Djtube./slide no. 16184
ARTIST WIKIOSAKANO DJ 1MC

チプルソプロフィール・一人宇宙と現在の音楽活動

TIPLESO / ARTIST PROFILE
年齢
1986年生まれ誕生月日は未確認
身長
170cm
本名
—
出身地
大阪府服部緑地公園をレペゼン
学歴
—
結婚・配偶者
—
逮捕歴
—
MBTI
INFP

チプルソ(Tipleso)は、クラシックギター、MPC、ビートボックスを使い、一人で音と言葉を組み立てるラッパーだ。「No DJ, 1MC」のライブと「一人宇宙」シリーズで独自の表現を築き、MCバトルでは押韻を重ねるスタイルで知られた。現在はソロに加え、KazBubbleとのバブルソ、KEIZOmachine!とのThe Clap Brothersでも活動。2026年も即興作品と共同制作の両方を発表している。

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CHAPTER 01 / SECTION 01チプルソのプロフィール

チプルソ 基本データno. 16184
本名
—
アーティスト名
チプルソTipleso
生年月日
1986年月日は未確認
出身地
大阪府服部緑地公園をレペゼン
身長
170cm
血液型
—
MBTI
INFP(推定)Djtube編集部の仮説
兄弟・姉妹
—
ユニット
バブルソ/The Clap BrothersWARAJI CREWでも活動
所属
—
レーベル
TPLS.Medical Musicほかソロとユニットの発売元は分ける
最大の実績
戦極MCBATTLEで優勝
学歴
—
結婚・配偶者
—
子供
—
逮捕歴
—

大阪を拠点に活動し、服部緑地公園をレペゼンしてきた。「傷だらけのB-BOY」「一人宇宙」という言葉も、その表現を知る手がかりになる。MCネームはマルチプルパーソナリティに由来すると紹介されてきたが、名前の由来と医療上の診断は別の話だ。

公式プロフィールでは、ラップだけでなくビート制作や映像制作も手掛ける人物と紹介されている。ソロでは一人で完結する方法を探りながら、他の演奏家とセッションする場も持っている。表の「—」は、掲載するための情報が揃っていない項目を示す。

チプルソ公式サイト/チプルソの配信プロフィール

CHAPTER 02 / SECTION 02生い立ちとラップを始めたきっかけ

小学3年生からの不登校と、家で過ごした時間

本人は2021年のSENSAのインタビューで、小学3年生の登校拒否を、活動を始めるまでの経緯の一つとして挙げている。学校に馴染めず、家でクラシックギターを弾き、小説を読み、ゲームをして過ごした時期があった。

従来紹介されてきた本人の話では、中学・高校へも通わず、20歳になるころまで家にこもっていた。本人が登校拒否という言葉を否定的にだけ受け止めていなかったことも、その時期を知るうえで大切な点だ。

「LOVE LOVE あいしてる」で出会ったギター

クラシックギターを始めた入口は、テレビ番組「LOVE LOVE あいしてる」だった。吉田拓郎がKinKi Kidsへギターを教える場面を見て興味を持ち、一日に6時間ほど練習するほど打ち込んだという。

後にラップの道具にもなるギターは、ヒップホップを知る前からそばにあった。家で過ごした時間に触れた音楽や物語が、活動を始めた後に別の形で結び付いていく。

成人式を終えた友人が、外へ連れ出した

成人式には出なかったが、式を終えた同級生が家を訪れ、外へ連れ出してくれた。そこでフリースタイルやヒップホップを教わったことが、ラップを始める転機になった。友人が見捨てずに関わり続けたことへの感謝も、過去のライブで語られてきた。2012年にその場を見たリスナーは、成人式や恋人ができた話、「絶景」の弾き語りにも触れていた。これは当時のライブの受け止めで、現在の交際状況を示すものではない。

一人でもできる表現としてラップに取り組み、始めたころは毎日6時間ほど練習した。SENSAの取材では、Sundayカミデからもらった最初のライブのオファーも、活動を始めるきっかけとして挙げている。そのSundayカミデの一服trackが2021年2月10日に発表した「I think feat.チプルソ 奇妙礼太郎 Sundayカミデ」にも参加した。SENSAの取材は同曲のリリースに合わせて行われ、初ライブの縁が後の共同作品にもつながっている。

小学3年生のころ
不登校になる
家で音楽、ゲーム、小説に触れる
家で過ごした時期
クラシックギターへ打ち込む
テレビで吉田拓郎が教える姿を見たことが入口
20歳になるころ
友人に外へ連れ出される
フリースタイルとヒップホップに出会う
2011年
「一人宇宙 -起源FREESTYLE-」を発表
制作の工程を自分で担う
2013年
「一人宇宙Ⅱ -アダムとイフ-」を発表
代表曲「綴り」を収録
2023年
The Clap Brothers結成
KEIZOmachine!と三拍子の表現を探る
2026年
ソロ即興曲とユニット曲を発表
ZONE、4m20s Freestyle、どんすなど
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CHAPTER 03 / SECTION 03森博嗣・小島秀夫と表現のルーツ

小説とゲームが与えた憧れ

小説家の森博嗣とゲームクリエイターの小島秀夫は、本人が憧れとして名を挙げた二人だ。森の「すべてがFになる」「スカイ・クロラ」、小島の「メタルギア」シリーズなど、物語を作る人への関心がある。

学校へ行かなかった時期にも、作品を通して外の世界へ触れていた。チプルソの歌詞を文学的と感じる聴き手がいるのは、言葉の技巧だけでなく、身近な出来事から別の世界を立ち上げる作風にも関わっている。

DJ KRUSH「寂 -jaku-」が変えた聴き方

成人式の日に外へ連れ出してくれた友人から借りたCDの中に、DJ KRUSHの「寂 -jaku-」があった。本人は同作を聴き、クラシック音楽からヒップホップへ夢中になったと説明している。

DJ KRUSHは、国内外で活動し、映像作品やCMの音楽にも関わるDJ・プロデューサーだ。チプルソにとって聴き手として衝撃を受けた相手であり、後にアルバム「軌跡」で共演する相手にもなった。

CHAPTER 04 / SECTION 04チプルソのファッション

Tシャツ、ハーフパンツ、スニーカーといったラフな服装に、ドレッドヘアや丸眼鏡、サングラスを合わせる姿が知られる。愛用ブランドとしてCOCOLO BLAND、seek:let、Dickies、asicsが挙げられてきた。

なかでも大阪のCOCOLO BLANDとは、服を着るだけではないつながりがある。同ブランドのレーベルから音源を発表し、YOU BOBが手掛けたコラボTシャツやパーカーも販売された。2016年のブランド公式投稿でも、その着用と商品が紹介されている。

晋平太が丸眼鏡を流行らせた人物としてチプルソに言及したこともあった。これは当時の評価の一つであり、眼鏡の流行全体を一人に帰すものではない。

CHAPTER 05 / SECTION 05チプルソのMBTIを編集部が考察

Djtube編集部はINFPを仮説として挙げる。本人の診断結果ではなく、曲の作り方や公開された制作上の選択から考えた推定だ。

手がかりは、クリープハイプの「愛す」をRemixした際の具体的な制作話だ。尾崎世界観から演奏データを受け取り、韓国への旅先でビートボックスから作り始めた。さらに、サビに並ぶ第二のフックを探す中で、初めてオートチューンを使い、自分の声の新しい可能性を見つけている。

元の曲の感情に応えようとしながら、自分の声でしかできない形を探す選択に着目した。「一人宇宙」でも自分の内側を作品として組み立てており、その表現をINFPと読む余地がある。ただし、制作の役割や歌詞だけでは性格全体は決まらない。機材を試し、現場で音と言葉を組み替える面からISFPと読むこともできる。

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CHAPTER 06 / SECTION 06No DJ, 1MCと現在の作品

一人で音を組み立てるライブ

バックDJを置かず、ギター、MPC、ビートボックスを使って音を作り、自分でラップする「No DJ, 1MC」がライブの軸だ。DAXが公開したりんご音楽祭2017の映像は、当時の出演をたどる記録になっている。

SENSAの2021年のプロフィールは、ZAZEN BOYS、韻シスト、鎮座DOPENESSとのセッションも紹介している。一人で完結するライブを持ちながら、バンドや他のラッパーと音を交わす場にも出てきた。

ゆったりした曲でも、言葉が一定の型へ収まり続けるわけではない。自由なフロウと、短い時間に押韻を重ねる技術が同じ人の中にある。一人で鳴らす方法を持つことが、他の演奏家とのセッションにもつながっている。

「一人宇宙」から「CODE of EMOTIONS」へ

2011年12月30日に「一人宇宙 -起源FREESTYLE-」、2013年2月20日に「一人宇宙Ⅱ -アダムとイフ-」を発表。作詞・作曲だけでなく録音や仕上げにも自分で関わり、一つの世界を作品として作る姿勢が見える。

2018年には「一人宇宙Ⅲ -歌陽風月-」、2021年には「一人宇宙Ⅴ -地球到達-」を発表した。CDと配信で収録曲数が異なる作品もあり、同じ題名だからと全て同じ内容だとは扱えない。

RAITA SLOWVIBESとの「CODE of EMOTIONS」は、2025年にCDで発表した作品が、2026年7月22日に配信へ広がったものだ。配信版は「ROMAN」も含む9トラック。全て一人で担う方法に加え、他の作り手のコードや音に自分の言葉を重ねる作品もある。

現在の即興企画と、WARAJI CREWでの活動

YouTubeの「STUDIO FREESTYLE」では、即興の言葉や演奏を一発録りで残す企画を続けている。2026年は「ZONE」「2min Freestyle」「4m20s Freestyle」を配信し、音源としても手元へ届ける流れになった。

また、WARAJI CREWとして野外フェス「エアコン」を主催。公式プロフィールでは入場無料の催しで毎年約3,000人を動員すると紹介されている。200曲以上の配信という紹介もあり、現在の活動は昔のバトル映像だけでは捉えきれない。

CHAPTER 07 / SECTION 07MCバトルのスタイルと名勝負

押韻を批判されても、さらに韻で返す

MCバトルでは、手数の多い硬い押韻と、相手の言葉を受けて返すトリッキーなフロウが武器だった。独特な間や、不思議な雰囲気の佇まいも印象に残る。大阪ではR-指定と競い合う存在として知られた。

従来の記事では、2014年ごろからバトルへの出場が減り、音源とライブに軸を移したと紹介されてきた。本人の引退宣言と、出場が見られなくなった時期を同じものとはしない。

2019年のリスナー投稿には、主催者の配信でチプルソらがオファーを断ったと聞いた、という報告がある。ただし、それは投稿者が伝えた当時の話だ。その一件から、今後の出場が絶対にないと決めることはできない。

チプルソ vs SIMON JAP/戦極MCBATTLE第5章

対照的なキャラクターがぶつかった一戦。SIMON JAPは、会場を沸かせる勢いやラップの中身を問い、チプルソは相手のスキルを批判しながら押韻を畳み掛ける。従来の採録では、SIMON JAPの不敵な表情が、相手のラップを聴く中で真剣なものへ変わったと評されていた。

韻だけでは勝てない、次の次元へ進めという攻めに対し、チプルソは押韻そのものを強めて返す。用意したネタの披露ではないかという批判にも、同名の別ラッパーSIMONを引き合いに出して応じた。

SIMON JAPは、自分は実際にバトルへ出てリスクを背負っていると返答。チプルソもMCUの名前などを使い、音のつながりと挑発を重ねる。互いに相手の基準へ簡単には乗らず、SIMON JAPが冒頭で望んだ名勝負へ近付いていくやり取りとして読める。

チプルソ vs 黄猿/戦極MCBATTLE第一章

西と東のフロウ巧者がぶつかり、延長戦までもつれた一戦だ。チプルソは黄猿の名前から「聞かざる」「見ざる」へ音をつなぎ、黄猿も同じ語尾や母音を引き継いで返す。

距離を詰める相手に近すぎると応じ、動物園や放物線のイメージへ展開するチプルソに、黄猿は勝負で負けないという姿勢を返していく。即興の応答と、言葉を連鎖させる力が見どころになる。

終盤には「モルトウイスキー」と「ウォルトディズニー」を並べる押韻があり、黄猿もその音を拾う。さらに攻撃的な言葉を続けるチプルソと、手数を増やして返す黄猿が、最後まで譲らない。過激な比喩は対戦中の挑発であり、実際の加害を示す発言とは分けて読む場面だ。

CHAPTER 08 / SECTION 08チプルソを知るための曲

「綴り」

「一人宇宙Ⅱ -アダムとイフ-」に収録。クラシックギターを前に出し、身近な生活を言葉へ残す曲だ。MVはryu kodamaが監督・撮影・編集し、古城里紗が切り絵を手掛けている。

映画のような特別な物語だけでなく、笑ったり泣いたりする平凡な日々を綴ることに価値を置く。忘れてしまいそうな出来事を、言葉として手元に残そうとする読みができる。技巧を競うバトルとは違う、日常へ向く視線がある。

「絶景」

「一人宇宙 -起源FREESTYLE-」の収録曲。自分の経験や、誰もが向き合う日常を絶景として捉える曲だ。従来の紹介では、クラシックギターを軸に、優しく語りかけるような言葉が特徴として挙げられていた。

就職という言葉の重さも題材になり、社会の当たり前へすぐに馴染めない感覚が、生活の一部として置かれる。遠くへ出掛けて見つける景色だけでなく、自分が生きる場所で起こることをどう見つめるか、という曲として聴ける。

「心模様」

COCOLO BLANDの企画「INDIE RAP」から公開された映像。チプルソが作詞・作曲を担い、後の「一人宇宙Ⅲ -歌陽風月-」にも収録された。ジャジーなトラックに、歌うようなフロウを重ねる曲だ。

生き方へ模様を付けていくという捉え方には、日々の出来事が自分の輪郭を作るという読みがある。音楽を哲学と語ってきた姿勢も重なる。気持ちを一つの答えへ整理するより、変わる心の様子をそのまま表すところに魅力がある。

DJ KRUSH「バック to ザ フューチャー feat. チプルソ」

憧れだったDJ KRUSHのアルバム「軌跡」で実現した共演曲。本人もSENSAのインタビューで、注目してほしい参加作として挙げている。こちらはDJ KRUSHの公式配信音源だ。

「寂 -jaku-」を聴いてヒップホップへ向かった人が、時を経てその作り手の音でラップする。作品の背景にあるこの往復が、曲名の時間を行き来するイメージとも重なる。影響を受けた相手との関係が、制作の場へ変わった一曲として押さえたい。

バブルソ「フロウ者」

チプルソとKazBubbleによるバブルソの「15 BUS DRIVE」に収録された曲。映像は制作を担ったスタジオ石が公開し、Jambo Lacquerもダンスで参加している。

一人で曲を完成させるソロと、ビートを別の作り手へ預けるバブルソを聴き比べる入口になる。夜行バスの旅を組み立てたアルバムの中で、チプルソの言葉をKazBubbleの音が運ぶ。ラップ担当とトラック担当の分担を知ると、一人宇宙とは違う共同制作の姿が見えてくる。

「ZONE」

2026年8月5日に配信。映像の説明では「STUDIO FREESTYLE #20」の即興テイクへ、本人が改めてビートメイカーとして関わり、「ZONE」として音源化したと記されている。即興のラップが生まれた瞬間と、その後の音源としての作業を分けて見られる作品だ。

LYRICZONE/チプルソ
その場が本番

理由を考え終える前に身体が反応する、という言葉に続く短句だ。準備がないことを誇るだけでなく、その瞬間に音へ応じる感覚を言葉にしている。後から新しいビートを作る本人の説明もあり、曲の全工程が無編集の一発録りだと決めるものではない。

「4m20s Freestyle」

2026年9月5日に発表された本人作詞・作曲・プロデュースのシングル。公式の作品説明では、自作のビートで即興を一発録りした曲とされる。映像の説明からも、当該シングルの配信先へ案内されている。

LYRIC4m20s Freestyle/チプルソ
Effectかけられる

配信の作品説明が最後の一行として紹介する言葉で、手元のエフェクト操作にも結び付く。音を扱うこと自体を言葉へ取り込めば、機材操作とラップが別々の作業ではなくなる。一人で現場を動かすスタイルが、曲の仕組みにも表れている。

The Clap Brothers「Take Me」

2026年1月発表のThe Clap Brothersの曲。KEIZOmachine!の三拍子の制作に、チプルソの言葉が重なる。四つ打ちとは異なる体の動きを探るユニットの方向を知る入口だ。

LYRICTake Me/The Clap Brothers (チプルソ × KEIZOmachine!)
あるがまま

つまずきや気分の揺れを描いた後、状態をそのまま受け入れる短い言葉が置かれる。勝ち負けや肩書をずっと背負い続けるのでなく、音の中で身軽になる読みができる。三拍子という制作上の選択と、力を抜く言葉が重なる曲だ。

The Clap Brothers「どんす feat. Mummy-D」

2026年2月18日発表。チプルソとKEIZOmachine!のユニットに、Mummy-Dがラップで参加した曲だ。曲名はダンスに聞こえる音の連なりから生まれた言葉遊びで、言葉とリズムの重心を三拍子の中で交差させている。

LYRICどんす feat. Mummy-D/The Clap Brothers (チプルソ × KEIZOmachine!)
俺も探しに行きたいねん

決まった概念を教えるより、自分も探しに行くと言う。踊ることを、意味を共有しながらまだ先へ進める遊びとして捉えられる短句だ。引用は「Radio Edit」として公開された正規歌詞で、共同曲の行ごとの歌唱者や、MVとの全編集の一致までは決めない。

意味を一つに決める前に、口に出したときの音や身体の動きから曲を作る発想がある。声を担う二人とビートを担うKEIZOmachine!の役割を分けて見ると、ソロのNo DJ, 1MCと同じ方法ではないことも分かる。原曲の後にはKZO、DJ TASAKA、KazBubbleのRemixも発表されている。

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CHAPTER 09 / SECTION 09バブルソとThe Clap Brothers

KazBubbleと組んだバブルソ

バブルソは、チプルソとWARAJIのDJ・ビートメイカーKazBubbleによるユニット。初アルバム「15 BUS DRIVE」は2015年4月15日発売で、全ラップをチプルソ、全トラックをKazBubbleが担った。

一人でできることを全部する姿勢で活動していたチプルソが、別の作り手へ音を預けている。KazBubbleのジャジーな音と組むことで、本人のソロとは違う大人びたムードも生まれる。

2019年の「Goodbye CABIN」、2021年の「For you」、2022年9月27日配信の全10曲「Re:Foryou」へと制作は続いた。「For you」は「symmmetry」「4shdw」「elements」という3枚のEPの曲をまとめた全12曲で、WARAJIを迎えた曲も含む。

配信上は「チプルソ & KazBubble」という連名の作品もあり、2024年の「Speedy Wonder」、2025年の「KANAU」がその例だ。バブルソ名義の旧作と混同せず、ラップとビートの分担を作品ごとに見ていきたい。

KEIZOmachine!と三拍子を探るThe Clap Brothers

2023年結成のThe Clap Brothersでは、チプルソがラップ、HIFANAのKEIZOmachine!がビートを担当する。三拍子とクラップを軸にすることが、二人の組み合わせを特徴付けている。

Keycoとの「Jamming」、DABOとの「NoPNoG」、Mummy-Dとの「どんす」、HUNGERを迎えた2026年6月17日の「Boom Boom」へ、共演相手も広がった。2025年には台湾ツアーを行い、2026年にはサッポロビール150周年のラップミュージカルで音楽監修も担当している。

そのミュージカルでラップしているのは社員たちで、チプルソは歌詞監修やラップ指導に関わる。制作や指導として参加することと、自分が全て歌うことを分けると、現在の活動の幅が見える。

CHAPTER 10 / SECTION 10晋平太・R-指定・クリープハイプとの関係

晋平太と、対戦以前から続いていた交流

晋平太とはUMB2011 GRAND CHAMPIONSHIPで対戦したが、交流はそれ以前からあった。戦極MCBATTLEのため東京へ来るたび、晋平太の家へ泊まりに行っていたという関係だ。

生前の晋平太が残したチャンネルには、当時の対戦やチプルソを振り返る映像がある。勝敗だけを競った相手ではなく、遠征中の時間も共有した先輩としての距離が伝わる。R-指定や鎮座DOPENESSとも、バトルやセッションを通したつながりがある。

クリープハイプ「愛す」での新しい声

尾崎世界観がボーカルを務めるクリープハイプとは、2016年のアルバム「世界観」収録曲「TRUE LOVE」、2020年の「愛す(チプルソRemix)」などで共演した。ライブでも共に出演している。

「愛す」の制作では、韓国の旅先でビートボックスから取り掛かり、第二のフックに悩んだ末にオートチューンを初めて使った。自分の声に合うことを発見し、後に尾崎から感動したというメールを受け取ったと、本人が取材で語っている。ジャンルを越える共演が、歌い方の発見にもなった。

R-指定と大阪で競い、沖縄で過ごした時間

同じ大阪出身のR-指定とは、UMB大阪予選などで名勝負を重ねた戦友のような関係だ。年齢はチプルソが上で、R-指定は後輩に当たる。

2014年の本人ブログには、R-指定とDJ松永と沖縄に4日間滞在し、現地の仲間に案内された記録がある。従来の紹介では、クラブや成人向けの店へ一緒に出掛けたという話も扱われていた。これは当時の交友のエピソードで、現在の私生活を推測する材料とはしない。

CHAPTER 11 / SECTION 11チプルソについてよくある質問

Qチプルソはどこの出身?+
A大阪府出身で、服部緑地公園をレペゼンしてきた。WARAJI CREWとして野外フェス「エアコン」も主催している。
Q現在も音楽活動をしている?+
Aソロ、バブルソ、The Clap Brothersで制作やライブを続けている。2026年はCODE of EMOTIONSの配信、ZONEや4m20s Freestyleなどを発表した。
QMCバトルを引退した?+
A2014年ごろからバトルより音源とライブに軸を移したと紹介されてきた。出場減少と正式な引退宣言、今後の出場の有無は別の話だ。
QGADOROと名前が並ぶのはなぜ?+
A初期のラップスタイルが比較されてきた文脈がある。MC正社員の取材でも当時の比較と、その後GADOROが独自の実力を付けた経緯が語られている。二人を同じ人物や同じグループとする意味ではない。
QNo DJ, 1MCとは?+
AバックDJを置かず、ギターやMPC、ビートボックスも自分で扱ってラップするライブの方法。ユニットでは別の作り手と役割を分担している。
QチプルソのMBTIは?+
A本稿では制作上の選択からINFPと推定した。本人の診断結果ではなく、別の読み方もある編集部の仮説だ。

一人で鳴らした世界は、誰かとの音にもつながる

Djtube 編集部

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