MIRIアイドルとMCバトルを歩いたラッパー
MIRI(ミリ)は、RHYMEBERRY、我儘ラキアでの活動とMCバトルで知られるラッパーです。本名は櫻井未莉。アイドルとして身につけた声の届かせ方を土台に、相手の言葉へ切り返すバトルでも存在感を示しました。
我儘ラキアには2019年7月に加入しました。同グループは2025年7月9日の公演を最後に活動終了・解散を発表しており、MIRIを現在も活動中の我儘ラキアのメンバーとして扱うことはできません。ソロでは2016年のアルバム「“hiphop”ト名乗ッテモイイデスカ」、2022年の「Who I am」など、バトルとは違う自己表現も残しています。2026年9月には野口衣織と劇中歌「Tokyo Gals」を歌唱しました。
CHAPTER 01 / SECTION 01MIRIのプロフィール
MC MIRI、櫻井未莉の名義でも活動してきました。静岡県生まれで、プロフィールには東京都出身とする資料もあります。出生地と活動上の出身表記は分けて捉える必要があります。
彼氏や結婚は公表されている?
結婚相手や現在の交際相手について、本人の公表は確認できません。ミメイとは2018年のMRJの男女2on2で組み、「MM号」として告知されています。この共演の記録と、SNSで広がった交際のうわさは別の話です。バトルで組んだことだけを恋愛関係の証拠にはできません。
CHAPTER 02 / SECTION 02MIRIの生い立ちと学歴
中学1年生のころ、usa☆usa少女倶楽部の初代メンバーとして芸能活動を始めました。同グループから生まれたアイドルラップユニットRHYMEBERRYの初代メンバーとなり、ラップを自分の表現にしていきます。公式配信プロフィールがラップを始めた時期を13歳・中学2年生としているため、高校進学後に初めてRHYMEBERRYへ加入したという説明とは区別できます。
芸能活動との両立を図りながら高校受験に臨み、公立高校の受験に失敗し、私立の日出学園高等学校へ進学。高校時代にはusa☆usa少女倶楽部を卒業し、RHYMEBERRYの活動に専念します。その後は大学へ進みました。学校生活とライブ、ダンス、ラップを並行する日々で、2017年には喉の手術のため約2か月休業した時期もあります。「大学生だった」という当時の経歴を、現在も在学中という意味には読み替えません。
CHAPTER 03 / SECTION 03MIRIの趣味とファッション
FC東京を応援してきたサポーター
幼いころからFC東京を応援し、小学1年生のときにはお小遣いで石川直宏のユニホームを買ったといいます。RHYMEBERRYでは試合前のライブにも出演。ステージに立つ側になってからも、空いた時間にスタジアムへ足を運んでいました。
2019年のルヴァンカップ観戦では、マネージャーと濡れないこと、仕事に遅れないことを約束して観戦し、リリースイベントのため途中で会場を後にしています。平日の試合は選手の声が聞こえるところが好きだという感想にも、試合そのものを楽しむサポーターの視点が表れています。
ポケモンとディズニー
ポケモンではゲンガーとピカチュウが好きで、ベッドにピカチュウを並べたり、ライブ後にグッズと一緒に写真に写ったりしてきました。2019年にはポケモンカフェへ出かけたことも発信しています。
ディズニーも趣味の一つ。2020年には、以前は月に1回ほど遊びに行っていたと振り返り、年間パスポートへの関心も見せていました。ジェラトーニなどのキャラクターを好む一面と、バトルで相手に鋭く言い返す姿は、同じ人の別々の楽しみ方です。
自身のブランドと服の選び方
Stussy、NIKE、MISHKA、POPisHereなどを着用し、パーカーにスニーカーを合わせるスタイルが見られます。暗い色の服にも、小物や靴でパステルカラーを加える着こなしが特徴です。
2016年にはSALUとともにPOPisHereのモデルに起用され、2020年には「an infinity playground」を立ち上げました。幼少期から好きだったファッションを、着るだけでなく自ら作る活動へ広げています。
和食とラーメンが好き
白米、煮魚、味噌汁、おひたしといった食事を好み、SNSでは手作りの料理も紹介してきました。ラーメンは自宅で作るほど好きで、とろ肉ラーメンを食べにライブ後のお店へ立ち寄ることも。派手なステージ衣装とは離れた、日常の食の好みが分かる話です。
CHAPTER 04 / SECTION 04MIRIのMBTIを編集部が考える
Djtube編集部では、公開された活動と言葉からESFPを候補に挙げます。本人が公表した診断結果ではなく、ステージ上の選択を中心とした推定です。
根拠の一つは、我儘ラキア加入時の本人コメントです。RHYMEBERRYの解散後、家にいる生活を経て、歌やダンスと会場の一体感があるステージを求めていると気づいたと説明しています。人と場を共有する実感を重視する点を、外向性や体験を重んじる傾向として読みました。
すでに3人で形ができていたグループへ入る不安も語りながら、受け入れてくれた手を取ったこと、さらにソロ曲「Who I am」で自分のあり方を主題にしていることから、自分の感覚を軸に動く姿も読み取れます。ただし、熟考して加入を決めた過程を重視すればISFPという見方もできます。ライブでの振る舞いだけで、普段の性格や判断の仕方まで決めるものではありません。
CHAPTER 05 / SECTION 05MIRIの活動歴と我儘ラキア
RHYMEBERRYでアイドルとラップを両立
RHYMEBERRYでは、アイドルのライブとMCバトルの両方を経験しました。ラップを教わった相手がハハノシキュウです。当初は周囲に勧められる形で、知名度を獲得することも動機にバトルに出ていましたが、経験を重ね、自らラップに向き合うようになっていきました。WREPのレギュラーなど、グループのステージ以外にも活動の場を広げています。
RHYMEBERRYは2019年に解散。最後のライブ後には、ファン、制作に関わった人たち、支えた人たちへ感謝を伝え、ラストライブの全曲をYouTubeで公開すると告知しました。
「“hiphop”ト名乗ッテモイイデスカ」
高校卒業の節目に発表した2016年のソロアルバムです。ERONE、ハハノシキュウ、晋平太らが参加し、アイドルのメロディアスな表現とラップを組み合わせています。タイトルの問いは、アイドルとして見られてきたMIRIが、ヒップホップの側にも自分の居場所を求める入口になっています。
我儘ラキアへの加入と活動終了
解散後は就職活動も考えていましたが、親交のあった星熊南巫や周囲の勧め、グループとの縁を通じて我儘ラキアへの加入が決まりました。公式に示された初出演は2019年7月20日、大阪・なんばHatchのMAWALOOPです。
加入時のコメントでMIRIが望んでいたのは、バトルだけでなく、歌とダンスを通じてフロアと一体になれる場所でした。我儘ラキアではラップを担当しながら、歌やダンスも含むグループのステージを担います。その一方で、ソロ楽曲やMCバトルも続けてきました。
我儘ラキアは2025年7月9日のZepp Haneda公演「There is surely tomorrow」を最後とする活動終了・解散を発表しました。2019年からの在籍歴と、グループが活動終了を発表した後の状況を分けて知ることで、過去の出演映像やプロフィールも読み違えずにたどれます。
2026年には映画の劇中歌「Tokyo Gals」の歌唱を野口衣織と担当し、グループでの経歴に加えて、別の制作者が作る物語へ参加する活動も見せています。
CHAPTER 06 / SECTION 06MIRIのラップと楽曲
バトルでは、相手が投げた言葉を受け止め、その場で言い返すアンサーが持ち味です。アイドルとして重ねたステージ経験は、大きく聞き取りやすい声を前へ届けるパフォーマンスにもつながっています。ソロ音源では、勝敗のための応酬から離れ、自分をどう呼ぶか、何を選ぶかという問いも表現しています。
「Who I am」
2022年12月21日に発表したソロシングルで、MIRI自身が作詞しています。2020年の「Diary」に続く作品として発表され、タイトルどおり、自分をどう捉えるかを正面から扱った曲です。
この短い言葉では、他人から与えられる名前や評価よりも、自分の存在の持ち主を自分へ戻しています。バトルで相手に返す言葉とは違い、ここでの呼びかけは自分自身を確かめる方向を向いています。アイドルかラッパーかという外側の分類だけでは収まらない、ソロのMIRIを知る曲です。
「Tokyo Gals」
2026年9月2日に配信された、アニメーション映画「GROTESQQQUE-グロテスク-」の一編「夜露死駆★少女」の劇中歌です。野口衣織とMIRIが歌唱し、篠崎あやとが作詞・作曲・編曲を担当しています。MIRIの自作詞によるソロとは、制作上の役割が異なる共演です。
MIRIは楽曲に寄せたコメントで、強く個性のある登場人物たちに共感し、かわいらしさだけに収まらない力強さを込めたと説明しています。バトルで相手に言葉を返す経験だけでなく、物語の女の子たちに自分の表現を重ねて歌う、近年の活動を知る作品です。
ここでは映画の人物像を歌う役割を担っています。曲の中の設定をMIRI自身の実体験として読むのではなく、与えられた作品世界へどう参加したかに注目すると、ソロ曲「Who I am」との違いも見えてきます。
CHAPTER 07 / SECTION 07MIRIのバトルと仲間
ミステリオ、GOTIT、NillNicoとの戦極BATTLE TOWER
戦極MCBATTLE公式の映像は、ミステリオ、MC MIRI、GOTIT、NillNicoが参加するBATTLE TOWERの試合です。一対三で一人がほかの三人へディスを向ける形式で、目の前の複数の相手へ言葉を返す場面が見どころになります。
ちょっと待ってMIRIちゃんマ××がくさい
マ××がくさいとか言ってるけどさ
そんなこと言ってるからおまえ彼女ができねぇんだよ
性的な言葉でからかうミステリオに対して、MIRIはその言い方自体を相手の弱点として返します。相手と同じ土俵で身体を評価し返すのではなく、発言した本人へ話を戻すアンサーです。言い返されたミステリオの悔しそうな表情も、このやり取りに添う反応です。引用は当該バトルの応酬であり、相手についての私生活の事実を認定するものではありません。
だーひー vs MIRI
戦極MCBATTLEが公開したU-22 MCBATTLE FINAL 2019の対戦映像です。2019年8月16日の大会でのだーひーとの試合から、知名度だけでなく、目の前の相手に言葉を返してきたバトラーとしてのMIRIをたどれます。
バトルを始めた当初は周囲から背中を押されていましたが、継続した活動の中で自分から相手と向き合う姿勢を作ってきました。この出発点を知ると、挑発に引かないステージでの振る舞いも、最初から完成していた性格ではなく経験の積み重ねとして見えてきます。
ハハノシキュウとの師弟関係
ハハノシキュウはラップを教えた存在であり、ソロ作品で制作をともにする相手でもあります。2018年のソロ作品では「後ろ向きで電車に乗る」の作詞を担当したことを自身のSNSで告知しました。教える側と教わる側だけでなく、同じ作品を形にする関係へ広がっています。
ハハノシキュウは、少し前までラッパーの知り合いがほとんどいなかったMIRIが、さまざまなラッパーと話す姿を見て、見守る親のような気持ちが安心へ変わったと語っています。
ラッパー仲間が増えていく様子を見守ったこの説明からは、技術の指導に加え、MIRIが自分のつながりを作っていくことを喜んだ関係性が読み取れます。
あっこゴリラ、ミメイとの交流
あっこゴリラとは「CINDERELLA MCBATTLE」の決勝で対戦し、MIRIは準優勝でした。試合後には抱き合い、優勝した相手をたたえています。ステージでは競い合う相手でも、バトルが終われば交流する仲間であることが分かる場面です。
ミメイとは男女2on2で組むなど共演があります。ラップの韻の踏み方が似てきたというSNS上の評と、本人同士の交際の公表は混同できません。共演者としての接点は残し、うわさを経歴の事実へ変えずに捉える必要があります。
CHAPTER 08 / SECTION 08MIRIについてよくある質問
MIRIの歩みは、アイドルからラッパーへ一度だけ肩書きを変えた話ではありません。グループで歌い踊るステージ、相手と言葉を交わすバトル、自分のあり方を問い直すソロ作品を、その時々に選びながら続いてきました。バトルの鋭いアンサーを入口にした人にも、「Who I am」は別の側面へ進める一曲です。
自分の言葉で、自分の居場所を選ぶ
Djtube 編集部
