。互いの投稿へ反応する身近さと、作品を作る関係の両方がある。
LEXから受ける刺激
Young DaluとLEXが熊本で過ごす様子を扱う映像。「HAPPY」のMVではなく、二人の活動や関係を伝える資料だ。
LEXとは地元は違っても、曲から刺激を受ける関係にある。2020年の「HAPPY」では客演し、ツアーにも同行。Daluは影響を受けるラッパーとしてLEXを挙げてきた。
LEX「HAPPY feat.Young Dalu」
XLARGEとReebokの企画で公開された、LEXの「HAPPY」へYoung Daluが参加した映像。ファッションの企画と、二人の音楽上の共演が交わっている。
二人で作詞した曲全体では、相手の存在が日々を楽しくするという短い言葉が何度も戻ってくる。服を選び、一緒に出かける身近な場面と結び付くため、大きな成功を誇るだけではない幸福感になる。この句の歌唱担当をDalu一人に限定するものではない。
PROFILE / PERSONALITYYoung Daluの人物像とMBTI
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四年かけて食べ比べたアメリカンドッグ
普段食べるものを聞かれ、アメリカンドッグの好みを語る本人インタビュー。音楽とは違う身近なこだわりが表れる。
当時は自宅の下にファミリーマートがあり、朝昼晩を問わず買っていた。約四年かけてコンビニ各社を食べ比べ、パンがしっとりして甘いファミリーマートを一番に挙げた。ローソンの当時の温め方や、セブンイレブンの太さにも独自の好みがある。現在の各社の売り方や商品の仕様を示す話ではない。
シンプルな服を、自分の形へ
PUMA、STAMPD、BORN×RAISED、p.a.m、AWESOME BOY×ICHIRYU MADE、AVALANCHE GOLD & JEWELRYなどを取り入れ、古着のバンドTシャツも好む。ルーズな輪郭だけでなく、シンプルな服の組み合わせやカスタムで、自分らしい形を作る。
ドラマ「ゲットダウン」に憧れて赤いPUMA CLYDEを買い、のちにPUMAのCELLコレクションのモデルへ起用された。好きで身に着けていた物と、音楽の活動がつながった経験だ。歯の装飾にはDr.Zaraのティースジュエリーも取り入れている。
MBTIはENFPと推定:声と服の選び方から
Djtube編集部では、公開された創作上の選択からENFPを候補とする。トラップを軸にした歌うラップを続けつつ「PUNK PUNK!」でロックの原点を前へ出したこと、シンプルな服をカスタムし、自分の表現へ変えると話したことに着目した。一つの型へ収めず、好きなものを別の形でつなぐ発想として読める。
本人が公表した診断結果ではない。服の細部やその場の感覚を重視する姿にはESFPという読み方もあり、音楽や取材で見える面だけで人格全体は決められない。家族の出自や、クルーの対立を性格推定の材料にはしない。
PROFILE / MUSICYoung Daluの代表曲
Young Dalu & OSAMI「You got me」
DJ Uppercutが制作し、Young DaluとOSAMIが共演する「You got me」。二人の作品であり、ソロのMVとは区別して聴きたい。
配信時の作品紹介では、九〇年代のR&Bを素材に、歌の視点を男性側へ置き換えた曲と説明されている。Daluの率直な言葉と、OSAMIのハーモニーが得意な歌い方を組み合わせ、相手に惹かれていく気持ちを二人で表す。隣り合うベランダから顔が見える距離で育った二人が、恋の場面でも異なる声を重ねた作品だ。
Red Bull RASEN
2021年3月、Gokou Kuyt、MFS、Young Dalu、ralphが理貴のビートでマイクをつなぐRASEN。携帯電話のリリックを見ながら、踊るように参加した姿が印象を残した。
本人は四人の中で自分が一番緊張していたと思うと振り返っている。画面での飄々とした姿と、本人が感じていた緊張の両方を置くことで、単に余裕のある人という見方には収まらない。 主催者の動画説明では、Young Daluの区間は3分56秒から、次のralphは5分38秒から。四人の共演を、Dalu一人の曲と取り違えずに追える。
YD Cool feat.OSAMI & Hideyoshi
2019年7月に公開された「YD Cool」。OSAMIとHideyoshiを迎え、甘いフックが残るセンチメンタルな曲だ。
ふざける態度と、相手に夢中になる気持ちが同時に出る。強い自己紹介を繰り返すフックの中に、この言葉が入ることで、格好つけるだけではない柔らかさが生まれる。歌の相手を、現実の交際相手として特定する必要はない。
The Girl Who Leapt Through Tokyo
2018年8月のミックステープ「CLEOPATRA」に収録された曲。アルバムの終わりを担い、ロマンティックなビートに歌うようなフロウを乗せる。
東京を駆けるイメージを、自分だけの速さではなく、家族や仲間と進む速度へ結び付ける。時を駆ける少女のように振り返らず進む姿と、身近な人とのつながりが、一つの曲の中にある。
PUNK PUNK!
2021年12月発表の「PUNK PUNK!」。エモーショナルなロックの音が前へ出る、バンドを聴いていたルーツにつながる曲だ。後にLEXを迎えた版とは区別している。
パンクしそうな自分を笑って見る相手、そこから目を覚まし、新しい自分へ進む流れの中にある一節だ。完璧さから外れることを認める言葉は、ロックの衝動と、変わりたい気持ちを結ぶ。単なるジャンル変更というより、声に出す感情の幅が広がった作品として聴ける。
PROFILE / CURRENTDALUの近年の作品
2022年1月に初のソロアルバム「KINGDXM HEARTS」、改名した2023年には「Unbirth」を発表した。ソロでは自分の感情を掘り、クルーでは人が集まる熱を作る。その両方を追うと、Young Dalu時代だけでは見えない活動が分かる。
2025年のTokyo Young Visionは、セルフタイトル作を発表し、同年七月にはデラックス版へ広げた。2026年には「EDOTENSEI」「Call I 2026」「PERFECT ERROR 03」と作品が続く。曲ごとに参加するメンバーは変わり、DALUは「UNOMITOMA」ではOSAMIと、「DEKABAKO」ではOSAMI、Big Mikeと組んでいる。
ソロ名義の新曲だけが活動の物差しではない。2026年にはCEO KAZUの「STAR LORD」、ruutoたちの「PINK SNOW!!」、Sad Kid Yazの「夜だけのフレンド」に参加。七月二十日発売のSad Kid Yazの「SUMMER」には、その共演曲が収録されている。
Journey feat.Hideyoshi
2024年7月3日の「Journey」は、DALUがHideyoshiを迎えたソロ名義のシングル。二人が作詞し、作曲にはFouxも参加している。映像はTokyo Young Visionの公式チャンネルで公開された。
人生を旅として捉え、移動する先の世界と、仲間と進む道を重ねる曲だ。この句も、到達した成功ではなく、まだ続いている過程へ目を向ける。二人が共作した曲全体の言葉として読み、名前の並ぶ箇所から実生活の全人間関係を決めつけない。
DEKABAKO feat.OSAMI,Big Mike & DALU
2026年6月6日の「DEKABAKO」は、OSAMI、Big Mike、DALUが作詞とラップ、Fouxがプロデュースを担当。台場から続く三人が、現在のクルー名義で顔をそろえる作品だ。
小さな会場でマイクを握った過去から、地元の大きなステージへ進む道筋を三人で描く。小箱と大箱の対比が、長く音楽を続けた時間の長さを示す。地元で仲間と歌う場所に着地することで、規模の拡大を一人の手柄だけにしない曲になっている。
STAR LORD feat.FTL SHINKI & DALU
2026年6月30日、CEO KAZUがFTL SHINKIとDALUを迎えた「STAR LORD」。二人が作詞し、CEO KAZUが作曲とプロデュース、JIGGがミックスを担当した。
正規歌詞でDALUのVerse 2と明記される部分だ。背伸びをしないという姿勢と、自分の旋律を伸ばすイメージが隣り合う。派手なステージの描写の中にも、過去から続く自分の道を信じる軸があり、歌うラップの持ち味を言葉そのものへ重ねている。
DALUの公式配信プロフィールと公式プロフィールから案内されるInstagramで、改名後の活動もたどれる。
仲間と鳴らす声にも、一人で迷いを歌う声にも、台場から続くDALUの道がある。
Djtube編集部

