Djtube./slide no. 10686
ARTIST WIKI東京

(sic)boyロックとヒップホップをつなぐ音楽と素顔

(SIC)BOY
年齢
28歳1998年10月27日生まれ
身長
非公表
本名
非公表
出身地
東京都
学歴
大学に進学学校名・卒業状況は未確認
結婚・配偶者
—
逮捕歴
—
MBTI
INFP

(sic)boy(シックボーイ)は、東京都出身のアーティスト。L’Arc-en-Cielや海外のロックに憧れて育ち、Salvador Maniとの出会いからヒップホップへ進んだ。ギターの響き、ラップ、歌のメロディーを結びつける音楽と、黒い服やアイメイクで知られる。

「Heaven’s Drive feat. vividboooy」や「Kill this feat. Only U」で知った人も、「Hype’s」まで戻るとロックとラップが交わった初期の形が見える。2025年の「DOUKE」、2026年のKMとの「DOOMSDAY」まで、作品を重ねる中でその幅を広げてきた。

CHAPTER 01 / SECTION 01(sic)boyのプロフィールと名前の由来

(sic)boy 基本データno. 10686
本名
非公表
アーティスト名
(sic)boy旧名義はSid the Lynch
生年月日
1998年10月27日
出身地
東京都
身長
非公表
血液型
非公表
MBTI
INFP(推定)Djtube編集部の見解
兄弟・姉妹
2歳上の兄
ユニット
—
所属
現契約は未確認
レーベル
add. some labels2026年「DOOMSDAY」の表記
最大の実績
Early Noise・Up Nextなどに選出2021年の新人支援企画
学歴
大学に進学学校名・卒業状況は未確認
結婚・配偶者
—
子供
—
逮捕歴
—

初期にはAbgefuckt Glücklich Recordsの名で作品を発表し、「HOLLOW」はUNIVERSAL SIGMAから発売。2026年の「DOOMSDAY」にはadd. some labelsと記載されている。こうした作品ごとの発売元表記と、現在の事務所や専属契約は同じ意味ではない。

以前はSid the Lynch(シド・ザ・リンチ)として活動していた。「(sic)boy」は、ラウドな音楽が好きな人の間で共有されるsickという語の感覚や、字面のよさから選んだ名前だという。sickには病気という意味だけでなく、やばい、うんざりするなど、文脈によって違う響きがある。

Slipknotに「(sic)」という曲はあるが、本人はその曲名をそのまま取ったという説明ではない。元のバンドへのリスペクトと、活動名を選んだ理由は区別したい。

CHAPTER 02 / SECTION 02幼少期から大学時代まで

幼少期
絵を描くことが好きな子供だった
父親の車でプログレッシブ・ロックを聴く
小学6年ごろ
L’Arc-en-Cielをきっかけにロックへ傾倒
中学生のころ
メイクやネイルに興味を持つ
高校時代
メイクをして通学、バンドではボーカル
SiMやマキシマム ザ ホルモンをカバー
高校時代
同級生Salvador Maniからヒップホップを教わる
大学時代
軽音楽サークルを経て個人で制作へ
コピー中心ではなくオリジナル曲を作りたかった
2019年
EP「Hype’s」発表
2020年
KMと1stアルバム「CHAOS TAPE」を制作
2021年
2ndアルバム「vanitas」発表
2023年
「HOLLOW」でメジャーへ
2025年11月26日
「DOUKE」発売
2026年7月22日
「DOOMSDAY」発表
KMと制作

小さいころは、父親が車でかけるYesやKing Crimsonを聴いた。ただし、当時はプログレッシブ・ロックを難しいと感じており、すぐに好きになったわけではない。自分から音楽を掘り下げる大きな入口は、小学6年のころに出会ったL’Arc-en-Cielだった。

高校ではボーカルとしてバンドを経験。SiMやマキシマム ザ ホルモンなどをコピーした。その一方、同級生のSalvador Maniからヒップホップを教わり、Eminemなどの有名なラッパーだけでは知らなかった音へ触れた。トラップが広がった時期の刺激も、音楽の選択肢を増やした。

大学に進んで軽音楽サークルへ入ったものの、コピーを続ける環境ではオリジナルを作りたい気持ちを満たせなかった。そこでバンドから離れ、一人で曲を作る方向へ。SoundCloudで発表する音源を通じ、ロックに根を持つ声とヒップホップの制作が結びついていった。

CHAPTER 03 / SECTION 03妖怪と漫画、想像の世界への関心

鬼太郎、がしゃどくろと絵を描くこと

幼稚園のころから絵を描くことが好きだった。水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」に惹かれ、鬼太郎の絵を描いたり、調布市深大寺にある鬼太郎茶屋へ出かけたりしたという。大きな髑髏の妖怪・がしゃどくろも、お気に入りとして挙げている。

妖怪や髑髏といったモチーフへの関心は、海外のロックだけでは説明できないイメージの源になっている。暗いものや不気味なものを、単に怖いものではなく、かっこよさとして見る感覚もある。

NARUTOやジョジョ、MAD動画とのつながり

  • NARUTO
  • ジョジョの奇妙な冒険
  • ソウルイーター
  • BLEACH

非現実的でファンタジーのあるアニメや漫画が好きで、特にNARUTOとジョジョの奇妙な冒険を挙げてきた。漫画から着想を得た言葉が歌詞へ入ることもある。自分の曲をアニメや漫画に重ねたMAD動画に対しても、曲が使われるのはうれしいと話していた。

読書も好きで、2021年のFNMNLの取材では、よく本を読む2歳上の兄から本を借りていると話した。友人やKMからおすすめを聞くこともあり、音楽以外の言葉に触れる時間も持っている。

CHAPTER 04 / SECTION 04服・バンドTシャツ・メイク

Dr. Martensと黒い服

ライダース、革靴、ヴィンテージのバンドTシャツなどが、初期からの服装の軸。黒いアイテムを好み、足元はDr. Martensを愛用していた。大きな靴の中でも自分に合うと感じ、スニーカーを買っても数回しか履かないというほど、革靴がなじんでいたという。

服に興味を持った入口も、海外のバンドのMVやライブ映像だった。好きなアーティストが着るものに似た服を古着屋で探し、音楽の憧れを日常の服へ持ち込んでいった。

高校のころから集めるバンドTシャツ

高校1〜2年のころからバンドTシャツを集め、枚数が分からないほどになった。特にMarilyn Mansonのものがお気に入り。首や袖を切ったり、ノースリーブにしたりするDIYにも面白さを感じ、自分の着方へ変えてきた。

古いプリントや色あせも、服の魅力になる。音楽を聴くだけでなく、そのバンドが残した図柄や、着古した質感まで含めて身につける楽しみ方だ。

自分でも服を作りたいという目標

古着やTシャツが好きなことから、自分でも服を作りたいと話していた。Tシャツやパーカーに加えて、個性のあるアイテムも出したいという考えだ。G-DRAGONが手がけるPEACEMINUSONEのアイテムにも惹かれている。

2020年には、0歳の自分をプリントしたロングTシャツや13ghostのパーカーを販売する告知も行っていた。服への関心は、憧れを語るだけでなく、実際の制作や販売にもつながっている。

アイメイクが制作やステージのスイッチに

中学時代からメイクやネイルに関心を持ち、高校では化粧をして通学していた。NirvanaのKurt CobainやGreen DayのBillie Joe Armstrongなど、目元を黒くするロックの表現にも憧れ、独学で試したという。

特に目元のメイクは、(sic)boyとして気分を上げるためのスイッチ。ライブだけでなく、制作中にも自分の顔を見たときの気持ちが違うと語っている。外から貼られるヴィジュアル系という分類より、本人が音楽へ向かうための習慣として捉えたい。

当時の読者からは、周囲の目より自分がしたいことを選び、メイクをして高校へ通っていた姿勢をかっこいいと評価する声もあった。音楽だけでなく、自分の表現を日常で続ける行動にも反応が寄せられていた。

CHAPTER 05 / SECTION 05(sic)boyのMBTI推定

Djtube編集部ではINFPと推定する。本人が公表した診断結果ではなく、公開された関心や創作から考える仮説だ。

手がかりは、妖怪や漫画、My Chemical Romanceの物語性を、自分の曲や視覚表現へつなぐ想像力。そして、既存のバンドのコピーよりオリジナルを作りたいと個人制作へ進み、ロックかヒップホップかという分類より、自分がやりたい音を優先してきた選択にある。メイクを自分の気分を切り替えるために使う話も、内側の感覚と表現を結びつける例だ。

ただし、曲に感情を込めることや幻想的な題材が好きなことだけで、日常の社交性や判断のすべては分からない。服や音を実際に試しながら形にする面から、ISFPとも読める。名前のsick、歌詞の暗さ、未確認のトラブルと性格を結びつける判定ではない。

CHAPTER 06 / SECTION 06ロックとヒップホップのルーツ

歌とラップが交わるステージ

この映像は、SpincoasterのSPINCONNECT ONLINEでのパフォーマンス。曲のMVではない。ギターの響きやヒップホップのビートに、歌のメロディーとラップを重ねるスタイルを知る入口になる。

本人は、単にラッパーとしてだけではなく、ロックのアーティストとして音楽をする意識を語ってきた。KMも初期から個性を評価しており、強いロックの背景を持つ声が、ヒップホップの制作と交わることが活動の軸になった。

2020年のリスナーには、ロック好きだと知り、ヒップホップ以外のイベントでも聴きたいと期待する人がいた。Lil Peepに通じるエモ・トラップと、日本のロックのオルタナティブな響きの組み合わせを好む反応もあり、複数のジャンルの聴き手へ届いていた。

L’Arc-en-Cielとhydeへの憧れ

  • L’Arc-en-Ciel
  • Marilyn Manson
  • Nirvana
  • Sum 41
  • Mötley Crüe
  • Limp Bizkit
  • My Chemical Romance

L’Arc-en-Cielから入り、hydeが好きな音楽へ関心を広げた。Marilyn MansonやNirvana、ミクスチャーロック、パンク、メタルへと聴く範囲が広がる。hydeに対しては、挑戦を続け、年齢を重ねても美しさを保つロックスターとして、変わらないリスペクトを示してきた。

My Chemical Romanceの「The Black Parade」も、物語性とロマンチックな世界を好む作品。その感情やストーリーの作り方は、(sic)boyの音楽を考えるうえでも大切なルーツだ。

Lil Peep「Save That Shit」

これは(sic)boyの曲ではなく、好きなラッパーとして挙げたLil Peepの代表曲の一つ。ペンシルベニア州生まれのLil Peepは、パンクやエモ、ロックとトラップを結びつけた。2017年11月15日に薬物の過量摂取で亡くなったが、その音楽は今も聴かれている。

(sic)boyは、普段はロックをよく聴く一方、こうしたオルタナティブなヒップホップにも惹かれた。ロックとラップをどちらか一方に分けなくてよいという接点がある。

XXXTentacion「MOONLIGHT」

同じく(sic)boyが好んだラッパーの一人。フロリダ州出身のXXXTentacionは、強い感情とジャンルをまたぐ音楽で知られ、2018年6月18日に銃撃され、20歳で亡くなった。

生前には、元交際相手への暴力をめぐる刑事事件でも報じられた。死亡後にこの事件の手続きは終結しており、起訴や疑惑を有罪判決と同じものとしては扱わない。ここで取り上げるのは音楽上の影響であり、本人の行動への評価を(sic)boyへ引き継がせるものではない。

CHAPTER 07 / SECTION 07(sic)boyの代表曲と近作

Heaven’s Drive feat. vividboooy

KMと作り、vividboooyを迎えた初期の代表曲。憧れのL’Arc-en-Cielにも同名の曲がある。ロックの響きとヒップホップのビートへ、耳に残る歌のフックを重ね、(sic)boyのポップな側面を示した。

LYRICHeaven's Drive feat. vividboooy/(sic)boy & KM feat. vividboooy
let’s get in heaven’s drive 眠くない街光るneon sign middle finger up to this lazy night かみさまの気まぐれに警戒 yeah

ネオンサインの光る眠くない街を、退屈な夜への反発と重ねる。東京の夜景と、どこかへ抜け出したい気分が同じ短いフレーズに収まっている。掲載部分は共同曲として扱い、原文中の各行の歌唱者をここでは決めつけない。

Hype’s

釈迦坊主がプロデュースした曲。ギターリフの軽さと、色気や不穏さ、エモーショナルな声が共存する。2019年のEPと、初期のロックを持ち込む音作りをたどる入口になる。

LYRICHype's/(sic)boy
i just in my HYPE nightmare just wanna hold hands if you don’t care まだ覚めることのない夢 このまま もう 夜を切り裂いて

悪夢から覚めない感覚の中へ、手をつなぐという小さな接触が差し込まれる。夢の世界から逃げるだけではなく、その夜を誰かと切り開こうとする揺れが、甘さと暗さを同時に生む。

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Kill this feat. Only U

Only Uとの共演曲。エモーショナルな音の中へ、生き方や死生観をめぐる言葉を置く。コミカルな表現を含むMVと、歌詞の切実な問いの組み合わせも特徴だ。

LYRICKill this feat. Only U/(sic)boy & KM feat. Only U
乾く喉潤すの疲れる今日 不透明な感情ただつなぐロープ あいつはこうでおれはおれでこう just do it 曲がった自分に問う even if you are feeling alone 生きていく意味を探すより 死にたくない理由を数えよう いらないもんは過去に捨てよう

生きる意味という大きな答えを見つけることから、今日失いたくない理由を数えることへ視点を変える。前向きな言葉を簡単に言えない日にも、考える単位を小さくする一節だ。これは共同曲の表現であり、本人の健康状態を示す告白としては扱わない。

DOOMSDAY

2026年7月22日発表、KMと制作した曲。配信サービスには「DOOMSDAY」「DOOMSDAY (feat. KM)」、告知にはProd. KMという表記もあり、制作でのKMとの関係が前面に出ている。

LYRICDOOMSDAY/(sic)boy
It feels like DOOMSDAY

終末のようだという感覚を、夏の中でほどける関係や、戻せない時間へ重ねる。世界全体が終わる大きな言葉が、二人の会話のすれ違いに近づくことで、恋愛の喪失を誇張した比喩として働く。歌詞の物語と実際の交際関係は分けて読む必要がある。

「CHAOS TAPE」から「DOUKE」へ

2020年の「CHAOS TAPE」は、全曲をKMがプロデュースした1stアルバム。続く「vanitas」、メジャーでの「HOLLOW」、2024年のKMとの6曲入り「Wasted EP」を経て、2025年11月26日に「DOUKE」を発表した。初期の3曲だけでなく、アルバムやEPごとの変化も聴いておきたい。

「DOUKE」の時期には「Tsubasa」「blacknails feat. MERI」「Hello feat. SALU」「Take Me Home」「lights on」などの作品も並ぶ。ヒップホップとロックを出発点にしながら、同じ組み合わせを繰り返すだけではない活動を続けている。

2026年4月22日には、YDIZZYの「Unfinished Story」に客演。10月14日発売のJUBEE「SUPER RAP ROCKERS」には、「TAKE A RYDE feat. (sic)boy」で参加した。自分名義のシングルだけでなく、他のアーティストの作品でのラップとロックの接点も続いている。

CHAPTER 08 / SECTION 08共演者とSalvador Mani

Only U、LEX、Yung sticky womとは、横浜でライブが重なるなどして交流があった。曲の質や発表の速さから刺激を受け、OZworldやweek dudusにも、自分にはないフロウを持つ人としてリスペクトを示している。

釈迦坊主のイベント「TOKIO SHAMAN」は、知ってもらうきっかけになった場。出演だけでなく「Hype’s」のプロデュースにもつながり、初期の活動を広げる大切な接点になった。

Salvador Maniは小学6年からの友人

出会いは、小学6年のときに同じ塾へ通ったこと。中学、高校でも同級生となり、ロックを好きになった(sic)boyと、ヒップホップへ進んだSalvador Maniが、互いの音楽に触れる関係になった。

高校時代にヒップホップを教えてもらったことは、(sic)boyの転機の一つ。楽曲やイベントでの共演も続き、2020年のSalvador Mani「東京基準」をめぐる取材でも、同世代の仲間として名前が挙がっている。

CHAPTER 09 / SECTION 09(sic)boyのよくある質問

Q(sic)boyの読み方と旧名義は?+
A読み方はシックボーイ。以前はSid the Lynchという名義で活動していた。
Q(sic)boyはラッパー?ロックの人?+
Aラップを使いながら、本人はロックのアーティストとして音楽をする意識も語っている。ギターや歌のメロディーと、ヒップホップのビートを組み合わせる。
Q(sic)boyのメイクにはどんな意味がある?+
Aロックの影響から中学生のころに関心を持ち、目元のメイクを制作やライブで気分を上げるスイッチとして使っている。
Q最初に聴くならどの曲?+
A代表的な入口は「Heaven’s Drive feat. vividboooy」。初期の音は「Hype’s」、言葉のメッセージなら「Kill this feat. Only U」、近作は「DOOMSDAY」も聴いてみたい。

(sic)boyの音楽は、ロックからラップへ一度だけ転向した物語ではない。子供のころに好きだった絵や漫画、服やメイクへの関心も一緒に持ち込み、自分の声で鳴らす音を探し続けている。そのつながりを知ると、曲ごとの表情もつかみやすくなる。

Djtube 編集部

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