Djtube./slide no. 5995
ARTIST WIKITOCHIGIPER LIFE

SAM / 舟平プロフィール・栃木で始まったラップと現在の作品

SAM / SHUHEI / ARTIST PROFILE
年齢
31歳1994年11月15日生まれ
身長
173cm
本名
三浦舟平みうらしゅうへい
出身地
埼玉県所沢市栃木県宇都宮市で活動を始める
学歴
中学校卒業
結婚・配偶者
—
逮捕歴
旧記事に過去の紹介あり少年時代の記述は本文へ
MBTI
ISFP

SAM(サム)は、本名の舟平でも活動するラッパーだ。埼玉県所沢市に生まれ、栃木県宇都宮市でラップを始めた。硬い押韻を自然な言葉へ組み込むスタイルでMCバトルに名を広げ、現在はSAM/舟平名義の作品も発表している。バトルの勝敗に加え、生活や仲間との関係をどんな曲へ残してきたかをたどりたい。

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CHAPTER 01 / SECTION 01SAM・舟平のプロフィール

SAM / 舟平 基本データno. 5995
本名
三浦舟平みうらしゅうへい
アーティスト名
SAM/舟平/SAM/舟平作品の名義表記を区別
生年月日
1994年11月15日
出身地
埼玉県所沢市栃木県宇都宮市でラップを始める
身長
173cm
血液型
—
MBTI
ISFP(推定)Djtube編集部の仮説
兄弟・姉妹
兄・弟・妹
ユニット
栃木5000万パワーズなどMAKAとの大会参加名義
所属
—
レーベル
Per Life作品によって表記を確認
最大の実績
戦極MCBATTLE第19章・第20章優勝
学歴
中学校卒業
結婚・配偶者
—
子供
—
逮捕歴
旧記事に過去の紹介あり現在の司法上の状態は未確認

1994年11月15日生まれで、本名は三浦舟平。舟平名義の公式配信プロフィールでも、生年月日とSAMの別名であることが記されている。173cmという身長や、中学卒業後に働き始めた経歴は、従来の紹介に記載されてきた情報だ。

栃木を代表するラッパーとして知られる一方、生まれた場所は埼玉県所沢市。育った場所、ラップを始めた街、現在の活動上の地元を一つにまとめると分かりにくくなる人物でもある。

SAM/舟平の公式配信プロフィール/舟平名義の作品

CHAPTER 02 / SECTION 02所沢から宇都宮へ、ラップを始めるまで

中学卒業後、建築関係の会社へ就職した

旧Djtubeの記事には、中学3年生のときに他校の生徒との喧嘩で警察に捕まり、高校受験の機会を逃したと記載されていた。その後、中学校を卒業して建築関係の会社へ就職したという紹介もある。

本人の2020年の投稿にも、中学卒業後に働いた建築会社の社長から焼肉へ連れて行ってもらったという記録がある。昔の写真について、幼いころが一番荒れていた、中学の卒業アルバムは猿のようだった、と笑いを交えて振り返る投稿も残していた。

髪を強く巻いたパーマにしていた時期の話も、当時の姿を知る一つのエピソードだ。少年時代の語りや写真から、現在の犯罪や生活態度まで推測して広げることはできない。

5,000円を持って家を離れ、千葉を経て栃木へ

2020年のmuevoの本人取材では、人生を変えたいと思い、5,000円だけを持って千葉へ行ったと説明している。そこで日払いの仕事をして資金を貯め、それから栃木へ移った。

廃品回収などの仕事をし、週払いの給料を受け取りながら街を転々としたこと、家がなく駅で寝たことも、当時の経歴として紹介されてきた。日々の仕事で生活を作りながら街を移った経験が、その後の曲を知る背景にもなっている。

CIMAのバトル動画と、会社の同僚が入口だった

中学生のころには般若を聴いていたが、すぐ自分でもラップを始めたわけではなかった。建築会社の同年代の同僚がフリースタイルをしていて、サイファーへの関心を持つようになった。

UMB2011のCIMA対Y.A.S.をYouTubeで見たことも、ラップへ向かう大きなきっかけとして語られている。そこから他のバトル映像を探し、自分でも即興で言葉をつなぐようになった。宇都宮のサイファーで人と会い、活動が広がっていった。

後にはCIMA本人との対戦も実現。こちらは2021年8月7日の「KING OF KINGS vs 真 ADRENALINE #2」の公式映像だ。ラップを始めたきっかけのUMB2011の映像と、実際に対戦したこの試合は別のものになる。

SAMという名前と、舟平名義

SAMという名前は、本名の三浦舟平のイニシャルをつないだものとして紹介されてきた。サイファーを中心にしていた時期は名前が定まっておらず、2015年夏ごろにライブへ出始めたことを機にSAMを使うようになったという。

その後は舟平、SAM/舟平という表記でも音源を出している。違う人物へ交代したのではなく、作品をたどるための名義が増えたと考えると分かりやすい。

1994年
埼玉県所沢市に生まれる
後に栃木県宇都宮市でラップを始める
中学卒業後
建築関係の会社で働く
同僚のフリースタイルからサイファーへ関心を持つ
10代の移動期
千葉を経て栃木へ
5,000円から生活を作った話を本人取材で語る
2015年夏ごろ
SAMとしてライブ活動
サイファーからステージへ進む
2019年
戦極第19章・第20章優勝
同年11月にTRUTH feat. IDを配信
2022年
舟平名義の作品を発表
Day Collageなど、ソロと共同制作が広がる
2024年
lapis lazuliを発表
全9曲のアルバム
2025年
SAM/舟平名義のplay a life
ima、Dun-diggyも配信
2026年
Jasmineを発表
全4曲、loose loose looseでも共同制作
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CHAPTER 03 / SECTION 03父親・家族とタトゥーの話

父親は歌手の三浦慎也

父親は三浦慎也。旧Djtubeの記事では、演歌歌手として音楽一本で生計を立て、「ゴッドタン」への出演や、映画「アラジン」の「アラビアン・ナイト」日本語版歌唱を担当した人物として紹介されていた。SAMも父親の音楽活動から影響を受けたと語ってきた。

家族については、2020年の本人投稿に父、兄、弟、自分と犬を写した写真の紹介があり、兄とのツーショットも投稿している。妹もいると紹介されてきた。

母親と祖母について語った過去

家族についての本人の過去の話として、父親は日本人、母親と祖母はフィリピン人。祖母は新宿で露店をし、偽ブランド品を売って生活していたとされる。

小学校を卒業してすぐのころに、祖母はビザが切れて強制送還になったという。中学校入学前の春休み、制服を着て母親と留置所へ会いに行ったことが、本人にとって祖母の最後の記憶として語られていた。

母親については、小学生のころに浮気をして家を出て、それ以降は会ったり連絡を取ったりしていないという過去の話が紹介されていた。これらは本人が語った当時の家族の話として扱い、現在の関係や病気、在留上の状態を新しく推測する材料にはしない。

本名の「舟」にちなんだ羅針盤・いかり・舵

2020年7月5日の本人投稿では、父親が舟のようにのんびり平和に育つようにと名付けてくれ、その名前を気に入っていると説明している。腕のタトゥーも、この舟にちなんだものだ。

腕には右に羅針盤、左にいかりと舵があると紹介されてきた。本人もその三つの図柄を挙げており、ここは見た目から意味を推測するのではなく、本人が言葉にした由来をたどれる部分になる。

結婚や恋人について

2019年には、彼女についての投稿や、MAKAのカップルとの交流も紹介されていた。名前は公表されていない一般の女性で、藤井夏恋に似た人という当時の紹介もあった。

本人の2019年の投稿は、栃木五千万パワーズに対して彼女は一億パワーズという冗談でも関係を紹介していた。それは当時の交際や交流の話で、現在の結婚、配偶者、交際状況を示すものではない。昔の投稿を根拠に、今も同じ関係が続いていると断定することはできない。

CHAPTER 04 / SECTION 04ファッションと髪型

UNIQLO、GU、GAPなどを合わせたカジュアルな服装が紹介されてきた。いかにもストリートの制服という形へ寄せるより、すっきりしたシルエットや日常的な服を取り入れるのが特徴とされる。

大分のセレクトショップPLAYFUL STOREのアイテム、戦極MCBATTLEの司会も務める八文字が手掛けるBEGINNING NOTESも着用。BEGINNING NOTESとはコラボのコーチジャケットも発表していた。

髪型については、中学時代の強く巻いたパーマから後の姿へ変わってきたことも本人の写真や過去の紹介に残る。昔の見た目と現在の作品の印象を、ひとつの性格や生活態度へ結び付けないで見たい。

CHAPTER 05 / SECTION 05SAMのMBTIを編集部が考察

Djtube編集部はISFPを仮説として挙げる。本人の診断結果ではなく、具体的な曲での言葉の選び方や、制作の方向から考えた推定だ。

手がかりは、本人のソロ曲「ROUGH」。周りに合わせて自分の色をなくさないこと、変わったものと変えたくないもの、近くの仲間と笑う時間を、生活の細部を交えて書いている。バトルの強い押韻を持ちながら、音源では無理に強がり続ける方法を選んでいない。

2025年の「play a life」でも、数字の後ろに一人一人の人間がいることや、人に急かされるだけで作品を出すことへの違和感を言葉にしている。自分の感覚と身近な相手への実感を制作の基準として残す点に着目した。ただし、歌詞の語り手は本人の全てではない。内面の価値観を言葉で整理する面を重く見ればINFPという読みもでき、家族や逮捕の話から型を判定するものではない。

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CHAPTER 06 / SECTION 06押韻のスタイルとMCバトル

言葉を詰めても、自然な会話を残す

栃木押韻伝道師とも呼ばれるほど、SAMの武器は硬いライミングだ。スムースにもタイトにも乗せられるフロウと艶のある声を持ち、韻を重ねても等身大の言葉として届くところが魅力として紹介されてきた。

2020年の本人取材では、書けなくなったときはいろいろな経験をしてインプットすると説明した。韻の候補をたくさん持つだけでなく、言葉へ変える生活の材料を取りに行く作り手でもある。

戦極第19章・第20章などで優勝

主な実績として、戦極MCBATTLE第16章準優勝、第19章・第20章優勝、ADRENALINE MC BATTLE 2017準優勝が挙げられる。KOK2017関東予選ベスト4、UMB GRAND CHAMPIONSHIP 2018ベスト8、UMB THE CHOICE IS YOURS 2019ベスト16という記録も紹介されてきた。

上の映像は戦極第18章の呂布カルマ戦で、優勝大会の決勝映像とは別の対戦記録だ。実績の一覧と、いま掲載している一試合の映像を同じものとして読まないようにしたい。

戦極第18章、IDとの対戦

WAZGOGG/DJ WA-TAのビートを使った、盟友同士の対戦。最初にSAMが、韻で本心を隠してきたが今日はリミッターを外すと仕掛け、IDは相手を認めつつ、客席のバウンスを引き出したいと返す。

次にSAMは、友人だけを見ていても進めないと前を向き、その上でIDへの愛情を示す。マイクで食べていくという決意に、IDは食べられるかを比べるより、食べられるまで続けるという立場を返した。

SAMが父親へ元気に育っていることや、やりたいことでお金を得ていることを語ると、IDは涙を誘う話より自分で勝つという姿勢を崩さない。互いの大事なものをぶつけ、リスペクトも残すやり取りが延長へ進み、最終的にSAMが勝った一戦だ。

即興と、身近な人への言葉

インスタライブの即興映像も、引き出しの多さを感じさせるものとして紹介されてきた。当時の姿を紹介した第三者公開の記録は、SAMのインスタライブの即興映像としてたどれる。

晋平太について語った当時の姿は、SPYRAL NETWORKが公開したSAMが晋平太を語る映像でも紹介されていた。当時はSAMの人柄への好意的な反応や、フリースタイルを続けると言葉が次々に出るという感想もあった。

コレコレの動画での出来事

コレコレのタバコポイ捨て撲滅シリーズの動画では、2分50秒付近のモザイクのかかった人物がSAMだと、当時の人物紹介で取り上げられていた。本人が出演部分を切ってほしいと頼み、結果としてモザイク付きで公開された、という経緯も記されていた。

本人が後に、きちんと喫煙所で吸っているという趣旨の投稿でネタにした話もあった。ここで紹介しているのは、旧Djtubeの記事に記された当時の経緯だ。

CHAPTER 07 / SECTION 07音源制作と現在の名義

毎月MVを作る挑戦から、作品を積み重ねる

2019年11月26日に「TRUTH feat. ID」を配信。2019年末からは毎月1本のMVを作る方針を打ち出し、「ROUGH」「Wind Breaker」「STEP」「Days」などの映像を発表していった。MVの公開日と、その後の配信日は曲によって異なる。

2020年の取材では、出したいと思ったらすぐ作品を出せる環境ができたと語った。同年の「Pass Port」、2021年の「Drama」へと作品を重ね、その後は舟平名義でも「Day Collage」「NATURAL」「lapis lazuli」を発表している。

2022年のFREAK MAG.の本人取材では、西池袋公園の思い出も語っている。2016年には東京で初めて出る大会を前に震えながら待った場所へ、2018年には仕事中の使いの途中で立ち寄り、サイファーで名前を知る人に声を掛けられた。自信をなくしていた時期に、自分は前進していると感じられた出来事だったという。

ソロだけでなく、連名や客演での制作もある

2022年はSKRYU、WAZGOGGと「絶品Trip」、IDと「HOT LIFE CRUISE」、B.I.G.JOHNと「Stunt Man」を発表。2023年の「余裕」はUka Death Audio、舟平、輪入道という連名で、作詞を担う二人と音を作るUka Death Audioを分けてたどれる作品だ。

他のアーティストの作品では、Ryo-w2の「028 feat. 舟平 & MAKA」、K-rushの「city light feat. 舟平」などに参加している。4Lightの「gentle feat. Shuhei」も舟平側の参加作品欄に掲載されるが、各曲の全クレジットを本人へまとめるものではない。

2025年からSAM/舟平名義の近作へ

2025年3月14日に全4曲の「play a life」を発表し、同年11月に「ima」、12月にBCSTを迎えた「Dun-diggy」を配信。作曲はそれぞれEijih、ARAWA、DJ玄鳥と異なり、同じ名義でも制作の組み合わせは一つではない。

2026年2月15日にはDef Monk inc.との「loose loose loose」、6月6日には全4曲の「Jasmine」を発表した。「Jasmine」は全曲をikipediaが作曲し、本人がプロデュースを担当。Wu-sheyがボーカルで参加する曲、Ayakashiとラップを分け合う曲もある。

CHAPTER 08 / SECTION 08SAM・舟平を知るための曲

「TRUTH feat. ID」

2019年11月26日配信のデビュー曲。STYNGのトラックに、同世代でバトルでも関わってきたIDを迎えた。監督はBrain’s Organz、ミックスはGHFで、本人側の公開説明には歌詞も掲載されている。

LYRICTRUTH feat. ID/SAM
俺だけは俺を信じよう

他人の評価や流行に気持ちが揺れる中で、自分を信じる言葉が置かれる。二人が作詞する共同曲で、公開歌詞はverse番号を分ける一方、行ごとの話者名までは付けていない。ここではSAMだけの発言と決めず、曲の中で自分を支える言葉として読む。

淡々と言葉を重ねるSAMと、メロディーを使うIDの対照も、従来の紹介で挙げられてきた魅力だ。公式Topicの配信音源からも同曲をたどれる。

「ROUGH」

2019年12月25日に公開されたMVで、Brain’s Organzが監督。先行して公開した映像も当時リスナーに注目され、MAKAら仲間が登場する作品として紹介された。

LYRICROUGH/SAM
自分自身の色なくすなよ

誰かの顔色をうかがうことに続く言葉だ。仲間と同じ時間を過ごしても、自分まで同じ色になる必要はない。変わったもの、変わらないもの、変えたくないものを並べる歌詞からは、強がり一辺倒でない自分の立ち位置が見えてくる。

DOTAMA「TECHNICS feat. SAM, MAKA, NAIKA MC」

2018年3月21日発売のDOTAMA「悪役」に収録された曲。Quviokalが音を作り、SAM、MAKA、NAIKA MC、DOTAMAの4人がマイクを回す。北関東の関係を、一曲の技術と声で示す組み合わせだ。

LYRICTECHNICS feat. SAM, MAKA, NAIKA MC/DOTAMA
音の四銃士

4人の技術を一つの戦力にたとえる言葉で、個々の韻やフロウが集まる曲の性格を短く表している。正規歌詞の行別の話者名は明記されていないため、共同曲の表現として紹介する。SAMのソロ曲を、他の3人の担当まで含めて説明するものではない。

舟平「lapis lazuli」

2024年7月15日発表の全9曲アルバムの8曲目。本人が作詞し、Eijihが作曲した。タイトル曲だけでなく、BCST、B.I.G JOHN、L.C、avater、LesWell Kらを迎えた曲も収録される作品だ。

LYRIClapis lazuli/舟平
涙よりも音流せ

前へ進めない夜や、できない理由を並べる自分を描く中に出てくる。悲しみをなかったことにするより、言葉と音を作る作業へ戻る読みができる。作詞や録音の場面そのものも歌詞へ置き、作品を続ける理由を曲にしている。

「play a life」

2025年3月14日発表の同名4曲EPの冒頭曲。SAM/舟平が作詞し、Eijihが作曲と共同プロデュースを担当した。「Trophy」「Ruby feat. BCST」「Petal Tears」も同じEPに収録されている。

LYRICplay a life/SAM/舟平
1人1人の人間がいる事

追いかける数字の裏側に何があるかを問い掛ける一節だ。再生数や売れたかどうかだけで競う場所から、自分が何をして、誰へ届けたいのかへ視線を戻す。好きで作ることと、仕事として続けることの緊張も同じ曲へ残っている。

「loose loose loose feat. Def Monk inc.」

2026年2月15日発表。Eijihが作曲し、SAM/舟平がプロデュース、本人とDef Monk inc.がラップで参加した共同制作だ。配信とMVではfeat.表記と掛け合わせの表記が異なるが、同じ組み合わせを示している。

LYRICloose loose loose feat. Def Monk inc./SAM/舟平
肩の力抜いてさ

すごいことをしようと力むより、いまやりたいことへ動くという前後に置かれた言葉だ。ルーズさをそのまま欠点として閉じず、互いに持ち寄った時間や言葉で一曲を作る遊びへ変えている。複数の歌唱者がいるため、この行を本人だけの発言とは決めない。

声を一人で抱え込むソロとは違い、複数のラッパーと一曲を共有する作品として押さえたい。作詞欄に本人名が載っていても、実際の全歌唱が本人ひとりになるわけではない。各参加者の行別担当が分からない部分を、声の印象や方言だけで決めるものではない。

「Jasmine」

2026年6月6日配信の同名EPの3曲目。SAM/舟平が作詞とラップ、プロデュースを担い、ikipediaが作曲している。EPには「prime time feat. Wu-shey」「katte」「street orion feat. Ayakashi」も収録された。

LYRICJasmine/SAM/舟平
流行る流行んねぇで beat は選ばねぇよ

どれだけ流行しているかを、音を選ぶ基準にはしないという言葉だ。地元の街やステージの葛藤も描かれ、外の評価と自分が続けたい制作の間を往復する。以前のMCバトルの印象だけで止めず、現在の作り手としての姿を知る一曲になる。

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CHAPTER 09 / SECTION 09ID・MAKA・バチスタ・DOTAMAとの関係

IDとは、サイファーから共演へ

IDとは同じ学年で、ハーフという共通点もある親しい関係として紹介されてきた。本人は2020年の取材で、池袋のサイファーで出会い、安心できる仲間になったと語っている。バトルで競うだけでなく、「TRUTH」や2022年の「HOT LIFE CRUISE」でも共演した。

戦極第20章の賞金でIDを焼肉へ連れて行った際、高い皿をたくさん頼んで半分ほど残されたため、その恨みを晴らしに一緒にフリースタイルダンジョンへ出た、という冗談交じりの話も本人取材にある。仲の良さが伝わる具体的なやり取りだ。

父親とバチスタとの共同生活

当時の共同生活の話では、SAMは父親、バチスタと実家で暮らしていた。起きてすぐ、食事をしてからと、二人で日常的にフリースタイルをするラップ漬けの生活だったという。

二人の間にいる父親を、滑りをよくするローションのような存在と表現した話もあった。これは当時の共同生活を表したたとえで、現在も同じ住所や世帯で暮らすという意味にはしない。

MAKAと、栃木5000万パワーズ

MAKAとは同じ栃木の同世代として親しく、フリースタイルダンジョンには戦極北関東選抜、AsOne × 戦極MCBATTLEには栃木5000万パワーズとして参加したと紹介されてきた。2019年の本人投稿にも、UMBは任せ、K.O.Kは自分へ任せてほしいと呼び掛けた記録がある。

当時は彼女同士の仲も良く、互いのSNSに登場すると紹介されていた。2022年のRyo-w2「028」でも共に客演しており、生活の交流と音楽の共作がつながる相手だ。

DOTAMAが漫画喫茶まで助けに来た

栃木の先輩であるDOTAMAとは音源だけでなく私生活でも交流があった。2018年ごろ、泊まる場所がなく漫画喫茶へ入り、寝過ごして延滞料金を払えなくなった際、DOTAMAが来て料金を払ってくれた、という本人の話が知られている。

2019年末にはMr.Qとのレコーディングを本人が投稿し、MVにもすると告知した。その共作「we on fire feat. Mr.Q」は、2020年2月10日配信の「walk my way」の1曲目に収録されている。作詞はSAMとMr.Q、作曲はしぇん。告知した相手との制作を、完成した作品でもたどれる。

リスナーの反応が示す、いくつもの入口

2017年から2019年に紹介されたリスナーの反応には、毎日聴くほど好きという声、ヒプノシスマイクからラップへ関心を持ちライマーズの動画で知ったという声、裂固との対戦の2バース目で淡々と韻を踏む姿を好む声があった。

独創的な毒素から独走へつなぐ押韻への驚きや、韻マンに続いて好きになったという投稿も紹介されていた。2019年のライブでは、バチスタとの共演、後ろで楽しそうに盛り上げるDJあばたーも評価されている。全てを今の世評へ一般化せず、当時どこから届いたかを知る記録として残る。

CHAPTER 10 / SECTION 10SAMについてよくある質問

QSAMと舟平は同じ人?+
A同じ人物。SAM、舟平、SAM/舟平の各名義で作品があり、公式配信にも舟平a.k.a SAMと記されている。
Q出身は所沢と宇都宮のどちら?+
A生まれは埼玉県所沢市。栃木県宇都宮市でラップを始め、活動上の地元として栃木を代表してきた。
Q現在も音源を出している?+
A2026年はloose loose loose、全4曲のJasmineなどをSAM/舟平名義で発表している。
Q父親は誰?+
A歌手の三浦慎也として紹介されてきた。本人も父の音楽活動や、本名に込めた思いを語っている。
Q結婚している?+
A過去の彼女についての投稿はあるが、そこから現在の配偶者や交際を断定することはできない。
QMBTIは本人が公表したもの?+
Aこの記事のISFPは、ROUGHやplay a lifeでの具体的な表現から考えた編集部の仮説で、本人の診断結果ではない。

韻の強さを、生活の言葉へつないでいく

Djtube 編集部

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