Djtube./slide no. 1321
ARTIST WIKIMIYAZAKIRAPPER

GADORO高鍋の日常から、遠くの誰かへ

GADORO / PROFILE
年齢
35歳1990年11月29日生まれ
身長
175cm従来の紹介値
本名
—
出身地
宮崎県児湯郡高鍋町
学歴
高校卒業学校名は未確認
結婚・配偶者
—
逮捕歴
—
MBTI
INFP

GADORO(ガドロ)は、宮崎県高鍋町を拠点に活動するラッパー。「KING OF KINGS」の2016・2017大会を連覇し、2017年の初アルバム「四畳半」に収めた「クズ」で、生活の苦しさや自分への苛立ちを隠さない言葉を届けた。

借金や孤独だけが彼の題材ではない。祖母への感謝、友人と飲む酒、地元で食べるもの、くだらない冗談も曲になる。2026年には自主レーベルFour Mud Arrowsから「mile」を発表した。初期の代表曲と近年の作品をつなぎ、日常をどのようにラップへ変えてきたかをたどる。

CHAPTER 01 / SECTION 01GADOROのプロフィールと名前

GADORO 基本データno. 1321
本名
—
アーティスト名
GADOROガドロ
生年月日
1990年11月29日
出身地
宮崎県児湯郡高鍋町
身長
175cm従来の紹介値、本人の公表は未再確認
血液型
—
MBTI
INFP(推定)Djtube編集部の仮説
兄弟・姉妹
—
ユニット
—
所属
—
レーベル
Four Mud Arrows
最大の実績
KING OF KINGS 2016・2017優勝大会年度表記
学歴
高校卒業従来の紹介、学校名は未確認
結婚・配偶者
—
子供
—
逮捕歴
—

1990年11月29日生まれ。2026年10月26日時点で35歳となる。育った場所は宮崎県児湯郡高鍋町で、全国でライブをするようになってからも地元を生活の拠点にしている。2023年には高鍋町ふるさと応援大使に就任した。

身長は従来175cmと紹介されてきたが、以前の紹介には「身長・体重は非公表」という相反する記載もあった。175cmは紹介値として扱い、現在の実測値とは区別する。学歴については高校卒業と紹介されてきたものの、学校名までは確認できていない。家族を題材にした曲から、婚姻や子どもの有無を推し量ることもしない。

GADOROという名前は語呂から

「我は泥臭い」という意味を想像されることがある名前だが、2017年の本人取材では、急に思いついた語呂だったと説明している。「我は泥臭い」と周囲へ話すことはあっても、それが最初に名を付けた理由ではなかったという。後の作風と名前の印象が重なるからこそ、命名時の話を分けておきたい。

CHAPTER 02 / SECTION 02般若との出会い、バトルから作品へ

高校2年生で聴いた般若の言葉

高校2年生のとき、般若の音楽に出会ってラップを始めた。本人が挙げる入口の一つが「オレ達の大和」。戦争を題材にした曲である。般若には「残党」などの作品もあり、GADOROはその言葉だけでなく、一人で立つ姿にも惹かれた。

2019年の取材では、当時はほかにないと思えた歌詞の新鮮さを振り返っている。2008年のUMBで、ほかのMCがセコンドを伴うなか、般若だけが黒いジャージで一人で来ていた姿も印象に残ったという。孤独でも縮こまらず、媚びずにいられたのは、その音楽の支えがあったからだった。

般若は三軒茶屋を拠点として知られ、「フリースタイルダンジョン」ではラスボスを務めた。GADOROも同番組に出演しており、旧レーベルのプロフィールには過去3度の出演と記されている。これはそのプロフィールが書かれた時点の回数である。

高校卒業後は大学へ進まず、仕事をしながらスキルを磨いたと紹介されてきた。以前の紹介には2012年に高鍋町の飲食店で声をかけられたというエピソードもある。一方、本人取材で初ステージとして挙げられているのは2013年のUMB宮崎予選。声をかけられた時期と、人前でバトルへ出た時期を混ぜないでおきたい。

KING OF KINGSの連覇とバトルでの姿

戦極MCBATTLE公式による、2016年11月6日の第15章「裂固 vs GADORO」。楽曲のMVではなく、相手の言葉へ返すMCバトルの映像である。

GADOROは「KING OF KINGS」2016・2017大会を連覇した。大会名の年度と決勝開催の暦年はずれるため、2017年、2018年という年で実績が紹介されることもある。二つの異なる連覇歴ではなく、大会年度の表記をそろえて読む必要がある。

「ULTIMATE MC BATTLE」や「フリースタイルダンジョン」でも戦い、曲と同じくらいバトルから知ったリスナーも多かった。以前の紹介には複数のバトルが100万再生を超えたとあるが、これは当時の人気を示す記述で、現在の再生順位や総数を表すものではない。

一方で、勝利だけで進んだわけでもない。2025年の本人取材では、大事な試合で言葉が出なくなった悔しさや、その後に友人を相手に練習を重ねた時期を振り返った。連覇後は、思ってもいない過激な言葉で他人を攻撃したくないという考えから、楽曲とライブへ力を注いできた。

CHAPTER 03 / SECTION 03ラップの特徴とMBTIの編集部推定

歌詞の重さを、フロウやトラックで開く

GADOROのラップを支えているのは、言いたいことと韻の両方を諦めない書き方だ。初期2作では、詩をそのまま届けるようなポエトリー寄りのフロウが多かった。暮らしや内面の痛みに踏み込み、聴き手からは覚悟を持たなければ聴けないと言われたこともある。

ただ、本人が望んでいたのは、毎回身構えてもらうことではなかった。「SUIGARA」では表現の芯を保ちながら、明るいトラックに重い内容を乗せたり、歌うようなフロウを試したりした。言葉をすべて詰め込むだけでなく、強い一節を置く場所を考え、ほかをラフに書く方法も選んでいる。

2025年の取材では、歌詞のメモと別に「韻ノート」を作り、毎日一つの単語につき20個以上の言葉を探していると話した。末尾1、2文字だけでなく6、7文字で踏む練習だ。素直な感情が、そのまま無加工で歌になっているわけではない。伝わりやすさと響きのために言葉を磨く時間がある。

GADOROのMBTIはINFPを編集部の仮説に

Djtube編集部では、公開された制作談を読むための仮説としてINFPを考える。判断材料は、重い感情の核を曲に残しながらトラックやフロウを変える選択や、家族に残したい記憶を具体的な歌へ組み立てる姿勢である。

自分の価値観や記憶を出発点に、受け手へ届く表現を探す点をI・N・F・Pの見方に重ねた。ただし、毎日の韻ノートを積み上げる規則性からは、計画性を重く見る別の読みもできる。INFPと決めつける材料ではなく、INFJなどの解釈も残る。人見知りのエピソード一つで型を決めたり、私生活や健康状態を推測したりするものではない。

CHAPTER 04 / SECTION 04家族や友人に宛てた曲

人付き合いを避けた時期と「友達」

KOK優勝後、DJ YANATAKEからラジオ出演を打診された際、GADOROは話すことが嫌で断ったという。2019年の取材で振り返った過去の出来事であり、いまもすべての出演を拒んでいるという話ではない。

人と必要以上に関わらず、馴れ合いは嫌いだと思っていた。しかし、アルバムを出して、もっと上へ行きたい、多くの人へ届けたいと考えるうちに、自分は逃げていただけかもしれないと気づいた。地方のライブで会う人と酒を飲み、話し、曲を一緒に作れるようになったことがうれしかったという。

「花水木」の「友達」は、友達など要らないと思っていたけれど、本当は欲しかったという思いを表した曲だ。孤独を誇る言葉と、人とつながりたい気持ちの両方を認める変化がある。

NATUKILLASのぶーちゃんとの20時間

以前から親しい相手として紹介されてきたのが、NATUKILLASのぶーちゃん。ワンマンのオープニングアクトをNATUKILLASへ依頼したことや、二人でフリースタイルをしていて気づけば20時間が過ぎていたというエピソードも伝えられている。普段の練習は多くないという当時の紹介と合わせても、時間を忘れて続けられる相手だったことがうかがえる。

この関係は初期の逸話だけで終わらない。2026年の「少ない仲間」MVにもぶーちゃんの出演と制作協力がクレジットされ、MXNIST、DJ HITOSHIらの名も並ぶ。支える人たちを作品の周りへ迎えている。

祖母が亡くなり、家族の歌を残した

「花水木」にある「背中」は両親へ、「カタツムリ」は祖母へ向いた曲である。以前の紹介では、ずっと生きていると思っていた祖母の死が、家族のことを歌に残すきっかけになったと紹介されていた。何度裏切っても信じ、愛してくれた家族へ、生きているうちに思いを伝えておきたいという考えだった。

2017年の本人取材でも、幼いころに両親に代わって世話をしてくれた祖母と、両親への感謝が語られている。さらに「SUIGARA」の「最期の詩」へ祖母の思い出は続いた。「カタツムリ」は書きたいことが多く、7ヴァースほど書けそうな内容を3ヴァースへ短くしたという。語り切れなかった記憶を、別の曲に残している。

CHAPTER 05 / SECTION 05アルバムと2026年の活動

「四畳半」「花水木」からメジャーへ

2017年1月11日、SUNART MUSICから1stアルバム「四畳半」を発売。弱さや生活を見つめる作品で、当時iTunesのヒップホップ/ラップのアルバムチャート1位を記録したと紹介されている。同じ2017年11月22日には2nd「花水木」を発表した。従来の紹介の「翌年」という記述は、この二つの発売日には当てはまらない。

2019年3月6日に、日本コロムビアから3rd「SUIGARA」を発売してメジャーデビュー。レーベルが変わっても、過去をさらけ出す言葉を中心に置き、フロウや曲調の幅を広げた。以前の紹介にある旧レーベルの日本コロムビアのページは、この時期をたどる資料となる。現在のレーベルを示す欄とは分けておきたい。

created by Rinker

2020年「1LDK」、2021年「韻贅生活」を経て、2022年に仲間とFour Mud Arrowsを設立。以後は「リスタート」(2023年)、「TAKANABE」(2024年)、「HOME」(2025年)へと作品を重ねた。旧公式ストアとして従来の紹介が案内していたgadoro-store.comとは別に、現在の案内は公式サイトで確認できる。

2026年の「mile」は客演なしの11曲

2026年6月17日の「mile」は、Four Mud Arrows設立後4作目のアルバム。全11曲を客演なしで歌う。PENTAXX.B.F、TOKYO BEAT SOCIETY、DJ RYU-G、CROWD、ikipedia、S-NA、DYES IWASAKI、Squid ink、AKIO BEATS、TO-meが制作に参加した。声は一人でも、曲ごとに組む作り手は異なる。

先行曲「少ない仲間」は4月30日配信で、その前日の横浜アリーナ公演「一家団欒」で初披露された。6月の「ヒトリゴト」、8月の「かたいなか」、10月22日の「KONAOTOSHI」など、アルバム収録曲の映像も公開されている。MV公開日を新たな楽曲発売日と混ぜないようにしたい。

2025年3月6日の日本武道館ワンマンから、2026年4月29日の横浜アリーナへと会場を広げた。横浜の公演を収めたDVD「一家団欒 at 横浜アリーナ」は2026年9月9日発売。ライブ本編を再編集し、音をミックスし直した映像作品で、舞台裏やインタビューも収録される。「mile」というスタジオ作とは別の作品である。

9月21日には大阪城ホール公演「独り言」が組まれた。2027年5月4日・5日のマリンメッセ福岡B館2DAYS「我泥」も公式に告知されている。過去の公演の募集を現在受付中とせず、今後の日程や販売状況は公式の最新案内から確認したい。

CHAPTER 06 / SECTION 06代表曲・近年の曲を聴く

クズ

SUNART MUSIC公式MV。2017年の「四畳半」に収録された初期の代表曲で、借金や風呂のないアパートなど、逃げたくなる暮らしを言葉にしている。

LYRICクズ/GADORO
これ以上は俺自身に嘘なんてつけない

告白を立派な成功談へ整える前に、自分へ嘘をつけないと置く。家賃や食べ物の描写があるため、抽象的な孤独ではなく日々の生活として届く。最後まで絶望だけを固定せず、生きたいという方向へ言葉が動くことも、この曲を聴くうえで大切だ。

以前の紹介では、当時の交際相手へ生活費として約50万円を借りており、アルバイトをせず活動していた時期の借金を、KOK連覇の賞金で返済したと紹介されていた。過去の借り入れと返済のエピソードで、現在の交際や借金の状況を示すものではない。

公開当時はレーベルの動画のなかでもよく再生され、iTunes評価4.7とも紹介されていた。評価や順位には集計時点があるため、現在の点数として掲げることはしない。2025年の本人取材では「クズ」が同年7月時点で1200万再生以上と紹介され、長く聴かれてきたことが分かる。

真っ黒い太陽 feat. 輪入道

SUNART MUSIC公式MV。2017年11月22日発売の「花水木」収録で、Yuto.com™が制作し、輪入道が参加した曲。

LYRIC真っ黒い太陽 feat. 輪入道/GADORO feat. 輪入道
battleじゃなくたって闘ってるのさ

競う場所をバトルの舞台だけに限定せず、日々を生きることへ広げた一節として読める。過去への後悔を語る二人が、きれいに立ち直った人を演じずに前へ向く。本人の2017年取材では録音は別々だったといい、同席録音だったと想像して語る必要はない。掲載歌詞は共同曲全体の原文で、確認できない個別パートまでは割り当てない。

以前の紹介では「クズ」に次いで人気が高く、ライブや客演の場でも披露されてきた2曲として紹介されていた。現在の動画順位とは切り分けつつ、初期の作品を知る二つの入口として残したい。

自遊空間

本人公式MV。2024年4月3日の「TAKANABE」に収録されたソロ原版で、制作はCHIVA from BUZZER BEATS。FORKらが加わるRemixとは別の版である。

LYRIC自遊空間/GADORO
不器用を武器に変えてく教習所

高価な持ち物を誇る代わりに、身近な食べ物や買い物を次々と言葉にする。教習所という比喩は、失敗を消して優等生になるのでなく、不器用なまま扱い方を覚えるという読みにつながる。日常の冗談が続くなかで、聴く人の逃げ場にもなろうとする曲だ。

彩り七味

本人公式MV。2025年7月2日の「HOME」収録曲で、Yuto.com™とKiwyが制作。横浜アリーナのBand Version映像とは分け、ここでは原曲のMVを紹介する。

LYRIC彩り七味/GADORO
もしも俺がこの街にいなけりゃ

地元が好きだと言い切るだけでなく、街を離したら自分に歌えることはあるかと問いかける。安い食べ物や片付かない部屋も、自分の言葉が出てくる場所になる。成功したから暮らしを別物へ塗り替えるのではない、その立ち位置が題名の身近さにも表れている。

RUNNER feat. 般若

本人公式MV。2025年6月3日先行配信、7月2日の「HOME」にも収録。PENTAXX.B.Fの制作で、ラップを始めるきっかけになった般若を迎えた曲である。

LYRICRUNNER feat. 般若/GADORO feat. 般若
飾り気の無え この生身で表現

掲載歌詞では、誇張した成功者の姿より、自分自身で立つ態度が選ばれている。憧れの相手との共演を到達点だけにせず、走り続ける比喩へするのが題名とも合う。共同作詞曲の原文として読み、歌詞サイトにパート表示のない箇所を、声の記憶だけで一人へ断定しない。

少ない仲間

本人公式MV。2026年4月30日の先行シングルで「mile」にも収録。Squid inkが制作し、4月29日の横浜アリーナ公演で初披露された。ここではBand Versionのライブ映像ではなくMVを掲載する。

LYRIC少ない仲間/GADORO
どうでも良くない仲間と

直前にある、どうでもよい話をするという日常との組み合わせが効いている。人数の多さで勝負すれば負けるかもしれないと認めたうえで、一人でも欠ければ今の自分はいないと歌う。「友達」で語った、本当はつながりが欲しかったという思いの先に、具体的に一緒にいる人たちが見える。

ヒトリゴト

本人公式MV。「mile」の8曲目で、2026年6月17日に映像公開。制作はDYES IWASAKI、ギターはJohngarabushi。表題の似た公演「独り言」と作品の版を混同しないで聴きたい。

LYRICヒトリゴト/GADORO
生まれ変わるのさ生きたまま

失敗した自分を一度なかったことにする発想ではなく、同じ人生のなかで変わっていく意志として読める。一方で日常の不得手さや社長らしくない自分も笑いにする。強い決意と自己紹介の冗談が隣り合い、弱さを認める初期の書き方を別の明るさへ進めている。

KONAOTOSHI

本人公式MV。2026年6月17日発売「mile」の2曲目で、TOKYO BEAT SOCIETYが制作した。MV公開は10月22日で、アルバム発売より後になる。

LYRICKONAOTOSHI/GADORO
売らんオモチャと媚び

食べ物、玩具、日常の言い回しを詰めながら、媚びない態度も同じ響きの列へ置く。難しい話をすることで技巧を見せるのではなく、身近な単語が韻のつながりで勢いを持つ。粉落としという麺の硬さを借りた題名も、硬いライムを食べ物の感覚へ近づける遊びとして読める。

CHAPTER 07 / SECTION 07服装とブランド

初期の着用ブランドとして、Lafayette、DIAMOND SUPPLY、Majestic、Psychonation、HALL OF FAME、47 Brandが紹介されていた。「SUIGARA」のMV衣装はすべてLafayetteだったという当時の紹介もある。当時の衣装の情報であり、現在の専属契約を示すものではない。

DIAMOND SUPPLYのコーチジャケットは着用で注目され、フリマやオークションですぐ売れるほどだったとも紹介されていた。現在の在庫や相場を表す話ではなく、GADOROの服装をまねたい人がいたという当時の反響として読める。

近年は映像ごとのスタイリングも変わる。「ヒトリゴト」MVのクレジットにはAVIREX、masterkey、NATAL DESIGN、New Era、sublimeroe、tokio、紡ぐ-洋品店-、47の名が並ぶ。歌詞で高価な服を誇らない姿勢と、作品の衣装づくりに参加するブランドは、同じものとして扱わないでおきたい。

CHAPTER 08 / SECTION 08共演作品とリスナーの反応

初期の共演から近年の客演へ

初期の本人作品では、「花水木」の「STRRING」にNATUKILLAS、「真っ黒い太陽」に輪入道が参加。「SUIGARA」には「チャレンジャー」のJ-REXXX、「オトノ葉」のアサキを迎えた。従来の紹介の「輸入道」は輪入道の誤記に当たる。

客演側では、TAK-Zの「ひとりぼっちの唄」、SIMON JAPの「くそったれFor Life」、DJ SOULJAHの「52 Bars」も以前の紹介で挙げられていた。過去の作品への入口として残すが、現在の共演を合わせて「全部で4曲」と数えることはできない。

「HOME」では般若、紅桜、ハシシに加え、「自遊空間 Remix」にFORK、ポチョムキン、街裏ぴんくが参加する。原曲「自遊空間」とRemixは共演者も版も異なる。冗談や韻を連ねる曲で仲間の声を迎える面も、GADOROの作風に含まれている。

他名義の近作には、DJ PMXの2025年3月26日配信「On The Way feat. GADORO & JASMINE」がある。2026年1月30日にはRyo-w2の「黄色い B-BOY feat. GADORO」へ参加した。後者は二人の作詞・ラップにKiwyの制作を合わせた曲で、自分のアルバムに客演を呼ばない「mile」とは別の活動である。

リスナーが受け取った言葉と声

以前の紹介に集められた2019年の反応は、バトルの熱さ、歌の感情、弱さを言葉にすることへ分かれていた。「じょう vs GADORO」を熱いと感じた投稿や、「カタツムリ」の感情のこもる歌い方を何度も聴きたくなるという感想がある。すべてを現在の評価やファンの総意へ広げず、当時一人ひとりが受け取ったものとして見たい。

QUOTEDno. 1321

じょう vs GADORO
あつい!!!

@Rap1Rap2DogaRapXの投稿

QUOTEDno. 1321

私が日本語ラップ沼につま先浸かる原因になったのってやっぱGADOROなんだ。こんなにダイレクトに人間のどす黒い感情、弱さ、劣等感を出すから聴き入ってしまう。

@nag_ongakuiiz0Xの投稿

ヒプノシスマイクのライブから触れたリスナーは、「迷宮壁」のフレーズや、真実しか語れないマイクという作品内の設定に重ねて感想を書いていた。これはリスナーによる受け取り方で、GADORO本人がその歌詞の歌唱者や作者だと証明する投稿ではない。曲を離れた場でも、生身の感情を伝える姿が響いていたことがうかがえる。

CHAPTER 09 / SECTION 09GADOROについてよくある質問

年齢と出身は?

1990年11月29日生まれで、2026年10月26日時点では35歳。宮崎県児湯郡高鍋町出身で、現在も地元を拠点とする活動を続けている。

現在のレーベルと最新アルバムは?

現在は仲間と設立したFour Mud Arrows。最新スタジオアルバムとして2026年6月17日の「mile」があり、客演なしの11曲を収録している。9月発売の「一家団欒 at 横浜アリーナ」は公演を収めたDVDで、スタジオアルバムとは別に扱う。

最初に聴くならどの曲?

初期の出発点なら「クズ」、輪入道との関係なら「真っ黒い太陽」。近年の地元への視線を知るなら「彩り七味」、仲間への感謝なら「少ない仲間」、言葉遊びや韻の勢いなら「KONAOTOSHI」が入口になる。

高鍋の日常を、遠くの誰かへ届く言葉に

Djtube 編集部

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