Djtube./slide no. 1369
ARTIST WIKISAGAMIHARASD JUNKSTA

NORIKIYO相模原の景色から、生き方を問い続ける

NORIKIYO / PROFILE
年齢
46歳2026年10月26日時点
身長
167cm従来の紹介値
本名
上野貴庸師報道上の表記
出身地
神奈川県相模原市
学歴
—
結婚・配偶者
離婚を語った過去の紹介あり現在は未確認
逮捕歴
あり2022年の事件
MBTI
INFP

NORIKIYO(ノリキヨ)は、神奈川県相模原市を拠点に、暮らしの矛盾や後悔、そこから先に進む意志をラップするアーティスト。SD JUNKSTAではK-NERO名義のトラックメーカーとして出発し、2007年の「EXIT」以降、ソロと多くの共作で日本語ラップに言葉を刻んできた。

聞き取りやすい発音と、話しかけるような問いかけが持ち味だ。2026年には「獄中記」、アルバム「L.I.V.S.」、Red Eyeとの客演曲などを発表。初期の街の描写と、長く生きてきた今の視点を往復すると、その表現の変化も見えてくる。

CHAPTER 01 / SECTION 01NORIKIYOのプロフィール

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NORIKIYO 基本データno. 1369
本名
上野貴庸師報道上の漢字表記
アーティスト名
NORIKIYOノリキヨ
生年月日
1979年12月12日従来の紹介値
出身地
神奈川県相模原市
身長
167cm従来の紹介値
血液型
—
MBTI
INFP編集部推定
兄弟・姉妹
弟がいる従来の紹介のDJを始めた話
ユニット
SD JUNKSTAK-NERO名義でも活動
所属
—
レーベル
YUKICHI RECORDS諭吉レコーズ
最大の実績
EXITが年間最優秀アルバムに選出COMPASS、2007年
学歴
—
結婚・配偶者
離婚を語った過去の紹介あり現在の婚姻状況は未確認
子供
娘についての過去の紹介あり現在の私生活は非掲載
逮捕歴
2022年、大麻取締法違反経緯は本文参照

公式プロフィールは1979年生まれ、相模原での活動を紹介している。12月12日の誕生日と167cmという身長は従来の記事の紹介値。本名は当時の報道に「上野貴庸師」と記載されており、従来の紹介の仮名書き「上野きよのり」と、漢字を使った報道の表記を区別した。

名前は、本名の読み「きよのり」の前後を入れ替えたものと以前から紹介されてきた。報道上の漢字表記と、以前から語られてきた名義の由来は、それぞれの説明として区別できる。

CHAPTER 02 / SECTION 02スケートボード、DJ、SD JUNKSTAからの出発

以前に紹介された音楽の入り口は、中学生の頃に見たスケートボードの映像だった。そこで流れていたDe La Soulなどを聴き、高校時代にはダンスにも親しんだという。2Pacが出演する映画「Juice」に影響されてDJに興味を持ち、弟にDJをするとモテると勧めてターンテーブルを買わせた、という少し可笑しいエピソードも残されている。

1999年頃、地元の仲間とSD JUNKSTAを結成。当初はK-NEROという名前でビートを作っていた。公式に挙がるメンバーはBRON-K、TKC、DJ ISSO、WAX、KYN、OJIBAH、DEFLO、SITE、NORIKIYO。ラッパーやDJ、グラフィティなど、それぞれの役割が一つのクルーに集まっていた。

以前の紹介では、仲間全体の呼び名がSag Down Posse、その中のラップクルーがSD JUNKSTAで、NORIKIYOがリーダーを務めるとされていた。音楽以外の活動も含む仲間のつながりと、ラップのグループ名には、それぞれの意味がある。

初期にはCD-Rで3作品を制作。公式プロフィールでは、2005年頃にSEEDAとDJ ISSOの「CONCRETE GREEN」シリーズへ参加したことも転機に挙げている。

以前の紹介には、渋谷のクラブでのけんかと警察から逃れようとした際の転落も記されている。トイレのダクトを通り、4階から落ちて背骨と両足を骨折した、という当時の話だ。歩けなくなる可能性を告げられたことや、後年も右足裏の感覚が戻り切らないと語ったことが紹介されていた。これは過去のけがの説明で、現在の身体状態を示すものではない。

入院中、使われていない病室へ録音機材を持ち込み、MTRとマイクで制作したという逸話は、その後の音楽にもつながる。2009年のSD JUNKSTAをめぐる対談でも、2006年のけが、病室での「IN DA HOOD」の録音、「EXIT」を作り直した経緯が話題になっている。2005年のシリーズ参加と、その後の入院中の制作は、別の時期の出来事だ。

SD JUNKSTAのライブ記録

こちらはCUTTYSARKstudioによる「SD JUNKSTA Live at BBQ」の記録。ソロの公式MVとは性格が異なるライブ映像として、地元の仲間が集まる姿をたどれる。

QUOTEDno. 1369

【速報‼】SD JUNKSTA解散。

@NORIKIYO_SDP

2012年には本人がこの投稿をしている。一方、後年の共演やクルー表記もあるため、一つの投稿だけで、その後すべての交流がなくなったとはいえない。

CHAPTER 03 / SECTION 03SEEDAとの出会い、「EXIT」から現在まで

ラップへ本格的に向かううえで大きかったのがSEEDAだ。以前の紹介では、トラック制作をしていたNORIKIYOが、SEEDAの表現に触れてラッパーとしての意識を強めたと紹介されている。公式の経歴では、2006年の「花と雨」収録「ガキの戯言」、2007年の「街風」に参加。その年に1stアルバム「EXIT」を発表した。

SEEDA「花と雨」

SEEDAの公式公開映像。2009年の対談では、このアルバムを聴いたNORIKIYOが、制作していた「EXIT」の歌詞を10曲ほど書き直したとも語られている。他人の成功を眺めるだけでなく、自分の作品を作り替える刺激になった。

「EXIT」のジャケットは、車椅子に乗った本人の姿として以前から紹介されてきた。入院先での制作という逸話を、作品の見た目にも重ねられる。

「EXIT」は「THE SOURCE」のBEST OF JAPANESE RAP 2007で3位、「COMPASS」で年間最優秀アルバムに選出。続く2008年の「OUTLET BLUES」はBACHLOGICが全曲をプロデュースし、同年のDJ ISSOによるミックスCDは限定4,500枚を売り切ったと公式プロフィールに記されている。

2011年には「メランコリック現代」、2013年12月13日にはコンセプトアルバム「花水木」を発表。2014年の「雲と泥と手」「如雨露」へ続く。従来の紹介の「1年で3枚」という説明は、2013年12月から翌年12月までに3枚のオリジナルアルバムを出した歩みとして捉えられる。2014年にはWATT a.k.a. ヨッテルブッテルによる「メランコリック現代」のリミックス盤もあり、通常盤とリミックス盤を混同しないことが大切だ。

2014年8月31日には恵比寿LIQUIDROOMで初のワンマンを開催。その後「実験的断片集」、2017年の「Bouquet」、2018年の「馬鹿と鋏と」、2019年の「O.S.D」「平成エクスプレス」、AKLOとのスプリット盤「New Drug」へと作品が続いた。2020年の「相模川町」では、架空の街とそこに暮らす人々を描いている。

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2023年以降の作品と2026年の活動

2023年6月22日の「犯行声明」はBACHLOGICが全曲を手掛けた17曲のアルバム。NORIKIYOは収監前の取材で、歌詞の大半を勾留中に書き、保釈後にBACHLOGICへ連絡して録音したと説明した。作品に登場する捜査への不満は、本人の体験と見解を表したものだ。

2024年のDJ DEFLOによる「STACKIN’ BREAD FROM THE PRISON」は、新曲を含むDJミックスとして、通常のソロアルバムとは違う形で過去の曲もつないでいる。2025年6月20日の「Cookin’ Selfish」は19曲、BACHLOGICとの制作を継続したアルバムだ。

2026年5月23日の「獄中記」は、公式配信説明で刑期満了を伝えた曲で、出所後の録音とも報じられている。6月5日には、2019年に録音していた「Sinner’s Excuse」を発表した。8月7日の13曲入り「L.I.V.S.」も収監前に完成していた作品で、新しい発売日と録音時期が同じとは限らない。BACHLOGIC、NAOtheLAIZA、IGORらのトラックに加え、「ギャラは倍額で」ではOJIBAHとBRON-Kが参加している。

客演も続き、7月のVividboooyのEPでは「Set me free」に参加。SEEDAらの「CONCRETE GREEN 12」では「Slick Back Remix」に声を重ね、9月23日にはRed Eyeの「Nothing holds me down」に参加した。

音楽以外では、獄中で書いた日記をまとめた「脱獄のススメ 壱」が2025年9月25日に発売された。1万人規模のライブを目指す公式クラウドファンディングも実施。特典作品の案内は一般配信とは分かれており、「THE JAIL’S KITCHEN MIX PLATE」のDLコードは2026年7月17日配布予定、「THE REAL PRISON REPORT」は同年6月の案内で延期とされている。

CHAPTER 04 / SECTION 04言葉の特徴とMBTIの編集部推定

NORIKIYOのラップは、言葉の輪郭がはっきりしている。細かな韻を重ねても会話の流れが途切れにくく、街の固有の景色から、生き方や社会への問いへ進んでいく。従来の紹介が、日本語ラップの中でもリリックを高く評価する声や、ポップスを聴く人にも伝わりやすいフロウに触れたのも、この作風によるものだろう。

一方で、模倣や権威に対しては鋭い言葉を使う。以前に紹介された「流行病」では、Febbへの敬意と、流行をなぞるだけの表現への疑問が並んでいた。一方、現在確認できる2022年配信版の正規歌詞はSALUやAKLO、MACCHO、SCARS、STICKYを挙げるもので、以前の紹介の引用とは掲載内容が異なる。「一網打尽 REMIX」の本人のパートは、以前の紹介でも、登場する効果音から強い言葉へ進む場面として紹介されている。

MBTIは本人公表ではなく、編集部ではINFPを一つの仮説として考えた。根拠は事件や私生活ではなく、作品についての公開発言と歌詞だ。2018年の取材で「馬鹿と鋏と」の最後の「と」を、聴き手が続きを考える余白にしたと説明し、自分では志や愛を思い浮かべたと語っている。「What Do You Want?」も、正解を断言するより自分と聴き手に問いを返す構成だ。

個人の価値観を掘り下げ、比喩に置き換える制作姿勢からの推定だが、アルバムの流れを緻密に組む面を重視すればINTJという読み方もできる。制作上の選択だけで日常の性格や心理を確定できず、診断結果を意味するものではない。

CHAPTER 05 / SECTION 05代表曲と近年の曲を聴く

IN DA HOOD

2007年の「EXIT」収録曲。NORIKIYO-Topicの正規提供音源で、初期に使っていたK-NERO名義で自らビートも作った曲だ。入院先の部屋で制作したというエピソードと結び付く、出発点の一つ。

自分の街を作品の場所にする姿勢は、その後の「相模川町」までつながっている。ここでは初期のアルバムの中での位置と、自作ビートであることに注目したい。

流行病

BACHLOGICと制作したソロ曲。誰かの流行をなぞることと、自分の表現を持つことを対比させる。以下は2022年3月10日配信版の正規歌詞からの引用。従来の紹介が取り上げたFebbのくだりとは掲載内容が異なるため、同じ原文としては扱わない。MVは2022年4月20日に本人が公開したもので、正規歌詞の掲載版と映像の全発言が一致することまで示すものではない。

LYRIC流行病/NORIKIYO
お前の色は他人の色じゃない

同じ色になることを成功の条件にしない、という曲の中心が短い言葉に集まる。他者への批判だけで終わらず、聴き手へ自分の色を持つよう促すところが重要だ。

夜に口笛 (feat. 鋼田テフロン)

2013年の「花水木」収録曲。映像作家ghettohollywoodによるフルMVで、鋼田テフロンが歌うフックとNORIKIYOのラップが交わる。結婚や家の購入をした周囲と自分を比べながら、それぞれの歩幅へ目を向けている。

LYRIC夜に口笛 (feat. 鋼田テフロン)/NORIKIYO
何を得る死ぬまでにな

死ぬまでに何を得るのか、という問いを、雲や雨に姿を変えるイメージへつなげる。大きな人生論が、夜空を見て我に返る小さな場面に戻ることで、説教より独り言に近い距離で届く。

Go So Far

相模原からもっと遠い景色へ進みたいという意志を描く曲。以前に紹介されたのも、まだ望むものをつかんでいないと歌いながら、原点は忘れないという部分だった。

LYRICGo So Far/NORIKIYO
相模原から拝みに行く絶景

地名は足止めする場所ではなく、遠くへ向かう出発点になっている。「何も手に入れていない」という不足を、先へ進む動力へ変える曲だ。

What Do You Want?

2019年の「平成エクスプレス」収録曲。富田克也(空族)が手掛けたMVは、フィリピンのTondo Tribeと制作した。以前のMV紹介では、NORIKIYOはフィリピンパブのボーイに扮し、キャストの女性に恋をして、何もかも捨ててフィリピンへ向かう。漢 a.k.a. GAMIも出演する。以前の紹介はMr.麿の出演にも触れていたが、公式のクレジットでは富田克也と並ぶ編集担当で、出演者欄とは分かれている。役として描かれた恋と渡航を、本人の私生活の出来事と混同しないで見たい。

LYRICWhat Do You Want?/NORIKIYO
考える時間が要る

生活にお金が必要な自分と、食べ物を必要としている誰かを同じ歌詞に置く。きれいな主張をする自分にも疑問を向けるため、単純な社会批判では終わらない。

俺達の唄 (feat. MACCHO)

同じ神奈川のMACCHOを迎えた「平成エクスプレス」の曲。以前に紹介された2021年頃の400万回というMV再生数は、その時点の反響で、現在の数字ではない。

LYRIC俺達の唄 (feat. MACCHO)/NORIKIYO feat. MACCHO
主役はお前に決まってんじゃん

この短句は共演曲全体の歌詞として引用する。自分の人生を映画に重ね、他人の作品の端役でいる必要はないと語りかける構成が、聴き手の生活にも重なる。

2 FACE (feat. BES)

「EXIT」に収録されたBESとの原曲。こちらは正規提供音源で、BES不在時のソロ版として以前に紹介された別動画とは分けて聴きたい。

NORIKIYOは2023年の取材で、2022年のZORNのさいたまスーパーアリーナ公演では、ZORNの希望でこの曲を歌ったと明かした。初期に書いた自分と、その後に歌う自分の距離を感じ、複雑な思いがあったという。人気曲でありながら、本人にとって意味が固定していないことも、この曲の重要な背景だ。

BEATS & RHYME

MACCHO、NORIKIYO、般若、DABOの4人が、DJ WATARAIのビートでマイクを渡す曲。こちらは映像作家ghettohollywoodの公開映像。曲名どおり、ビートとラップの組み合わせを正面から示した共演作だ。

以前の紹介で惹かれた理由として挙がっていたのは、4人の異なる声とスタイルが一つに集まることだった。NORIKIYOは2018年の取材で、般若がこの曲でもワンテイクで録ったと話している。個々の曲の役割を残したまま、共演の強さを感じられる。

一網打尽 REMIX

韻踏合組合にNORIKIYO、SHINGO★西成、漢が加わるリミックス。公開元は韻踏合組合の公式チャンネルで、元曲や後年の別エディションとは区別した版だ。

LYRIC一網打尽 REMIX/韻踏合組合 feat. NORIKIYO, SHINGO★西成 & 漢
所でお前 何処の誰?

引用は正規歌詞でNORIKIYOと区分されたパート。短い問いかけから相手と自分の立場を切り分ける入り方に、会話の形をした攻撃性がある。

Sinner’s Excuse

2026年6月5日のシングルで、2019年に録音した曲。8月の「L.I.V.S.」にも収録されている。作詞とラップはNORIKIYO、作曲はIGOR。

LYRICSinner's Excuse/NORIKIYO
せめて言葉に想いは宿せる

過去を振り返るだけでなく、今ここにある言葉に何を残せるかへ向かう。発売直前の事件への即時反応として読むと、2019年録音という曲の時間を見失ってしまう。

獄中記

2026年5月23日のシングル。服役中に本人が独居房で書いた歌詞をのせた曲だ。公式配信説明は刑期満了を伝え、OTOTOYの当該紹介では出所後の録音と報じている。作曲はKOYANMUSIC、作詞とラップはNORIKIYO。

LYRIC獄中記/NORIKIYO
俺の声には出来ねぇ足枷

身体の移動を制限する足枷を、声には付けられないものとして言い換える。服役という経験を題材にしながら、曲を届ける行為そのものを前に出した表現だ。

Nothing holds me down (feat. NORIKIYO)

2026年9月23日に発表されたRed Eyeの客演曲。二人の作詞・ラップによる共作で、それぞれの逆境を抱えながら前へ進む。

LYRICNothing holds me down (feat. NORIKIYO)/Red Eye feat. NORIKIYO
無駄じゃねぇな

この短句は共通して反復される部分で、NORIKIYO単独のパートとは扱わない。失ったものを数えるだけで終わらず、痛みも経験として持ち運ぶ、という曲全体の考え方を支えている。

CHAPTER 06 / SECTION 06共演者との関係

以前の紹介には、AK-69、漢 a.k.a. GAMI、SHINGO★西成、AKLO、ZORN、般若、MACCHO、BES、DABOらとの共演が挙がっていた。地元のBRON-KやOJIBAHとの関係に加え、異なる街や世代のラッパーと曲を作ることが、ソロの表現にも幅を与えている。

サイプレス上野とは、名字が同じため「W上野」と呼んでいたという。2009年の対談でも、AMEの紹介で知り合ったことや、HARVESTでのつながりが語られている。従来の紹介の「サイプレス吉野」はサイプレス上野の誤記だった。

般若については、2018年の取材で、客演を一度のテイクで録り、録音が2分、滞在が15分ほどで帰ったというエピソードを明かした。長くスタジオにいるかどうかより、短い時間で何を残すか。その共演者の仕事ぶりを、本人も印象深く覚えていた。

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BRON-Kとは地元からの長い間柄。以前の紹介によると、まだ会ったことのない頃にNORIKIYOがBRON-Kの噂を聞き、自分から電話したことが、友人になるきっかけだった。失踪をめぐるくだりは元の文章に欠けがあり、NORIKIYOが具体的に何をしたのかまでは分からない。一方、共演や制作を続けてきた関係は、後年の作品や本人の投稿にも残る。

CHAPTER 07 / SECTION 07QN、Zeebraとのやり取り

QNとの応酬と、その後の共演

2012年には、当時SIMI LABのQNと、ネット上の発言や楽曲を介した応酬があった。以前の紹介では、NORIKIYOがISH-ONEの作品を例に新しさを求め、90年代のラップとビートをまねるだけでは足りないと発言したことが発端として紹介されている。

QNは、自分を模倣とする見方へ反発し、ありきたりなリリックやNORIKIYOへの不満を曲にした。NORIKIYOは、QNだけへ向けた投稿ではないとしつつ、渡されたデモへの疑問を返す。QNが世代の隔たりや昔気質を批判し、NORIKIYOが街への愛と安いプライドを分けるよう促した、という流れが以前の紹介に記されていた。長い歌詞の応酬を、一方だけの正しさを証明する材料にはしにくい。

この時期の応酬には「お手上げでちゅね」などの曲名がある。その後、2019年のツアーファイナルでは本人の告知にQNが客演ゲストとして掲載された。過去に対立したことと、後に同じ舞台へ立ったことの両方が残っている。

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Go Home

こちらは「花水木」収録「Go Home」の正規提供音源。以前に一緒に紹介されていた、その前の「ただいま帰りました ~Skit~」とは別のトラックだ。馬の姿勢と、シマウマは走らないという言葉で姿勢を問うくだりも、曲の前後の流れを分けて捉えたい。

LYRICGo Home/NORIKIYO
よりも形の中身を問うよ今日

外見や肩書の大きさより、中で何をしているのかを問う言葉。攻撃的な調子を取る一方で、批判の焦点は表現者の仕事と姿勢にある。

以前の紹介では、Zeebraが地方公演に前乗りしてスイートルームに泊まりながらリハーサルに参加せず、本番では音が出なかったことへの、NORIKIYO側の批判が背景として紹介されていた。正規歌詞でも前乗り、リハーサル、本番の音をめぐる批判が並ぶが、歌詞は本人側の表現で、当日の公演運営の全体を独立に立証するものではない。以前の紹介にはZeebraが自分に非があると認めたという説明もある。ただし、当該の発言原文まで裏付けられているわけではなく、当時の紹介の範囲に留まる。同時に、Zeebraのレコードを買って聴いてきたからこそ、共演を楽しみにしていたという思いも記されている。憧れていた相手へ、ライブへの姿勢を問いかける批判だった。本人同士の内心や、その後の関係までこの一曲から決めることはできない。

CHAPTER 08 / SECTION 08家族と「枯れない花束」

過去の私生活については、結婚と離婚を経験し、娘の親権が元妻にあり、離れて暮らす中で誕生日に会えない不安を抱いていたと紹介されてきた。後には会えるようになったとも記されているが、いずれも当時の私生活についての話で、現在の婚姻状況や家族の暮らしは公表情報から確認できていない。

2018年の本人の取材でも、子供が転ばないよう道の石をすべて取り除くことと、転んで学ぶ機会を残すことの、どちらも愛になり得ると語っている。愛情があれば同じ行動になるわけではない、という考えは「馬鹿と鋏と」の制作にも結び付いていた。

枯れない花束

2017年の「Bouquet」収録曲。元妻と娘へ向けた曲として、当時から紹介されていた。祝福と謝罪、感謝が同じ歌の中にあり、言葉を贈り物に変えている。

LYRIC枯れない花束/NORIKIYO
例えば枯れ無い花束

金銭だけでなく、枯れない言葉を渡したいという比喩だ。自分の後悔を取り繕わずに書くことで、祝いと詫びが一方を消さずに同居する。

CHAPTER 09 / SECTION 09ショップ、服、眼鏡、車の話

以前の紹介では、2012年に厚木で始めたショップRIVAXIDEや、SD JUNKSTAの公式ショップZAKAI、その後の町田のZAKAI headquartersを紹介していた。服だけでなく、グラフィティ用のスプレーやマーカー、珍しいヒップホップのCDも扱う、地元のカルチャーが集まる場所だった。

現在のZAKAI Storeは、NORIKIYOの公式ウェブショップも兼ね、音楽、書籍、服、アート用品を掲載している。過去の店舗名や営業形態を、そのまま現在の実店舗の情報と読み替えることはできない。

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愛用ブランドとして従来の紹介が挙げていたのは、MANAGE*DESTROY、Rap Attack、Lafayette、HELLY HANSEN、Dummy Yummy、9five、Carhartt。大きめの服の着こなしから、シャツやパーカを使う簡潔な組み合わせまで、時期によって装いも違う。

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眼鏡は9fiveのアイテムが印象的だ。本人が2018年の投稿で9fiveを示したほか、以前の紹介では、ハンドメイドや24金を使うアイテムがあるブランドとして紹介していた。ただし、それが本人の持つすべてのモデルの仕様を示すわけではない。

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車については、MVで見える車両と本人所有の車を区別したい。以前の紹介は2015年の投稿をもとにHondaのFITではないか、セカンドカーなのか、と推測し、飾らない選択を意外に感じる反応も紹介していた。しかし、投稿本文はSCARSのアルバムへの言及で、FITを所有すると明言したものではない。

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CHAPTER 10 / SECTION 102022年の事件、病気についての本人談、その後

2022年8月、熊本県警による大麻取締法違反の再逮捕が報じられた。当時の報道は、複数人による栽培容疑として、大麻草176株、乾燥大麻18.4kg、末端価格約1億1,000万円という数字を伝えた。これは当時の容疑と捜査側の説明を報じた数字で、NORIKIYO個人の売上や、後の判決で認定されたすべての内容を示すものではない。

2023年6月のRolling Stone Japanの取材で、本人は、最初の逮捕は2022年6月8日付で、8月の記事は再逮捕時のものだったと説明した。また、売買はしておらず、営利目的の疑いは起訴内容から外れ、最終的な起訴上の量も6kg弱だったと主張している。捜査への不満や量の違いは、あくまで本人が取材で述べた説明として読む必要がある。

その取材で述べた「3年6カ月」は控訴前の判決を説明したものだった。その後、本人とYUKICHI RECORDSの公式発信では、大麻取締法違反による3年の実刑、2023年6月20日の収監と案内されている。異なる段階の刑期を、一つの数字として混ぜることはできない。

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病気については、2023年の公開インタビューで、本人が重症筋無力症の診断、目の焦点やまぶたの症状、舌の動きが弱くなることへの恐れを語った。ラップができなくなれば家族を養えなくなると考え、自分の健康のために使う意図で大麻を育てたと説明し、子供が成人するまでの約20年分を想定したとも話している。これは本人の当時の動機と認識であり、大麻の治療効果や適切な治療方法を確認する説明ではない。

現在の健康状態や治療の経過は、この過去の発言だけでは分からない。一方、2026年の「獄中記」は公式配信説明では刑期満了を伝えており、過去のページに残る「服役中」を現在の状況として繰り返すのは適切ではない。

2023年、収監前のインタビュー映像

KAI-YOUによるインタビュー映像。2023年の本人の言葉を知る資料であり、その時点の説明と、後年に発売された曲は時期を分けて受け止めたい。

CHAPTER 11 / SECTION 11NORIKIYOについてよくある質問

出所している?

2026年5月の「獄中記」の公式配信説明は刑期満了を伝え、同曲は出所後の録音とも報じられている。収監中に発信された過去の記事だけで、現在も服役中とはいえない。出所した具体的な日やその後の生活全般は、ここでは確定していない。

結婚している?

過去の記事では結婚と離婚、娘への思いが紹介され、2018年の本人の取材にも子供の話がある。現在の配偶者や婚姻状況は確認できていない。

最初に聴くなら?

人生を問いかける作風なら「What Do You Want?」、地元から遠くへ進む意志なら「Go So Far」、初期の空気なら「EXIT」が入り口になる。そこから「L.I.V.S.」と「獄中記」を聴くと、録音された時期と発売時期の異なる曲を含めて、長い歩みをたどれる。

街の景色から、自分と世界に問いを返すラッパー。

Djtube 編集部

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