Djtube./slide no. 15979
ARTIST WIKISENDAIKAKATO

環ROY言葉の意味と、身体が刻むリズムのあいだで

TAMAKI ROY / ARTIST PROFILE
年齢
44歳1981年11月13日生まれ
身長
170cm2024年の本人取材掲載値
本名
タマキリョウ従来の紹介表記
出身地
宮城県仙台市
学歴
大学卒業学校名は—
結婚・配偶者
既婚2018年の本人談で妻に言及
逮捕歴
—
MBTI
INTP

環ROY(タマキロイ)は、仙台出身のラッパー。MCバトルで注目を集め、ソロ作品を重ねながら、ダンサーとの舞台や絵本の文章にも活動を広げてきた。ラップから別の表現へ乗り換えるというより、言葉の音、意味、身体の動きが触れ合う場所を探している。親しみやすい「YES」から、自作のビートで組み立てた「Anyways」、U-zhaanや鎮座DOPENESSとの共同制作まで、その試みをたどる。

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CHAPTER 01 / SECTION 01環ROYのプロフィールと読み方

環ROY 基本データno. 15979
本名
タマキリョウ従来の紹介表記
アーティスト名
環ROYタマキロイ
生年月日
1981年11月13日
出身地
宮城県仙台市
身長
170cm2024年HERENESS掲載値
血液型
—
MBTI
INTP(推定)Djtube編集部の見解
兄弟・姉妹
—
ユニット
KAKATO鎮座DOPENESSとのユニット
所属
—
レーベル
B.J.L. X AWDR/LR2「Anyways」発表元
最大の実績
作品が文化庁メディア芸術祭推薦に選出「ワンダフル」「ことの次第」
学歴
大学卒業大学名は—
結婚・配偶者
既婚2018年本人談で妻に言及
子供
本人が子育てを公表
逮捕歴
—

読み方は「タマキロイ」。本名についてはタマキリョウと紹介されてきた。RYOをROYへ並べ替えたのではないかという説明もあるが、命名理由を語った本人の言葉とは分けて受け取りたい。

身長は、2024年のHERENESSによる本人インタビューで170cmと掲載された。音源のレーベル表記と、芸能事務所への所属は同じ意味ではない。「Anyways」の発売元はB.J.L. X AWDR/LR2である。

環ROY official website

CHAPTER 02 / SECTION 02仙台のスケート少年からラッパーへ

スケートビデオと「人間発電所」

仙台で育ち、中学生のころはスケートボードに夢中だった。入口は友人の兄に見せてもらったスケートビデオ。そのBGMでThe OffspringやGreen Dayを聴いていたので、最初からヒップホップ一筋だったわけではない。

変わるきっかけになったのは、高校受験の勉強中に聴いていたラジオだった。BUDDHA BRANDの「人間発電所」に衝撃を受け、日本のラップから海外のヒップホップまで聴くようになる。後に音楽の幅が広がっても、ここで受けた熱は制作の根に残っている。

上京、大学、MPCを買った友人

高校卒業を機に上京して大学へ進学。大学2年のころ、MPCを買った友人からラップを勧められ、自宅でデモを録音し始めた。DJの機材やレコードも買い、クラブへ通ううちに、音楽を一緒に作る仲間が増えていった。

J-WAVEの本人取材では、2003年に活動を始め、2004年にはコンピレーションへ参加した流れを振り返っている。大学は卒業しているが、大学名は明らかにしていない。出身高校は仙台市立仙台高等学校と紹介されてきた。

DMRと、2005年前後のMCバトル

ダースレイダーが公開したDMR「Da Me Reco Party」。ダースレイダー、METEOR、環ROY、太郎、KEN、はなび、INDARA、ガスケン、DJ TA2ROらが集う制作の記録だ。大学卒業前にはDMRとしてCDも出し、個人のデモからクルーの活動へとつながっていた。

2005年前後はMCバトルにも積極的に参加。バトルの盛り上がりを通じ、即興のラップが注目されるようになった。一方で、フリースタイルができるだけでは生活を支えるのは難しいと考え、音源の制作へ力を入れていく。

原記事が紹介したMonju対環ROYの2005年バトル映像

元の紹介で取り上げられていたのは、相手をバグの起きたファミコンに見立て、カセットを抜いて息を吹きかけ、直してしまうという比喩。身近な動作をその場の攻防へ変える、当時の即興表現を伝えるエピソードである。

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CHAPTER 03 / SECTION 03環ROYの家族と服装

本人が語った、妻と子供との散歩

福音館書店が再掲した「母の友」2018年5月号の本人談には、当時0歳だった子供、妻、自分の3人で散歩する話がある。散歩の途中で見たのは、工事現場の前にいる5歳ほどの子供と、その父親だった。何をしているのか尋ねられた父親が、恐竜の化石を掘っているのだと答えると、子供は恐竜の種類へ話を広げたという。工事から発掘、恐竜へとイメージがつながる面白さを、環ROYは即興の言葉づくりにも重ねている。

以前の紹介には、2017年5月1日と2020年1月26日に女の子が生まれたとの記載があった。また「Flowers」のMVに子供が登場したことも紹介されている。こうした当時の公開情報から、婚姻日や現在の家族構成の全体までを決めることはできない。

「Anyways」収録「Flowers」の元MVリンク

2017年の出産報告を受けた反応として、ガス。は結婚と子供の存在に驚き、りこぴんも結婚していたことへの意外さを表していた。家族について語られる機会が少なかったころの、リスナーの受け止め方を伝えている。

普通に見える服の、形や素材を選ぶ

以前から挙げられていたブランドはAdidas、The North Face、HAGLOFS。Adidasのスニーカーや舞台練習の運動着、FUGAHUMのバッグなど、スポーツやスケートの延長にある装いが紹介されていた。サングラスについては、以前の紹介に「SOPHIE HULUM」「SOPHIE PHULUM」という表記の揺れもある。

2021年のユナイテッドアローズの本人取材では、見た目は普通でも上質なものを選びたいという考えを話している。形や素材に、作り手が試行錯誤した跡を感じられるかどうか。派手な記号を足すより、細部の違いを面白がる服選びだ。

2024年のHERENESS取材では、身体を動かす制作にも使うSMOOTH WOOL T-SHIRTを着用。ラップ、ダンスとの共同作業、普段の生活が、服装の上でもつながっている。

CHAPTER 04 / SECTION 04環ROYのMBTIを編集部が推定

編集部では、制作についての公開発言からINTPを推定する。本人が公表したMBTIではない。

判断の手掛かりは「Anyways」の作り方にある。環ROYはFNMNLの取材で、まず短い声のフレーズを録り、ビートへ合わせ、後から言葉を組み立てる手順を説明した。「泉中央駅」では、コードが4拍子で進む一方、途中からドラムとラップが5連符になる構造を試している。既存の型をそのまま使うより、音と言葉の関係を試し、仕組みを作り直す選択に注目した。

一方、舞台では相手と決め事を共有し、会場の身体や声に応じて展開を変える。対話のなかで案を広げる面を重く見ればENTPという見方もある。作品づくりの一部からの推定であり、私生活や能力、健康状態を説明するものではない。

CHAPTER 05 / SECTION 05アルバムと近年の音楽活動

2003
ラップの活動を開始
大学での制作からクラブの現場へ
2006
「少年モンスター」
11月4日に1stアルバムを発表
2010
「BREAK BOY」
3月17日発売
2011
「あっちとこっち」
5月4日発売
2013
「ラッキー」
4月3日発売。「YES」で幕を閉じる12曲
2017
「なぎ」
6月21日発売。言葉の複数の意味を探る
2020
「Anyways」
11月25日発売。全14曲を自ら作詞・制作
2023
「Furniture music, contemporary」配信
カセットの12曲を4つのEPへ再編集
2026
共同作品と客演
「エナジー風呂」新装盤、原口沙輔「イ三」、DJ HAZIME「深町パーク」

「なぎ」から、自分でビートを作る「Anyways」へ

「ラッキー」の後、舞台や映像の仕事も経験し、4年ぶりのソロアルバムとして出したのが「なぎ」だった。凪、薙、梛。同じ音から複数の意味が立ち上がる題名のように、歌詞でも一つの説明へ閉じない言葉を探した。

次の「Anyways」は、自分でビートを作る方向へ進んだ作品。2016年に映画のための制作を頼まれたことが入口となり、Abletonで音を作り始めた。FNMNLの取材では、50曲ほど作って10数曲が採用された経験や、家族と歩いたときに録った落ち葉の音を「Rothko」へ使った話をしている。身近な音を録り、切り取り、ラップと組み合わせる制作へ移った。

ビート集「Furniture music, contemporary」

2022年にカセットで発表した「Furniture music, contemporary」は、ヘアサロンTETROのBGMとして制作したビート集。2023年には「16 raw umber」「54 ice blue」「02 ivory」「27 chinese red」の4EPへ再編集され、1月25日から3月8日にかけて配信された。ソロのラップアルバムとは異なる、空間に置く音の仕事だ。

「デザインあneo」の音楽

NHK「デザインあneo」の音楽にも参加。2025年4月18日の第1集では「図(間取り図)」、5月5日の第2集では「アーキテクチュア(Tanikawa House)」を歌い、6月6日の第3集では「図(棒グラフ)」や国立代々木競技場、せんだいメディアテークを扱う「アーキテクチュア」を担当している。7月7日の第4集は蓮沼執太名義で、同じシリーズでも本人歌唱作品を区別して聴きたい。

2026年の「エナジー風呂」EP

2026年4月26日には、坂本龍一、U-zhaan、環ROY、鎮座DOPENESSによる「エナジー風呂」が新たなアナログ盤に。2019年の曲と「energy flow – rework」に、「天然エナジー風呂」「テクノポリス」を加えた構成である。U-zhaanによれば、坂本のピアノ演奏や、以前2人で録った「Technopolis」の音源を用いてラップを加えている。坂本が2026年に新録したという意味ではない。

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CHAPTER 06 / SECTION 06環ROYの曲を聴く入口

YES

2013年の「ラッキー」の最後に置かれた曲。音楽は環ROYと蓮沼執太、映像は古屋蔵人、後藤武浩、稲本伸司が手掛けた。ラップの言葉を身近なポップソングの手触りへ開く、環ROYを知る入口になる。

LYRICYES/環ROY
はじめましてそしてさようなら

出会いと別れを一息でつなぎ、涙と光がこぼれる景色を重ねる。悲しみを消して肯定するのではなく、別れがある日々を含めて「YES」と言う。その順番が、曲の温かさを支えている。

フルコトブミ

2017年の「なぎ」収録曲。音楽は環ROYとArμ-2。MVの監督には後藤武浩、島地保武、環ROYが名を連ね、島地と石橋静河が踊る。ラップ、音、身体が、物語の距離や変化をそれぞれの方法で表している。

LYRICフルコトブミ/環ROY
二人はもう違った

本人がQeticで明かした下敷きは古事記。イザナギが黄泉の国へ行き、イザナミから逃れ、地上で穢れを落とすところまでを扱ったという。歌詞だけを追うと、戻れなくなった2人の話にも聞こえる。神話の固有名を説明し尽くさず、別離の感触をいまの言葉へ移している。

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「なぎ」の公式曲目を見る

「なぎ」の2曲目。AXISの本人取材では、16小節を起承転結のように捉え、8小節から12小節にかけて展開を変える組み立てを説明している。歩道橋、信号、魔法、車道といった語を、意味だけでなく響きからも結んでいく。韻を踏むことと、聞き手が景色を思い浮かべることを同時に考えた制作の例だ。

LYRICOffer/環ROY
言葉だけが残るから

同じ場所にいても、かつての2人へは戻れない。その隔たりを、残った言葉と街の光景がつなぐ。英語詞を担うK.A.N.T.Aと日本語のラップが同居し、意味と響きの異なる層を作っている。

BUNKA

U-zhaan、環ROY、鎮座DOPENESSが言葉と音楽を作った共同曲。2016年の録音後、ライブで披露され、2019年にMVが公開された。2021年の共同アルバム「たのしみ」にも収録。mabanuaはバスドラム、フィンガースナップ、ミックスを担当している。

タブラとヒップホップの歴史を交互にたどる構成が特徴だ。元の紹介が注目したのは、アフリカ・バンバータ、ブラック・スペーズ、ズールー・ネイションをたどり、知識、自由、平和、愛という言葉へ進む部分。これは曲が描く文化史の筋道であり、個々の歴史的評価すべてを曲だけで証明するという意味ではない。

MVは磯部蒼が監督。ヒップホップの人物画を永積崇、タブラや文化のイラストを福山武志、字幕と色の選択を長嶋りかこが手掛ける。名前や年代をラップのテンポへ乗せ、字幕と絵で追えるようにした共同制作でもある。

深町パーク feat. 環ROY

DJ HAZIME「深町パーク feat. 環ROY」を正規配信で聴く

2026年7月23日配信のDJ HAZIME名義の曲。環ROYが作詞・ラップを担い、DJ HAZIMEとSUIによるThe Bangazがトラックを制作。Manhattan Recordingsから発表された客演作品であり、環ROYのソロアルバムとは区別される。

仮有0二 feat. 環ROY & U-zhaan

原口沙輔「イ三」の配信・曲別クレジット

2026年5月30日の原口沙輔「イ三」に収録。環ROYが作詞とラップ、原口が作曲・制作・ピアノ・プログラミング、U-zhaanがその他の楽器としてクレジットされる。アルバム全曲への参加ではなく、この曲の役割を見ておきたい。

LYRIC仮有0二 feat. 環ROY & U-zhaan/原口沙輔
言葉でできてる社会

車やビルという街の風景から、脳、証明書、思想、金融へ対象が広がる。細かな物の描写だけで終えず、人が暮らす仕組みまで視野を移すラップだ。環ROYが単独で作詞・ラップを担ったことを曲別クレジットで確認できる。

CHAPTER 07 / SECTION 07舞台・絵本・広告での制作

ワンダフルと、映像への評価

「ラッキー」の1曲目。音楽は環ROYと三浦康嗣。グリーンバックの前で撮った環ROYのパフォーマンスを短く切り、約40人のクリエイターが別々に加工して、1本へ戻したMVである。ラップする同じ身体が、作家ごとに違う世界へ置き直される。

「ワンダフル」は第17回、「ことの次第」は第21回文化庁メディア芸術祭の審査委員会推薦作品に選ばれた。また、環ROYが音楽で参加した「SPACE BALLOON PROJECT」は第15回エンターテインメント部門大賞の受賞プロジェクト。共同企画の受賞であり、環ROY個人が同賞を単独受賞したという意味ではない。

SPACE BALLOON PROJECTの制作映像

Galaxyによる制作映像。2011年のプロジェクトへ環ROYが音楽で参加した経緯を伝える資料で、ソロ曲のMVとは異なる。広告の音楽にもラップの表現を持ち込んでいた時期の仕事だ。

島地保武との「ありか」

愛知県芸術劇場が公開した「ありか」の映像。2016年に始まった島地保武との共同作品で、2人が出演・演出、島地が振付、環ROYが音楽を担う。ここに置いたのは2018年公演を紹介する映像である。

旧紹介では11公演とされていたが、2024年の本人取材では30回以上を上演したと話している。愛知、神奈川など国内で重ね、2020年3月にはパリ、2025年には香港でも上演。2026年9月19、20日には10周年を迎えた愛知県芸術劇場での公演が告知された。

富山県美術館での「オリガミ」、札幌文化芸術交流センターSCARTSの「Fine Game」なども、言葉と動きの関係を扱う活動だ。2026年の富山県美術館「続・Fine Game―声と言葉を置いてみる」では、前年の参加型パフォーマンスでつながれた声と言葉に、柏木美月のグラフィックが加わった。

ラップのリズムを絵本の文章へ

「まいにちたのしい」は2019年8月22日発売。KAKATOが文、オオクボリュウが絵を担当した。「ようようしょうてんがい」は2020年12月号の「こどものとも」で発表した文章作品で、2025年11月12日には単行本として刊行された。同じ題名でも、月刊誌と単行本の刊行は別の出来事だ。

2021年1月14日発売の「ほらぴったり」は、ナオミ・ジョーンズの文、ジェームズ・ジョーンズの絵を環ROYが翻訳した本。2人の原作者と、翻訳をした環ROYの役割を分けておきたい。さらに「こどものとも」2024年8月号には、環ROYが文、MISSISSIPPIが絵を担当した「よなかのこうえん」がある。

MUJI HOTEL SHENZHENの映像

無印良品が公開したホテルの紹介映像。環ROYの公式制作歴にも、2018年の広告映像への出演として記載されている。音源の発売ではなく、映像に出演した仕事である。

H BEAUTY&YOUTHのオープニング映像

BEAUTY&YOUTHが公開した2016年の映像。蓮沼執太がトラック、環ROYがボーカルとして参加した。映像のモデル出演者とは役割が違うため、音楽参加をそのまま本人の画面出演とは捉えない。

Pepper「ペパリズム」の紹介記事も、音楽以外の活動をたどる手掛かりになる。

ほかにも、江崎グリコ「Glico YATAI」、Pepper「ペパリズム」、テクネトライ「ぷろ ぷろ ぷろ ぷろ ぷろじぇくしょん!」、仙台市地下鉄東西線「TOZAI-SEN APPLICATION」、スペースシャワーTV「SWEET RUDENESS」、コカ・コーラ「Coke ON」、日清食品「SAMURAI NOODLES」、NHK「デザインあ」の「めでたい」、ソニーの「PS4® Lineup Music Video」への参加が紹介されてきた。音楽制作、歌唱、出演の形は作品ごとに異なる。

元の紹介にあった制作映像の導線は、テクネトライ、東西線関連映像、SWEET RUDENESS関連映像。映像ごとの参加形態をたどる資料として残っている。

公式制作歴には2026年のOpenAI「ChatGPT」広告映像への音楽提供も掲載されている。音楽提供の実績は以前の紹介に挙がった12案件にとどまらず、その後も映像や展示の制作が続いている。

CHAPTER 08 / SECTION 08KAKATOと仲間とのつながり

KAKATOとBuffalo Daughter「New Rock 20th」

Buffalo Daughter自身が公開した「New Rock 20th featuring KAKATO」のレコーディング・ダイアリー。2013年7月24日の「ReDiscoVer.」に入るKAKATO参加版の制作を伝える。配信ページにある2021年の日付は再配信の版で、初めて共演した年とは異なる。

KAKATOは鎮座DOPENESSと環ROYのユニット。フリーダウンロードの「KARA OK」、拡張版「KARA OK 2nd Edition」を発表してきた。2013年にはタイのBig Mountain Music Festival 5に出演し、「JAPANESE IN THE THAI」も制作。音源に限らず、「デザインあ」への参加や絵本へも2人の言葉遊びを広げている。

U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS「たのしみ」

U-zhaanとはライブと音源の両方で関わり、2021年には3人名義のアルバム「たのしみ」を発表した。これまでに語られてきた国内の影響源はBUDDHA BRAND、SEEDA、KREVA、ANARCHY、般若、NORIKIYO。海外ではKanye WestやJay-Zが挙がる。自分で音を作るようになった時期の本人取材でも、海外のラッパーが制作まで担う姿勢への関心を語っている。

サカナクションとの出会い

サカナクションの2014年シングル「さよならはエモーション/蓮の花」の付属DVDダイジェスト。2013年11月28日放送の「グッドバイ」セッションと、山口一郎・環ROYの対談を収録した内容が紹介される。環ROYによる「映画」のリミックスMVという意味ではない。

交友の入口は、環ROYが「映画」のトラックでフリースタイルをして自身の作品を宣伝し、それをサカナクション側が見つけたことだったと紹介されている。□□□の三浦康嗣とはイベントで一緒になり、「Public-image」のコンピレーションへ誘って一緒に曲を作ってから親しくなったという。

KEN THE 390「Lego!! Remix」

KEN THE 390が公開した、2012年の「Lego!! Remix」。SKY-HI a.k.a.日高光啓、KLOOZ、環ROY、TARO SOULが参加し、トラックはist。DMR時代からの同期のつながりが、それぞれの名義で活動するようになってからも曲へ結び付いた。

即興の面白さ、ポップスへ開く歌、神話を読み替える文章、身体との共同作業。どれも一人で完結する表現ではなく、共演相手の方法と接することで形を変えてきた。U-zhaan、三浦康嗣、蓮沼執太、島地保武らとの関係をたどると、環ROYの活動の広がりが見えてくる。

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CHAPTER 09 / SECTION 09よくある質問

Q環ROYは何と読む?+
Aタマキロイと読む。鎮座DOPENESSとのユニット名はKAKATO。
Q環ROYの身長は?+
A2024年のHERENESSによる本人取材では170cmと掲載されている。
Q環ROYの大学は?+
A本人が大学卒業までを語っているが、大学名は明らかにしていない。
Q「Offer」はどの作品に入っている?+
A2017年の5thアルバム「なぎ」収録。言葉の意味と音の組み立てを探った時期の曲。
Q環ROYのMBTIは?+
A本人公表として確認した値ではなく、この記事では制作の発言と選択からINTPを編集部が推定した。

声を置く場所が変わるたび、ラップの聴こえ方も変わる。環ROYの仕事は、その違いを一つずつ確かめるように続いている。

Djtube 編集部

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